計算ツール
ダイエット健康管理医学栄養学

ダイエット期間 計算ツール|7200kcal法則で目標体重までの日数を医学的に算出

目標体重達成までの期間を、現在体重・目標・1日のカロリー赤字・運動量から医学的に計算。体脂肪1kg=7200kcalの法則、月2kg減の推奨ペース、リバウンドしない食事管理、有酸素×筋トレの黄金比まで、厚生労働省・日本肥満学会・国立健康栄養研究所の公的ガイドラインに照らして解説します。無理な減量による健康被害を防ぐため、健康判定バーで安全域・要注意域・危険域を可視化しました。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

ダイエット期間 計算機

計算式と7200kcalの根拠

基本式

必要総消費カロリー = 減量目標(kg) × 7,200 kcal

達成日数 = 必要総消費カロリー ÷ (1日のカロリー赤字 + 1日の運動消費)

体脂肪1kgあたりのエネルギー量は約7,200kcal(9kcal/g × 1000g × 0.8[水分等控除])とされ、これは米国スポーツ医学会(ACSM)・日本肥満学会の教材でも採用される標準値です。1日のカロリー赤字(摂取カロリー − 消費カロリー)を蓄積することで、その積算量が7,200kcalに達するごとに体脂肪1kgが減少すると近似できます。

SI単位と栄養学的定義

1 kcal = 4.184 kJ / 体脂肪1g = 9 kcal / 糖質・タンパク質1g = 4 kcal

厳密には脂肪組織にも約20%の水分・タンパク質が含まれるため、純粋な脂肪の9kcal/gに対し貯蔵脂肪組織全体では7.2kcal/gと補正します。この係数は1958年のWishnofskyの論文以降、栄養指導の標準として使用されています。

体重減少率の目安

厚生労働省「健康づくりのための身体活動指針」および日本肥満学会の減量目標では、初期体重の5〜10%を3〜6か月で減量することが標準的な安全域とされます。例えば体重70kgの場合、3.5〜7kgを3〜6か月かけて減らすペースが医学的に推奨されます。

基礎代謝(BMR)の推定 — Mifflin-St Jeor式

男性 BMR = 10×体重kg + 6.25×身長cm − 5×年齢 + 5
女性 BMR = 10×体重kg + 6.25×身長cm − 5×年齢 − 161

1990年に発表されたMifflin-St Jeor式は、米国栄養士会(AND)が最も推奨するBMR推定式で、従来のHarris-Benedict式より現代人の体格に対して精度が高いとされています。日本では厚生労働省「日本人の食事摂取基準」がベースとする推定式(国立健康・栄養研究所式)も広く使われます。

TDEE(総消費エネルギー)と活動係数

TDEE = BMR × 活動係数(PAL:Physical Activity Level)

活動レベル係数該当例
低い(Sedentary)1.2デスクワーク中心・運動なし
普通(Lightly active)1.55週1〜3日の軽い運動・徒歩通勤
高い(Active)1.725週3〜5日の運動・立ち仕事
非常に高い(Very active)1.9肉体労働・週6日以上の激しい運動

このTDEEが「維持カロリー」にあたります。1日のカロリー赤字は「TDEE − 実際の摂取カロリー」で求められるため、上の計算機に入力する赤字の値を決める前に、まず自分のTDEEを把握しておくと精度が上がります。

健康的な減量ペースの基準

減量ペースは速いほどリバウンド率・筋肉損失・胆石リスクが上昇します。以下は日本肥満学会・厚労省・WHOの推奨をまとめた早見表です。

ペース月減量1日赤字継続可能性推奨度
超緩やか月1kg240kcal◎(1年+)健康維持向け
標準月2kg480kcal◎(6-12か月)◎ 推奨
やや速い月3kg720kcal○(3-6か月)○ 目標明確な短期
速い月4kg960kcal△(3か月上限)△ 監視必要
厳しい月5kg1,200kcal×(筋肉損失リスク)× 医師管理下のみ
危険月8kg以上1,920kcal+×(健康被害)× 実施非推奨

日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」では、BMI35以上の高度肥満症に限り医師管理下でVLCD(超低カロリー食420-800kcal/日)を実施することがありますが、一般人が自己判断で行うと胆石症・不整脈・筋肉量低下を招くため厳禁です。

