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副業ECネットショップ

ネットショップ利益計算機|プラットフォーム別の粗利・純利を即時算出

ネットショップ利益を計算する無料電卓。月間売上・原価率・プラットフォームを入力するだけで、粗利と利益率を瞬時算出します。ECプラットフォームの手数料はBASE 3.6%+40円/件・Shopify 2.9%+30円/件・楽天市場 10-15%・Amazon 15%と幅広く、月商規模・商材・集客戦略で最適な選定が変わります。粗利=売上-原価-プラットフォーム手数料が基本ですが、実務では広告費・梱包資材・送料・返品率・カード決済手数料・在庫管理費を差し引いた純利は粗利の30〜60%程度になるのが一般的です。青色申告特別控除65万活用、消費税課税事業者・インボイス制度、EC副業の税務、雑所得と事業所得の切替タイミングまで、EC事業者・副業クリエイター視点で網羅しています。

最終更新:2026年7月28日/監修:計算ツールズ編集部

ネットショップ利益ツール

プラットフォーム上での月商合計。返品前の総売上。
商品原価÷売上。アパレル30-50%、雑貨40-60%が実勢。
選択したPFの手数料が自動適用。

EC利益の構造・計算式

ネットショップの利益構造は売上 - 原価 - プラットフォーム手数料 - 決済手数料 - 広告費 - 梱包送料 - 返品損失 - 在庫管理費 - システム費と多層的で、単純な「売上×利益率」で計算すると赤字になるケースが多発します。特に楽天市場・Amazonは集客力の対価として手数料10-15%+広告費(月商の10-20%)を要求されるため、BASE・Shopifyの実質手数料5%以下と比較して粗利40%以上の高付加価値商品でないと利益が出ない構造。逆にBASE・Shopifyは自前集客が必要で、SNS運用・SEO・広告投資でトラフィックを作らないと売上が立たないトレードオフがあります。EC選定は「PF手数料 vs 集客力」のバランスを月商規模・商材で判断します。

【基本利益計算】
 粗利 = 売上 × (1 - 原価率 - 手数料率)
 純利 = 粗利 - 広告費 - 梱包送料 - 返品損失
【プラットフォーム手数料率】
 BASE:3.6% + 40円/件
 Shopify:2.9% + 30円/件+月額プラン費
 楽天:10-15%+月額プラン費+広告費
 Amazon:15%+FBA手数料+月額$39
【返品率】
 アパレル:15-30%
 雑貨:5-10%
 食品:3-5%
【広告費相場】
 楽天RPP・Amazon Sponsored:売上の10-20%

月商100万円・原価率40%・BASEの場合、単純粗利は56万円ですが、広告費10万・梱包送料10万・返品5万・システム3万を差し引くと純利は約28万円(純利率28%)が現実的なライン。楽天なら手数料が高い分粗利は45万円だが、集客経費が浮くので純利率は近い水準になります。EC事業は純利率20-30%が優等生、10-20%が標準、10%未満は改善必要の目安です。

プラットフォーム別の純利益早見表(月商100万円・原価率40%)

プラットフォーム手数料粗利広告費純利目安
BASE4%56万円10-30万15-40万円
Shopify3%+月額$2957万円10-30万15-40万円
STORES3.6-5%55-56万円10-30万15-40万円
カラーミーショップ4%+月額55万円10-30万15-40万円
楽天市場12%48万円5-15万20-40万円
Amazon15%+FBA40-45万円5-15万15-35万円
Yahoo!ショッピング6-10%50-54万円5-15万20-40万円
Qoo106-10%50-54万円5-15万15-35万円

数値は月商100万・原価率40%を仮定した目安値。商材・季節性・広告効率で変動。梱包送料・返品率も別途考慮を。

主要ECプラットフォーム比較

日本の主要ECプラットフォームは自前ショップ型(BASE・Shopify・STORES・カラーミー)モール型(楽天・Amazon・Yahoo・Qoo10)に大別されます。自前型は集客が課題、モール型は手数料負担が課題、というトレードオフです。

