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単位変換速度航海航空

knot↔km/h ノット・時速|船舶・航空機・風速の海里速度変換

ノット(knot、海里/時)とkm/h・m/s・mphの相互変換を即時実行。1ノット=1.852km/h(1海里=1,852m、地球の緯度1分=1/60度)ベースの高精度変換ツール。旅客機の巡航速度480kn(約889km/h)、フェリー25kn、コンテナ船・タンカー20kn、ヨット巡航5kn、自衛隊護衛艦30kn+、台風風速・ハリケーン・ビューフォート風力階級、気象庁の風速m/s、航空管制ATC速度、潮流・海流まで、船舶・航空・気象の全速度単位を100件の早見表で網羅。船員資格・小型船舶免許・パイロット学科試験の対策にも活用できる、実務直結の速度換算解説。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

knot↔km/h 変換ツール

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換算式と国際定義

1 knot = 1 海里/時 = 1.852 km/h(正確)
= 0.51444 m/s = 1.15078 mph
km/h × 0.539957 = knot
m/s × 1.94384 = knot

1国際海里(nautical mile, NM)= 1,852メートル(正確)。地球の子午線上における緯度1分(1/60度)の平均長さから定義され、1929年の国際水路会議で決定、1959年に国際海里として全世界共通化されました(それ以前は米海里・英海里・独海里で微妙に違う値でした)。ノット(knot)は「海里/時」の速度単位で、船舶・航空機・気象で今も国際共通言語です。

速度単位の相互換算

変換元knot換算km/h換算m/s換算
1 knot(kn)1.000 kn1.852 km/h0.5144 m/s
1 km/h0.5400 kn1.000 km/h0.2778 m/s
1 m/s1.9438 kn3.600 km/h1.000 m/s
1 mph(miles/h)0.8690 kn1.6093 km/h0.4470 m/s
1 マッハ(音速20℃)約667 kn約1,235 km/h約343 m/s

ノットと海里の歴史

「ノット(knot=結び目)」の名は17世紀の帆船時代の船速測定法に由来します。船尾から一定間隔(14.4m、7.5フィート×6)で結び目のあるロープを流し、砂時計28秒間で流れる結び目の数を数えて船速を測定。この結び目1個/28秒が「1ノット」の起源です。

海里(nautical mile)は地球の球体を反映した距離単位。子午線1度=60海里=60×1,852m=111,120m(地球円周4万kmを360度で割った値に一致)で、地図上の緯度1分がそのまま1海里となる利便性から、航海術で不可欠となりました。

1929年の国際水路会議で「1国際海里=1,852m」と統一され、1954年米国も追随、1970年英国も追随。以降、船舶・航空・気象の国際規格SI単位系「非SI併用単位」として現役です。日本の航空法・船舶法もノット表記が公式。

knot↔km/h↔m/s↔mph 汎用早見表

knotkm/hm/smph
1 kn1.85 km/h0.51 m/s1.15 mph
3 kn5.56 km/h1.54 m/s3.45 mph
5 kn9.26 km/h2.57 m/s5.75 mph
8 kn14.82 km/h4.12 m/s9.21 mph
10 kn18.52 km/h5.14 m/s11.51 mph
15 kn27.78 km/h7.72 m/s17.26 mph
20 kn37.04 km/h10.29 m/s23.02 mph
25 kn46.30 km/h12.86 m/s28.77 mph
30 kn55.56 km/h15.43 m/s34.52 mph
40 kn74.08 km/h20.58 m/s46.03 mph
50 kn92.60 km/h25.72 m/s57.54 mph
100 kn185.20 km/h51.44 m/s115.08 mph
200 kn370.40 km/h102.89 m/s230.16 mph
300 kn555.60 km/h154.33 m/s345.23 mph
480 kn888.96 km/h246.93 m/s552.37 mph
500 kn926.00 km/h257.22 m/s575.39 mph

船舶の巡航速度早見表

船種巡航速度km/h備考
ディンギー・カヌー3-5 kn5.6-9.3 km/h手漕ぎ・小型帆船
ヨット(クルーザー)5-8 kn9.3-14.8 km/h巡航速度
プレジャーボート15-30 kn27.8-55.6 km/hモーターボート
漁船(沖合)10-15 kn18.5-27.8 km/h燃費優先
タンカー・貨物船12-16 kn22.2-29.6 km/h大型船経済速度
コンテナ船18-25 kn33.3-46.3 km/h定期便
フェリー(内航)18-25 kn33.3-46.3 km/hダイヤ準拠
高速フェリー30-40 kn55.6-74.1 km/hジェットフォイル等
クルーズ客船20-24 kn37.0-44.4 km/h快適航行
海上自衛隊護衛艦30 kn+55.6 km/h+あきづき型等
米海軍イージス艦32 kn+59.3 km/h+
原子力潜水艦25-35 kn46.3-64.8 km/h水中
水中翼船40-50 kn74.1-92.6 km/hホバークラフト系

