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バスケFG%

シュートの試投数と成功数から、FG%・3P%・FT%とeFG%を計算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

バスケFG%ツール

計算式と考え方

FG%は「成功数 ÷ 試投数」で求めますが、この指標は2点シュートと3点シュートを同じ価値として扱う欠点があります。これを補正したのがeFG%(有効フィールドゴール率)で、「(FG成功 + 0.5 × 3P成功) ÷ FG試投」と計算し、3点シュートの価値を1.5倍として反映します。さらにフリースローまで含めた総合的な得点効率がTS%で、「総得点 ÷ (2 × (FG試投 + 0.44 × FT試投))」で求めます。0.44という係数は、フリースローを生む反則の実態から導かれた経験的な値です。

指標の水準

FG% 45%以上リーグ平均前後。50%超なら効率的、60%超はゴール下中心の選手
3P% 35%以上十分な水準。40%超はリーグ屈指のシューター
FT% 80%以上優秀。終盤の競り合いで信頼される水準
TS% 55%以上効率的な得点者。60%超はリーグトップクラス

バスケFG%の詳しい解説

バスケットボールのシュート効率を評価する際、単純なFG%では判断を誤ります。3点シュートを多投する選手はFG%が低く出やすい一方、1本あたりの得点は大きいためです。この歪みを補正するのがeFG%で、3点成功に0.5本分の重みを加えることで、2点と3点を同じ土俵で比較できます。さらにフリースローも含めた総合指標がTS%で、ゴール下で反則を誘って得点する選手の価値を適切に評価できます。TS%の計算で試投数にフリースローの0.44倍を加えるのは、フリースロー2本が1回の攻撃機会に相当する場合が多いという実態から導かれた経験的な係数で、理論的に厳密な値ではありません。現代バスケットボールで3点シュートの比重が高まった理由は、この効率の計算にあります。3点を35%決めれば1試投あたり1.05点、2点を50%決めれば1.00点となり、3点シュートのほうが期待値が高くなります。この認識が広まったことで、ミドルレンジのシュートが効率の悪い選択として敬遠され、ゴール下と3点の二極化が進みました。ただし効率だけで戦術は決まりません。3点への依存が高いチームは、シュートの調子に成績が左右されやすく、プレーオフのような守備の強度が上がる場面では得点が伸び悩むという指摘もあります。またミドルレンジは、終盤の時間管理が必要な局面や、守備が内外を固めて他の選択肢がない状況では有効な手段として残ります。個人の評価では、効率と試投数の両方を見る必要があり、少ない試投で高効率な選手と、多くを打ちながら効率を維持する選手では後者のほうが価値が高くなります。試投数が少ないと成功率は偶然の影響を強く受けるため、数十本程度の試投で算出した3P%を実力とみなすのは危険です。数値を読む際は、ポジションや役割、リーグや年代による平均水準の違いも踏まえる必要があり、育成の場面ではどのエリアからの試投を増やすかという具体的な判断に落とし込むことで実用的になります。近年はシュートを打った位置と状況を記録したデータが使えるようになり、同じ3P%でも、時間に追われた体勢の悪いシュートが多いのか、パスを受けて余裕を持って打てているのかを分けて評価できるようになりました。ただし指標は得点効率を要約する道具であって、守備、パス、リバウンドといったシュート以外の貢献までは表しません。選手やチームを評価する際は、複数の指標と映像を組み合わせて読むことになります。

業界・現場での使い方

選手評価

FG%だけでなくeFG%とTS%で、シュート選択を含めた効率を測ります。

戦術分析

シュートの内訳から、期待値の高い選択ができているかを検証します。

育成

どのエリアからのシュートを増やすべきかを、効率の数値から判断します。

よくある間違い・注意点

  • FG%だけで比較する — 3点シュートの価値が反映されません。eFG%かTS%を使ってください。
  • 効率だけで評価する — 試投数も重要です。少ない試投での高効率は、多くを打つ選手ほど価値がありません。
  • ミドルレンジを全否定する — 期待値は低いものの、終盤の局面や守備の状況によっては有効な選択になります。

関連する規格・法規

  • 日本スポーツ協会
  • JOC

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

eFG%とTS%の違いは?

eFG%はフィールドゴールのみ、TS%はフリースローも含めた総合的な得点効率です。

なぜ0.44を掛けるのですか?

フリースロー2本が1回の攻撃機会に相当する場合が多いことから導かれた経験的な係数です。

3点シュートが有利なのはなぜですか?

35%で1試投1.05点、2点を50%決めても1.00点です。成功率が低くても期待値では上回ります。