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編み物|糸・道具からトータル月額予算を計算

編み物の毛糸代の月額を計算する無料電卓。月に作る数・1作品の糸量・糸のグレードから月あたりの糸代を出します。道具代や教室代は含みません。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

編み物 月額予算ツール

編み物予算

① 糸単価

100gあたり:基本ウール=500円/上質=1,500円/カシミア=5,000円

② 月額の求め方

月額 = 月製作数 × 1作品糸量(g) ÷ 100 × 100gあたりの単価

既定値の「月2作品・1作品300g・上質ウール」では、2 × 300 ÷ 100 × 1,500 = 9,000円と表示されます。糸グレードを基本ウールに変えれば3,000円、カシミア・シルクに変えれば30,000円です。

100gあたりの単価は本ツールが置いている前提値で、実際の売価は素材・産地・染めの工程で上下します。含まれているのは糸代だけで、編み針やとじ針などの道具、編み図や書籍、教室の月謝、送料は入っていません。糸は玉単位で売られており必要量ぴったりでは買えないため、実際の支出はここで出る金額よりやや大きくなります。

早見表

月に作る数と糸グレード別の月額(1作品300gの場合)

月製作数基本ウール上質ウールカシミア・シルク
1作品1,500円4,500円15,000円
2作品3,000円9,000円30,000円
3作品4,500円13,500円45,000円
4作品6,000円18,000円60,000円
5作品7,500円22,500円75,000円

1作品の糸量別の材料費(月製作数を1にしたときの表示)

1作品の糸量基本ウール上質ウールカシミア・シルク
100g500円1,500円5,000円
200g1,000円3,000円10,000円
300g1,500円4,500円15,000円
500g2,500円7,500円25,000円
600g3,000円9,000円30,000円
800g4,000円12,000円40,000円

月製作数を1にすれば、表示される月額がそのまま1作品あたりの糸代になります。作るものを変えずに糸のグレードだけを上げると費用は3倍・10倍になり、糸のグレードを変えずに糸量を倍にすると費用も倍になる、という単純な比例関係です。

詳しい解説

編み物の材料費は、使う糸の重さと100gあたりの単価を掛けただけで決まります。既定値の月2作品・1作品300g・上質ウールなら、必要な糸は月600g、単価1,500円で9,000円です。ここで効くのは作品数よりも糸のグレードのほうで、同じ月2作品・300gでも、基本ウールなら3,000円、カシミア・シルクなら30,000円と10倍の開きが出ます。逆に言えば、予算を先に決めてから何を編むかを考える場合、真っ先に握るべき変数は「月にいくつ作るか」ではなく「どの糸で編むか」です。糸量のほうも作るものの大きさに比例するので、小物中心の月と大人用のセーターを編む月とでは支出が桁で変わります。

実際の買い物では、計算どおりの金額では収まりにくい事情があります。糸は玉やかせの単位で売られており、1玉あたりの重さが決まっているため、必要量にぴったり合う買い方はできず、玉数に切り上げて買うことになります。さらに天然繊維の糸には染めのロットがあり、同じ品番でもロットが違うと色味がわずかにずれます。途中で足りなくなって買い足したときに同じロットが残っているとは限らないので、多めに確保しておくのが定石です。この分だけ実際の支出は上振れしますが、余った糸は帽子や靴下、モチーフなどの小物に回せるため、年単位でならすと計算値に近づいていきます。作品ごとの単価だけでなく、手元に残っている糸の在庫も含めて眺めると予算の見通しが立てやすくなります。

本ツールに入っていない支出もあります。棒針・かぎ針・輪針といった道具は最初にまとめて買う性質のものですが、編み図が指定する号数に合わせて買い足していくと少しずつ積み上がります。とじ針、段数マーカー、ゲージを測る物差し、糸切りばさみも同様です。編み図や書籍、教室の月謝、オンラインの有料パターン、通販の送料も別枠です。もうひとつ見落としやすいのがゲージで、同じ編み図でも手のきつさが違えば10cm四方あたりの目数と段数が変わり、必要な糸量も仕上がり寸法も変わります。編み始める前に必ず試し編みをして、指定のゲージに合う針の号数を確かめてください。糸のラベルには適する針の号数と標準的なゲージ、素材の組成が書かれており、「毛」「カシミヤ」といった繊維の名称は家庭用品品質表示法にもとづく繊維製品品質表示規程で表示のしかたが決められています。

