計算ツール
靴下編み物ゲージ目数

靴下編みの目数と段数計算

足囲・足長・ふくらはぎ周り・ゲージから、靴下の作り目の目数と各部の段数、総編み目数を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

靴下編みの目数と段数計算ツール

作り目は履き口の位置の周径×0.9(マイナスイーズ)×1cmあたりの目数を4の倍数に丸めて求めます。既定値では足囲22cmとふくらはぎ30cmから履き口の周径を25.8cmと見積もり、23.3cm相当×3.0目=68目。足首は22×0.9×3.0=60目です。履き口は12cm×4.2段=50段、かかとは30目で袋編み41段。足長24cm=101段からつま先22段とかかとの食い込み分を引いて甲が65段、つま先は60目から16目まで44目減らします。

糸の太さ別のゲージと作り目の目安

糸の太さ10cmの目数足囲22cmの作り目
極細(4本針1.5mm)36〜40目72〜80目
中細(2.1mm)30〜34目60〜68目
合太(2.7mm)24〜28目48〜56目
並太(3.6mm)20〜22目40〜44目

かかとの編み方の違い

編み方段数の目安向く用途
ヒールフラップ目数の1.3〜1.4倍厚みが要る通年の靴下
引き返し編み目数と同程度薄手で靴に入れる靴下
後入れヒール目数の0.6倍あとから補修したい靴下
マチ付きの変形目数の1.5倍前後甲高・幅広の足

※参考計算です。材料の規格・車両の仕様・相場は変動するため、実際の製品表示や計測値で確認してください。

靴下編みの目数と段数計算の詳しい解説

靴下の目数がゲージだけで決まらないのは、履き口から足首、かかと、甲、つま先へと必要な周径が連続して変わるためです。足囲に対して1割ほど小さく仕上げるマイナスイーズが基本で、編み地が伸びて足に密着することで歩行中のずれとしわを防ぎます。ゲージが10cmあたり1目ずれると足囲22cmでは作り目が2目前後動き、仕上がりの周径では7mm近い差が出ます。

判断が分かれるのは履き口の太さです。ふくらはぎの実寸に合わせると足首でだぶつき、足首に合わせると履き口が食い込みます。実務では履き口の高さに応じて足囲とふくらはぎの間を按分し、その差を段階的な増し目で吸収します。このツールも高さ25cmで完全にふくらはぎ寸法へ届く比例配分としています。

見落とされやすいのがかかとの取り方です。袋編みは目数の1.3倍前後の段を消費し、その分だけ甲の段数を減らさないと足長が伸びます。引き返し編みは段の消費が少ない代わりに厚みが出ず、後入れヒールは本体を筒状に編んでから切り込むため段数の計算が独立します。編み方を変えたら甲の段数も同時に引き直す必要があります。

糸量の見積もりにも段数が効きます。総編み目数は糸の使用量にほぼ比例するため、同じ足サイズでも履き口を5cm伸ばせば1割強、極細糸に変えれば5割近く増えます。手加減による誤差もあり、試し編みの周径を実測してから本体に入ると安全です。

編み始める方向でも計算の順序が変わります。履き口から編み下ろす方法は途中で足の長さを合わせやすい反面、つま先で糸が足りなくなると解く範囲が広くなります。つま先から編み上げる方法は残り糸の量を見ながら履き口の高さを決められるため、量の読めない手染め糸に向きます。どちらの方向でも作り目と止めの伸縮性が足りないと履けなくなるため、伸びる作り目と伏せ止めを選び、実際に足を通して確認しながら進めてください。かかとと足底は摩耗が最も早い部分のため、補強用の細い糸を引きそろえて編むと寿命が大きく伸びます。ただし引きそろえた区間はゲージが変わるため、その部分だけ別に試し編みをして目数のずれを確かめておくと、仕上がりの寸法が狂いません。

業界・現場での使い方

編み物教室の指導

受講者ごとの足のサイズとゲージから目数を出し、同じ手順で仕上がり寸法をそろえます。

手芸店の糸量の案内

総編み目数から必要なかせ数を見積もり、追加購入で染めロットが変わる事態を防ぎます。

作品販売の見積もり

サイズ別の段数から所要時間と材料費を算出し、受注生産の価格を組み立てます。

医療・介護用の靴下

足囲と足長の実測値に合わせ、締めつけの少ない周径で作り目を決めます。

よくある間違い・注意点

  • 足囲そのままの目数で作り目する — 編み地が伸びる前提のマイナスイーズを取らないと、履いたときにしわが寄りずれます。
  • 試し編みをせずに本に載ったゲージを使う — 手加減と針の材質で1〜2目変わり、周径では1cm近い差になります。
  • かかとの段数を甲から引かない — かかとで消費する段を無視すると足長が1〜2cm伸び、つま先が余ります。
  • 履き口の高さを変えても作り目を変えない — ふくらはぎに近づくほど周径は増えるため、高い靴下ほど作り目を増やす必要があります。
  • 左右の足で同じ段数だけ編む — 足長に左右差がある人は片方が窮屈になるため、実測して別々に調整します。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

足囲22cm・ゲージ30目のとき作り目は何目ですか?

履き口12cm・ふくらはぎ30cmの既定値では68目、足首部分は60目になります。

マイナスイーズはどのくらい取りますか?

足囲の5〜10%が目安です。伸びにくい糸や引きそろえでは5%程度に抑えます。

ゲージはどう測ればよいですか?

本体と同じ針と糸で10cm四方を編み、洗って乾かしてから中央部の目数と段数を数えます。

かかとの編み方はどれを選べばよいですか?

厚みと耐久性が要るなら袋編み、薄手に仕上げたいなら引き返し編みが向きます。補修を前提にするなら後入れヒールです。

つま先の減目は何段かけますか?

減らす目数を4で割った回数を2段ごとに行うのが基本で、既定値では44目を22段かけて減らします。

糸は何グラム必要ですか?

総編み目数に比例します。中細糸の25cm丈なら片足40〜50gが目安で、履き口を伸ばすと増えます。

左右で足長が違う場合はどうしますか?

甲の段数だけを個別に調整します。作り目とかかとは同じにしておくと見た目がそろいます。

輪針と4本針で目数は変わりますか?

目数そのものは変わりませんが、針の材質と持ち方でゲージが動くため、使う道具で試し編みをしてください。