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BCP備蓄水防災企業南海トラフ首都直下

BCP備蓄水(3L×人×日) 計算ツール|長期保存水・給水タンク・ペットボトル本数と保管計画

人数×日数×ボトルサイズからBCP備蓄水量・本数・購入費を即算出。企業防災・自治体備蓄計画・マンション管理組合の実務ツール。厚労省・内閣府共通の「1人3L/日」基準に準拠し、長期保存水5年・10年、給水タンク20L、通常ペットボトル500mL・2Lの選定を数値で判断。南海トラフ地震・首都直下地震・線状降水帯災害時の断水対応、東京都帰宅困難者対策条例、水道法・食品衛生法、水質検査・入替管理・保管重量・備蓄倉庫スペースまで、実務判断を1画面で完結します。

最終更新:2026-07-29/監修:計算ツールズ編集部

BCP備蓄水(3L×人×日)ツール

計算式と単位系

必要備蓄水 = 1人あたり3L/日 × 人数 × 備蓄日数

ペットボトル本数 = 必要備蓄水 ÷ ボトルサイズ(L)

厚労省・内閣府共通の国際的な災害備蓄基準で1人あたり3L/日とされています。内訳は飲料2L+調理・衛生1L。1人3日で9L、7日で21L、100人3日で900L、100人7日で2,100Lが基本試算。飲料水として最低限の生命維持を想定した基準で、水道の完全復旧までのブリッジング期間として設計されます。

ボトルサイズ選定は500mL・2L・20L(給水タンク)の3種類が実務標準。500mLは個別配布・避難所での持ち歩き用、2Lは家庭・オフィス備蓄の主流、20L給水タンクは避難所・大規模備蓄用。それぞれ長所短所があり、複数種を組み合わせて備蓄するのが実務的です。長期保存水5年・10年タイプの採用で、入替頻度と管理コストを大幅に削減できます。

備蓄水パターン

タイプ賞味期限単価目安主用途
500mL通常1-2年80-150円個別配布・持ち歩き
2L通常1年150-300円家庭・小規模備蓄
500mL長期保存水5年5年150-250円企業備蓄・個別配布
2L長期保存水5年5年200-400円備蓄倉庫の主力
10年保存水(2L)10年400-700円長期無管理保管
給水タンク20L—(容器のみ)2000-3000円避難所・大規模
ウォーターサーバー12L3-6ヶ月1000-1500円オフィス日常兼用

BCP備蓄水(3L×人×日)の詳しい解説

BCP備蓄水は「1人3L/日」が国際的な災害備蓄基準。飲料2L+調理・衛生1L相当。100人3日で900Lが必要で、2Lペットボトル450本規模。備蓄倉庫スペース・重量(900kg)を考えると相当な保管計画が必要です。厚労省・内閣府・WHOがいずれもこの基準を採用しており、日本の企業BCP・自治体防災・マンション管理組合の全てで標準とされています。

実務では「長期保存水(5-10年)」が主流です。通常ペットボトル(賞味期限1-2年)は入替頻度が高くコスト嵩む一方、長期保存水は割高だが管理負担を軽減できます。給水タンク型(20L)は避難所向きで、20Lポリタンクを備蓄倉庫にまとめて保管するパターンが増加しています。ボトル種類の組み合わせで、初期投資と維持コストの最適バランスを設計します。

災害の想定シナリオは南海トラフ地震・首都直下地震での断水が最大リスク。中央防災会議の被害想定では、東京都心で最大3週間の断水、首都圏で最大1ヶ月の断水が予測されています。3日備蓄では明らかに不足で、7日・14日の備蓄計画が推奨される地域も増加。加えて台風・線状降水帯による断水も頻発しており、備蓄計画の対象拡張が進んでいます。

企業BCPでは従業員の生命維持+事業継続水の両面が必要。飲料水の他、トイレ用水・洗浄用水・空調機用冷却水など、事業種別により追加水需要が発生。データセンターは冷却水・オフィスビルは給水設備の水位維持・工場は生産水など、業界特性に応じた追加備蓄計画が求められます。

備蓄水の種類と特徴

長期保存水(5年)

脱酸素・無菌充填技術で賞味期限5年を実現したペットボトル水。備蓄用の主力製品で、2Lタイプ200-400円/本。5年に一度の入替なので管理負担が軽く、大規模企業備蓄の中核。