プラットフォーム月額手数料集客力
BASE無料3.6%+40円低(自前集客必要)
Shopify Basic$29/月2.9%+30円低(自前集客必要)
STORES無料〜2,178円3.6-5%低(自前集客必要)
カラーミーショップ834-3,300円/月4%低(自前集客必要)
MakeShop11,000円/月0%中(BtoB強い)
楽天市場50,000-100,000円/月10-15%高(月間5,000万ユーザー)
Amazon$39/月15%+FBA最高(月間5,000万ユーザー)
Yahoo!ショッピング無料6-10%中(PayPay連携)
Qoo10無料6-10%中(韓国雑貨・美容強い)
メルカリShops無料10%高(月間2,000万ユーザー)

2026年時点のトレンドは、複数モール併用が主流。楽天・Amazon・Yahooの3モール展開+自社Shopify+SNS運用で「集客の分散化」を図り、単一プラットフォーム依存リスクを回避する運用が標準です。

見落としがちな隠れコスト

EC事業の粗利計算では、プラットフォーム手数料以外の「隠れコスト」の見落としが赤字化の主因。以下は月商100万円級ショップで発生する典型的な追加コストです。

隠れコスト項目月額目安備考
広告費(Google・Meta・PPC)10〜30万売上の10-20%が実勢投資額
楽天RPP・Amazon Sponsored5〜20万モール内広告、売上の5-15%
梱包資材(箱・緩衝材・テープ)2〜10万1件100-300円のケースが多い
送料(送料無料時のショップ負担)5〜30万ヤマト・佐川・ゆうパック契約単価
返品損失(返品率×商品原価)3〜15万アパレル15-30%返品率
カード決済手数料(3.5-4%)3〜4万PF手数料と別に決済会社取り分
在庫管理システム費1〜5万ネクストエンジン・GoQ等
倉庫代(自社倉庫または3PL)5〜30万Amazon FBA・オープンロジ・イチナリ等
撮影・商品ページ制作費3〜30万写真・LPライティング外注
カスタマーサポート人件費5〜30万問合せ対応・返品処理

月商100万円ショップの実純利率は20-30%が優等生、10-20%が標準、10%未満は改善必要。原価率30%以下の高付加価値商品でないと、モール系プラットフォームでは利益が出にくい構造です。

税金・確定申告・インボイス

EC事業の税務は基本的に事業所得(青色申告推奨)として扱われます。副業サラリーマンで月商20万円以下なら雑所得+確定申告不要(住民税は必要)ですが、月商が本格化したら開業届+青色申告特別控除65万円活用が節税効果大です。

収入規模別の税務パターン

年商所得区分推奨対応備考
20万円以下雑所得住民税申告のみ「20万円ルール」対象、住民税は必須
20万〜300万円雑所得または事業所得開業届+青色申告推奨65万控除で節税効果大
300万〜1,000万円事業所得青色申告+消費税事業者検討2年前売上1,000万超で消費税課税事業者
1,000万円超事業所得消費税課税事業者・インボイス発行事業者2年後から消費税納税義務
3,000万円超事業所得法人化検討マイクロ法人化で税率最適化

2023年10月からのインボイス制度で、EC事業者はBtoBビジネスまたは経費計上重視の顧客層を持つ場合、適格請求書発行事業者への登録が事実上必要になりました。特に楽天市場・Amazonでは、BtoB購入者からのインボイス要求が増加しており、対応必須です。

EC事業の主な経費項目

経費項目年間目安備考
プラットフォーム利用料10〜200万楽天・Shopify等の月額プラン
広告費50〜1,000万Google・Meta・楽天RPP等
梱包資材10〜200万箱・緩衝材・テープ・ラベル
送料(ショップ負担分)50〜500万ヤマト・佐川契約単価
在庫管理・倉庫代30〜500万FBA・3PL・自社倉庫
PC・撮影機材10〜50万10万以上は減価償却
外注費(撮影・LP制作)10〜300万プロカメラマン・デザイナー
税理士顧問料10〜50万年商500万超で契約推奨

利益率を上げる戦略

EC事業の利益率改善は「原価率低減」「客単価向上」「リピート率向上」の3軸で進めます。以下は費用対効果の高い施策です。

施策利益率改善効果実装難易度
OEM/ODM生産(原価30-40%削減)粗利率+15-25%高(初期投資・MOQ)
自社ブランド化(NB→PB)粗利率+20-40%高(企画・製造委託)
まとめ買い割引(客単価向上)粗利率+5-15%低(設定変更のみ)
定期購入化(リピート率向上)LTV+50-200%中(システム対応)
クロスセル・アップセル客単価+20-50%中(商品構成設計)
広告ROAS改善(配信最適化)広告費20-50%削減中(分析スキル)
返品率削減(サイズ表・詳細画像)純利+5-15%中(コンテンツ充実)
3PL活用(自社倉庫廃止)物流費20-40%削減中(オペレーション移管)
プラットフォーム多角化売上+30-100%高(運用工数増)

