東京地下鉄 1日券・2日券 損益判定ツール|メトロ+都営 24H/48H/72H乗車券のペイライン
東京メトロ・都営地下鉄の1日乗車券・24H/48H/72H券が通常運賃よりお得になるペイラインを瞬時判定。乗車回数・滞在日数・平均運賃から最適な切符種別を提案し、Tokyo Subway Ticket・東京フリーきっぷ・Suica/PASMO併用まで、観光・出張の現場実務に対応します。
東京地下鉄パス 損益判定 計算機
計算式とペイライン
基本式
通常運賃合計 = 1日乗車回数 × 平均運賃 × 滞在日数
1日券のお得判定 = 1日券価格 ÷ 平均運賃 = ペイライン(回数)
1日券の価格を1回運賃で割った値が、その日「何回乗ればモト取れるか」の目安になります。メトロ+都営共通1日券 900円 ÷ 平均運賃200円 = 4.5回のため、1日5回以上乗車すれば元が取れるのが標準的な目安です。
ペイライン一覧
| 切符 | 価格 | 平均運賃180円 | 平均運賃200円 | 平均運賃280円 |
|---|---|---|---|---|
| メトロ24時間券 | 600円 | 3.4回 | 3.0回 | 2.2回 |
| 都営1日券(ワンデーパス) | 700円 | 3.9回 | 3.5回 | 2.5回 |
| メトロ+都営 共通1日券 | 900円 | 5.0回 | 4.5回 | 3.3回 |
| 東京フリーきっぷ(バス・都電・JR含む) | 1,600円 | 8.9回 | 8.0回 | 5.8回 |
「ペイライン以下でもお得」のケース
1日券は単純比較でモトが取れなくても、乗り換え頻度・支払い動作の削減・思考コストの低下という副次価値があります。観光客・出張者にとっては「毎回運賃を計算しない安心感」が実務上のメリットで、ペイラインぎりぎりでも1日券を選ぶ合理性はあります。
子ども連れ・グループでの計算
子どもは大人料金の半額のため、家族3〜4名で計算するとペイラインが有利に傾きます。共通1日券 大人900円+子ども450円×2=1,800円で4回×平均200円=1,600円の通常運賃と近接、5回乗車すればお得側に。訪日ファミリーはTokyo Subway Ticket 48H(大人1,200円+子ども600円)で更に節約可能です。
混雑・所要時間コストの考え方
切符購入行動には「券売機に並ぶ・ICタッチ・改札トラブル対応」など時間コストが付随します。ビジネス出張で移動を最速化したい場合はモバイルSuica/PASMO+改札スキップが最強。観光では乗換案内アプリで経路確認しつつ1日券を切符ケースで管理するスタイルが実務標準です。
主要切符の価格一覧
2026年8月時点の東京地下鉄関連の主要切符を整理しました。東京メトロ・東京都交通局(都営地下鉄)いずれも公式サイトの最新価格が正となります。
| 切符名 | 大人 | 子ども | 有効範囲 |
|---|---|---|---|
| 東京メトロ 24時間券 | 600円 | 300円 | メトロ9路線 |
| 都営まるごときっぷ(1日券) | 700円 | 350円 | 都営地下鉄・都バス・都電・日暮里舎人ライナー |
| 都営地下鉄1日券(ワンデーパス) | 500円 | 250円 | 都営地下鉄4路線 |
| 共通1日乗車券(メトロ+都営) | 900円 | 450円 | メトロ9路線+都営地下鉄4路線 |
| Tokyo Subway Ticket 24時間 | 800円 | 400円 | メトロ+都営(訪日外国人・短期滞在者限定) |
| Tokyo Subway Ticket 48時間 | 1,200円 | 600円 | 同上 |
| Tokyo Subway Ticket 72時間 | 1,500円 | 750円 | 同上 |
| 東京フリーきっぷ | 1,600円 | 800円 | メトロ+都営+都バス・都電・JR都区内 |
| 東京メトロパス(乗車券+特急券セット) | 路線別 | — | 東武・京急等私鉄+メトロ |
