プレスパンチ力(せん断)
板厚・切断周長・せん断強度からプレスパンチ力(kN・トン)を即算出。プレス機能力選定・金型設計に。
プレスパンチ力(せん断)ツール
プレスせん断力
F(kN) = t(mm) × L(mm) × せん断強度(N/mm²) / 1000
板厚×切断周長×せん断強度でせん断に必要な力を算定。せん断強度は引張強度の70-80%が目安。プレス機能力(トン)は F/9.81 で概算。
材料別 せん断強度目安
| 材料 | せん断N/mm² |
|---|---|
| SS400 | 340 |
| SPCC | 280 |
| SUS304 | 520 |
| SUS316 | 540 |
| AL5052 | 200 |
| AL7075 | 330 |
| 銅C1100 | 220 |
| 真鍮C2801 | 340 |
プレスパンチ力(せん断)の詳しい解説
プレスのせん断加工必要力は「板厚×切断周長×せん断強度」で決まります。3mm厚SS400で周長300mm(例:φ100丸抜き)なら約306kN=31.2トン。50トンプレス機で余裕を持って加工可能というレベル感です。
実務では実必要力の1.5-2倍の能力機を選ぶのが安全。板厚厚くなるほど、周長長くなるほど必要能力が急増します。SUS304はSS400の1.5倍必要。プレス金型のダイクリアランス設計、パンチ設計も同じ計算がベース。加工トン数が予想を超えると金型・機械の破損リスクがあります。
業界・現場での使い方
プレス金型設計
抜き型・曲げ型・絞り型の必要能力計算。
プレス機選定
量産部品の年間必要トン数から機種選定。
生産技術・工程設計
複数抜き穴で総必要力算定。
よくある間違い・注意点
- 周長を工程内複数のうち一部だけ — 複数抜き同時工程は合計周長で計算。
- 材質を軟鋼で仮定 — SUS/高強度鋼は必要力1.5-2倍。
- プレス能力ぎりぎりで運転 — 能力90%以上での連続運転はNG。70%以下で運用。
関連する規格・法規
- JIS B 6402 機械プレス
- JIS B 6405 プレス金型
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
板厚3・周長300mm・SS400のパンチ力は?
約306kN(31トン)。50トンプレスで余裕。
推奨プレス能力は必要力の何倍?
1.5-2倍。摩耗・材質ばらつき・複数箇所同時加工の余裕。
せん断強度=引張強度の何%?
鋼で70-80%、SUS 60-75%、アルミ 55-65%。
打抜き寸法精度は?
公差プレス機で±0.02-0.05mm、機械プレスで±0.05-0.1mm。