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キャリアコーチング 費用計算ツール|月15万円×3-6ヶ月、返金保証・特定商取引法・成功保証プラン解説

キャリアコーチングは「転職支援」ではなく「有料の自己分析・意思決定支援サービス」です。月額料金と期間から総額を即算出。主要サービス(マジキャリ・ポジウィル・ライフシフトラボ・きづく)の相場と成功保証プラン、特定商取引法のクーリングオフ、消費者契約法の解約権、消費者庁への相談窓口まで、契約前に必要な論点を実務解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

キャリアコーチング 費用計算機

計算式と料金体系

基本式

総額 = 月額料金 × 期間(月) + 入会金

キャリアコーチングの料金は月額課金+初期入会金の組合せが主流です。標準プランは月10-20万円、期間2-6ヶ月、入会金5-15万円で、総額30-90万円のレンジになります。求職者(個人)が全額自己負担するため、購入前の相場感把握と比較検討が必須です。

成功保証プランの料金構造

成功保証プラン = 通常料金 × 1.5倍 + 転職未成功時に一部返金

一部サービスは「転職成功で満額、失敗で50%返金」等の成功保証プランを提供します。ただし「成功」の定義(年収UP額、期日、業界)や返金対象外事項が細かく規定されるのが実勢。契約書の「成功の定義」条項の精査が最重要です。

主要サービスの相場比較(2026年時点公表料金・変動あり)

主要キャリアコーチングサービスの公表料金と特徴を整理します。実際の料金は公式サイトの最新情報を確認してください。

サービス期間・料金レンジ特徴
ポジウィルキャリア35日〜/約38-88万円老舗、自己分析重視、女性ユーザー多い
マジキャリ35日〜/約38-96万円アクシス運営、20-30代中心
ライフシフトラボ2ヶ月/約50万円ミドル・シニア(40代-)特化
きづく。転職相談2ヶ月〜/約35-60万円元エージェント出身コーチ在籍
coachee(コーチー)1回3千円-3万円スポット単発型プラットフォーム
キャリドラ3-9ヶ月/約36-135万円年収UP特化、体系プログラム
ミートキャリア3ヶ月/約24万円女性キャリア特化、共感型コーチング
個人契約(SNS等)1回1-5万円フリーコーチ、玉石混淆

金額は公式サイト公表時点の値で、キャンペーン適用や個別プランで変動します。

試算ケース(プラン別合計・回収期間)

期間・月額・入会金・年収UP額の組み合わせで、投資回収の可否がどう変わるかを整理します。

プラン想定期間月額入会金総額年収50万UP時の回収
短期集中(35日)1ヶ月15万円5.5万円約20.5万円約4.9ヶ月
標準プラン(75日)2.5ヶ月15万円5.5万円約43万円約10.3ヶ月
じっくり型(3ヶ月)3ヶ月15万円5.5万円約50.5万円約12.1ヶ月
徹底型(6ヶ月)6ヶ月12万円10万円約82万円約19.7ヶ月
ミドル特化(2ヶ月)2ヶ月20万円10万円約50万円約12.0ヶ月
ハイクラス(4ヶ月)4ヶ月25万円15万円約115万円約27.6ヶ月
成功保証プラン3ヶ月22万円10万円約76万円約18.2ヶ月
スポット単発1回3-5万円約1ヶ月
個人契約(SNS)3ヶ月3万円0円9万円約2.2ヶ月
公的無料相談0円即回収

年収UP額100万円の場合は回収期間が半分になります。無料の公的相談(ハローワーク・キャリアコンサルタント)を1次利用し、有料コーチングは特定領域に絞ることでコストを抑える設計も可能です。

キャリアコーチング vs 転職エージェントの違い

両者はしばしば混同されますが、法的位置付け・料金の負担者・提供内容が根本的に異なります。

比較項目キャリアコーチング転職エージェント
法的位置付けコンサル契約(役務提供)職業紹介事業(厚労大臣許可制)
料金負担求職者(個人)が全額企業(採用側)が全額
相場月10-20万円×3-6ヶ月無料
提供内容自己分析・キャリア戦略求人紹介・書類添削・面接調整
求人紹介原則なし主要業務
成果コミット意思決定支援まで採用成立まで
解約可否特商法・消費者契約法適用いつでも可(無料)

キャリアコーチングは「有料の自己分析支援」であり、求人紹介や採用成立を法的にコミットするサービスではありません。転職エージェントとの併用が実勢で、コーチングで方向性を固めた後にエージェント経由で応募するフローが多く見られます。

成功保証プランの読み方(重要)