1日のカロリー赤字の作り方

1日500kcalの赤字は「月2kg減」ペースの標準設定。500kcalを食事管理300kcal+運動200kcalの組み合わせで作るのが継続の秘訣です。

食事管理300kcal減の実例

減らす対象削減カロリー実施難易度
ご飯を茶碗1杯→半杯(1食のみ)約130kcal★☆☆
清涼飲料水500mL→水/お茶約200kcal★☆☆
間食お菓子1袋を止める約200-300kcal★★☆
揚げ物→焼き/蒸しに変更約150kcal★★☆
ビール500mL→ハイボール約100kcal★★☆
マヨネーズ大さじ2→ノンオイル約180kcal★★☆

運動200kcal消費の実例(体重70kg)

運動時間METs
ウォーキング(時速5km)約40分3.5
速歩(時速7km)約25分5.5
ジョギング(時速8km)約20分8.3
自転車(通勤ペース)約35分4.0
水泳(軽いクロール)約20分8.0
筋トレ(中強度)約35分5.0
ヨガ・ピラティス約60分2.5
階段昇降(オフィス)約15分8.0

厚労省「健康づくりのための身体活動基準2013」では、18-64歳は週23メッツ・時以上の身体活動を推奨。デスクワーカーは1日8000-10000歩の目標も並列で設定します。

運動消費カロリーの目安表(体重別)

消費カロリー計算式:METs × 体重(kg) × 時間(h) × 1.05。同じ運動でも体重によって消費カロリーが変わります。

運動(30分)50kg60kg70kg80kg
ウォーキング(3.5METs)92kcal110kcal129kcal147kcal
速歩(5.5METs)144kcal173kcal202kcal231kcal
ジョギング(8.3METs)218kcal261kcal305kcal349kcal
自転車通勤(4METs)105kcal126kcal147kcal168kcal
水泳クロール(8METs)210kcal252kcal294kcal336kcal
筋トレ中強度(5METs)131kcal158kcal184kcal210kcal
ヨガ(2.5METs)66kcal79kcal92kcal105kcal
テニス(6METs)158kcal189kcal221kcal252kcal
サッカー(7METs)184kcal221kcal257kcal294kcal
掃除(3.3METs)87kcal104kcal121kcal139kcal

METs値は国立健康・栄養研究所「改訂版 身体活動のメッツ表」に基づきます。有酸素運動+筋トレの組み合わせが基礎代謝維持に有効です。

主要食品のカロリー早見表

文部科学省「日本食品標準成分表2020(八訂)」に基づく、ダイエット中に把握したい代表食品のカロリー。

主食(1食分)

食品カロリー糖質
白米茶碗1杯150g234kcal55g
玄米茶碗1杯150g228kcal51g
食パン6枚切り1枚60g149kcal26g
うどん(茹で)1玉250g263kcal52g
そば(茹で)1玉230g264kcal48g
パスタ(茹で)1食240g355kcal67g

主菜(1食分)

食品カロリータンパク質
鶏むね肉(皮なし)100g108kcal22g
鶏もも肉(皮つき)100g204kcal16g
豚バラ肉100g395kcal14g
牛サーロイン100g313kcal17g
鮭(生)1切80g106kcal18g
サバ(生)1切80g197kcal16g
1個50g76kcal6g
木綿豆腐半丁150g110kcal10g
納豆1パック40g76kcal7g

間食・飲料

食品カロリー
板チョコ(ミルク)1枚50g279kcal
ポテトチップス1袋60g337kcal
アイスクリーム1個200mL360kcal
コーラ500mL225kcal
ビール500mL200kcal
日本酒1合180mL194kcal
缶チューハイ7%350mL170kcal

停滞期・リバウンドの科学

ダイエット開始から2〜4週間で体重減少が止まる「停滞期」は、ホメオスタシス(生体恒常性)の作用です。体重減少に伴い基礎代謝が下がり、消費カロリーが減るため同じ食事量でも減量が止まります。

