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ダンプ残土運搬ほぐし率土工計画

残土運搬のダンプ必要台数

地山土量・ほぐし率・往復距離・走行速度から、残土運搬に必要な延べ回数・1日の往復回数・ダンプの台数を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

残土運搬のダンプ必要台数ツール

運ぶ体積は地山土量×ほぐし率で、800×1.20=960m³。10tダンプは質量で頭打ちになるため積載量は荷台容積5.5m³と10t÷1.6t/m³=6.25m³の小さいほうを採り5.5m³です。延べ回数は960÷5.5を切り上げて175回。往復24kmを時速30kmで走ると48分、積込みと荷降ろし15分を足して1往復63分となり、実働7時間で6回。5日で終えるには175÷(6×5)を切り上げて6台、その台数なら5日で運び切れます。

ダンプの規格と積載量の目安

規格最大積載質量土砂の積載容積積込み・荷降ろし
2tダンプ2t1.2m³前後8分前後
4tダンプ4t2.5m³前後10分前後
10tダンプ10t5.5〜6.2m³15分前後
10t増トン8t前後4.5〜5.0m³15分前後

走行条件と平均速度の目安

経路平均速度備考
市街地の一般道20〜25km/h信号待ちが多く伸びません
郊外の一般道30〜40km/h標準的な残土運搬の条件
高速道路を含む経路50〜60km/h通行料が別に加わります
現場内の仮設道路10〜15km/h不整地で速度が出せません

※参考計算です。実機の性能表・整備要領書・法令の告示が優先されるため、作業前に必ず該当する仕様書で確認してください。

残土運搬のダンプ必要台数の詳しい解説

ダンプの台数が距離だけで決まらないのは、1往復に要する時間が走行時間と荷役時間の合計だからです。近距離では積込みと荷降ろしの固定時間が支配的になり、距離を半分にしても往復回数は倍にはなりません。逆に片道が20kmを超えると走行時間が大半を占め、速度の見立てが台数に直結します。市街地では信号と交通量で平均速度が20km/h台まで落ちるため、地図上の距離を法定速度で割った時間を使うと台数を大きく読み違えます。

判断が分かれるのは積載量の取り方です。10tダンプの荷台は6m³前後ありますが、土砂の単位体積重量は1.5から1.9t/m³あり、湿った粘性土では容積いっぱいに積むと過積載になります。容積と質量の小さいほうで頭打ちにするのが原則で、雨天が続いた後は含水比が上がって同じ体積でも重くなります。現場で山盛りにする慣習が残っていることもありますが、過積載は行政処分の対象であり、計画段階から容積を抑えて台数で調整するのが安全です。

見落とされやすいのは、運搬以外に発生する待ち時間です。積込み機の能力が運搬能力を下回れば、ダンプは現場で列を作ります。処分場側の受入れ時間や計量待ちも往復時間に加わり、夕方の締切時刻が実質的な最終便を決めます。近隣への配慮から早朝と夜間の走行を禁じる条件が付くと、実働時間そのものが短くなります。搬出経路の許可、洗車設備、誘導員の配置も台数と同時に決めなければ運用が回りません。

規模による違いも大きく、小規模な現場では4tダンプのほうが道路条件に合い、結果として大型より効率が良い場合があります。逆に大量の土量を短期で搬出するなら、10t車を並べて積込み機を大型化するほうが単価は下がります。日数に余裕がある工事では台数を減らして日数を延ばすほうが費用は下がるため、工程と費用の両面で組合せを比べてください。

運搬の計画は、処分場の受入れ条件を確認するところから始めます。受入れ可能な土質、含水比の上限、一日あたりの搬入量の枠、計量の方式は施設ごとに違い、これらが台数より先に上限を決めることがあります。搬出先を複数に分ければ一日の枠は増やせますが、距離が延びれば往復時間も伸びます。運搬経路の通学路や時間帯規制も台数の割付けに影響するため、経路図と時間帯を合わせて計画に落とし込んでください。

業界・現場での使い方

残土搬出の計画

土量と処分場までの距離から必要台数を求め、手配する日数と車両を決めます。

積込み機との組合せ検討

バックホウの施工量とダンプの運搬能力を比べ、どちらが律速かを見極めます。

近隣説明の資料作成

1日の走行台数と時間帯を示し、通行への影響を具体的に説明します。

運搬費の見積り

延べ回数から車両の稼働日数を出し、傭車費用の根拠として提示します。

よくある間違い・注意点

  • 地山土量のまま運搬量を計算する — ほぐし率を掛けないと2割前後少なく見積もることになります。
  • 荷台容積いっぱいに積める前提で計算する — 土砂は質量で先に頭打ちになります。湿った土では過積載になります。
  • 法定速度で走行時間を計算する — 市街地の平均速度は20km/h台です。信号待ちと交通量を織り込んでください。
  • 処分場の受入れ時間を考えない — 締切時刻が実質の最終便を決めます。夕方の1往復が成立しないことがあります。
  • 積込み機の能力を確認しない — 積込みが追いつかなければダンプが待ちます。両者の能力を揃えて計画します。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

地山800m³を5日で運ぶには何台必要ですか?

10tダンプ・往復24km・時速30kmの既定値で6台です。延べ175回、1台あたり1日6往復の計算になります。

10tダンプには何m³積めますか?

土砂では5.5〜6.2m³が目安です。単位体積重量1.6t/m³なら10t÷1.6=6.25m³が質量側の上限になります。

ほぐし率はどの値を使いますか?

砂質土1.15、普通土1.20、粘性土1.30、岩塊1.40前後が一般的な目安です。

積込みと荷降ろしの時間はどのくらいですか?

10t車で15分前後、小型車ほど短くなります。計量や洗車があればさらに加算します。

台数を減らすとどうなりますか?

運搬日数が延びます。工期に余裕があれば台数を減らすほうが傭車費用は下がります。

往復距離は実走行距離で入れますか?

搬出経路の実走行距離で入れてください。規制で迂回する場合はその距離を使います。

過積載を避けるにはどうしますか?

容積と質量の小さいほうで積載量を決め、含水比が高い時期はさらに余裕を見ます。

高速道路を使う場合は何が変わりますか?

平均速度が上がり往復時間は短くなりますが、通行料が加わるため費用面で比較が必要です。