超長期保存水(10年)

特殊なアルミ蒸着ボトル・高温殺菌で10年保存を実現。1本400-700円と高価だが、10年放置可能。管理体制が弱い中小企業・マンション管理組合で採用が増加。

通常ペットボトル(1-2年)

市販の一般ミネラルウォーター。単価は最も安い(500mL 80-150円)。日常消費と両立するローリングストック向き。管理体制が整備された組織で有効。

給水タンク型(20L)

ポリタンク20Lまたはウォーターバッグ。避難所・大規模備蓄で使用。容器のみの購入で、水は水道水を貯める運用も可能。備蓄倉庫スペースを効率化できる。

ウォーターサーバー(12L)

オフィス日常用途と兼用可能。1本1000-1500円だが日常消費で入替。備蓄と業務が一体化できる仕組み。スタッフの満足度も高く、防災意識の醸成にも有効。

硬水/軟水/pH調整水

特殊用途向け。介護施設では嚥下配慮のとろみ調整水、赤ちゃんには軟水、健康志向対応にpH調整水など。特殊食対応の一環として一定量確保。

保管環境・容器選定

保管環境の基本

備蓄水は常温15-25℃・湿度60%以下・直射日光避けが基本。夏場30℃超・冬場5℃未満は保存期間が短縮されます。ペットボトル素材(PET樹脂)は紫外線に弱く、直射日光下では6ヶ月で味・臭気の変化が発生する場合も。空調管理された屋内、または断熱・遮光された専用倉庫が望ましいです。

容器の材質と選定

ペットボトル(PET)は使い捨て前提で、繰返し使用は雑菌繁殖リスクあり。給水タンクの場合はポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)が食品用途で承認された材質。ステンレスタンクは高価だが半永久使用可能。避難所用の20L給水タンクは食品衛生法適合品を必ず選択します。

保管形態の工夫

ペットボトルは1ケース(2L×6本=12L)、または1ケース(500mL×24本=12L)の単位で梱包・保管が実務標準。パレットに積み上げる場合、耐荷重(段ボール強度)の関係で3〜4段までが安全。避難時の持ち出しやすさも考慮し、単位重量10kg以下(500mLケース程度)を推奨。

分散配置の重要性

単一倉庫に全て集めると、災害でその場所が使えなくなった場合に全滅リスク。3〜5箇所への分散配置を推奨。オフィス各フロアに小分けする、支社・拠点に分ける、地震時に人が集まる会議室・食堂近くにも分置する等。備蓄品の位置マップも作成しておきます。

重量・スペース計画

水900Lの物理量

水は1L=1kgなので、100人3日備蓄の900Lは900kgの重量。2Lペットボトル450本(1本2kg+ボトル100g換算)で、段ボール梱包(6本入)75箱。段ボール1箱13kg、パレット1枚(60箱前後)換算では6-8パレット必要な計算です。

床耐荷重の確認

備蓄倉庫の床には500kg/m²以上の耐荷重が必要。オフィスビルの標準床は300kg/m²、書庫・倉庫床は500-1000kg/m²。備蓄倉庫として使う場合、事前に建築設計図で耐荷重を確認し、パレットの分散配置で応力集中を避けます。

倉庫スペース算定

100人3日備蓄の水900L=約1.5m³(段ボール梱包含む)。専用備蓄倉庫として最低3畳(容積約5m³)、水以外の備蓄食料・その他含めて6-10畳(容積10-15m³)が必要な計算。マンション管理組合では、共用倉庫スペースの確保が最初の課題になります。

持ち出しやすさ

火災・浸水・建物損傷で移動が必要な場合を想定し、1回で持ち出せる重量単位で梱包を工夫。1箱10kg以下、避難者1人が1〜2箱運べる設計。取っ手付きの防災用ポリ容器も市販されており、避難時の実用性が高いです。

水質と入替管理

備蓄水の水質基準

備蓄水は食品衛生法・水道法の両方に準拠する必要があります。ミネラルウォーター類として食品衛生法の清涼飲料水の基準、または水道水として水道法の水質基準51項目をクリア。市販の備蓄水はいずれかの基準に準拠しており、購入時にラベルで確認します。