素材によって値段以外の性質も違います。ウールは弾力があってほどいて編み直しやすく、初めて編むものに向きます。カシミヤやシルクは単価が高いうえ滑りやすく目が落ちやすいので、いきなり大物に使うと失敗したときの損失が大きくなります。実用面では、市販の完成品より材料費のほうが高くつくことは珍しくありません。カシミヤで600gの作品なら糸代だけで30,000円で、同じ価格帯の既製品を買うほうが安く済む場面もあります。それでも手で編む価値をどこに置くかは人それぞれなので、金額の大小だけで判断する必要はありません。なお、自分で編んだものには市販品のような洗濯表示が付きません。糸のラベルを作品ごとに保管しておくと、後で洗い方に迷わずに済みます。

よくある間違い・注意点

  • 表示された月額を「編み物にかかる総額」と読む。糸代だけの金額です。編み針やとじ針などの道具、編み図・書籍、教室の月謝、通販の送料は含まれていません。
  • 必要量ちょうどしか糸を買わない。糸は玉単位で売られるうえ、天然繊維には染めロットがあります。途中で足りなくなると同じロットが手に入らず色味がずれることがあります。
  • ゲージを取らずに編み始める。手のきつさで10cm四方あたりの目数と段数が変わり、必要な糸量も仕上がり寸法も変わります。試し編みをしてから号数を決めてください。
  • 高い糸でいきなり大きなものを編む。カシミア・シルクは600gで30,000円になります。慣れないうちは扱いやすい糸で小さいものから試すほうが損失が小さく済みます。
  • 余り糸を在庫として数えない。買い足した分の余りは次の小物に使えます。手持ちの糸を把握しておかないと、同じような糸を重ねて買うことになります。

参考資料

よくある質問(FAQ)

既定値だと月額はいくらになりますか?

月2作品・1作品300g・上質ウールで9,000円です。2 × 300 ÷ 100 × 1,500 という計算で、糸代だけの金額です。

糸のグレードで月額はどれくらい変わりますか?

月2作品・1作品300gの条件では、基本ウールが3,000円、上質ウールが9,000円、カシミア・シルクが30,000円です。同じ作品数でも10倍の開きが出ます。

1作品あたりの材料費を知りたいときは?

月製作数を1にすれば、表示される月額がそのまま1作品あたりの糸代になります。1作品500gなら基本ウール2,500円、上質ウール7,500円、カシミア・シルク25,000円です。

道具代は含まれていますか?

含まれていません。棒針・かぎ針・輪針、とじ針、段数マーカー、ゲージ用の物差しなどは別に見込んでください。編み図や書籍、教室の月謝、通販の送料も入っていません。

必要な糸の量はどう見積もりますか?

編み図に必要な玉数が書かれているので、そこから重さに直すのが確実です。ただし手のきつさでゲージが変わると必要量も変わるため、編み始める前に試し編みをして指定のゲージに合う号数を決めてください。

カシミアやシルクだとどのくらい高くなりますか?

本ツールの前提では100gあたり5,000円です。1作品600gなら糸代だけで30,000円になり、同じ価格帯の既製品を買えてしまうこともあります。滑りやすく目が落ちやすい素材でもあるため、慣れてから使うほうが無難です。

教室に通う費用は含まれますか?

含まれません。教室や有料のオンライン講座、有料パターンの費用は別に加えてください。基本の編み方は書籍や動画共有サービスの解説でも学べるため、独学から始める人もいます。

市販品を買うより高くつきますか?

高くなることは珍しくありません。カシミアで600gの作品なら糸代だけで30,000円です。材料費だけを比べれば既製品のほうが安い場面は多いので、金額以外にどんな価値を置くかで判断してください。