特に定期購入化(サブスク)は化粧品・食品・日用品で威力を発揮。1回購入客のLTVが1万円でも、定期化で6ヶ月継続なら6万円のLTV、広告費回収期間も1/6に短縮できます。

シーン別の使い方

EC事業のスタイルは商材・規模・チャネル戦略で多様です。以下は代表的な運用パターンです。

副業ハンドメイド(月商10万)

BASE・minne・Creema等でハンドメイド販売。月商10万・原価30%・純利4-6万で開業。20万円ルール内で確定申告不要。

アパレルD2C(月商100万)

Shopify+Instagram広告で月商100万。原価40%・広告費20%・純利15-25万円。SNS運用が生命線。

楽天モール専業(月商500万)

楽天市場で月商500万。手数料12%+RPP広告5%で粗利30-35%、純利60-100万円ペース。

Amazon物販(月商1,000万)

Amazon+FBAで月商1,000万。手数料15%+FBA10%+広告10%で純利率10-15%、月100-150万円。

OEM・自社ブランド(PB)

OEM生産で原価率20-30%まで低減、粗利率50-70%達成。初期MOQ100万-300万の投資必要。

クラウドファンディング活用

Makuake・CAMPFIRE等で先行受注→本発売。在庫リスク回避+話題性で月商500万-数千万円級。

越境EC(海外販売)

Shopify+Amazon.com/Rakuten Global。米国・アジア向け販売で客単価2-3倍、為替リスクあり。

ドロップシッピング

在庫を持たず、注文発生時にメーカー直送。初期資金少、粗利率10-20%と低いがリスク最小。

マイクロ法人化

年商3,000万超で法人化。法人税率23%固定+役員報酬設計で節税、事業融資・信用取引でスケール加速。

よくある勘違い

1. 「粗利=純利」は誤り

粗利=売上-原価-PF手数料は表面値。実純利は広告費・梱包送料・返品損失・システム費を全て差引後。粗利50%でも純利は20-30%程度が普通で、10%以下だと事業継続困難。

2. 楽天・Amazonの実質手数料を見誤る

楽天は手数料10-15%+RPP広告費(売上の5-15%)+月額プラン費(5-10万)で実質20-30%コスト。Amazonも15%+FBA手数料10-15%+広告費で同様。BASE・Shopifyの5%とは天と地の差。

3. 送料無料キャンペーンの盲信

「送料無料」でCVR上がる代わりに、1件500-1,500円のショップ負担が発生。原価率40%の商品で送料無料にすると純利率が半減する可能性。単価×注文数の損益分岐を検証必須。

4. 返品率の見積もり不足

アパレルは返品率15-30%、雑貨5-10%、食品3-5%が実勢。返品時は送料+再梱包+商品状態確認コストが発生し、粗利を大きく削る。返品率見積もり不足は赤字化の主因。

5. インボイス制度への未対応

2023年10月からのインボイス制度で、免税事業者ECはBtoB取引で不利。年商1,000万未満でも適格請求書発行事業者登録を検討すべきケース多発。特に楽天・AmazonでのBtoB購入対応必須。

6. 消費税課税事業者の見落とし

年商1,000万超の2年後から消費税納税義務発生。売上の10%相当を納税、原価・経費の消費税は控除。1,000万超で急に手取り10%減の衝撃に備える必要あり。

7. 単一プラットフォーム依存

楽天・Amazon・Shopifyのいずれか1つに依存すると、アカウント停止・仕様変更・手数料改定のリスク。複数プラットフォーム+自社サイト運用でリスク分散が推奨。

8. 広告ROASの誤解

広告ROAS300%(売上/広告費)でも、原価40%・PF手数料10%を引くと利益はマイナスの可能性。「ROAS×粗利率」で真の広告投資判断が必要。単純ROASでは赤字化。

9. 特商法・景表法違反

ネットショップは特定商取引法に基づく表記が義務。運営者名・住所・連絡先の明示、返品ポリシー、価格表示等。景表法違反(虚偽・誇大表示)は消費者庁の措置命令+課徴金対象。

