畳数 ⇔ ㎡ 計算ツール|江戸間・京間・中京間・団地間・不動産公正取引の換算
畳数(じょう)と平米(㎡)を相互変換。江戸間・京間・中京間・団地間・不動産公正取引の5規格に対応し、坪換算まで一画面で提示。宅地建物取引業法・不動産公正競争規約・建築基準法に基づく賃貸/売買物件の畳数表示ルール、地域別の畳サイズ差、家具配置設計、引越し費用試算まで、国土交通省・不動産公正取引協議会連合会の公的資料に基づき解説します。
畳数⇔㎡ 計算機
計算式と規格の基本
基本式
面積(㎡) = 畳数 × 1畳の㎡
畳数 = 面積(㎡) ÷ 1畳の㎡
坪 = 面積(㎡) ÷ 3.3057851
畳(じょう)は日本古来の面積単位で、地域と用途で1畳の実寸が異なります。畳2枚(通常タテヨコに組む)がおおむね1坪(3.3㎡)に相当するのが基本原則。不動産の物件表示では「1畳=1.62㎡以上」と不動産公正競争規約(第15条)で定められており、地域差を吸収するための業界標準として広く採用されています。
地域差の背景
畳のサイズは建築工法・地域の商慣習から江戸時代に固まりました。関西・中国・四国・九州の伝統建築は京間(本間)で1畳=1.82㎡、関東・北海道は江戸間で1畳=1.55㎡、東海・北陸は中京間で1畳=1.66㎡。同じ「6畳」でも京間と江戸間で1.6㎡(約1畳分)以上の差が生じるため、関西→関東の引越しで「同じ間取りなのに狭い」と感じるのはこの規格差が主因です。
SI単位系との関係
国際単位系(SI)では面積は㎡が基準。1坪=約3.3㎡、1畳=約1.62㎡ですが、実測寸法は地域規格に依存します。中古住宅・戸建て売買では建築時の畳規格が残るため、リフォーム・家具配置時は実測(㎜)ベースの図面を優先することが実務の鉄則です。
畳の種類と地域別サイズ
日本国内で流通する畳規格を、寸法・面積・地域別に整理します。
| 名称 | 寸法(cm) | 1畳の㎡ | 主な地域 | 採用背景 |
|---|---|---|---|---|
| 京間(本間) | 191.0×95.5 | 1.8242 | 関西・中国・四国・九州 | 畳割り(畳先行の間取り) |
| 中京間(三六間) | 182.0×91.0 | 1.6562 | 東海・北陸・東北一部 | 京間と江戸間の中間 |
| 江戸間(五八間) | 176.0×88.0 | 1.5488 | 関東・北海道 | 柱割り(柱先行の間取り) |
| 団地間(公団間・五六間) | 170.0×85.0 | 1.4459 | 公営住宅・団地・分譲マンション | 戦後住宅公団の標準規格 |
| 不動産公正取引 | 180×90相当 | 1.62 | 賃貸物件表示の全国標準 | 公正競争規約による表示基準 |
| 琉球畳(半畳) | 82×82 | 0.67 | 沖縄・現代和室 | 正方形の縁なし畳 |
同じ「6畳」を㎡換算すると京間10.95㎡・中京間9.94㎡・江戸間9.29㎡・団地間8.68㎡と、最大2.3㎡(約1.5畳分)の差があります。物件広告の畳数表示だけで判断すると、実際の生活空間の広さを誤認するリスクがあります。
不動産公正取引規約の畳数表示
賃貸・売買の物件広告における畳数表示は、不動産の表示に関する公正競争規約(不動産公正競争規約)の第15条で明確に規定されています。
公正競争規約の要旨
- 畳数を表示する場合、畳1枚あたりの広さは1.62㎡(各室内の壁心面積を畳数で除した数値)以上とすること
- 実際の畳の寸法にかかわらず、「1畳=1.62㎡」を最低基準として計算
- 1.62㎡未満の畳を敷いた場合、その室の畳数表示は実際より小さくなる
- 畳を敷いていない部屋(フローリング等)でも、面積÷1.62㎡で畳数換算表示可能
賃貸物件で「6畳」と表示された部屋の実面積
