計算ツール
travel計算

旅行のお土産予算

旅行のお土産予算を配る人数と1人あたり単価から計算する無料電卓。観光庁の買物代データ(購入率つき)と、帰国時の免税枠・持ち込みが制限される品目までまとめています。

最終更新:2026-08-20/監修:計算ツールズ編集部

旅行のお土産予算ツール

計算式と前提

合計(円) = 配る人数 × 1人あたり予算(円)

既定値は10人・1,500円で、10×1,500=15,000円と出ます。掛け算そのものなので前提値はありませんが、入力する1人あたり予算をいくらに置くかで結果が決まります。参考として、観光庁の旅行・観光消費動向調査(2025年年間値・確報)では、国内の宿泊旅行における買物代の1人1回当たり旅行支出が8,366円、そのうち菓子類が1,775円です。これは自分の分の買物も含む金額で、人に配る土産だけの統計ではありません。入力できる人数は1〜100人、1人あたり予算は500〜10,000円です。

人数と1人あたり予算の組み合わせ 早見表

1人あたり予算5人10人20人30人
500円2,500円5,000円10,000円15,000円
1,000円5,000円10,000円20,000円30,000円
1,500円(既定値)7,500円15,000円30,000円45,000円
2,000円10,000円20,000円40,000円60,000円
3,000円15,000円30,000円60,000円90,000円
5,000円25,000円50,000円100,000円150,000円

すべて計算機に同じ組み合わせを入れたときの出力と同じ値です。

参考:旅行1回あたりの買物代(観光庁 2025年年間値・確報)

区分旅行単価(1人1回当たり)購入率購入者単価
国内 宿泊旅行の買物代8,366円74.8%11,189円
 うち菓子類1,775円42.9%4,136円
 うちその他土産代・買物代3,729円42.2%8,841円
国内 日帰り旅行の買物代4,038円61.3%6,590円
 うち菓子類749円29.0%2,581円
海外旅行 現地での買物代25,933円78.8%32,911円
 うち菓子類3,940円49.6%7,947円
 うちその他土産代・買物代11,945円55.0%21,721円

観光庁「旅行・観光消費動向調査」2025年年間値(確報)第14表(国内旅行)・第22表(海外旅行)より。旅行単価は買わなかった人も含めた全体の平均、購入者単価は買った人だけの平均です。自分の分の買物も含む金額で、人に配る土産だけを取り出した数字ではありません。

詳しい解説

土産の予算を決める作業は、金額を決める作業に見えて、実際には配る相手を分類する作業です。同じ1,500円でも、職場全体に1箱を回すのか、1人ずつに小箱を渡すのかで必要な総額はまったく変わります。観光庁の調査で買物代に「旅行単価」と「購入者単価」の二つの数字が並ぶのも同じ理由です。国内の宿泊旅行では買物代の旅行単価が8,366円ですが、実際に買った人だけを取り出した購入者単価は11,189円で、購入率は74.8%です。つまり四人に一人は買っておらず、買う人の実額は平均値より2割以上高いことになります。自分がどちらの側かをまず決めないと、平均値をそのまま予算に使って足りなくなります。

判断が分かれるのは、単価を上げて数を減らすか、単価を下げて数を配るかという点です。職場のように誰に渡して誰に渡さないかが問題になりやすい場では、個包装の詰め合わせを一つ置いて全員が取れる形にするほうが、金額の総和は同じでも角が立ちません。一方、世話になった相手が特定できている場合は、数を絞って単価を上げるほうが伝わります。国内の宿泊旅行で菓子類の購入者単価が4,136円、その他の土産代・買物代が8,841円と差があるのは、菓子が数を配る用途、それ以外が個別に選ぶ用途に寄っていることの表れと読めます。

見落とされやすいのは、持ち帰りに制約があることです。海外から帰る場合、税関が定める免税の範囲は、その他の品目が海外市価の合計20万円まで、酒類は3本、紙巻たばこは200本、香水は2オンスまでです。1品目ごとの海外市価の合計が1万円以下のものは原則として免税になります。20歳未満は酒類とたばこが免税の対象外です。さらに、肉製品や果物などは家畜伝染病予防法や植物防疫法の規制対象で、違反すると3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が定められています。金額の枠に収まっていても持ち込めないものがあるという点が、予算の話とは別に効いてきます。

