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行政書士報酬許認可見積

行政書士の報酬見積計算

業務の区分・難易度・書類点数・出張回数から、行政書士に依頼した場合の報酬と実費、消費税を含む請求総額を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

行政書士の報酬見積計算ツール

報酬は基準報酬×難易度の係数+書類点数の加算に急ぎ対応の係数を掛け、出張分を足して求めます。既定値の建設業許可(新規・知事)は基準150,000円、難易度1.0で150,000円。書類12点のうち標準8点を超える4点分は12,000円の加算です。出張2回×15,000円=30,000円を加えて小計192,000円、消費税10%の19,200円と実費90,000円を足して請求総額は301,200円となります。相場のレンジ105,000〜240,000円の範囲内です。

業務区分別の報酬と実費の目安

業務報酬の目安主な実費
建設業許可(新規・知事)12〜20万円手数料 90,000円
建設業許可(更新)5〜10万円手数料 50,000円
一般貨物自動車運送事業の許可35〜50万円登録免許税 120,000円
風俗営業の許可15〜25万円手数料 24,000円
飲食店営業の許可4〜6万円手数料 16,000〜19,000円
株式会社の設立8〜15万円登録免許税 150,000円ほか

報酬に加算されやすい要素

要素加算の考え方
書類の点数が多い標準の点数を超えた分を1点あたりで加算します
関係者が多い・遠隔地面談や出張の回数に応じて日当と交通費を加えます
期限が迫っている他の案件に優先して着手する分を係数で上乗せします
要件の疎明が難しい資料の収集と説明に工数がかかるため難易度で調整します

※参考計算です。法令・告示・単価は改正されることがあるため、実際の判断は最新の条文と所管窓口、必要に応じて専門家への確認のうえで行ってください。

行政書士の報酬見積計算の詳しい解説

行政書士の報酬に定価がないのは、同じ許可の名前でも案件ごとに作業量が大きく違うためです。建設業許可であれば、経営業務の管理責任者の経験を過去の契約書や確定申告書で疎明できる会社と、資料が散逸していて再収集が必要な会社とでは、要する時間が数倍変わります。基準となる報酬額は標準的な作業量を前提にした目安であり、実際の見積は資料の状態を確認してから確定するのが通例です。

判断が分かれるのは、報酬と実費の線引きです。手数料や登録免許税、証紙代は行政庁へ支払う実費であり消費税はかかりません。一方、日当や交通費は役務の対価として報酬に含まれ課税されます。この区別が曖昧な見積書では、税込みの総額が想定と食い違います。依頼する側は、提示された金額に実費が含まれているか、含まれているならその内訳がいくらかを確認しておくと比較ができます。

見落とされやすいのは、着手金と成功報酬の設計です。許可が下りなかった場合に着手金が返らない取り決めが一般的で、要件を満たすかどうかが微妙な案件では、事前調査だけを別料金で依頼する方法もあります。また、申請後に行政庁から追加資料を求められた場合の対応が報酬に含まれるかどうかは事務所によって異なり、追加請求が生じることがあります。契約前に業務の範囲を書面で確認しておくことが、後の齟齬を防ぎます。

地域と時期による差もあります。都市部では競争が激しく報酬水準が下がる一方、申請先の窓口が混雑して手続の期間が延びます。地方では相場は上振れしますが、窓口との距離が近く調整が早く進む面があります。年度末や制度改正の直前は駆け込みの依頼が集中し、急ぎの対応を求めれば係数分の上乗せは避けられません。日本行政書士会連合会が実施する報酬額の統計が公表されているため、提示額の妥当性はそれと照らして判断できます。

依頼する側が費用を抑えたい場合、書類の収集と整理を自社で行い、作成と申請だけを委ねる分担が現実的です。登記事項証明書や納税証明書、決算書の写しなど、本人でなければ取りにくい書類も多く、これらを揃えておくだけで作業量は目に見えて減ります。逆に、要件を満たすかどうかの判断が必要な段階から相談したほうが、結果として安く済む場面もあります。要件を欠いたまま準備を進めて申請できなかった場合、それまでの費用と時間が無駄になるためです。

業界・現場での使い方

依頼前の予算検討

業務区分と実費から総額の目安を把握し、複数の事務所の見積を比較します。

行政書士の見積作成

難易度と書類点数を根拠として示し、報酬額の説明資料に用います。

企業の許認可予算

複数の許認可を同時に取得する場合の合計費用を積み上げます。

開業準備の資金計画

設立から営業許可までの費用を並べ、開業時の必要資金に組み込みます。

よくある間違い・注意点

  • 報酬額だけで事務所を比較する — 手数料や登録免許税などの実費が含まれるかで総額が大きく変わります。
  • 実費に消費税がかかると考える — 行政庁へ支払う手数料や登録免許税は課税の対象外です。
  • 追加資料への対応範囲を確認しない — 申請後の補正対応が報酬に含まれない場合、追加の請求が生じます。
  • 許可が下りなかった場合の扱いを決めない — 着手金が返還されない取り決めが一般的で、事前の確認が必要です。
  • 急ぎの依頼で係数の上乗せを見込まない — 他の案件に優先して着手する分が加算され、通常より1〜5割高くなります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

建設業許可の新規申請はいくらかかりますか?

既定値では報酬小計192,000円に消費税19,200円と実費90,000円を加えた301,200円です。

報酬と実費はどう違いますか?

報酬は行政書士への役務の対価で課税されます。実費は行政庁へ支払う手数料や登録免許税で課税されません。

難易度の係数はどう決まりますか?

資料の整備状況、関係者の人数、要件の疎明の難しさで判断されます。0.8〜1.5の範囲で調整されることが多く見られます。

急ぎの依頼は割高になりますか?

他の案件に優先して着手するため、1〜5割の上乗せが設定されるのが一般的です。

許可が下りなかった場合の報酬はどうなりますか?

着手金は返還しない取り決めが多く見られます。契約前に不許可の場合の扱いを確認してください。

見積書で確認すべき点は何ですか?

実費が含まれているか、補正対応や再申請が業務範囲に入るか、日当や交通費の単価が明示されているかです。

相場はどこで確認できますか?

日本行政書士会連合会が報酬額の統計を公表しており、業務区分ごとの分布を確認できます。

自分で申請することはできますか?

本人申請は可能です。書類の点数が少ない許可では自力での申請も現実的ですが、要件の判断が難しい場合は相談を検討してください。