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生地収縮率(洗濯収縮) 計算ツール|素材別早見・JIS L 1930準拠・パターン加算

洗前・洗後寸法から収縮率(%)を即算出し、パターン加算マージン(+0.5%目安)を提示。綿織物・綿ニット・ウール毛・シルク・レーヨン・ポリエステル・リネンの素材別収縮率、JIS L 1930/L 1042/L 0217準拠の家庭洗濯試験・工業洗濯試験、サンフォライズ・液体アンモニア加工・防縮加工の効果、アパレルOEM・パタンナー・品質保証・生地商社・クリーニング業界の現場実務までを体系解説します。

最終更新:2026-07-29/監修:計算ツールズ編集部

生地収縮率(洗濯収縮)ツール

計算式と基本の考え方

基本式

収縮率(%) = (洗前寸法 − 洗後寸法) / 洗前寸法 × 100

パターン加算率(%) = 収縮率 + 安全マージン(0.5~1.5%)

収縮率は洗前寸法基準で計算します。マイナス値(伸長)になる素材もあり、その場合はパターン縮小加工または洗前寸法の見直しが必要。JIS L 1930では長さ方向(タテ)と幅方向(ヨコ)を別々に測定し、それぞれの収縮率を報告します。

タテヨコ別と斜め方向

織物ではタテ糸方向・ヨコ糸方向で収縮率が異なるのが一般的。タテヨコの差が大きい場合、洗濯後にひずみ・ねじれが発生します。ニット(編物)は編み目構造から特にヨコ方向の緩和収縮が大きく、タテヨコの差を最小化する編み立て・テンション管理が品質のポイントです。

「マイナス収縮」=伸び

ポリエステル100%・ナイロン等の合成繊維、テンセル・キュプラ等のセルロース再生繊維では、洗濯後に寸法が伸びるケース(マイナス収縮)があります。単純な収縮率+マージンの発想では対応できず、繊維物性を理解した上でのパターン設計が必要です。

素材別 洗濯収縮率早見(家庭洗濯・タンブル乾燥なし)

日本繊維製品検査協会(NIBS)・日本繊維技術士センター等の試験データおよびアパレル業界の実務値を集約しています。JIS L 1930法・水温40℃・家庭用洗濯機・タンブル乾燥なし条件が前提。

素材タテ収縮ヨコ収縮備考
綿織物(シャツ地・ブロード)2-4%1-3%予備収縮加工で1%以下に
綿デニム(未加工)7-10%3-5%ジーンズの独特な履き込み感の元
綿デニム(ワンウォッシュ加工)1-3%1-2%製品洗い後で安定
綿ニット(Tシャツ天竺)5-8%2-5%タンブル乾燥で更に3-5%増
綿スウェット(裏起毛)5-10%3-6%厚地ほど大収縮
ウール毛織物(スーツ地)2-5%2-4%ドライクリーニング推奨
ウールニット(セーター)5-15%5-10%家庭洗濯でフェルティング発生
カシミヤ・アルパカ3-10%3-8%ドライクリーニング必須級
シルク(絹)3-8%2-6%水洗いでコワ張り・光沢変化
リネン(麻)4-8%3-6%初回洗濯で最大収縮
レーヨン(再生セルロース)3-10%3-8%湿潤強度低下、型崩れ注意
キュプラ(ベンベルグ)2-6%2-5%裏地の主素材、収縮に注意
テンセル/リヨセル2-5%2-4%フィブリル化に注意
ポリエステル100%0-1%0-1%寸法安定性極めて高い
ナイロン100%0-2%0-1%ストッキング等で伸長も
アクリル100%1-3%1-2%セーター素材の主流
ポリウレタン混(2-5%)1-3%1-3%ストレッチデニム等

タンブル乾燥(家庭用ドライヤー・コインランドリー)を使用する場合は上表の値に更に3-5%を加算する必要があります。特に綿ニット・スウェットは家庭洗濯とタンブル乾燥のセットで10%超の収縮が実測されることも珍しくありません。

収縮の3タイプ(緩和・膨潤・フェルティング)