賃貸物件で「洋室6畳」と表示された部屋の実面積は9.72㎡以上が確定です。ただし、実際の畳規格が江戸間(1.55㎡/畳)の場合、部屋に敷ける実畳数は6畳ぴったりではなく約6.3畳相当。逆に京間規格の家屋で「6畳」と表示される部屋は、実面積10.95㎡以上あり、江戸間換算で7畳分の広さになります。
売買物件の面積表示ルール
売買物件では畳数ではなく㎡での面積表示が主流(公正競争規約 別表4)。壁心面積(壁の中心線を基準にした面積)で表示されるため、実際の内法(壁の内側)面積は表示より2〜5%小さくなります。マンションの登記簿面積は内法計算、パンフレット表示は壁心計算という違いもあり、住宅ローン控除・固定資産税評価では登記簿面積を基準にします。
用途別の畳数目安
1畳(1.62㎡)
押入れ・ウォークインクローゼット(WIC)の最小単位。1畳分のWICで衣類20〜30着+ハンガー吊り+収納ケース収納が目安。玄関土間や洗面所単独の場合も1畳が標準。
4.5畳(7.3㎡)
子供部屋・書斎・小規模個室の標準サイズ。学習机+ベッド+収納で埋まる面積。マンションの「サービスルーム(納戸)」として表記される個室もこの規模。
6畳(9.7㎡)
1Rワンルーム・1Kの居室標準。ダブルベッド+デスク+チェストで生活空間はほぼ埋まる。単身者の一般的な居住基準として広く採用されている面積。
8畳(13.0㎡)
ファミリー物件の主寝室・寝室兼書斎。ダブルベッド+ワークデスク+収納で余裕あり。2LDKの主寝室の平均サイズ。
10畳(16.2㎡)
1LDKリビングの標準サイズ。ソファ+ダイニング4人掛け+TV台の配置が可能。ワンフロアで生活可能な最小の広さ。
15畳以上(24.3㎡〜)
2LDK以上のLDK、戸建てのリビング。ソファセット+6人掛けダイニング+ピアノ等が配置可能。家族4人の団らんに必要な広さの目安。
坪との換算目安
1坪 = 3.3057㎡ ≒ 2畳(不動産公正取引基準)
- 20坪 = 66.1㎡(1LDK〜2LDK・単身用マンション)
- 30坪 = 99.2㎡(3LDK・戸建て標準)
- 40坪 = 132.2㎡(4LDK・ゆとりある戸建て)
- 50坪 = 165.3㎡(広めの戸建て・二世帯住宅)
- 100坪 = 330.6㎡(豪邸・敷地面積として一般的)
家具配置と実測の重要性
畳数表示は目安に過ぎず、家具配置は必ず実測寸法(㎜)で確認する必要があります。特に以下のポイントに注意してください。
| 家具 | 標準寸法(㎜) | 必要な部屋サイズ |
|---|---|---|
| シングルベッド | W970×L1950 | 4.5畳以上(通路確保) |
| セミダブルベッド | W1200×L1950 | 6畳以上 |
| ダブルベッド | W1400×L1950 | 6畳以上(理想は8畳) |
| クイーンベッド | W1600×L1950 | 8畳以上 |
| ソファ2人掛け | W1500〜1800×D850 | 6畳以上のリビング |
| ソファ3人掛け | W1900〜2200×D900 | 8畳以上のリビング |
| ダイニング4人 | W1350×D800+椅子 | 4.5畳のダイニング |
| ダイニング6人 | W1800×D900+椅子 | 6畳のダイニング |
| 学習机 | W1000×D600 | 4.5畳の子供部屋 |
| クローゼット | W900×D600 | +1畳の収納 |
家具配置には通路幅60cm以上・ドア開閉軌跡・窓の開閉を考慮した「有効面積」が実面積の70〜80%となる点も重要です。京間6畳(10.95㎡)なら実質使える面積は7.5〜8.7㎡程度と考えて計画してください。
引越し費用と畳数の関係
引越し費用は荷物量(㎥)×距離×時期で決まりますが、実務では畳数×人数で概算します。日本引越協会の統計に基づく2026年時点の相場です。
| 間取り | 畳数目安 | 荷物量(㎥) | 近距離(50km) | 長距離(500km) |
|---|---|---|---|---|
| 単身・1R | 6〜8畳 | 3〜5 | 3〜6万円 | 6〜12万円 |