一部サービスの「転職成功保証」「返金保証」は、契約書の細則に多数の条件が付されているのが実勢です。契約前の精査が必須。

条項典型的な内容要注意ポイント
成功の定義「内定獲得」or「年収UP転職」年収UP額の下限・期日を確認
返金対象外事由自己都合離脱、無断欠席、既存内定辞退細則で無効化されるケース多い
返金申請期限プログラム終了後30日以内等期限超過で失効
返金額50-100%(条件付)入会金は返金対象外が多い
再挑戦権期間延長・追加セッション返金の代わりの提供
紛争解決合意管轄裁判所を東京等に指定地方居住者は不利になる可能性

消費者庁は「成功保証」表示が景品表示法の優良誤認表示に該当する可能性があるとして、キャリアコーチング業界の取引実態を継続監視しています(2023年12月、消費者庁公表資料)。

利用シーン

20代の初回転職(方向性未定)

「自分のやりたいことがわからない」層に人気。自己分析を通じて業界・職種の絞り込みを行う。月10-15万円×3ヶ月で30-50万円の投資。転職エージェントとの併用で最終的な求人紹介を受けるパターンが主流。

30代のキャリアチェンジ(異業界)

営業→エンジニア、金融→コンサル等の異業界転職を志向する層。業界研究・スキルギャップ分析・ロードマップ設計に投資。月15-20万円×4-6ヶ月で60-120万円。副業/リスキリングとの並行検討が多い。

40代のミドル・シニア転職

ライフシフトラボ等の中高年特化サービスが対応。管理職・専門職の市場価値棚卸し、独立/副業/転職の三択検討。月20-25万円×2-3ヶ月で50-80万円。エグゼクティブ層向けは個別料金設定。

女性のキャリア継続(産育休復帰)

ポジウィル・ミートキャリア等の女性ユーザー多いサービス。育休復帰後のキャリア再設計、ワーママの働き方模索。月10-15万円×3ヶ月で30-50万円。パートナーと家計を共有するため夫の理解が必要。

経営者・幹部の自己リフレクション

プロエグゼクティブコーチとの1on1(ICF/EMCC等の国際認証コーチ)。企業契約で経費計上できるケースあり。1回3-10万円×月1-2回で月10-20万円。役員研修の一環として位置付けられる。

フリーランス・起業志向

会社員から独立を検討する層。事業計画・資金計画・時間管理のコーチング。月8-15万円×3-6ヶ月で30-90万円。中小企業診断士等の資格保有コーチが担当することも多い。

契約前チェックリスト

キャリアコーチング契約は数十万円の高額出費です。以下のチェックリストで契約前に必ず確認してください。

  • 特商法適用の有無 ― 契約書面に「特定継続的役務提供」該当の記載があるか。クーリングオフ8日間の適用可否。
  • クーリングオフ条項 ― 契約書面受領日から8日以内の解約権の明記。
  • 中途解約権 ― 契約途中の解約可否、違約金の上限(特商法基準)。
  • 入会金の返金可否 ― 5-15万円の入会金が返金対象外かどうか。
  • 月額料金の返金基準 ― 途中解約時の日割返金の可否。
  • 成功保証プランの成功定義 ― 「内定獲得」or「年収UP転職」、額と期日の具体化。
  • 返金対象外事由 ― 自己都合離脱、無断欠席、既存内定辞退等の除外条項。
  • 返金申請期限 ― プログラム終了後30日以内等の期限有無。
  • コーチの資格・経歴 ― 国家資格キャリアコンサルタント、ICF/EMCC等国際認証、コーチング実績。
  • 担当コーチの指名可否 ― 途中でのコーチ変更可否、相性が合わない場合の対応。
  • 個人情報の取扱い ― 経歴・年収・志望動機等の情報の第三者共有範囲。
  • 広告表示の裏取り ― 「年収UP率X%」等の統計データの根拠・調査時期・母数。
  • 合意管轄裁判所 ― 紛争時の管轄地(遠隔地指定は不利)。
  • 体験セッションの活用 ― 契約前の無料体験セッションで相性・実力を確認。
  • 複数社比較 ― 少なくとも3社の体験セッションを受けて比較検討。