停滞期のメカニズム

  • 基礎代謝の低下:体重5%減で基礎代謝は約100-150kcal/日低下
  • レプチン減少:脂肪細胞から分泌される食欲抑制ホルモンが減り食欲増進
  • 甲状腺ホルモン低下:T3(トリヨードサイロニン)が減少し代謝抑制
  • NEAT減少:非運動性熱産生(日常動作)が無意識に減る

停滞期を突破する3つの戦略

  1. チートデイ:週1回、維持カロリー+500kcalを摂取しレプチンをリセット
  2. 運動強度の変更:HIIT(高強度インターバル)導入で代謝を刺激
  3. 筋トレの追加:筋量維持で基礎代謝の低下を防止

リバウンドの防止

ダイエット終了後1年以内のリバウンド率は約80%(Wing & Phelan 2005)。防止には「維持期」として目標達成後3〜6か月かけて摂取カロリーを徐々に増やし、基礎代謝が回復するのを待ちます。急に元の食事に戻すと、下がった代謝×元の食事量で急激に体重が戻ります。

PFCバランスと栄養設計

ダイエット中の推奨PFC比率(Protein/Fat/Carbohydrate)は、厚労省「日本人の食事摂取基準2025年版」に基づき次の通り。

栄養素推奨比率実務目安1kg体重あたり
タンパク質(P)15-20%筋量維持で20-25%1.2-1.6g/kg
脂質(F)20-30%25%が中庸0.8-1.0g/kg
糖質(C)50-65%低糖質なら40%3-5g/kg

減量中は特にタンパク質を体重×1.2g以上確保するのが筋量維持の鍵。1食で30-40g、1日3-4食に分けて摂ります。過度な糖質制限(1日50g以下)はケトーシスや便秘、集中力低下を招くため、健康的な減量では糖質40-50%を維持する方が継続しやすい傾向です。

目的別の活用シーン

結婚式・イベントまで

3か月後の結婚式・成人式・卒業式・同窓会まで何kg痩せるかを逆算。月2kg以内のペースなら安全に美しく減量可能。撮影1か月前は塩分制限で浮腫みも改善しましょう。

健康診断・人間ドック対策

会社の健康診断でメタボ判定(腹囲男85cm/女90cm)を回避したい方向け。BMI25以上や内臓脂肪型肥満は、生活習慣病リスクが1.5〜3倍。3〜6か月かけて計画的に減量することで検査値も改善します。

妊活・産後ダイエット

妊娠に適したBMI(20〜24)への調整、産後の体重戻しに。授乳期は+350kcal/日必要のため、卒乳後から本格ダイエット開始が安全。過度な減量は生理不順・不妊の原因になり注意が必要です。

スポーツ大会・大会前減量

ボクシング・柔道・レスリング等の階級制競技、フィジーク・ボディビル大会に向けた計画減量。3か月前から緩やかに、大会2週間前は水分・塩分管理で体重調整。急激な減量は筋量低下でパフォーマンス低下を招きます。

糖尿病・生活習慣病改善

2型糖尿病では体重5-10%減でHbA1cが1〜2%改善(日本糖尿病学会)。高血圧・脂質異常症も同様に体重減で改善します。ただし主治医のいる方は必ず相談の上、実施してください。

高校生・大学生の受験期健康管理

受験ストレスによる過食・運動不足の是正に。急速な減量は集中力低下を招くため、月1-2kg以内の緩やかなペースで。夜食の見直しと運動30分/日の習慣化が中心となります。

BMI基準と健康的な目標体重

目標体重を決めるときは、WHO・日本肥満学会が定めるBMI(Body Mass Index)基準を出発点にすると安全域から外れません。

BMIWHO判定日本肥満学会判定健康リスク
< 16.0痩せすぎ低体重(3度)栄養失調・免疫低下・生理不順
16.0-16.9低体重低体重(2度)骨密度低下・筋肉量不足
17.0-18.4低体重低体重(1度)やや低め・体力不足
18.5-24.9普通普通体重健康リスク最小
25.0-29.9過体重肥満1度生活習慣病リスク上昇
30.0-34.9肥満1度肥満2度糖尿病・高血圧リスク大
35.0-39.9肥満2度肥満3度要医療介入
≥ 40.0肥満3度肥満4度高度肥満・治療対象

