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料理計量レシピ食品成分

料理計量 計算ツール|大さじ・小さじ・カップ・グラム・ml相互変換

レシピの大さじ・小さじ・カップ・ml・グラムを食材ごとの密度に対応して相互変換。塩・砂糖・小麦粉・味噌・蜂蜜・油・米など30種類の食材密度データを内蔵し、計量カップ・キッチンスケールがなくても正確に計量。女子栄養大学・農林水産省・日本食品標準成分表に基づき、海外レシピ(cup/tsp/oz)の換算、塩分・糖分・カロリー計算、業務用レシピのスケール実務まで解説します。

最終更新:2026-07-28/監修:計算ツールズ編集部

料理計量 換算機

計算式と基本単位

基本式

質量(g) = 体積(ml) × 密度(g/ml)

体積(ml) = 質量(g) ÷ 密度(g/ml)

大さじ1 = 15ml、小さじ1 = 5ml、1カップ = 200ml

日本の標準計量スプーン・カップ

1959年の女子栄養大学(旧・香川栄養学園)による家庭料理の標準化以降、日本の計量スプーン・カップは以下が業界標準です。JIS S 3009「計量スプーン」・JIS S 2050「計量カップ」でも同寸法が規定されています。

器具容量用途
大さじ115ml液体・粉末の一般計量
小さじ15ml塩・砂糖など少量の計量
小さじ1/22.5ml塩少々よりやや多め
1カップ200ml粉類・液体の大量計量
米用カップ180ml(1合)米の計量専用

海外の計量単位との違い

米国レシピの1 cup=約236.6ml、英国の1 cup=約284mlと日本の200mlと異なります。米国・英国のレシピを直接使う場合、換算しないと約18〜42%の分量差が生じます。海外料理本を日本で再現する際は必ず換算が必要です。

食材別の密度と質量表

食材の密度は粒度・水分量・気泡量・温度で変わります。以下は日本食品標準成分表(文部科学省)および女子栄養大学「調理のためのベーシックデータ」に基づく代表値です。

食材密度(g/ml)大さじ1小さじ11カップ
水・酒・酢・醤油1.0015g5g200g
塩(食塩・並塩)1.2018g6g240g
塩(粗塩・天日塩)1.0015g5g200g
砂糖(上白糖)0.609g3g130g
グラニュー糖0.8012g4g180g
薄力粉・強力粉0.609g3g110g
片栗粉0.559g3g130g
味噌1.2018g6g230g
蜂蜜1.4021g7g280g
メープルシロップ1.3220g6.5g265g
サラダ油・オリーブ油0.9212g4g180g
バター(有塩)0.9013g4g180g
マヨネーズ0.9012g4g180g
ケチャップ1.1015g5g240g
ウスターソース1.2018g6g240g
牛乳・豆乳1.0315g5g210g
ヨーグルト1.0015g5g210g
生クリーム0.9715g5g200g
パン粉(乾燥)0.303g1g45g
米(生米)0.8512g4g170g(1合=150g)
削り節(かつお節)0.102g1g20g
粉ゼラチン0.609g3g130g
ベーキングパウダー0.9012g4g180g
ドライイースト0.609g3g130g
ココアパウダー0.406g2g90g

大さじ・小さじ・カップ早見表

頻用食材の「大さじ1」換算

すぐ確認したい代表食材の大さじ1・小さじ1のグラム数です。

食材大さじ1(g)小さじ1(g)特記事項
水・醤油・酒・酢15g5g比重1.00の基準
塩(食塩)18g6g粗塩なら15g
上白糖9g3gグラニュー糖は12g
小麦粉9g3gふるい後の実測
味噌18g6g普通味噌の目安
蜂蜜・水飴21g7g重いので注意
マヨネーズ12g4g
サラダ油12g4gオリーブ油も同じ
バター13g4g常温の柔らか状態

米(1合)の詳細

  • 米1合 = 180ml = 150g(生米)
  • 炊飯後1合 = 約330g(炊飯米・水分含む)
  • 1合の炊飯米 ≒ 茶碗2〜3杯分
  • 米カップ(1合=180ml)は通常カップ(200ml)と別物のため注意

