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福祉用具レンタル

福祉用具のレンタル料と介護保険の自己負担割合から、月額と購入との比較を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

福祉用具レンタルツール

計算式と考え方

月額の自己負担は「用具の点数 × 1点あたりの月額 × 自己負担割合」で求めます。介護保険の福祉用具貸与では、レンタル料の1〜3割が自己負担です。3点で1点15,000円、1割負担なら月4,500円という計算になります。購入と比較する場合は、購入価格を月額で割った月数が損益分岐点です。30万円の用具なら67か月(5年半)で並ぶ計算になり、それより短い利用ならレンタルが有利になります。ただし福祉用具は身体状況の変化に応じて交換が必要になることが多く、購入すると変化に対応できない点が実務上の大きな違いです。

レンタルと購入の使い分け

レンタル(貸与)車椅子、介護ベッド、歩行器、手すり、スロープなど。状態変化に応じて交換できる
購入(特定福祉用具販売)入浴補助具、腰掛便座、簡易浴槽など。再利用に心理的抵抗がある衛生用品
購入時の給付年間10万円を上限に、購入費の7〜9割が支給される仕組み
保守・交換レンタルは点検と故障時の交換が事業者負担。購入は自己負担

福祉用具レンタルの詳しい解説

介護保険の福祉用具は、貸与(レンタル)と販売(購入)に区分されており、どちらになるかは用具の種類で決まっています。車椅子や介護ベッド、歩行器といった繰り返し使用できるものは貸与、入浴補助具や腰掛便座といった衛生上の理由で再利用しにくいものは販売の対象です。貸与を原則としている理由は、利用者の身体状況が変化しやすいことにあります。要介護度が進めば必要な用具が変わり、購入していると買い直しになりますが、レンタルなら交換で対応できます。また定期的な点検と故障時の交換が事業者の責任で行われるため、維持の手間と費用がかかりません。金額だけを比べれば、購入価格を月額で割った月数が損益分岐点になり、30万円の用具を月4,500円でレンタルする場合は67か月、およそ5年半使い続けて初めて並びます。この期間より短い利用ならレンタルが有利で、確実に長期使用する見込みがあるなら購入が総額で下回る可能性があります。ただし数年先の身体状況を見通すのは難しく、変化が見込まれる段階では金額差より交換できる柔軟性が優先されるという考え方が一般的です。2024年度からは一部の福祉用具(固定用スロープ、歩行器、単点杖など)について、貸与と販売のどちらかを選択できる制度が導入されました。選択にあたってはケアマネジャーと福祉用具専門相談員から利点と留意点の説明を受けることになっており、判断を一人で抱え込む必要はありません。制度上の制約として、車椅子や介護ベッドなどは原則として要介護2以上が対象で、それ未満では例外的な場合に限られます。購入の場合は特定福祉用具販売として年間10万円を上限に購入費の7〜9割が支給されますが、指定事業者からの購入であることが条件です。費用面で見落とされやすいのが支給限度額との関係で、レンタル料も要介護度ごとの限度額の中で消化されるため、訪問介護など他のサービスとの配分を確認する必要があります。レンタル料は事業者によって差があるため、複数の見積もりを比べることも有効です。貸与品の衛生面については消毒と点検の工程が基準で定められており、事業者に記録の確認を求めることもできます。用具の選定は身体状況と住環境の双方に関わるため、手すりの設置など住宅改修との組み合わせを含めて、福祉用具専門相談員に相談しながら決めるのが確実です。

業界・現場での使い方

介護家庭

レンタルと購入の総額を比較し、利用見込み期間に応じた選択をします。

ケアマネジメント

支給限度額の中での配分を検討し、他サービスとの兼ね合いを調整します。

福祉用具事業者

利用者への説明で、期間に応じた選択肢を数字で示します。

よくある間違い・注意点

  • 支給限度額を圧迫することを見落とす — レンタル料も限度額の中で消化されます。訪問介護など他のサービスとの配分を確認してください。
  • 状態変化を考慮せず購入する — 要介護度が進むと必要な用具が変わります。変化が見込まれるならレンタルが柔軟です。
  • 事業者による価格差を確認しない — 同じ用具でもレンタル料に差があります。複数の事業者から見積もりを取ることができます。

関連する規格・法規

  • 介護保険法
  • 厚労省

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

要介護度による制限はありますか?

あります。車椅子や介護ベッドは原則として要介護2以上が対象で、それ未満では例外的な場合に限られます。

購入の場合の給付は?

特定福祉用具販売として、年間10万円を上限に購入費の7〜9割が支給されます。指定事業者からの購入が条件です。

レンタル品の衛生面は?

消毒と点検が事業者に義務づけられています。工程は基準で定められており、記録の確認も可能です。