航空機の速度早見表

機種巡航速度km/h備考
セスナ172110 kn204 km/h訓練用小型機
ドローン20-50 kn37-93 km/h民生機
ヘリコプター中型120-150 kn222-278 km/hBell 429等
ATR 72(プロペラ)275 kn509 km/h地方路線
Boeing 737450 kn833 km/h短中距離ジェット
Boeing 777/787490 kn907 km/h長距離ジェット
Airbus A380490 kn907 km/h2階建て大型機
F-15戦闘機(最大)1450 kn2,685 km/hマッハ2.5
F-35戦闘機(巡航)480 kn889 km/hマッハ1.6最大
コンコルド(退役)1176 kn2,180 km/hマッハ2.04
SR-71ブラックバード1900 kn+3,530 km/h+マッハ3.2、退役

風速とビューフォート風力階級

気象庁は風速をm/sで表示しますが、国際航空・海事はノット表記が標準。ビューフォート風力階級(0〜12)は視覚的な海況・被害から風力を推定する古典的指標です。

階級名称m/sknot陸上の様子
0平穏0.0-0.20-1 kn煙が真上に上がる
1至軽風0.3-1.51-3 kn風向計反応せず
2軽風1.6-3.34-6 kn顔に風感じる
3軟風3.4-5.47-10 kn木の葉が動く
4和風5.5-7.911-16 kn紙が舞う、小枝が動く
5疾風8.0-10.717-21 kn小さな木が揺れ始める
6雄風10.8-13.822-27 kn傘さしにくい
7強風13.9-17.128-33 kn樹木全体揺れ、歩きにくい
8疾強風17.2-20.734-40 kn小枝折れる
9大強風20.8-24.441-47 kn屋根瓦飛ぶ
10全強風24.5-28.448-55 kn樹木倒れる
11暴風28.5-32.656-63 kn広範な被害
12颶風32.7以上64 kn+甚大被害

台風・ハリケーン基準

気象庁は台風強度を最大風速m/sで区分、米国NHCはハリケーンをサファ・シンプソン階級(5段階)で区分。基準単位が違う点に注意です。

区分最大風速m/sknot換算相当
熱帯低気圧17.1未満33 kn未満
台風17.2以上34 kn以上TS/STS/T
強い台風33-4364-84 knハリケーン カテゴリ1
非常に強い台風44-5385-104 knカテゴリ2-3
猛烈な台風54以上105 kn以上カテゴリ4-5
ハリケーンCat133-4264-82 kn
ハリケーンCat570以上137 kn以上破滅的被害

用途別ノットの使い方

船舶ナビゲーション

GPS航法計・ロラン・レーダーすべてノット表示。海図上の距離が海里単位なので、ノット×時間=海里で航行時間・燃料計算が直感的。小型船舶免許試験もノット表記です。

航空機ATC・パイロット学科

国際民間航空機関ICAO規格でノット・海里が公式。管制官との交信「機速250ノット」「航空路距離50海里」など。日本の航空従事者技能証明試験もノット表記が基本です。

気象・天気予報の風速

日本の気象庁はm/s、米国はmph、国際航空・海事はノット。「1m/s ≒ 2ノット、1ノット ≒ 0.5m/s」の暗算で相互変換。強風注意報基準は陸上13m/s(約25ノット)以上です。

ヨット・ボート・マリンレジャー

アメリカズカップ等の国際ヨットレースはノット基準。レース最適風速10-25ノット、5ノット以下では中止のことも。マリーナ・港湾情報もノット表記が標準です。

コンテナ船・物流

コンテナ船巡航は経済速度18-22ノット。燃費最適化のため近年は「スロースチーミング」(15-18ノット)が主流。輸送日数計算に必須の指標です。

潮流・海流の速度

黒潮の流速は最大5ノット(9.3km/h)、瀬戸内海の海峡潮流は最大10ノット超も。船舶の対地速度=船速+潮流速度で、時間帯選択が航海安全に直結します。

よくある間違い・注意点

  • 「ノット/時」と誤表記 — ノット(knot)自体が既に「海里/時」の意味なので、「ノット/時」は誤り。「時速20ノット」も同義反復。正しくは「20ノット」または「毎時20海里」。船員試験・パイロット試験でよく指摘されるミスです。
  • 海里とマイルの混同 — 1海里(nautical mile)=1,852m、1マイル(statute mile)=1,609m。約13%違います。「50海里」と「50マイル」で7kmずれ、航行計算では致命的エラー。船舶・航空はほぼ海里、陸上距離はマイル、と使い分けます。
  • 気象m/sとノットの暗算誤差 — 「1m/s ≒ 2ノット」は概算で、正確には1.94ノット。10m/s の風は正確には約19.4ノットです。厳密には ×1.944 が必要ですが、実用は ×2 で十分。
  • 対気速度(IAS)と対地速度(GS)の混同 — 航空機の速度計は対気速度(機体に当たる空気の速度)を表示、GPSは対地速度を表示。追い風・向かい風で最大±100ノット差が出ます。「巡航480ノット」は通常対地速度基準です。
  • マッハとノットの相互換算 — マッハは音速比で、音速は気温・気圧で変わります。地上20℃で1マッハ≒667ノット、高度10,000mでは音速が遅くなり1マッハ≒580ノット。単純換算はできません。
  • 台風カテゴリの国際差 — 日本の「猛烈な台風」(54m/s以上)と米国「ハリケーンCat5」(70m/s以上)は基準が違います。同じ数値では国際比較できず、「風速○ノット」で表現する方が正確です。
  • ビューフォート階級と現代の風速の関係 — 元は19世紀の目視観測基準で、機器計測時代の風速m/sとは若干の乖離あり。現代では階級名称(強風・暴風など)は残しつつ、実測値m/s/ノットで詳細判断します。