健康的な目標体重はBMI 22(統計上最も疾病率が低い)を基準に、身長(m)²×22で計算します。例えば身長170cmなら1.7×1.7×22=63.6kgが標準体重です。BMI 20はいわゆる「美容体重」、BMI 18〜19は「モデル体重」とされますが、女性はBMI 18未満で生理不順・骨密度低下・免疫低下のリスクが高まるため、厚生労働省は推奨していません。

年代別・性別のTDEE早見表

身長170cm・活動レベル普通(係数1.55)を仮定した、年代・性別・体重別のTDEE(維持カロリー)の目安です。自分の維持カロリーが分かれば、そこから何kcal減らすかを逆算できます。

年代・性別体重50kg60kg70kg80kg
20代女性1,8001,9552,1102,265
30代女性1,7201,8752,0302,185
40代女性1,6401,7951,9502,105
50代女性1,5601,7151,8702,025
20代男性2,0502,2052,3602,515
30代男性1,9702,1252,2802,435
40代男性1,8902,0452,2002,355
50代男性1,8101,9652,1202,275

単位はいずれもkcal/日です。加齢とともに基礎代謝は低下し、20代から50代で約200kcal減少します。40代以降のダイエットでは筋トレによる基礎代謝の維持が欠かせません。摂取カロリーは基礎代謝を下回らないよう管理してください(無月経・骨粗しょう症のリスクがあります)。

よくある間違い・注意点

  • 短期集中で月8kg以上減らそうとする — 月5kg以上のペースは筋量損失・胆石症・不整脈のリスクが急上昇します。同じ体重でも筋量が減った身体は基礎代謝が下がり、リバウンドすると体脂肪率がむしろ上昇する「隠れ肥満」に。健康的な上限は月4kgです。
  • 体重計の数値だけを追う — 体重は水分・塩分・便量・グリコーゲン(1gあたり水分3g結合)で1-2kg日常変動します。週平均で判断し、体組成計で体脂肪率と筋量も併せて記録するのが正解。朝食前・排尿後・同条件で計測してください。
  • 食事を極端に減らして運動しない — 摂取カロリーが基礎代謝以下になると身体は省エネモードに入り、筋肉から分解して代謝を落とします。運動なしの絶食に近い減量は必ずリバウンドします。運動:食事管理=4:6の比率が理想的です。
  • 糖質を完全カットする — ケトジェニックでも1日50g以上の糖質が推奨されます。完全カットは頭痛・便秘・集中力低下・生理不順・脱毛の原因に。ダイエットは持続可能性が全てで、極端な糖質制限は3か月以上の継続が困難です。
  • プロテイン=太らないと過信 — プロテインも1杯120kcal程度。運動後や食事の置き換えで摂るのが正解で、通常食に上乗せするとカロリーオーバーになります。1食40g以下、1日体重×1.6g上限を目安に。
  • 週末リセットで暴飲暴食 — 平日5日で作った赤字2,500kcal(500×5)を土日に3,000kcal摂取で相殺すると意味がありません。チートデイは維持カロリー+500kcal程度に留め、翌日から通常食に戻すのがコツです。
  • 睡眠不足で減量する — 睡眠6時間以下は食欲抑制ホルモン「レプチン」減少・食欲増進ホルモン「グレリン」増加で、翌日の摂取カロリーが平均350kcal増えるという研究結果があります。7時間以上の睡眠がダイエット成功の必須条件です。

関連ガイドライン・法令

  • 厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」 ― 18-64歳は週23メッツ・時以上の身体活動、うち週4メッツ・時以上は運動として推奨。ダイエット期の運動設計の基準。
  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準2025年版」 ― 年齢・性別・活動量別の推定エネルギー必要量、PFCバランスの目標量(P13-20%/F20-30%/C50-65%。50〜64歳はP14-20%、65歳以上はP15-20%)。減量計算の摂取基準。
  • 日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」 ― BMI25以上が肥満、35以上が高度肥満症。減量目標は初期体重の3-5%(BMI25-35)/5-10%(BMI35以上)を6か月で。
  • 日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2024」 ― 2型糖尿病の食事療法として1日25-30kcal/kg目標体重を推奨。減量5-7%でHbA1c改善効果を明記。
  • 文部科学省「日本食品標準成分表2020(八訂)」 ― カロリー・PFC計算の公的データベース。2,478食品のエネルギー・栄養素を収録。
  • WHO Global Strategy on Diet, Physical Activity and Health ― 世界保健機関の食事・運動戦略。BMI25以上を過体重、30以上を肥満と定義。
  • 労働安全衛生法(定期健康診断) ― 事業者は年1回以上の健診実施義務。特定健診でメタボ判定(腹囲・血糖・血圧・脂質)は保健指導対象。