子ども料金は原則大人の半額。切符の販売は駅券売機・定期券発売所・一部コンビニで購入可能です。
Suica/PASMOとの比較
ICカード(Suica・PASMO・モバイルSuica等)と1日券の使い分けを整理します。
| 項目 | 1日券・24H券 | Suica/PASMO |
|---|---|---|
| 運賃 | 定額(乗り放題) | 都度課金(乗車距離で変動) |
| ペイライン | 5回/日程度 | — |
| 他社線乗り換え | 初乗り運賃再発生 | ICタッチで通し運賃(私鉄・JR) |
| バス・電子マネー | 切符範囲外は不可 | 都営バス・コンビニ利用可 |
| 再利用 | その日のみ | チャージ残高で継続利用 |
| 紛失リスク | 紙券で再発行不可 | 記名式は残高保証 |
ビジネスユースはSuica/PASMO+モバイル改札、観光ユースは1日券+Suicaサブの併用が定石です。IC全国相互利用の対象範囲はJR東日本 Suica 相互利用ページに一覧化されています。
訪日外国人向けTokyo Subway Ticket
Tokyo Subway Ticketは訪日外国人・短期滞在者限定の割引切符で、24H券800円/48H券1,200円/72H券1,500円と、日本人向け1日券900円より安価に設定されています。
購入条件と販売場所
- 購入資格:訪日外国人・国内短期在住者(パスポート提示または渡航証明)
- 購入場所:成田・羽田空港のカウンター、主要ホテル、大型家電量販店、指定旅行代理店
- 有効期間:券面の使用開始時刻から24/48/72時間(暦日ではない)
- 子ども料金:大人の半額
他の訪日パスとの組合せ
Japan Rail Pass(JRパス)を持つ訪日客はJR区間を無料で移動できますが、東京メトロ・都営地下鉄はJRパス対象外のため、Tokyo Subway Ticketとの併用が定番。空港アクセスは京成スカイライナー・京急・成田エクスプレスの選択肢があり、いずれもJRパス/都度支払いで判断します。
都心観光ルート別の推奨
| ルート | 1日想定乗車 | 推奨切符 |
|---|---|---|
| 浅草・上野・秋葉原巡り | 4〜5回 | メトロ24時間券 600円 |
| 渋谷・原宿・表参道・新宿 | 3〜4回 | Suica or メトロ24時間券 |
| 東京・銀座・築地・お台場 | 6回超 | 東京フリーきっぷ 1,600円(お台場含む) |
| スカイツリー・浅草・両国 | 3〜4回 | 都営1日券 500円 |
| 都内広域(メトロ+都営) | 5〜7回 | 共通1日券 900円 |
| ディズニー・USJ直行(東京駅発) | 1〜2回 | Suica(JR含む) |
お台場エリアは「ゆりかもめ」「りんかい線」がメトロ・都営の1日券対象外のため、東京フリーきっぷまたは個別Suica決済で対応。バス移動を含む場合は都営「まるごときっぷ700円」が便利です。
季節・イベント別の使い分け
桜シーズン(3〜4月)は上野・千鳥ヶ淵・目黒川エリアで乗車回数増、共通1日券が有利。花火大会・大晦日(浅草・両国・銀座エリア)は臨時ダイヤ・帰路混雑でSuica混雑を避けたい場合1日券推奨。夏休み・GW・年末年始はTokyo Subway Ticketを利用する訪日客が急増するため、駅券売機に列が発生します。
利用シーン別チェック
1日観光(1都民/近郊)
1日で複数観光地を巡るなら、メトロ24時間券600円が最強コスパ。浅草・上野・銀座・原宿・渋谷・池袋を1日で回るケースで、通常運賃なら1,000円超になるところを400円節約。
2〜3日短期出張
ホテル〜取引先〜ホテルの往復で、1日3回程度乗車なら通常運賃かSuicaが最適。1日5回超・アポイント複数の日は共通1日券900円に切り替えます。
訪日1週間旅行
Tokyo Subway Ticket 72時間券1,500円+Suica併用が鉄板。JRエリア移動はSuica、地下鉄集中日は72H券という組合せで、7日間の交通費を6,000〜10,000円に抑制可能。