入替のタイミング

賞味期限1ヶ月前を入替タイミングとして計画。期限管理表(Excel)またはBCPアプリで、品目・購入日・賞味期限・数量・保管場所を記録し、3ヶ月前アラートを設定。100人7日分の備蓄水2,100L(1050本)を5年に一度入替する場合、購入費40-80万円が発生します。

期限切れ間近水の活用

期限1ヶ月前の水は、①全社員への配布(社内消費)、②近隣避難所・こども食堂・フードバンクへの寄付、③駐車場・通路の洗浄水などに活用。廃棄せず有効活用することで、SDGs観点でもプラス評価。

開封後の管理

開封後は常温24時間以内、冷蔵庫で3-5日以内に消費が推奨。長期保存水も開封後は通常水と同じ扱い。備蓄用は封を切らずに保管し、避難時に必要分だけ順次開封する運用が基本。開封後の飲用期限は容器のラベルで確認します。

導入ケーススタディ

実際の企業・マンションでのBCP備蓄水の導入パターンを3ケース紹介します。

ケースA:都心オフィス200人・7日備蓄

東京都心のIT企業(従業員200人)。帰宅困難者対策条例を踏まえ、7日備蓄+外部10%増を設定。総必要量4,620L(500mL長期保存水5年×9,240本)。初期投資約150万円、5年に一度の入替コスト同額。備蓄倉庫として20畳の共用倉庫を確保、3フロアに分散配置。年1回の防災訓練で使い方を全社員に周知。

ケースB:マンション管理組合100戸・3日備蓄

横浜市のマンション管理組合(住民約280人想定)。3日備蓄で総必要量2,520L。給水タンク20L×126本+2Lペットボトル(長期保存水)500本の組み合わせで、共用備蓄倉庫と各階の非常口近くに分散配置。初期投資50万円、自治体補助金15万円で実質35万円。管理組合会計から年6-8万円の維持費で運用。

ケースC:中小企業50人・BCP補助金活用

福岡市の製造業(従業員50人)。事業継続力強化計画認定を取得し、7日備蓄1,050L+非常用発電機の一体導入で総投資200万円。中小企業庁補助金80万円+自治体防災補助金30万円で実質90万円。認定取得により低利融資も受けられ、キャッシュフロー影響を最小化。

補助金・支援制度

事業継続力強化計画認定 [中小企業庁]

認定を受けると設備投資減税(税額控除)、政策金融公庫の低利融資、補助金加点。備蓄水を含むBCP設備の整備が加点項目。認定申請の書類作成に専門家(中小企業診断士)のサポートが有効。

自治体防災補助金

東京都・横浜市・大阪市などが独自の企業BCP補助金を実施。備蓄水を含む備蓄品購入費の1/2〜2/3補助が典型。年度予算枠で早期申請必須。

マンション管理組合助成

東京都・神奈川県の一部自治体で、マンション管理組合の共用備蓄倉庫整備に対する助成金あり。備蓄水・給水タンクも対象。防災訓練の実施が要件。

ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金

中小企業の防災設備整備は加点項目。備蓄水・給水タンク・非常用電源との一体導入で優先採択されるケースあり。

業界・現場での使い方

企業BCP

従業員数×日数での備蓄計画。事業継続力強化計画認定と一体で整備。100〜1000人規模で年間5-50万円の維持コスト。防災訓練とセット運用。

自治体防災

避難所指定施設への配備。人口規模×3日分が基本。給水タンク20L型が主流で、避難所到着後の給水拠点として機能。

マンション管理組合

共用備蓄倉庫。住民1人あたり3日分の水を管理組合予算で整備。マンション住民の総人数×3日分を確保するのが目安。

学校・保育園・幼稚園

児童・生徒・教職員の3日分備蓄。保護者引取までの待機時間を想定。乳児対応の軟水も一定量必要。

病院・診療所・介護施設

入院患者・入所者・スタッフの72時間備蓄。医療用途の高純度水、嚥下配慮のとろみ調整水など特殊要件。BCP補助金の対象。

ホテル・宿泊施設

宿泊客受入対策。帰宅困難者となる宿泊客のための備蓄が近年増加。外国人観光客向け・水道水以外の水を求める文化圏対応も。

商業施設・オフィスビル

テナント・買い物客の一時受入対策。オフィスビル管理会社が実施。ビル内備蓄+テナント個別備蓄の二層構成が主流。

データセンター・工場

72時間BCP要件の中核。飲料水+冷却水+洗浄水を三位一体で整備。金融・情報通信・エネルギー業界で標準。

代替水源と応急給水

備蓄水だけで長期の断水に対応するのは限界があります。代替水源・応急給水拠点の確認が実務上の重要ポイントです。

受水槽・高架水槽の水

マンション・オフィスビルの受水槽・高架水槽の水は、断水初期は飲用可能。ただし溜まり水のため清潔管理が課題。あらかじめ清掃・水質検査を実施し、非常時の使用手順(蛇口の位置・使用可否判断)を関係者に周知しておく必要があります。