参考文献・公的資料

より詳細なダイエット計画・栄養設計を検討する場合は、以下の公的機関・学会の資料を参照してください。

※本ページの計算結果は「体脂肪1kg=7,200kcal」を前提とした概算値です。実際の減量ペースは、個人の基礎代謝・活動量・体組成・年齢・性別・遺伝要因により変動します。BMI30以上の肥満症、糖尿病・高血圧・心疾患等の基礎疾患をお持ちの方、妊娠・授乳中の方、成長期の未成年者は、必ず医師・管理栄養士等の専門家に相談の上、指導下で減量計画を実施してください。極端な絶食・過度な運動による健康被害の責任は負いかねます。

よくある質問(FAQ)

体脂肪1kg減らすのに本当に7,200kcal必要?

体脂肪組織1gは9kcal(純粋な脂肪)ですが、脂肪組織には約20%の水分・タンパク質が含まれ、実効値は約7.2kcal/gとなります。よって1kg=7,200kcalが栄養学の標準値。ただし個人差があり、実測では7,000-8,000kcalの範囲でばらつきます。目安として活用してください。

健康的な減量ペースは月何kgまで?

厚労省・日本肥満学会は初期体重の5-10%を3-6か月で減量を推奨。体重70kgなら3.5-7kgを3-6か月、月あたり1-2kgペースが安全域です。月4kgを超えると筋量損失・胆石症・不整脈リスクが上昇し、月8kg以上は健康被害の危険域となります。

1日500kcalの赤字を作るには?

食事300kcal+運動200kcalの組み合わせが継続しやすい配分。食事は「ご飯半杯減+清涼飲料水→水+間食1つ削減」で300kcal、運動はウォーキング40分または速歩25分で200kcalです。極端に食事だけで500kcal減らすと空腹感が強く続きません。

停滞期は何日で抜ける?

個人差はありますが、多くは2-4週間で自然に抜けます。抜けない場合はチートデイ(週1回維持カロリー+500kcal)、運動強度の変更、筋トレの追加が有効。同じ食事・運動を続けているのに体重が動かないと感じたら、基礎代謝が下がっているサインなので、運動を強化する方が食事削減より効果的です。

糖質制限とカロリー制限、どちらが効果的?

短期(3か月)の減量効果は糖質制限の方が高い(2-4kg差)研究結果がありますが、1年後には差が消失することがメタ解析で示されています(N Engl J Med 2018)。長期的にはカロリー制限とPFCバランス調整の組み合わせが最も継続可能で、体組成にも良好な結果をもたらします。

ダイエット中でも飲酒はOK?

禁酒は必須ではありませんが、アルコールは1g=7kcalで糖質と同等の高カロリー。ビール500mL=200kcal、日本酒1合=194kcalで、これ自体+おつまみでカロリーオーバーになりがち。飲むなら糖質ゼロビール・ハイボール・焼酎水割りを選び、週2日以下・1日純アルコール20g以下(日本酒1合相当)に制限しましょう。

タンパク質は1日どのくらい必要?

減量中は体重1kgあたり1.2-1.6gを推奨。体重70kgなら84-112g/日。1食30-40gを3-4回に分けて摂ります。鶏むね100g=22g、卵1個=6g、木綿豆腐半丁=10g、プロテイン1杯=20g程度。過剰摂取(体重×2.2g超)は腎臓負担があるため注意が必要です。

朝食を抜くのはダイエットに有効?

16時間断食(インターミッテント・ファスティング)には減量効果が報告されていますが、朝食抜きが必ず有利という科学的根拠はありません。総摂取カロリーが同じなら結果は同等。朝食を抜くと昼食で食べ過ぎるパターンが多く、体調やライフスタイルに合った食事時間帯を選ぶのが正解です。

有酸素運動と筋トレ、どちらを優先すべき?