1. 緩和収縮(Relaxation Shrinkage)

製織・製編・仕上げ工程で生地に加えられた張力(テンション)が洗濯時の水分・熱で解放されて起こる収縮。ほぼ全素材で発生し、初回洗濯で最大量、以降減少して安定します。工場出荷前の予備収縮(サンフォライズ等)で低減可能。

2. 膨潤収縮(Swelling Shrinkage)

吸水性の高い繊維(綿・レーヨン・リネン)が水を吸って膨潤し、繊維自体が太くなる代わりに糸長が短くなる現象。洗濯回数を重ねるごとに累積し、5-10回で頭打ち。乾燥時に元に戻る繊維もあれば戻らない繊維もある。

3. フェルティング収縮(Felting Shrinkage)

ウール等の動物繊維特有。繊維表面のスケール(鱗片)が水・摩擦・アルカリで絡み合い、密着して縮む現象。不可逆で元に戻らず、セーターが硬く小さくなる典型例。防縮ウールは表面加工でスケールを除去または樹脂被覆してフェルト化を抑制。

その他:熱収縮

ポリエステル・ナイロン等の熱可塑性繊維は、Tg(ガラス転移温度)以上の熱で分子鎖が緩和し収縮。タンブル乾燥高温設定・アイロン高温で発生。合成繊維の見かけの寸法安定性は「常温での」ものであり、加熱条件では収縮する点に注意。

JIS試験法(L 1930/L 1042/L 0217)

日本工業規格(JIS)では洗濯収縮に関する複数の試験方法が規定されています。

JIS L 1930 家庭洗濯試験

もっとも標準的な試験法で、家庭用電気洗濯機(型式・水量・時間を規定)を用い、洗剤・水温を選択して洗濯・乾燥後の寸法変化を測定。試験片は40cm×40cm、5本のクロスマークを打って寸法変化を平均。試験条件A1(強撹拌)~E(手洗い)、乾燥法A(平干)~F(タンブル)の組合せを表示します。

JIS L 1042 織物の防縮性試験

洗濯収縮率とは別に、生地単独の防縮性を評価する試験。試験片を規定のアルカリ液・水に浸漬して寸法変化を測定。生地商社・素材メーカーが素材出荷前品質保証に使用します。

JIS L 0217 繊維製品の洗濯表示記号

洗濯マーク(取扱い絵表示)の記号を規定。2016年12月から国際規格ISO 3758に整合した新記号(全41種)に切り替わり、家庭用品品質表示法で表示義務。収縮を防ぐには表示通りの洗濯・乾燥が前提です。

ISO 6330 家庭洗濯及び乾燥手順

ISO準拠の洗濯試験で、輸出製品・海外バイヤー取引で頻用。JIS L 1930とほぼ同等ですが、洗濯機モデル・洗剤の指定が異なるため、輸出向け生地は両方の試験成績が求められることが多いです。

防縮加工の種類と効果

サンフォライズ加工(綿織物)

Sanforization。生地を機械的に圧縮(先収縮)させることで、後の洗濯収縮を1%以下に抑える加工。米国のSanford Cluett氏(1930年代)開発。デニム・シャツ地の標準加工。加工しないと10%超の収縮になる綿デニムでも、この工程を経て安定寸法が保証されます。

液体アンモニア加工(綿・レーヨン)

綿・レーヨン生地を-33℃の液体アンモニアに浸漬し、繊維の分子構造を再配列。収縮低減+光沢+強度向上の効果あり。高級ドレスシャツ地・シルケットの代替。国内では東洋紡・帝人フロンティア等が展開。

防縮ウール加工(SR加工・ハーコセット)

ウール繊維表面のスケールを塩素処理で除去、または樹脂で被覆してフェルティング収縮を抑制。SR加工品はSuperwash Woolとして表示され、家庭洗濯機での洗濯が可能に。ベビー用・スクールセーターで主流。

樹脂加工(綿・レーヨン)

