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浄化槽人槽JIS A 3302排水

浄化槽 人槽算定(JIS A 3302)

建物用途と延床面積からJIS A 3302準拠の浄化槽人槽(処理対象人員)を即算出。合併処理浄化槽の設置届出・型式選定に。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

浄化槽 人槽算定(JIS A 3302)ツール

JIS A 3302 算定基準

住宅: 延床130m²以下=5人、130m²超=7人 (寝室6以上で+2)

事業用途: 用途別係数 × 延床面積 = 処理対象人員

JIS A 3302「建築物の用途別によるし尿浄化槽の処理対象人員算定基準」に基づく標準算定法。住宅は延床面積による段階制、事業用途は用途別係数を掛けて算出。合併処理浄化槽の型式選定と設置届出の基礎。

JIS A 3302 用途別係数

用途係数(人/m²)
住宅(延床130m²以下)一律5人
住宅(延床130m²超)一律7人(寝室6以上+2)
事務所0.06人/m²
店舗0.075人/m²
飲食店0.72人/m²
小中学校0.30人/m²
高校・大学0.25人/m²
病院0.08人/m²(病床数×8相当)
ホテル・旅館0.15人/m²

浄化槽 人槽算定(JIS A 3302)の詳しい解説

浄化槽の型式選定はJIS A 3302「建築物の用途別によるし尿浄化槽の処理対象人員算定基準」に従います。「人槽(にんそう)」は実際の使用人数ではなく、排水BOD負荷を「人1日あたりの標準負荷(40g-BOD/人)」に換算した処理対象人員のこと。飲食店は0.72人/m²と極めて高い係数ですが、これは油分・食品残渣を含む排水のBOD負荷が住宅生活排水の10倍以上あるためです。

住宅では延床130m²を境に一律5人槽 or 7人槽と単純化されているのが特徴です。「大家族だから10人槽」ではなく、寝室数6以上で+2人槽の補正のみ。合併処理浄化槽の設置費用は5人槽80-120万円、7人槽100-150万円、10人槽140-200万円が目安で、下水道未整備地域では新築時の必須検討事項です。

合併処理浄化槽(生活排水+し尿)への転換が2001年浄化槽法改正で原則化されました。以前の単独処理浄化槽(し尿のみ)は新設禁止、既設分も転換補助金制度あり。近隣で下水道整備計画がある場合は、浄化槽と下水道接続のコスト比較(接続受益者負担金・接続工事費)も判断材料になります。

業界・現場での使い方

新築住宅の浄化槽選定

下水道未整備地域での戸建・アパート新築時。設備設計事務所・水道設備工事店が延床面積から人槽算定。

店舗・飲食店開業

飲食店は係数0.72人/m²と高く、20㎡の小さなカフェでも14人槽必要になることが多い。開業前の初期投資見積り必須項目。

浄化槽維持管理業者

既設浄化槽の人槽と実際の負荷が乖離している場合の更新提案、法定点検頻度算定。

よくある間違い・注意点

  • 住宅で家族人数から人槽を決める — JIS A 3302は延床面積で決まる。家族3人でも延床150m²なら7人槽が必要。
  • 小さい店舗を小人槽で済ませる — 飲食店の係数0.72は住宅係数の10倍以上。20㎡のカフェでも14人槽以上必要。
  • 単独処理浄化槽で対応 — 2001年改正で新設禁止。合併処理浄化槽への転換必須(補助金制度あり)。

関連する規格・法規

  • 建築物の用途別によるし尿浄化槽の処理対象人員算定基準。
  • 設置届出・保守点検・清掃・法定検査(7条・11条)。
  • 汚物処理性能に関する技術基準。

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

人槽は実際の人数と違うの?

違う。BOD負荷を「1人1日あたりの標準負荷」に換算した処理対象人員。飲食店は実来客数の何倍にもなる。

住宅で寝室数が影響するのはなぜ?

寝室6以上=大家族想定。人数増加を寝室数で反映する簡易化。JIS A 3302の規定。

浄化槽の設置費用は?

5人槽80-120万、7人槽100-150万、10人槽140-200万円が目安(本体+設置工事+電源)。

合併処理浄化槽と単独処理の違いは?

合併は生活排水(台所・風呂・洗濯)+し尿を処理、単独はし尿のみ。単独は2001年から新設禁止。

下水道と浄化槽どちらが得?

短期は浄化槽安、長期は下水道が経済的。維持費(浄化槽は年3-5万)、下水料金、接続工事費で比較。