受験・入試シーズン
1日で複数大学を回る場合、東京フリーきっぷ1,600円が有効(JR含むため青山学院・慶應等の私鉄アクセスもカバー)。合否発表シーズンの追加受験でも活用可。
ファミリー1日観光
子ども料金が大人の半額のため、家族4人(大人2+子2)なら共通1日券×4=2,700円。通常運賃×2倍で5,000円超になるケースでも節約効果大。
グループ研修・修学旅行
10名以上の団体はメトロ団体割引の対象。事前申込みで団体乗車券が発行され、通常料金の75%程度に。詳細は東京メトロ団体窓口へ。
よくある切符選びの失敗
- 「東京メトロ24時間券」と「都営1日券」を混同 — 別々の1日券で、共通1日券は900円。メトロ路線と都営路線をまたぐと初乗り運賃が二重発生するため、区別が重要。
- ゆりかもめ・りんかい線・つくばエクスプレスが乗り放題対象と誤認 — これらは共通1日券・24H券の対象外。お台場・幕張・秋葉原→つくば方面は個別支払いです。
- Tokyo Subway Ticketを日本人が購入しようとする — 訪日外国人・短期滞在者専用のため、日本人・国内長期在住者は購入不可。パスポート等で資格確認。
- 24時間券を「暦日」と勘違い — 24H券は使用開始時刻から24時間有効(例:朝10時開始→翌朝10時まで)。「今日と明日の2日間」ではないため、宿泊観光では日跨ぎで有効。
- 1日券で乗り継ぎ割引が消える誤認 — メトロ・都営間の乗り継ぎ割引は共通1日券使用時は不要(乗り放題のため)。通常運賃時のみ乗継割引70円が適用されます。
- Suicaと1日券を同じ日に併用して二重課金 — 1日券利用中に誤ってSuicaでタッチすると通常運賃が引かれるケースあり。1日券の日はSuicaを財布内に入れないよう分離しましょう。
- 子ども料金の計算漏れ — 大人1人+子ども1人で共通1日券なら900+450=1,350円。ファミリー予算計算で子ども半額を忘れると過大見積もりに。
規約・IC共通利用の背景
- 鉄道営業法・鉄道事業法 ― 鉄道運賃・料金は国土交通大臣認可制。東京メトロ・都営地下鉄いずれも料金改定時は認可申請が必要。
- 東京地下鉄株式会社法 ― 東京メトロは特殊会社(国・都が株主)として設立、公共交通の使命を負う。
- 地方公営企業法 ― 東京都交通局(都営地下鉄)は東京都の地方公営企業として運営。
- IC乗車券全国相互利用サービス(2013年〜) ― Suica・PASMO・ICOCA等10種のICカードが全国相互利用可能。JR各社・大手私鉄・地下鉄で共通利用。
- チケット払戻手数料規定 ― 1日券は未使用に限り手数料220円で払戻可(使用開始後は不可)。券面約款に明記。
- 身体障害者割引・介護者割引 ― 手帳所持者は運賃半額。1日券には別途割引証明が必要。
参考文献・公的資料
切符の最新価格・有効範囲・購入場所は、以下の公式サイトが一次資料です。
- 東京メトロ 1日乗車券・24時間券 ― 東京メトロ公式のパス案内・購入場所・料金。
- 東京都交通局 都営地下鉄お得な乗車券 ― 都営地下鉄公式のお得切符一覧。
- Tokyo Subway Ticket 公式 ― 訪日外国人向け切符の詳細・購入場所・多言語案内。
- 国土交通省 鉄道の運賃・料金制度 ― 鉄道運賃認可制度の公式解説。
- JR東日本 IC乗車券全国相互利用サービス ― Suica等の全国相互利用対応エリア。
- JNTO(日本政府観光局) ― 訪日客向け交通アクセス情報の公式発信。
- 国土交通省 鉄道統計 ― 東京圏鉄道の輸送人員・混雑率統計。
- 東京都交通局 都営地下鉄公式 ― 路線図・料金・時刻表の一次情報。
- 東京メトロ公式 ― 東京メトロ9路線の運行情報・料金体系。
- Japan Rail Pass 公式 ― 訪日客向けJRパスの公式案内。
よくある質問(FAQ)
Tokyo Subway Ticketは日本人でも買える?