ホルマリン系樹脂で繊維をクロスリンクし、洗濯収縮・シワを同時に抑制。ノーアイロンシャツ(形態安定シャツ)の中核技術。厚労省告示第34号でホルマリン残留基準(0.05ppm以下)が規定されており、加工技術・品質管理が厳格化。

ヒートセット(合成繊維)

ポリエステル・ナイロン等の合成繊維を高温(180-200℃)で分子構造を熱固定。以後、Tg以下の温度では収縮しない状態に。市販のポリエステル生地・裏地はほぼ全て実施済み。

プリシュリンク(洗濯予備収縮)

製品完成前に一度洗濯して先に収縮させる。ジーンズの「ワンウォッシュ」「ストーンウォッシュ」がこれに該当。以降の家庭洗濯での収縮を1-3%以下に抑えます。

パターン設計への加算方法

アパレル生産では、収縮率を見越して洗前寸法を大きめに設計します。基本の考え方です。

加算率の設定

パターン寸法 = 完成品目標寸法 × (1 + 加算率)

加算率 = 実測収縮率 + 安全マージン0.5-1.5%

例:完成後100cmの襟周りが目標、素材の実測収縮率タテ4%・ヨコ2%の場合、パターン寸法はタテ104.5cm・ヨコ102.5cm。

タテヨコ・部位別の考慮

身頃(タテ)、袖丈(タテ)、裾巾(ヨコ)、胸周り(ヨコ)を別々に計算。特に袖丈・パンツ裾丈は着丈への影響が大きく、着用者の身長に対する見え方に直結。ヨコ収縮は締め付け感・シルエット崩れの原因となるため、女性物は0.5%上乗せするのが実務の慣例です。

色柄物の追加考慮

ボーダー・チェック等の柄物では、洗濯後の柄ズレを避けるため、収縮率を正確に把握し柄合わせのマージンを取ります。プリント生地では捺染時の張力も収縮に影響します。

業界での応用

🧵 アパレルOEM・生産管理

サンプル段階で生地の洗濯試験→パターン加算→本生産の一連工程を確立。ユニクロ・GU・ワークマン等の量産アパレルでは、素材メーカーからのシュリンク率データシートを購買仕様書に組込み、ロット間バラつきを±0.5%以内に管理。

👗 パタンナー・型紙設計

デザイナーの完成イメージから逆算し、素材ごとにパターンにマージンを加算。個人ブランド・少ロット生産では試作→水通し→試着→パターン修正のサイクルで最適化。CAD/CAMシステム(旭化成AGMS・東レACS等)にも収縮率データを入力し自動加算。

🏬 生地商社・素材メーカー

生地出荷前のJIS L 1930試験成績書を添付、洗濯収縮・防縮性を保証。定番素材ではロット毎の試験、新規素材はサンプル発売前の全項目試験が必須。品質不良は返品・損害賠償に直結。

🧺 クリーニング業界

受け取り時に洗濯絵表示・素材表示・現寸を記録し、洗濯後の収縮クレームに備える。ドライクリーニング(有機溶剤)は基本収縮ゼロ、ウェットクリーニングは湿潤収縮あり、判別が事故防止のポイント。

🏭 産業用資材(ワークウェア・ユニフォーム)

工業洗濯(タンブル乾燥・高温)を前提とした業務用制服・作業服では、綿100%は避けT/C混紡(ポリエステル/綿)・ポリエステル100%を採用。工業洗濯50回後の寸法保持率が仕様書に明記されます。

🛏️ 寝装品・タオル・シーツ

家庭で頻繁に洗濯される寝装品は、初回洗濯で大きく収縮するとサイズ不適合に。JIS L 1907(タオルの洗濯収縮試験)等で規格化。ホテル業界の業務用リネンではロス率(収縮による廃棄)を計画に組込み。

家庭洗濯と工業洗濯の違い

制服・シーツ・タオル等の業務用テキスタイルは、家庭ではなくクリーニング会社の工業洗濯機で洗濯されます。両者の条件差を把握することが業務用素材選定の要諦です。

洗濯条件の比較

項目家庭洗濯工業洗濯
洗濯温度15-40℃60-90℃(高温殺菌)
洗剤pH中性~弱アルカリ強アルカリ(pH10-12)
機械力穏やか強い(大型ドラム)
乾燥自然乾燥中心タンブル乾燥140℃前後
洗濯回数/生涯50-100回200-500回
累積収縮3-8%(素材別)5-15%(素材別)