シーン別の計量のコツ

液体(水・醤油・酒)の計量

計量スプーンは水平に持ち、表面張力ぎりぎりまで満たすのが正確。液体はスプーン端まで満たしても盛り上がらず、少量の液体でも計量スプーン推奨。カップ計量は必ず水平な台に置き、目線を計量線に合わせて読む。

粉類(塩・砂糖・小麦粉)の計量

スプーンにこんもり盛ってから、ヘラや他のスプーンの背ですり切ります。ふるっていない小麦粉は塊があるとかさが増えるため、目視で塊がなくなるまでほぐしてから計量。パン粉は「軽くフワッ」で押し込まず量る。

粘性のあるもの(蜂蜜・味噌・マヨネーズ)

スプーンに残る量を考慮し、計量後にヘラで完全にかき出す。バターはスプーンに油を薄く塗ってから計量すると付着を軽減できます。蜂蜜は21g/大さじ1と重く、水と同じ感覚で使うと甘さが1.4倍に。

米の炊飯(1合=180ml)

米カップ(180ml)を「すり切り」で1合=150g。炊飯時の水加減は米の1.2倍(1合=水216ml)が標準。硬めは1.1倍、柔らかめは1.3倍。無洗米は水を1割増しに、玄米は1.5倍、雑穀米は米の1.2倍+雑穀の2倍を目安に。

製菓・製パンの厳密計量

パン・ケーキは±3%の誤差で膨らみ具合が大きく変わるため、必ずデジタルスケール(1g単位)使用。特にドライイースト・ベーキングパウダーは1g単位の精度が仕上がりを左右。小麦粉は必ずふるってから計量。

業務用レシピのスケール

10人前を100人前にする際は塩分・スパイス類は0.7〜0.9倍にとどめるのが定石。同じ濃度で作ると味が濃くなりすぎるためです。液体・穀類は完全に線形スケール、肉・野菜は原価管理のため実測発注が必要。

海外レシピの換算

海外の料理本・レシピサイトを日本で再現する際の重要な換算。米国・英国・オーストラリアで単位が異なる点に注意です。

単位米国基準英国基準日本相当
1 cup236.6ml284ml日本カップ200mlの1.18〜1.42倍
1 tablespoon (tbsp)14.8ml17.7ml大さじ15mlに近い
1 teaspoon (tsp)4.93ml5.92ml小さじ5mlに近い
1 fluid ounce (fl oz)29.6ml28.4ml大さじ2弱
1 pint473ml568ml約2〜2.8カップ
1 quart946ml1,136ml約1L
1 pound (lb)453.6g453.6g約450g
1 ounce (oz・質量)28.35g28.35g約28g
1 stick(バター)113gバター1/2箱

華氏(°F)→摂氏(°C)の換算

℃ = (°F - 32) × 5/9

  • 350°F ≒ 175°C(オーブンの中温)
  • 375°F ≒ 190°C(パイ・ロースト)
  • 400°F ≒ 200°C(ピザ・パン)
  • 425°F ≒ 220°C(高温パン・ロースト)

塩分・糖分・カロリー計算

健康管理のために計量値からの栄養計算も可能です。日本高血圧学会は1日塩分6g以下を推奨、WHOはさらに厳しく5g以下を目標としています。

塩分の目安

調味料大さじ1あたり塩分小さじ1あたり塩分
食塩18g(全量)6g
濃口醤油2.6g0.9g
薄口醤油2.9g1.0g
味噌(信州)2.2g0.7g
味噌(赤)2.3g0.8g
ウスターソース1.5g0.5g
ケチャップ0.5g0.15g
マヨネーズ0.2g0.07g
だしの素(顆粒)1.2g0.4g

糖分・カロリーの目安

  • 上白糖 大さじ1(9g) = 35kcal・炭水化物9g
  • 蜂蜜 大さじ1(21g) = 64kcal・炭水化物17g
  • サラダ油 大さじ1(12g) = 108kcal(脂質12g)
  • バター 大さじ1(13g) = 97kcal(脂質10g)
  • マヨネーズ 大さじ1(12g) = 84kcal(脂質9g)
  • 米1合(生米150g) = 534kcal・炭水化物116g