よくある間違い・注意点

  • 転職エージェントと混同 — キャリアコーチングは有料の自己分析支援で、求人紹介は原則しない。求人紹介を期待する場合はエージェント(無料)を利用する。
  • 「必ず年収UP」等の表示を鵜呑み — 景品表示法の優良誤認表示に該当する可能性のある文言。実勢の成功率・年収UP率のエビデンス公表を確認する。
  • 成功保証プランの「成功」定義未確認 — 「内定獲得」「年収UP転職」「特定期日以内」など、契約書の細則で返金条件が実質的に無効化されるケースが多い。契約書の全条項を精査する。
  • 特商法クーリングオフ期間の見落とし — 特定継続的役務提供に該当する契約は、書面受領日から8日以内にクーリングオフ可能。この期間内に迷いがあれば躊躇なく解約通知を送る。
  • 「今日契約すれば〇割引」等の当日契約迫り — 消費者契約法の困惑類型に該当する可能性。カウンセリング当日の契約は避け、家族と相談・複数社比較する。
  • 入会金の返金対象外 — 途中解約時は月額分の日割り返金のみで、入会金5-15万円は返金対象外が実勢。長期契約リスクを認識する。
  • 合意管轄裁判所が東京指定 — 契約書末尾の紛争解決条項で東京地裁指定されているケース。地方居住者は紛争時の負担が大きくなる。
  • コーチの資格・実績の未確認 — 名乗るだけなら誰でも「キャリアコーチ」を自称可能。国家資格キャリアコンサルタント登録の有無、実務経験、コーチング実績数を必ず確認する。
  • 「無料相談で不安を煽られる」 — 初回無料カウンセリングで意図的に不安を煽り、高額契約に誘導する手法は消費者契約法の困惑類型に該当する可能性あり。冷静な判断ができないと感じたら一旦持ち帰る。
  • 広告表示の裏取り不足 — 「年収平均XX万円UP」「利用者満足度XX%」等の統計データは、母数・調査時期・集計方法の裏取りを要求する。景品表示法の観点で問題ある表示は消費者庁への通報対象。
  • コーチとの相性を軽視 — 3-6ヶ月の長期契約で相性が合わないコーチと組むと投資が無駄に。必ず体験セッションで相性を確認し、途中でのコーチ変更が可能かも契約書で確認する。
  • 複数社比較を怠る — 初回接触した1社で即決すると相場感が掴めない。少なくとも3社の無料体験セッションを受けて、料金・提供内容・コーチ品質を比較検討する。
  • ローン契約の落とし穴 — 「月2万円の分割払い」に見えても金利含めて総額が数十万円になるケース。分割払い契約は割賦販売法・貸金業法の適用対象で、金利明示・返済総額の確認が必須。
  • 体験セッションでの録音・録画拒否 — 契約前提の説明を録音・録画で残しておくことで、後日の言った言わない紛争を防止できる。断固拒否する業者は要注意。
  • 成果物の所有権・秘密保持 — セッションで作成した自己分析シート・キャリアプラン等の所有権が明確化されているか。第三者への転用禁止・秘密保持義務が契約に含まれているか確認する。
  • 「一括契約割引」の実質割引率 — 「3ヶ月一括で20%OFF」等の表示は、月契約との差額が本当に20%であることを電卓で検証する。分割払い時の金利を含めると実質値上がりになるケースあり。
  • キャッシュレス決済強制の落とし穴 — クレジットカード分割やペイディ後払いを強制する業者は、割賦販売法・貸金業法の適用対象で消費者保護規定が及ぶ。無理な決済誘導があれば拒否可能。
  • 「元○○出身」の権威付け — 「元Google」「元McKinsey」等の経歴アピールは、その企業での役職・在籍期間・実績と、キャリアコーチングでの提供価値は別問題。経歴だけで判断せず、コーチング実力を体験セッションで確認する。
  • フランチャイズ形式の落とし穴 — 大手コーチングサービスの実態がフランチャイズで、担当コーチが個人事業主というケース。品質のばらつきが大きく、担当コーチの経歴・実績を個別確認する必要がある。

関連する法令・監督

  • 特定商取引法(特商法) ― 特定継続的役務提供に該当する場合、クーリングオフ(8日間)・中途解約権が法定。事業者は法定書面の交付義務。
  • 消費者契約法 ― 不当な勧誘(困惑・誤認)、不当な条項(過大違約金・一方的不利益条項)は取消・無効。
  • 景品表示法 ― 「必ず〇〇」「100%〇〇」等の優良誤認表示は違反。消費者庁が監視。
  • 個人情報保護法 ― コーチングで収集する経歴・キャリア情報の適正取扱い義務。
  • 職業安定法との棲み分け ― キャリアコーチングは職業紹介ではないため、厚労大臣許可は不要。ただし求人紹介を実質的に行うと違法になる可能性。
  • 民法の債務不履行責任 ― コーチング成果が期待に沿わない場合の債務不履行責任。ただし成果保証していない契約では立証困難。
  • 消費者庁の業界監視 ― 2023年以降、キャリアコーチング業界の広告表示・契約実態を継続監視。

参考文献・公的資料

キャリアコーチング契約前には、以下の公的相談窓口・監督機関の情報を必ず確認してください。

※本ページの計算結果および相場情報は公表情報を基にした概算値です。実際の料金・成功保証内容・返金条件は各サービスの契約書に基づくため、契約前には必ず契約書全条項を精査し、必要に応じて弁護士・国民生活センターへの相談を検討してください。「必ず成功」「100%内定」等の表示は景品表示法違反の可能性があります。契約トラブル時は消費者庁・国民生活センター(188)への相談が有効です。

よくある質問(FAQ)

キャリアコーチングは効果ある?