工業洗濯対応品はポリエステル100%またはT/C混紡が主流で、綿100%は寿命が短く採用されにくい傾向です。ホテル・病院・介護施設のリネンサプライ業界では、ISO 6330Bに準じた工業洗濯試験成績を仕様書に明記します。

よくある間違い・注意点

  • タンブル乾燥収縮の見落とし ― 家庭用ドライヤー・コインランドリーの高温タンブル乾燥は追加で3-5%収縮します。カタログ値(平干し前提)を鵜呑みにすると顧客クレーム多発。
  • タテヨコ別収縮を無視 ― 織物・ニットでタテヨコ収縮率が異なる場合、洗濯後にひずみ・ねじれが発生。特にニット製品では長期着用でシルエット崩れの原因に。
  • 初回のみの試験で判断 ― 綿・レーヨン等では2-5回目の洗濯まで累積収縮するため、5回洗浄後の寸法をパターン加算根拠にすべき。
  • ドライクリーニング表示品を水洗い ― ウール・シルクの水洗いはフェルティング収縮・光沢喪失を招く。洗濯絵表示の遵守が最大の予防策。
  • 混紡素材の単純平均 ― T/C混紡65/35で綿の収縮率×0.35で加算する単純計算は不正確。混紡素材は独自の収縮挙動を持ち、実測が必須。
  • 裁断・縫製時のバイアス ― 生地に対して斜め45°方向で裁断した部位はタテヨコ収縮の中間となり、独自の伸縮を持つ。バイアステープ・ドレープの多い服では要検討。
  • 洗濯温度の見誤り ― 洗濯絵表示の水温(30/40/60/90℃)で収縮率は倍以上変わります。60℃洗いを想定した業務用制服・シーツは特に温度指定が重要。

関連する規格・法令

  • JIS L 1930 ― 繊維製品の家庭洗濯による寸法変化及び外観変化試験方法。もっとも標準的な洗濯収縮試験。
  • JIS L 1042 ― 織物の防縮性試験方法。生地単独の防縮性評価。
  • JIS L 0217 ― 繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法。洗濯絵表示。
  • JIS L 1096 ― 織物及び編物の生地試験方法。目付・厚さ・引張強さ等の基本試験。
  • JIS L 1907 ― タオル製品の吸水性・寸法変化試験方法。
  • ISO 3758 ― Textiles - Care labelling code using symbols。洗濯絵表示の国際規格。
  • ISO 5077 ― Textiles - Determination of dimensional change in washing and drying。ISO準拠の寸法変化試験。
  • ISO 6330 ― Textiles - Domestic washing and drying procedures for textile testing。ISO準拠の家庭洗濯試験。
  • 家庭用品品質表示法 ― 繊維製品の組成表示・洗濯絵表示を義務化。消費者庁所管、違反は改善命令・罰則。
  • 厚生労働省告示第34号 ― 繊維製品のホルマリン残留基準(24ヶ月以内の乳幼児用0.05ppm以下)。

参考文献・公的資料

より正確な素材別収縮率・詳細な試験手順・防縮加工技術の情報は、以下の公的機関・学会・団体資料を参照してください。

※本ページの計算結果および素材別収縮率データは概算値です。アパレル製品の量産設計・品質保証・OEM契約書・輸出成績書に用いる場合は、上記公的試験機関でのJIS L 1930準拠試験結果と、混紡素材・特殊仕上げ・染色条件を反映した実測値を優先してください。特に乳幼児用衣料・肌着・寝具等の法令規制対象品では、有資格者(繊維技術士・品質保証マネージャー等)の判断を仰いでください。

よくある質問(FAQ)

洗前100cm→洗後97cmの収縮率は?