よくある失敗・注意点

  • 米カップ(180ml)と一般カップ(200ml)を混同 — 米カップ1杯=180ml=1合、一般カップ1杯=200ml。パンや洋菓子で「1カップ」と書かれていたら200ml、米レシピの「1カップ」は180ml=1合。米レシピを一般カップで測ると10%多くなり、水加減で失敗します。
  • 塩「大さじ1」を全て食塩で置き換え — 食塩(1.20g/ml)と粗塩・天日塩(1.00g/ml)は密度が異なり、大さじ1で18g/15gの差(20%)。粗塩レシピを食塩で作ると塩辛くなります。
  • 小麦粉を計量前にふるわない — ふるっていない小麦粉は空気を含んでかさが増えるため、大さじ1のグラム数が10〜15%変動。特にパン・ケーキの厳密計量では必ずふるってから計量。
  • 粘性食材(蜂蜜・味噌)のスプーン残り — スプーンに残る量が10〜20%あり、レシピ通りの量が入っていないケース。ヘラで完全にかき出すか、スプーンに油を薄く塗ってから計量。
  • 米国レシピを日本カップで計量 — 米国1カップ=236.6mlに対し日本1カップ=200ml。米国レシピを日本カップで作ると18%少ない分量になり、パン・ケーキの膨らみが不足します。
  • 華氏温度を摂氏で誤読 — 米国レシピで「350°F」を「350°C」と誤認するとオーブンが焦げます。350°F=約175°C、必ず換算表を参照。
  • 塩少々・塩ひとつまみの曖昧計量 — 「少々=親指と人差し指2本の指先で摘む=約0.3g」「ひとつまみ=親指・人差し指・中指の3本で摘む=約0.5g」が業界の標準。厳密なレシピでは避け、g指定で作るのが定石。
  • だしの素・鶏がらスープの塩分見落とし — 顆粒だしは大さじ1で塩分1.2gと想定外に高い。市販のインスタント調味料を使うレシピは、追加の塩・醤油を減らして塩分過多を防ぐこと。

関連する規格・法令

  • JIS S 3009「計量スプーン」 ― 計量スプーンの寸法・容量・材質の日本産業規格。大さじ15ml・小さじ5mlを規定。
  • JIS S 2050「計量カップ」 ― 計量カップの容量・目盛りの規格。200ml基準を規定。
  • 日本食品標準成分表(2020年版・八訂) ― 文部科学省が定める国内食品の成分基準。栄養計算・給食業務の公式データベース。
  • 食品表示法・食品表示基準 ― 消費者庁が定める食品栄養成分表示のルール。100gあたりカロリー・塩分・糖質の表示義務。
  • 健康増進法(第30条の2) ― 特定給食施設等における栄養管理の基準。1食あたり塩分・カロリー・栄養バランスの基準値。
  • 米国USDA計量規格 ― 1 cup=236.588ml、1 tsp=4.929mlなど米国連邦計量基準。
  • 米国連邦規則(21 CFR 101) ― Nutrition Facts Panel(栄養成分表示)の規則。1 serving単位表示の基準。
  • WHO ナトリウム摂取ガイドライン(2012年改訂) ― 成人1日5g未満(塩分換算)を推奨。
  • 日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン ― 1日塩分6g未満を推奨。厚労省「日本人の食事摂取基準」でも男性7.5g・女性6.5g未満が目標値。

参考文献・公的資料

食材密度・栄養計算・計量規格の正確なデータは以下の公的機関・専門機関で確認してください。

※本ページの食材密度・大さじ小さじ換算値は日本食品標準成分表および調理科学の標準データに基づく代表値です。実際の食材は産地・水分量・粒度・温度により密度が変動するため、製菓・製パン・栄養管理・給食業務等で厳密な計量が必要な場合は、必ずデジタルキッチンスケール(1g単位)による実測をお勧めします。塩分・糖分・カロリー計算は目安であり、健康管理・治療食では管理栄養士等の専門家の指導に従ってください。

よくある質問(FAQ)

大さじ・小さじの1杯は正確に何ml?