条件による違いも大きく出ます。海外旅行の現地での買物代は1人1回当たり25,933円で、国内の宿泊旅行の8,366円と比べて3倍を超えます。日帰り旅行では4,038円まで下がり、購入率も61.3%と低くなります。旅行の形態が変われば、周囲が期待する土産の水準も変わるということです。もうひとつ、賞味期限と重量という物理的な制約があります。日持ちのしない菓子は帰着直後に配れる相手にしか渡せず、瓶や液体は重量と手荷物の規則に引っかかります。人数と単価を決めたあとに、持ち帰れる形かどうかをもう一度確認しておくと失敗が減ります。

よくある間違い・注意点

  • 統計の平均額をそのまま予算にする — 観光庁の買物代は自分の分の買物も含む金額で、人に配る土産だけの統計ではありません。国内の宿泊旅行では購入率が74.8%で、買った人だけの平均は11,189円と全体平均より高くなります。
  • 金額の枠だけ見て持ち帰れるか確認しない — 肉製品や果物などは家畜伝染病予防法・植物防疫法の規制対象です。違反には3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が定められています。
  • 免税枠を人数分あると思う — 免税範囲は入国者一人当たりです。その他の品目は海外市価の合計20万円まで、酒類は3本まで、香水は2オンスまで。20歳未満は酒類とたばこが免税の対象外です。
  • 個包装かどうかを考えずに買う — 職場のように誰に渡すか線引きしにくい場では、個包装で全員が取れる形にするほうが総額を増やさずに済みます。
  • 賞味期限と重量を後回しにする — 日持ちのしない菓子は帰着後すぐ渡せる相手にしか使えません。瓶や液体は重量と手荷物の規則に影響します。人数と単価を決めたあとに、持ち帰れる形かを確認してください。

参考資料・出典

よくある質問(FAQ)

1人あたりいくらが目安ですか?

全国共通の目安はありません。判断材料として、観光庁の調査(2025年年間値・確報)では国内の宿泊旅行の買物代が1人1回当たり8,366円、うち菓子類が1,775円です。ただしこれは自分の分の買物も含む金額で、人に配る土産だけの統計ではありません。誰に何を渡すかを先に決めてから単価を置くほうが現実的です。

買わない人もいるのですか?

います。同じ調査では国内の宿泊旅行における買物代の購入率が74.8%で、買った人だけの平均(購入者単価)は11,189円です。日帰り旅行では購入率61.3%、旅行単価4,038円まで下がります。

海外だと予算はどのくらい変わりますか?

海外旅行の現地での買物代は1人1回当たり25,933円(購入率78.8%、購入者単価32,911円)で、国内の宿泊旅行の8,366円と比べて3倍を超えます。うち菓子類が3,940円、その他の土産代・買物代が11,945円です。

職場に配るときの形はどう選べばよいですか?

誰に渡して誰に渡さないかが問題になりやすい場では、個包装の詰め合わせを一つ置いて全員が取れる形にするほうが、総額を増やさずに済みます。人数と単価を掛けた額はこの計算機で確認できます。

海外の土産はいくらまで持ち帰れますか?

税関の免税範囲は入国者一人当たりで、その他の品目は海外市価の合計20万円まで、酒類は3本(1本760mlのもの)、紙巻たばこは200本、香水は2オンスまでです。1品目ごとの海外市価の合計が1万円以下のものは原則として免税になります。20歳未満は酒類とたばこが免税の対象外です。

持ち込めない土産はありますか?

あります。肉製品や果物などは家畜伝染病予防法・植物防疫法の規制対象で、国や品目によっては持ち込めません。違反には3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金が定められています。動物検疫所・植物防疫所の案内で品目ごとの条件を確認してください。

免税店で買えば安くなりますか?

販売時に税が引かれる仕組みと、出国時に確認や返金を行う仕組みがあり、条件は制度改正で変わります。買った金額は帰国時の免税枠の計算にそのまま入る点は変わりません。最新の取扱いは国税庁と税関の案内で確認してください。

人数が多いときに総額を抑えるには?

掛け算なので、人数を減らすか単価を下げるかのどちらかです。実務では、全員に配る分は単価を下げて数を確保し、特に世話になった相手だけ別枠で単価を上げる二層に分ける方法が使われます。この計算機を二回使って、それぞれの層の合計を足してください。