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税務顧問料と記帳代行の年額見積

年商規模・訪問頻度・仕訳件数・年末調整の人数から、税務顧問の月額と決算申告料を含む年間総額を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

税務顧問料と記帳代行の年額見積ツール

月額の顧問料は年商規模の基準額×訪問頻度の係数で求めます。既定値の年商3,000万円未満・四半期に1回では25,000円×1.0=25,000円。記帳代行は月300仕訳で12,000円となり、月額合計37,000円の12か月分は444,000円です。決算申告料は月額の4か月分で100,000円、年末調整は10人で40,000円、消費税申告が40,000円。年間総額は624,000円となり、仕訳1件あたり40.00円、年商2,000万円に対して3.12%の水準です。

年商規模別の月額顧問料の目安

年商四半期に1回の訪問毎月の訪問
3,000万円未満25,000円35,000円
3,000万〜5,000万円30,000円42,000円
5,000万〜1億円35,000円49,000円
1億〜3億円50,000円70,000円
3億円以上70,000円98,000円

記帳代行料の目安(月間の仕訳件数別)

仕訳件数月額1件あたり
100件まで10,000円100円
101〜300件12,000円40〜118円
301〜500件20,000円40〜66円
501〜1,000件40,000円40〜79円

※参考計算です。法令・告示・単価は改正されることがあるため、実際の判断は最新の条文と所管窓口、必要に応じて専門家への確認のうえで行ってください。

税務顧問料と記帳代行の年額見積の詳しい解説

顧問料の水準が年商で決まるのは、売上規模が取引の件数と論点の数におおむね比例するためです。年商3,000万円の会社と3億円の会社では、仕訳の量だけでなく、税務上の判断を要する取引の種類が違います。とはいえ年商は目安にすぎず、飲食業のように少額の取引が大量に発生する業種と、建設業のように件数は少なくても工事進行や原価計算の判断が重い業種とでは、同じ年商でも作業量が逆転します。見積の根拠を年商だけに置くと、実態とのずれが生じます。

判断が分かれるのは、記帳を自社で行うか委託するかです。委託すれば経理の人件費を抑えられますが、資料を渡してから試算表が出るまでに1か月前後の遅れが生じ、月次で数字を見ながら経営判断をする用途には向きません。自社で会計ソフトに入力し、税理士には確認と修正だけを依頼する形にすれば顧問料は下がり、数字も早く見られます。ただし入力の品質が低いと、決算時にまとめて手直しが必要になり、決算申告料の側で吸収されることになります。

見落とされやすいのは、月額に含まれない業務です。年末調整、法定調書と償却資産申告、消費税の申告、税務調査への立会い、融資や補助金の資料作成は、別料金となっている契約が一般的です。これらを合計すると年間で顧問料の3か月分から5か月分に達することがあり、月額だけを比較すると総額の順位が入れ替わります。決算申告料も月額の4か月分から6か月分が相場で、年間総額に占める割合は小さくありません。

事業の状況によっても妥当な水準は変わります。創業期は取引が少なく、記帳の指導と資金繰りの相談が中心になるため低い水準で足ります。組織再編や事業承継、国際取引が絡む段階では、顧問料とは別のスポット報酬が発生します。年商に対する割合は0.3%から1%程度に収まることが多く、これを大きく超えるなら業務範囲を見直す余地があります。実際の契約内容と料金は事務所により異なるため、複数の見積を取って比較してください。

契約を見直す際は、まず1年間に実際に依頼した業務を書き出してみることをおすすめします。訪問はしていても報告を受けるだけになっている、逆に電話やメールでの相談が想定より多いといった実態が見えてきます。その内容に合わせて訪問の頻度と業務の範囲を組み替えれば、金額と満足度の両方が改善します。

業界・現場での使い方

顧問先の切り替え検討

現在の契約と同条件で総額を試算し、他の事務所の提示額と比較します。

税理士事務所の料金設計

仕訳件数と訪問頻度に応じた料金表を作り、見積の根拠を示します。

創業時の資金計画

開業初年度の顧問料と決算申告料を見積もり、固定費に組み込みます。

記帳の内製化の判断

委託と自社入力の費用差を出し、経理担当者の人件費と比較します。

よくある間違い・注意点

  • 月額顧問料だけで比較する — 決算申告料と年末調整、消費税申告を含めると年間総額の順位が入れ替わります。
  • 決算申告料を月額に含まれると考える — 月額の4〜6か月分が別途かかる契約が一般的です。
  • 年商だけで作業量を判断する — 業種によって取引件数と論点の数が異なり、同じ年商でも工数は大きく違います。
  • 記帳代行の遅れを見込まない — 資料の受け渡しに時間がかかり、月次の数字が出るのが1か月遅れることがあります。
  • スポット業務の料金を確認しない — 税務調査の立会いや融資資料の作成は別料金となることが多く、事前の確認が必要です。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

年商3,000万円未満の会社の年間費用はいくらですか?

四半期訪問・記帳代行あり・月300仕訳の既定値で624,000円、年商に対して3.12%の水準です。

月額顧問料の相場はどのくらいですか?

年商3,000万円未満で25,000〜35,000円、1億円規模で35,000〜50,000円が目安です。

決算申告料はいくらが一般的ですか?

月額顧問料の4〜6か月分が目安です。訪問頻度が低い契約では決算料の比重が高くなります。

記帳代行を頼むといくら上がりますか?

月100件で10,000円、300件で12,000円、500件で20,000円前後が目安です。

自社で記帳すると安くなりますか?

記帳代行料が不要になりますが、入力の品質が低いと決算時の修正費用として戻ってくることがあります。

月額に含まれない業務は何ですか?

年末調整、法定調書、償却資産申告、消費税申告、税務調査の立会い、融資資料の作成などです。

訪問頻度は下げても問題ありませんか?

月次で数字を確認する必要がなければ四半期に1回でも支障は少なく、費用は3割程度下がります。

年商に対する割合の目安はありますか?

0.3〜1%程度に収まる例が多く見られます。これを大きく超える場合は業務範囲の見直しを検討します。