災害用給水拠点

自治体は地域ごとに災害用給水拠点(公園・小中学校・公民館)を指定しており、断水時に給水車で応急給水を実施。事前に最寄りの拠点位置を確認し、備蓄水と併用する計画を作ります。給水拠点までの徒歩ルート・所要時間も想定しておきます。

雨水・河川水の浄化

長期断水では雨水タンク・河川水の活用も選択肢。ただし飲用には浄水器・煮沸・塩素消毒が必要。緊急時の水質確保手段として、家庭用浄水器・アウトドア用浄水フィルター・ポータブル浄水器の常備を検討する組織も増えています。

近隣井戸の把握

災害井戸協力の指定がある地域では、近隣の井戸位置と使用可否を把握しておきます。自治体の防災マップで確認可能。井戸水は非常時の生活用水として貴重で、飲用は水質検査後の判断が必要です。

企業間・地域間の相互応援協定

単独組織だけでの備蓄には限界があるため、近隣企業・町内会・自治体との相互応援協定を締結する動きが加速。備蓄水の融通、給水設備の共同利用、避難所受入の分担などを事前に取り決めておくことで、長期断水時の対応力を高められます。特に大規模オフィスビル・商業施設・マンション群が集積するエリアでは、共同備蓄・共同給水拠点の運営を実現している事例も増えています。

よくある間違い・注意点

  • 通常ペットボトルで長期備蓄 — 賞味期限切れコストが大きい。長期保存水(5年・10年)採用でコスト効率と管理負担のバランスを取る。通常水は日常消費との統合(ローリングストック)が前提。
  • 保管環境の直射日光 — ポリ容器の変質・水質劣化。PET樹脂は紫外線に弱く、直射日光下では6ヶ月で味・臭気の変化が発生。冷暗所・遮光カバー・段ボール箱内の保管が必須。
  • 重量・スペース見積り甘い — 水900L=900kg、専用倉庫必要。段ボール梱包含めて約1.5m³。床耐荷重500kg/m²以上、専用備蓄倉庫として最低3畳が必要。
  • 単一倉庫への集中保管 — 災害で倉庫が使えなくなると全滅リスク。3〜5箇所への分散配置を推奨。オフィス各フロア・支社・食堂近く等に小分けする。
  • 期限管理システムの不在 — 100人7日分の備蓄水2,100L(1050本)を5年に一度入替する場合、Excel等での期限管理表が必須。放置すると廃棄ロスが年数万円規模に。
  • 給水タンクの容器材質不適合 — 食品衛生法適合品を必ず選択。ポリエチレン・ポリプロピレン・ステンレス以外は食品用として不適合。ホームセンターの汎用ポリタンクは飲料水用でない場合あり。
  • 開封後の管理甘い — 開封後は常温24時間・冷蔵庫3-5日で消費。避難所での配布時は開封直後に飲み切ることを周知。
  • 持ち出し重量の想定漏れ — 1回で持ち出せる単位で梱包工夫。1箱10kg以下、避難者1人が1〜2箱運べる設計を推奨。

関連する規格・法規

  • 内閣府「事業継続ガイドライン」第3版 — 企業BCPの標準指針。備蓄水3日分以上を推奨。
  • 内閣府「南海トラフ地震における具体的な応急対策活動計画」 — 政府の応急対策の基本計画。備蓄計画の前提となる被害想定。
  • 東京都「帰宅困難者対策条例」(2013年) — 都内企業に従業員数×3日分の備蓄を努力義務化。
  • 厚生労働省「災害時保健医療活動指針」 — 災害時の水・食料・医療品供給の指針。1人3L/日の水量根拠。
  • 水道法・水道水質基準 — 51項目の水質基準。給水タンクに水道水を貯める場合の水質基準。
  • 食品衛生法・清涼飲料水の規格基準 — ミネラルウォーター・備蓄水の水質基準・表示基準。
  • ISO 22301(事業継続マネジメントシステム) — 国際BCP規格。JIS Q 22301として整備。
  • 中小企業庁「事業継続力強化計画」認定制度 — 中小企業BCPの認定制度。