参考文献・公的資料(発リンク)

ノット・海里・風速の国際定義と公的資料は、以下の一次情報で確認できます。

※本ページの船舶・航空機速度は公開仕様の代表値です。実際の巡航速度は積載量・気象・機体状態で変動します。船員・パイロット試験の受験にあたっては、国土交通省海事局・航空局の最新公式教材、ICAO・IMO条約原文を優先してください。気象情報の判断は気象庁の公式発表(強風注意報・暴風警報等)に従ってください。

よくある質問(FAQ)

1ノットは何km/hですか?

1ノット = 1.852 km/h(正確値)。1ノット=1海里/時で、1国際海里=1,852mと定義されているため。m/s換算は0.5144、mph換算は1.1508。船舶・航空・気象で世界共通の速度単位です。

ジェット旅客機の巡航速度は何ノット?

Boeing 737で約450ノット(833km/h)、Boeing 777/787で約490ノット(907km/h)、Airbus A380も約490ノット。マッハ0.85程度が経済巡航速度。追い風で対地速度は+100ノット、向かい風で-100ノット変動します。

フェリー・客船の速度はどれくらい?

通常フェリー20-25ノット(37-46km/h)、高速フェリー30-40ノット(55-74km/h、ジェットフォイル等)、クルーズ客船20-24ノット(快適航行速度)。コンテナ船は経済速度18-22ノット、近年はスロースチーミング15-18ノットが主流です。

ヨットの実用速度は?

クルーザーヨットで巡航5-8ノット(9-15km/h)、レース艇でも10-15ノット(19-28km/h)程度。追い風下でスピネーカー展開時は15-20ノット出ることも。アメリカズカップの高速艇は50ノット超(水中翼付き)を記録します。

台風の風速はノットで?

台風の階級は最大風速で区分:「台風」17.2m/s以上(34ノット以上)、「強い台風」33m/s以上(64ノット)、「非常に強い」44m/s(85ノット)、「猛烈な台風」54m/s以上(105ノット)。米国ハリケーンCat5は70m/s以上(137ノット)です。

気象庁がm/sを使う理由は?

SI国際単位系との整合と、日本の科学教育がm/sベースだから。国際航空・海事はノット、米国一般はmphで、日本の気象は「陸上向けはm/s、航空・海事向けはノット・km/h」の使い分けです。1m/sを約2ノットとする概算で暗算できます。

1海里はなぜ1,852mなのか?

地球の子午線上における緯度1分(1/60度)の平均長さから定義。地球1周を40,000km(40,000,000m)÷360度÷60分=1,851.85m≒1,852m。海図上の緯度1分がそのまま1海里となり航海術で不可欠。1929年国際水路会議で「1,852m ちょうど」と統一されました。

ハリケーンと台風の違いは?

発生海域による名称の違いです。北大西洋・北東太平洋=ハリケーン、北西太平洋(日本近海)=台風、インド洋・南太平洋=サイクロン。気象現象は同じ熱帯低気圧で、日本の「猛烈な台風」と米国「ハリケーンCat5」は概ね同等の強度です。

マッハとノットの関係は?

マッハは音速比で、音速は気温・気圧で変わります。地上20℃で1マッハ ≒ 667ノット(1,235km/h)、高度10,000m気温-50℃で1マッハ ≒ 580ノット(1,074km/h)。単純換算はできず、高度・気温条件が必須です。

船速の対水速度と対地速度の違いは?

対水速度=水に対する船の速度、対地速度=地面に対する速度(GPS計測)。潮流の影響で両者は異なり、追い潮なら対地>対水、向かい潮なら対地<対水。燃費計算は対水速度、到着時刻計算は対地速度を使います。

航空機の対気速度と対地速度は?

対気速度(IAS/CAS/TAS)=機体に当たる空気の速度、対地速度(GS)=地面に対する速度。追い風・向かい風で最大±100ノット差が出ます。旅客機「東京→ロサンゼルス便で偏西風追い風、対地速度600ノット超」など。パイロットは両方をモニターします。

潮流の速度はどれくらい?

黒潮の流速は最大5ノット(9.3km/h)で世界屈指の強い海流。瀬戸内海の海峡潮流は最大10ノット超(鳴門・関門)、東京湾内は1-2ノット程度。潮流速度を無視すると航路計算が大きくズレるため、海図・潮汐表の潮流予測は航海の基本情報です。