10. 個人情報保護法対応不備

顧客情報を取得するECは個人情報保護法の対象。プライバシーポリシー整備・SSL対応・情報漏洩対策が必須。違反は最大1億円の課徴金+刑事罰対象。

参考リンク・公的資料

本ツールはネットショップの粗利概算計算です。実際の純利益は広告費・返品率・送料負担・在庫管理費・システム費・人件費で大きく変わります。プラットフォーム手数料も改定される可能性があるため、各社公式サイトの最新情報を確認してください。EC事業の税務は事業所得(青色申告推奨)として扱われ、消費税課税事業者・インボイス発行事業者登録・法人化タイミングは複雑な判断を要するため、税理士相談を推奨します。特定商取引法・景品表示法・個人情報保護法・薬機法(健康食品・化粧品)等の法令遵守は必須です。プラットフォーム公式発表と本ツールに差異がある場合は公式資料が優先されます。

よくある質問(FAQ)

Shopifyが安い理由は?

Shopifyは月額制($29-$299)で決済手数料2.9%+30円が中心。売上に対する手数料が固定的に低く、月商が大きいほど有利。ただし集客はショップ運営者の責任で、SNS・SEO・広告投資が必要になります。

楽天が高い理由は?

集客力の対価。月間5,000万人のユーザーへリーチできる代わりに、手数料10-15%+月額プラン費+RPP広告費が発生。自前集客が不要な分、実質手数料は20-30%と高くなります。

ネットショップの税金は?

事業所得として総合課税(累進5-45%+住民税10%)。青色申告特別控除65万・経費控除可能。年商1,000万超で消費税課税事業者、3,000万超で法人化検討が目安。副業なら20万円ルール適用。

純利率の目安は?

純利率20-30%が優等生、10-20%が標準、10%未満は改善必要。原価率30%以下の高付加価値商品・自社ブランド・OEM化で高利益率を目指す。モール系はコスト重、自社EC+SNSは集客重の傾向。

初心者にお勧めのプラットフォームは?

初期投資を抑えるならBASE(無料開設)、本格運営ならShopify($29/月)、集客も欲しいなら楽天市場(月10-100万投資可能なら)。副業スタートはBASE、月商50万を超えたらShopify移行が定番。

アパレルEC特有の注意点は?

返品率15-30%と非常に高い業種。サイズ表・詳細画像・カラー再現度・素材感の伝達が重要。無料返送ポリシーを設定するとCVR上がるが、返品コスト増で純利率悪化。バランス設計が必須。

複数モール同時運用のメリットは?

売上30-100%増+リスク分散。楽天・Amazon・Yahoo+自社Shopifyの4チャネル運用で、単一PF障害・仕様変更のリスク回避。ただし在庫連携・注文管理システム(ネクストエンジン等)の導入必須。

広告費の適正水準は?

売上の10-20%が実勢。ROAS300-500%を目安に運用。ただし単純ROASでは赤字化リスクあり、原価率・PF手数料を差し引いた「実質ROAS」で判断すること。CV単価×粗利で損益分岐算出が正解。

インボイス登録は必要?

年商1,000万未満でもBtoB取引・法人顧客がある場合は登録推奨。免税事業者のままだと取引先が仕入税額控除できず、値下げ要求や取引中止のリスク。楽天・AmazonでのBtoB購入対応でも必須化中。

特定商取引法の表記義務は?

ネットショップは特商法に基づく表記が義務。運営者名・所在地・電話番号・返品条件・価格・送料等の明示。BASE・Shopifyでは標準テンプレあり。個人事業主も本名・自宅住所公開が原則で、住所非公開の場合はバーチャルオフィス活用も。

返品率を下げる方法は?

サイズ表詳細化・商品画像枚数増(10枚以上)・動画追加・素材質感の解説・レビュー掲載。アパレルはモデル身長・実寸サイズ・着用感の明記で返品率5-15%改善可能。返品理由の分析+改善サイクル継続が本質。

法人化のタイミングは?

年商3,000万円超で法人化検討推奨。法人税率23%固定+役員報酬設計で所得税・住民税・社会保険料の最適化可能。事業融資・信用取引でスケール加速も。マイクロ法人化+個人事業併用も選択肢。税理士・司法書士相談必須。