| 単身・1LDK | 15〜20畳 | 5〜8 | 5〜9万円 | 9〜18万円 |
| 2人・2LDK | 25〜30畳 | 8〜12 | 7〜13万円 | 15〜30万円 |
| 3〜4人・3LDK | 35〜45畳 | 12〜18 | 10〜20万円 | 20〜45万円 |
| 4〜5人・4LDK戸建て | 50畳以上 | 18〜25 | 15〜30万円 | 30〜60万円 |
3〜4月の繁忙期は通常期の1.5〜2倍の料金設定が一般的。関東→関西の長距離引越しでは、江戸間規格の家具が京間家屋に「かえって余裕がある」ケースも生じます。
坪・畳・㎡ 一括変換早見表
不動産・建築の現場でよく参照する寸法早見表です。畳は不動産公正取引基準(1畳=1.62㎡)で計算。
| 坪 | ㎡ | 畳(1.62㎡) | 該当する物件例 |
|---|---|---|---|
| 3坪 | 9.92㎡ | 6.12畳 | 1Rワンルーム居室 |
| 6坪 | 19.83㎡ | 12.24畳 | ワンルーム全体 |
| 10坪 | 33.06㎡ | 20.40畳 | 1K〜1DKマンション |
| 15坪 | 49.59㎡ | 30.61畳 | 1LDK〜2K |
| 20坪 | 66.12㎡ | 40.81畳 | 2LDKマンション |
| 25坪 | 82.64㎡ | 51.01畳 | 3LDKマンション標準 |
| 30坪 | 99.17㎡ | 61.22畳 | 3LDK戸建て標準 |
| 40坪 | 132.23㎡ | 81.62畳 | 4LDKゆとり戸建て |
| 50坪 | 165.29㎡ | 102.03畳 | 大型戸建て・二世帯 |
| 100坪 | 330.58㎡ | 204.06畳 | 豪邸・敷地面積 |
売買契約・住宅ローン控除・不動産取得税等の判定では、坪ではなく登記簿記載の㎡が正式基準。パンフレット面積(壁心)は登記簿面積(内法)より2〜5%大きく表示されることに留意してください。
ちなみに|地域別の建築文化と畳の関係
畳規格の地域差は、単なる寸法の違いではなく、日本の建築文化そのものを反映しています。
畳割りと柱割りの発想
畳割りは「畳の寸法を先に決めてから、それに合わせて柱・壁を配置する」設計手法。関西の伝統建築で使われ、京間の広い畳サイズ(1.82㎡)は、貴族・商家の格式を反映した結果と言われます。柱割りは「柱・壁の位置を先に決めてから、残りの空間に合わせて畳を切り詰める」手法で、江戸時代の武家屋敷・町屋で普及。関東の江戸間(1.55㎡)が狭いのは、限られた土地に多くの部屋を作る合理主義の帰結です。
マンションでの畳数表示の実態
現代マンションはほぼ100%柱割り+フローリングで設計されるため、「畳数表示」は面積÷1.62㎡の理論値でしかありません。実際に畳を敷こうとすると、部屋の寸法が畳規格に合わないため、「畳オーダーメイド」または「琉球畳(縁なし正方形)」を採用することが多くなります。
畳の寿命と交換費用
畳表(たたみおもて・イグサ製)は5〜10年で「表替え」、畳床(たたみどこ・芯材)は15〜30年で「新調」が目安。表替え1畳4,000〜10,000円、新調1畳15,000〜30,000円が2026年の相場。畳規格ごとに費用が変動するため、事前に業者へ規格確認を。
よくある誤解・注意点
- 「6畳」表示だけで広さを判断する — 京間6畳(10.95㎡)と江戸間6畳(9.29㎡)には1.66㎡(1畳分)の差。物件広告の畳数だけで比較せず、必ず㎡表示・平面図の実測寸法を確認してください。
- 壁心面積と内法面積の違いを無視 — マンションのパンフレット面積(壁心)は登記簿面積(内法)より2〜5%大きく表示。住宅ローン控除・固定資産税は登記簿(内法)基準のため、控除額計算時に誤差が生じます。
- 関西→関東の引越しで家具が入らない — 京間の障子・襖・タンスは江戸間の家屋に「入らない」ケースが多発。特に婚礼タンス・仏壇は寸法が固定のため、事前確認必須。