大さじ1=15ml、小さじ1=5mlが日本のJIS規格。米国は大さじ14.8ml・小さじ4.93ml、英国は大さじ17.7ml・小さじ5.92mlとやや異なります。海外レシピを日本の計量スプーンで作ると、大さじで最大18%の分量差が生じるため、必ず換算してください。

1カップは何ml?

日本の一般カップ=200ml、米カップ=180ml(1合)で別物。米国カップは236.6ml、英国カップは284mlと国により異なります。パン・ケーキレシピの「1カップ」が日本の200ml基準か米国の236.6ml基準かで、仕上がりに18%の分量差が出るため注意。

塩「大さじ1」は何g?

食塩は18g、粗塩・天日塩は15gと種類で異なります。密度が食塩1.20g/ml、粗塩1.00g/mlと20%の差。レシピの塩指定が食塩想定か粗塩想定かで塩加減が変わるため、可能ならg指定のレシピで作るのが確実です。

米1合と1カップは違う?

はい、米1合=180ml=150gで、一般カップ200mlとは異なります。米は米専用カップ(180ml)で計量し、水は炊飯釜の目盛りか一般カップ(200ml)を使い分けるのが基本。米レシピを一般カップで測ると10%多くなり水加減で失敗します。

小麦粉を計量する前にふるうべき?

厳密なレシピ(パン・ケーキ・スポンジ)では必ずふるってから計量してください。ふるっていない小麦粉は空気を含んでかさが増え、大さじ1で10〜15%変動します。日常の料理(唐揚げ・お好み焼き)なら省略可ですが、製菓・製パンでは仕上がりに大きく影響。

「塩少々」「塩ひとつまみ」は何g?

業界標準では「塩少々」=約0.3g(親指・人差し指2本の指先で摘む)、「塩ひとつまみ」=約0.5g(親指・人差し指・中指の3本で摘む)。ただし個人差が大きく、厳密なレシピでは避けてg指定するのが定石です。

米国レシピの華氏温度を摂氏に換算するには?

公式:℃=(°F-32)×5/9。主要ポイントは、350°F=約175°C(オーブン中温)、375°F=約190°C、400°F=約200°C(ピザ・パン)、425°F=約220°C(高温ロースト)。「350°F」を「350°C」と誤認するとオーブンが焦げるため必ず換算を。

粘性のある調味料(蜂蜜・味噌)の計量のコツは?

スプーンに残る量が10〜20%あるため、ヘラで完全にかき出すのが基本。バターや蜂蜜はスプーンに油を薄く塗ってから計量すると付着を軽減できます。厳密な製菓では、スケール上の器にg単位で直接量る方が確実です。

減塩レシピの塩分計算は?

日本高血圧学会は1日6g未満、WHOは5g未満を推奨。醤油大さじ1=塩分2.6g、味噌大さじ1=塩分2.2g、食塩小さじ1=塩分6gが目安。1食あたり2g程度に抑えるには、醤油小さじ2または味噌小さじ2までが目安ラインです。

業務用レシピを家庭用にスケールダウンするには?

100人前を10人前にする際は液体・穀類は完全に1/10、塩分・スパイス類は1/8〜1/9で調整するのが定石。同じ濃度で作ると味が薄くなりすぎるため、少し多めに味付けするのが実務のコツです。

キッチンスケールとスプーン、どちらが正確?

デジタルスケール(1g単位)が最も正確で、プロの製菓・製パンでは必須。スプーン計量は日常的な料理向けで、±5〜10%の誤差が出ます。パン・ケーキ・スポンジ・シフォンなど膨らみを要する料理は必ずスケール推奨。

常温か冷蔵かで密度は変わる?

密度は温度で若干変動しますが、料理計量では無視できるレベル。ただしバターは固体(0.90g/ml)→液体(0.87g/ml)、蜂蜜は温めると流動性が変わって計量しにくくなります。バターは常温に戻してから、蜂蜜は湯煎で少し温めてから計量すると扱いやすくなります。