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

参考文献・公的資料

企業BCP・自治体防災の備蓄水計画については、以下の公的機関の一次資料を参照してください。

※本ページの計算結果および費用・補助金の目安は概算です。実際の備蓄計画の策定にあたっては、最新の公的資料および専門家(防災士・BCPコンサルタント・自治体防災担当)にご相談ください。事業継続力強化計画認定申請、備蓄倉庫の建築基準法適合、水道法・食品衛生法適合などは、所轄の中小企業庁・特定行政庁・保健所の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

100人3日の水は?

900L(2Lペット450本)。500mLボトルなら1,800本、20L給水タンクなら45本。重量900kg、段ボール梱包で約1.5m³のスペースが必要。初期投資9-18万円、5年に一度の入替でも管理コストは限定的。

長期保存水の相場は?

5年で200-400円、10年で400-700円/2L。500mLタイプは長期保存水5年で150-250円。10年保存水は割高だが管理体制が弱い中小企業・マンション管理組合で採用が増加。

備蓄水の保管環境は?

常温15-25℃・湿度60%以下・直射日光避けが理想。夏場30℃超・冬場5℃未満は保存期間が短縮。PET樹脂は紫外線に弱く、遮光・断熱管理された屋内が望ましい。段ボール箱内保管も光遮断で有効。

給水タンクとの併用は?

推奨。ペットボトル(個別配布)+給水タンク(大規模・避難所)で柔軟性確保。給水タンクは食品衛生法適合のポリエチレン・ポリプロピレン材質を選択。ホームセンターの汎用ポリタンクは飲料水用でない場合あり要注意。

備蓄日数は3日で足りる?

南海トラフ地震・首都直下地震の想定では3週間以上の断水も予想され、3日では明らかに不足。可能なら7日、東京都心の帰宅困難者受入対策では14日備蓄も推奨。事業継続力強化計画認定では72時間を絶対ライン、7日以上を目標。

備蓄水の入替タイミングは?

賞味期限1ヶ月前を入替タイミングとして計画。期限管理表(Excel)またはBCPアプリで管理し、3ヶ月前アラートを設定。期限切れ間近品は社内消費・寄付・洗浄水に活用してSDGs観点でもプラス。

ペットボトルと給水タンクどちらが良い?

両方の併用が理想。ペットボトル(個別配布・持ち歩き用)と給水タンク(大規模・避難所)の役割分担。ペットボトルの利便性と、給水タンクのコスト効率を両立できる。避難所指定施設は給水タンク中心、一般オフィスはペットボトル中心の傾向。

開封後の水はどれくらい持つ?

開封後は常温24時間以内、冷蔵庫で3-5日以内に消費が推奨。長期保存水も開封後は通常水と同じ扱い。避難所での配布時は開封直後に飲み切ることを周知することが重要。

特殊用途の水は必要?

介護施設(嚥下配慮のとろみ調整水)、乳児向け(軟水)、健康志向対応(pH調整水)、外国人観光客向け(硬水・水道水以外)など、対象人口の構成に応じて特殊水を一定量確保。全体の5-10%を目安に。

備蓄水のコストを抑えるには?

①長期保存水採用で入替頻度削減、②ローリングストックで日常消費と統合、③補助金活用(中小企業庁・自治体)、④近隣企業との共同備蓄、⑤ウォーターサーバー日常兼用の5手段が主要な削減策。

マンション管理組合の水備蓄はどう決める?

住民1人あたり3日分の水を管理組合で確保するのが基本。マンション住民の総人数×3L×3日=総必要量。管理組合予算で共用備蓄倉庫を整備し、防災訓練と併せて年1〜2回の使い方説明会も実施すると効果的。

備蓄水の水質検査は必要?

市販の長期保存水は食品衛生法適合でメーカー品質保証があるため、購入時の検査は不要。ただし給水タンクに水道水を貯めた場合は、水道法水質基準に基づいた定期検査(6ヶ月〜1年ごと)が推奨されます。