両方の組み合わせが最強。有酸素は脂肪燃焼、筋トレは基礎代謝維持と体型引き締めに効果。週の目安は有酸素週3-4回×30分+筋トレ週2-3回×45分。時間がなければ「筋トレ→有酸素」の順で1回にまとめると、脂肪燃焼効果が最大化します。

体重が減っても見た目が変わらないのはなぜ?

脂肪と筋肉は同じ1kgでも体積が異なり、脂肪は筋肉の約1.2倍の体積を占めます。筋肉量を増やしながら脂肪を減らせば、体重変化以上に見た目が引き締まります。逆に急激な減量で筋肉ばかり落ちると、体重は減っても引き締まって見えない「痩せ肥満」に。体組成計での測定を推奨します。

リバウンドしないコツは?

目標達成後の「維持期」を設けるのが最重要。ダイエット終了後3-6か月かけて摂取カロリーを毎月100kcalずつ増やし、基礎代謝が回復するのを待ちます。急に元の食事量に戻すと、下がった基礎代謝×元のカロリーで急激に体重が戻ります。体重測定を継続し、+2kgで即座に食事を戻すルール化が有効です。

ダイエットに医師相談が必要なケースは?

BMI30以上、2型糖尿病・高血圧・脂質異常症・心疾患・腎疾患のある方、妊娠・授乳中の方、成長期の未成年者、月4kg以上のペースを希望される方は、必ず医師・管理栄養士に相談してください。持病がある場合は市販のダイエット食品・サプリメントも医師確認が必要です。

10kg減量には何ヶ月かかる?

健康的なペース(週0.5kg)なら約5か月(20週)が現実的です。週1kgのハイペースなら2.5か月で達成できますが、リバウンド率が大きく上がります。厚生労働省・日本肥満学会は「月2〜4kg以内」を推奨しており、3か月で−10kgは可能でもリバウンドリスクが高いため、定着させたいなら「ゆっくり長く」が鉄則です。

食事制限と運動、どちらが効率的?

カロリー収支への貢献度は食事7:運動3が定説です。1時間のジョギング(約440kcal)も、おにぎり2個(約360kcal)でほぼ帳消しになります。減量の最短ルートは食事管理ですが、運動は筋肉維持・基礎代謝維持・生活習慣病予防に不可欠です。「食事で減らし、運動で維持する」という役割分担が理想的です。

美容体重・モデル体重は健康的?

BMI 22が標準、20が美容体重、18がモデル体重、17未満は痩せすぎの領域です。BMI 20以下は生理不順・骨密度低下・免疫低下のリスクが上がるため、厚生労働省は推奨していません。見た目に直結するのは体重よりも体組成(体脂肪率の目安は女性22%・男性15%)で、BMI 22〜24でも筋肉質なら細く見えるケースは多くあります。

基礎代謝を下げないダイエット法は?

①週2〜3回の筋トレ(自重・ダンベル・ジム)、②タンパク質を体重×1.5〜2g/日確保、③極端な食事制限を避ける(摂取カロリーを基礎代謝以上に保つ)、④睡眠を7時間確保、⑤HIIT(高強度インターバルトレーニング)を取り入れる、の5点が基本です。40代以降は特に筋トレが欠かせません。

ダイエットサプリ・脂肪燃焼サプリは効果ある?

市販のダイエットサプリの多くは科学的根拠が弱いのが実情です。特定保健用食品(トクホ)・機能性表示食品でも、減量効果は月200〜500g程度と限定的で、食事・運動の代替にはなりません。あくまで補助的な位置づけと考えてください。GLP-1受容体作動薬などの医療用薬剤は有効性が確認されていますが、医師の処方が必要で自費診療となります。

40代・50代からのダイエットは可能?

可能です。ただし基礎代謝が20代より約200kcal低下しているため、①摂取カロリーを200kcal減らす、②筋トレを週2回以上行う、③タンパク質を体重×1.5g/日確保する、④ペースは週0.25〜0.5kgに抑える、という調整が必要です。ホルモンバランスの変化もあるため、更年期症状がある場合は無理をせず医師に相談してください。