いいえ、訪日外国人・短期滞在者限定です。購入時にパスポートまたは短期滞在の資格確認があり、日本人・国内在住者は購入できません。日本人はメトロ24時間券600円・都営1日券500円・共通1日券900円を利用します。
東京メトロと都営地下鉄は別扱い?
運営会社が別です。東京メトロは特殊会社(国・都が株主)、都営地下鉄は東京都の地方公営企業。1日券もメトロ専用・都営専用・共通の3パターンがあり、両方またぐなら共通1日券900円が必要です。
Suicaと1日券、どちらがお得?
1日5回以上乗る日は1日券、それ以下はSuicaが原則。Suicaはチャージ式で乗車距離により運賃変動、乗り継ぎ割引70円が適用可能。1日券は乗り放題・支払い動作不要という時間節約のメリットもあります。
お台場・観光地メインに便利な切符は?
東京フリーきっぷ1,600円が最も柔軟。メトロ+都営+都バス+都電+JR都区内が乗り放題です。ただしゆりかもめ・りんかい線は対象外のため、お台場行きは別途Suica決済が必要になるケースがあります。
ペイラインの計算式は?
1日券価格 ÷ 平均運賃 = ペイライン(回数)。共通1日券900円で平均運賃200円なら4.5回。1日5回以上乗るなら1日券がお得の目安です。ただし乗換回数の削減・思考コストの低下という「見えない価値」もあります。
24時間券は「暦日」と何が違う?
24時間券は使用開始時刻から24時間有効。例:朝10時に開始すれば翌朝10時まで使えます。「今日と明日の2日間」ではありません。宿泊観光では日跨ぎで有効なため、夕方以降のスタートが実用的です。
1日券を紛失したら再発行できる?
紙券の1日券は再発行不可です。財布・カバンから取り出しやすい場所に入れ、なくさないよう管理しましょう。モバイルSuica・PASMOなら記名式で紛失時に残高保証されるため、貴重品として持ち歩くならICカードが安心です。
子ども料金は?
原則大人の半額(小学生6〜11歳)。共通1日券は大人900円→子ども450円、メトロ24時間券600円→子ども300円、Tokyo Subway Ticket 24H券800円→子ども400円。未就学児は無料(付き添い1名まで無料同伴可)です。
ゆりかもめ・りんかい線は乗り放題対象?
対象外です。ゆりかもめ(お台場)・りんかい線(舞浜・大井町)は東京メトロ・都営地下鉄いずれの1日券にも含まれません。お台場方面は東京フリーきっぷ1,600円か個別支払い、TDR方面はJR京葉線+個別支払いが基本です。
私鉄・JR直通運転区間は?
メトロ路線は東急・東武・京急・京王・小田急・西武・つくばエクスプレス等と相互直通運転していますが、直通先の私鉄区間は1日券の対象外。例えば副都心線→東急東横線に乗り換えると、東横線区間は別途運賃が発生します。
1日券は往復・小旅行にも使える?
使えますが、往復2回だけなら通常運賃の方が安い場合が多いです。共通1日券900円がペイするのは1日5回以上の乗車から。往復+観光1〜2箇所なら、Suicaで都度支払いの方がお得なケースが多いです。
払戻手数料は?
未使用に限り手数料220円で払戻可能(使用開始後は不可)。買った駅または他の窓口で対応できます。ネット購入(モバイルSuica等)の場合は各サービスの規約が優先されます。