効果は個人差が大きく、自己分析の徹底や意思決定のサポートには有効ですが、求人紹介は原則しないため転職成功を法的に保証するものではありません。「必ず年収UP」「100%内定獲得」等の表示は景品表示法の優良誤認表示に該当する可能性があるため、実勢データの公表を確認してください。

セッション頻度はどれくらい?

実勢は週1回×60-90分が主流。月4回で総面談時間は4-6時間、これに宿題(自己分析ワーク)が加わります。オンライン(Zoom)実施が中心で、対面実施は追加料金または対応不可のケースも多いです。

転職成功保証プランは信頼できる?

成功の定義(内定獲得/年収UP)、返金対象外事由(自己都合離脱・無断欠席)、返金申請期限(プログラム終了後30日以内等)、返金額(入会金は返金対象外)等の細則で実質的に返金が困難になるケースが多いです。契約書の全条項を精査し、疑問点は消費者庁・国民生活センターへ相談してください。

転職エージェントとの違いは?

転職エージェント(職業紹介事業)は厚労大臣許可制で求職者は無料、求人紹介・書類添削・面接調整まで採用成立をゴールに提供します。キャリアコーチングは有料の自己分析支援で求職者(個人)が全額負担、求人紹介は原則しません。両者は競合ではなく併用可能です。

クーリングオフはできる?

キャリアコーチングが特定継続的役務提供に該当する場合、契約書面受領日から8日以内にクーリングオフ可能です。中途解約権も法定されます。契約書に「特商法適用」の記載があるか、金額・期間の要件を満たすかを確認してください。書面(内容証明郵便)でクーリングオフ通知を送るのが安全です。

途中解約時の返金は?

特商法適用の場合、残期間分は返金対象ですが、入会金5-15万円は返金対象外が実勢。契約書の解約金・違約金条項を精査してください。「一切返金不可」条項は消費者契約法9条・10条により無効と判断される可能性があります。

「今日契約すれば割引」の勧誘は?

消費者契約法の「困惑」類型に該当する可能性があります。カウンセリング当日の契約は避け、家族と相談・複数社比較の時間を確保してください。強引な勧誘があった場合は取消権を行使できる可能性があります。

無料でキャリア相談できる場所はある?

厚労省認定の国家資格キャリアコンサルタントによる無料相談が各所で提供されています。ハローワーク、東京しごとセンター(および各都道府県の類似施設)、大学のキャリアセンター、企業内キャリアコンサルタント制度など。有料コーチング検討前に無料窓口を活用してください。

ICF・EMCC等の国際認証コーチとの違いは?

ICF(国際コーチング連盟)、EMCC(欧州メンタリング&コーチング協議会)などの国際認証は個人コーチの技能証明です。エグゼクティブ・幹部向けの1on1コーチングでは国際認証保有者の1回3-10万円のスポット契約が主流で、月額パッケージ契約とは料金体系が異なります。

個人契約(SNS等)のフリーコーチはOK?

実績・料金・提供内容に大きなばらつきがあります。国家資格キャリアコンサルタント登録の有無、コーチング歴、契約書の有無、返金規定などを確認してください。SNSでの信頼構築から契約に至るケースは特商法適用外で消費者保護が弱いため、事前調査を徹底してください。

キャリアコーチング費用は経費計上できる?

個人の場合は原則不可(給与所得者の必要経費として認められない)。個人事業主・フリーランスは業務関連性があれば経費計上可能。法人契約で従業員に受けさせる場合は研修費・教育訓練費として経費計上できます。詳細は税理士に相談してください。

コーチングとカウンセリング、コンサルティングの違いは?

コーチングは自己内省を促す対話型支援(答えは本人に)。カウンセリングは心理的問題への専門的支援(臨床心理士等)。コンサルティングは専門知識に基づく助言・解決策提示(コンサルタント)。キャリアコーチングは主に1つ目のスタイルですが、実際は3種のミックスで提供されています。