3%。計算式(100-97)/100×100=3.0%。パターンには+0.5%マージンを加えて3.5%上乗せするのが実務の標準。同素材でも洗濯温度・洗剤・タンブル乾燥有無で結果が変わるため、実際の洗濯条件に合わせた試験を推奨します。

綿ニット(Tシャツ)の収縮率が特に大きいのはなぜ?

編物構造(ループの絡み合い)は織物より張力が高く、洗濯時に緩和収縮が大きく起こるため。加えて綿は膨潤収縮も加わり、Tシャツで5-8%(タテ)の収縮が一般的。工業的にはトンネル乾燥機での予備収縮工程で1-3%まで抑える製品もあります。

ウールセーターがフェルト化する原因は?

ウール繊維表面のスケール(鱗片)が水・熱・摩擦・アルカリで絡み合い、繊維同士が密着してフェルト化します。不可逆で元に戻りません。防止にはドライクリーニング・手洗い(30℃以下・中性洗剤・押し洗い)、または防縮加工品(Superwash Wool)を選ぶことが有効です。

ポリエステル100%は本当に縮まない?

常温洗濯ではほぼ縮みません(0-1%)。ただしタンブル乾燥高温(70℃以上)・アイロン200℃以上ではガラス転移点(Tg=80℃前後)を超えて熱収縮が起こります。合成繊維の寸法安定性は「常温での」ものであり、温度条件で変わることは押さえておきましょう。

デニムの「ワンウォッシュ」とは?

製品完成前に生産工場で一度水洗いし、先に縮ませておく処理。「ノンウォッシュ(未洗い)」デニムは7-10%収縮しますが、ワンウォッシュ後は1-3%以下に安定。消費者は購入時サイズで着用できるようになり、返品事故が激減します。

洗濯マーク(絵表示)は2016年に変わった?

はい。JIS L 0217(旧)からJIS L 0001(新)に移行し、国際規格ISO 3758と整合。全41種の記号となり、桶マーク・三角マーク・四角マーク・円マーク・◯マークの5系統で家庭洗濯・漂白・乾燥・アイロン・専門クリーニング処理を表示します。

初回洗濯で縮む・以降縮まないの?

綿・レーヨン・リネン等の吸水性の高い繊維では、5回目の洗濯まで累積収縮する場合が多いです。初回で60-70%、2回目で+20-25%、以降小さくなり5回でほぼ頭打ち。パターン設計は5回洗濯後の寸法を目標にするのが安全です。

ドライクリーニングでも縮む?

基本的に縮みません(水を使わないため)。ただし溶剤の性質・機械的作用で1%未満の寸法変化はあり、繰り返しで累積すること・型崩れは起こり得ます。ウェットクリーニング(専門技術での水洗い)は湿潤収縮あり。

混紡素材の収縮率はどう予測する?

T/C混紡65/35(ポリエステル/綿)なら単純平均でなく、綿の収縮特性が支配的です(綿は膨潤・ポリは形状保持)。実測が必須で、混率・織り構造・後加工で1-4%の範囲を取ります。工業洗濯対応の制服・ユニフォームで最重要の管理項目です。

ジーンズはなぜ縮む・履き込むと伸びる?

デニム(綿)は初回洗濯で緩和・膨潤収縮、その後の着用で体温・体形にフィットして伸長(履きジワ・ヒゲ・ハチノス等の個性が生まれる)。デニムファンの間で「洗濯しないでシルエットを保つ」文化もあり、ブランド指定の洗濯方法があります。

収縮試験は自宅でもできる?

簡易には可能です。生地を40×40cmに裁断→クロスマーク(30×30cm)を打つ→洗濯絵表示通りに洗濯・乾燥→クロスマーク間の寸法を測定→収縮率を計算。ただし公的試験機関のJIS L 1930準拠試験(規格洗濯機・規格洗剤)と比べて再現性は劣ります。

パターン加算率の上限はある?

実務上、10%以上の加算は生地選定を見直すべきサインです。あまりに大きく加算すると初回サイズが不自然に大きく、消費者が違和感を持ちます。防縮加工品への切替え・素材変更・ワンウォッシュ製品洗いを検討します。