- 畳数から家賃相場を機械的に算出 — 家賃は同じ㎡でも駅距離・築年数・向きで20〜40%変動。畳数だけの単価比較(1畳あたり家賃)は目安に留めてください。
- DIY床材注文で畳規格を誤認 — フローリング・カーペット・タイル注文時、「6畳分」の商品でも規格差で1.66㎡足りない/余るケース。㎡指定注文と余裕20%発注が定石。
- 琉球畳を通常畳と同じ寸法で計算 — 琉球畳は縁なしで正方形(82×82cm、0.67㎡)、通常の畳の約半分。「琉球畳4畳半」は実面積2.7〜3.0㎡程度で、通常畳の4.5畳(7.3㎡)とは異なります。
- 畳数表示のない部屋(納戸・S)を計算対象外にする — 「S(サービスルーム)」表記の納戸は建築基準法上の居室要件を満たさない(採光・換気不足)だけで、面積としては通常の居室と同等。有効活用可能です。
関連する法令・規格
- 不動産の表示に関する公正競争規約(第15条) ― 賃貸・売買物件広告の畳数表示ルール。1畳=1.62㎡以上を基準。不動産公正取引協議会連合会が管轄。
- 宅地建物取引業法(第32条) ― 不動産広告の誇大表示禁止規定。畳数の過大表示は宅建業法違反の対象。
- 建築基準法施行令(第20条) ― 居室の採光・換気に必要な床面積比率(採光1/7以上、換気1/20以上)。畳数表示の裏付けとなる法令。
- 住宅品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律) ― 住宅性能表示制度で床面積・専有面積の測定方法を規定。
- JIS A 5902「畳床」 ― 畳床(たたみどこ・畳の芯材)の品質基準。寸法・材質・強度の日本産業規格。
- JIS L 3405「畳表」 ― 畳表(たたみおもて・イグサ製の表面材)の品質基準。
- 不動産登記法・不動産登記規則 ― 登記簿面積(内法計算)と壁心面積の使い分けを規定。マンション売買・住宅ローン控除の基準面積。
- 租税特別措置法第41条(住宅借入金等特別控除) ― 住宅ローン控除の適用要件として床面積50㎡以上(内法)の基準あり。畳数換算で約31畳以上に相当。
参考文献・公的資料
畳規格・不動産表示・建築基準の一次資料は以下の公的機関・業界団体で確認できます。
- 国土交通省 建築基準法関連情報 ― 建築基準法の居室要件・面積基準の一次資料。
- 不動産公正取引協議会連合会 ― 不動産の表示に関する公正競争規約・畳数表示ルールの管轄団体。
- 国土交通省 宅地建物取引業法 ― 宅建業法の広告表示規制・誇大表示禁止規定。
- 不動産適正取引推進機構(RETIO) ― 不動産取引の紛争事例・面積表示のトラブル判例集。
- 日本産業標準調査会(JISC) ― JIS A 5902・JIS L 3405など畳規格の公式索引。
- 全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連) ― 賃貸・売買物件の表示ガイドライン・広告実務の解説。
- 日本畳産業協会 ― 畳の規格・製造・地域別サイズの業界情報。
- 国土交通省 住宅品確法 ― 住宅性能表示制度・床面積の測定方法。
- 国税庁 住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除) ― 適用要件の床面積50㎡以上ルールの詳細。
- 総務省 住宅・土地統計調査 ― 全国の住宅面積・畳数の統計データ。
よくある質問(FAQ)
1畳は何㎡?
不動産公正競争規約による賃貸物件の畳数表示では1畳=1.62㎡以上が基準。ただし実物の畳は地域規格で異なり、京間1.82㎡、中京間1.66㎡、江戸間1.55㎡、団地間1.45㎡と最大0.37㎡(約25%)の差があります。物件広告の「畳数」は1.62㎡基準の換算値と理解してください。
京間と江戸間、どう違う?
京間(本間)は1畳=1.82㎡・寸法191×95.5cm、江戸間は1畳=1.55㎡・寸法176×88cmで、京間の方が18%広い設計。関西の伝統建築は「畳割り(畳を先に配置してから柱・壁を建てる)」、関東は「柱割り(柱・壁を先に建ててから畳を敷く)」という工法差から寸法が固まりました。同じ6畳でも京間は江戸間より1.66㎡広くなります。
賃貸物件広告の「6畳」は実際どれくらい?
不動産公正競争規約により実面積9.72㎡以上が確定。1畳=1.62㎡×6畳=9.72㎡が最低基準です。実際には物件によって10〜11㎡程度になることが多く、京間規格の物件だと10.95㎡以上に達します。実際の畳枚数と表示畳数が一致するとは限らないため、平面図の㎡表示を優先確認してください。
1坪と1畳の関係は?
1坪 ≒ 2畳(不動産公正取引基準)、正確には1坪=3.3057㎡=2.04畳。畳2枚(タテヨコに組む)が1坪相当というのが伝統的な関係です。売買物件の面積表示は㎡か坪、賃貸物件は畳数か㎡が主流で、地域や物件種別で使い分けられます。
マンションの壁心面積と内法面積、どちらを信じる?
パンフレット・広告は壁心面積(壁の中心線基準)、登記簿・住宅ローン控除は内法面積(壁の内側基準)を使用。両者の差は2〜5%(50㎡なら1〜2.5㎡)。住宅ローン控除の50㎡要件は内法基準のため、パンフレットで51㎡でも登記簿で49㎡なら控除対象外になるケースがあります。契約前に必ず登記簿面積を確認してください。
家具配置は何畳あれば足りる?
ダブルベッド(W1400)を配置するなら6畳以上・理想は8畳。ソファ3人掛けを配置するなら8畳以上のリビングが最低ライン。家具配置には通路幅60cm・ドア開閉軌跡・窓の開閉スペースを考慮し、実面積の70〜80%が「有効面積」と考えて計画してください。京間6畳なら実質7.5〜8.7㎡程度が使える面積の目安です。
関西→関東の引越しで家具が入らない?
京間の障子・襖・タンスは江戸間の和室に入らない可能性が高いです。特に婚礼タンス(H1800×W1200)は寸法が固定のため、引越し前に新居の建具寸法を実測し確認する必要があります。タタミ・畳寄せ・鴨居・敷居まで規格が異なるため、和室のリフォーム(畳交換)も想定に含めるのが安全です。
畳表示のない部屋(S・N)は何?
「S」はサービスルーム(納戸)、「N」はNursery(納戸相当)を意味し、建築基準法上の居室要件(採光・換気)を満たさない部屋の略号です。面積としては通常の居室と同等ですが、寝室・子供部屋としての居室扱いにはなりません。書斎・収納・在宅ワークスペースとして有効活用可能。
床面積50㎡未満だと住宅ローン控除が使えない?
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は登記簿面積50㎡以上が原則要件(租税特別措置法第41条)。2024年入居からの新築特例で、合計所得1,000万円以下なら40㎡以上でも適用可能に緩和されました。詳細は国税庁の最新資料でご確認ください。畳換算では、50㎡=約31畳・40㎡=約25畳が目安です。
フローリングでも「畳数」表示できる?
公正競争規約はフローリング・カーペット等の部屋も畳数換算可と規定。面積÷1.62㎡で畳数表記できます。実際には賃貸物件広告で「洋室6畳」表記のほとんどがフローリング部屋で、実畳を敷いているわけではありません。「和室6畳」表記の場合のみ実際の畳が敷かれています。
琉球畳は普通の畳と同じ計算?
いいえ、琉球畳は縁なしの正方形(82×82cm、0.67㎡)で通常畳の約半分の面積。「琉球畳4畳半」は実面積約3㎡で、通常畳4.5畳(7.3㎡)とは大きく異なります。琉球畳を通常畳と同じ寸法で発注すると、部屋のサイズと合わない事故が生じるため、必ず商品仕様書でサイズ確認を。
家賃の相場は畳あたりで判断できる?
畳あたり家賃(1畳=◯円)は目安に留めるべき指標です。東京23区で1畳=6,000〜10,000円、地方都市で3,000〜5,000円が概ねの範囲ですが、駅距離・築年数・向き・階数・共益費で±20〜40%変動します。同じ物件内でも角部屋と中部屋で1畳あたり家賃が違うケースも珍しくありません。