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整体1日予約数

施術時間と営業時間から、整体院で1日に受けられる予約数と月商を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

整体1日予約数ツール

計算式と考え方

1日の最大枠数は「(営業時間 − 休憩)÷(施術時間 + 準備時間)」で求めます。営業10時間から休憩60分を引いた540分を、施術50分と準備5分の合計55分で割ると9.8となり、切り捨てて9枠です。予約の充填率80%なら実際の予約は1日7.2人になります。単価6,500円で施術者1人なら1日の売上は46,800円、月25日営業で1,170,000円です。全枠が埋まった場合は1,462,500円になります。営業時間600分のうち施術に充てている時間は360分で、割合は60%です。整体では1日8人前後が持続可能な水準の目安とされ、この稼働は範囲内にあたります。

1日の予約数を決める要素

施術時間60分か40分かで枠数が大きく変わります。短時間コースを併設すると回転は上がりますが単価は下がります
準備と記録カルテ記入、ベッドの準備、次の来院者への案内で5〜10分は必要です。ここを詰めすぎると遅延が連鎖します
休憩の確保手技は体力を消耗します。休憩を削ると数か月単位で施術の質が落ち、離職につながります
予約の充填率平日昼の空きが埋まりにくく、全体では70〜85%が現実的な水準です

整体1日予約数の詳しい解説

整体や手技療法の売上構造は、施術者1人が1日に何人を診られるかでほぼ決まります。物販と違って在庫や仕入がないぶん粗利は高いのですが、供給量の上限が施術者の体力と時間に直結するため、無理に人数を増やすと質の低下と離職という形でしっぺ返しが来ます。実務でよく言われるのが、理論上の枠数と持続可能な人数は違うという点です。1日9枠を確保できる体制でも、毎日9人を診続けると手指と腰への負担が蓄積し、数か月で施術の精度が落ちます。整体では1日8人前後、鍼灸では6人前後が長期的に続けられる水準とされ、繁忙期に一時的に超えることはあっても常態化させない設計が求められます。充填率の考え方も重要です。平日の日中は主婦層と高齢者、夕方以降と土日は勤め人が中心という需要の偏りがあり、全枠を均等に埋めるのは現実的ではありません。実務では、空きが出やすい平日昼に回数券や早期予約の割引を設定して埋め、単価の取れる時間帯は通常料金を維持するという運用が一般的です。ただし割引を常態化させると平均単価が下がるため、割引枠の上限を決めておく必要があります。業態による違いも大きく、接骨院や整骨院では保険診療を扱うため1人あたりの施術時間が短く、1日20人以上を診る運営が成り立ちます。ただし療養費の請求には負傷原因や施術内容の要件があり、対象範囲を超えた請求は返戻や指導の対象となるため、保険と自費の区分を明確にした運営が前提になります。経営面で見落とされやすいのが、施術者1人あたりの限界を超えた先の選択肢です。予約が埋まり続けている状態は、値上げか増員のどちらかを検討すべき合図です。値上げは既存客の一部が離れるリスクを伴いますが、施術者を増やさずに売上を伸ばせます。増員は売上の天井を上げられる一方、指名の偏りが生じやすく、新しい施術者の稼働が上がるまでの人件費が先行します。多くの店舗では、まず単価を上げて既存客の質を保ち、待ちが常態化してから増員するという順序をとります。また、リピート率が売上の安定を左右します。初回来院者の再来率が5割を下回る状態で新規集客に費用をかけ続けると、広告費が積み上がるだけで利益が残りません。次回予約をその場で取る運用、施術後のセルフケア指導、通院計画の説明といった仕組みが、結果として予約枠の埋まり方を安定させます。なお、施術行為の範囲や広告表現には法令上の制限があるため、開業や表示の内容は保健所や関係機関に確認したうえで進めてください。

業界・現場での使い方

開業時の収支計画

1日に受けられる人数から月商の上限を算出し、家賃や人件費の上限を決めます。

料金改定の検討

充填率が高止まりしている場合に、単価を上げた場合の売上を比較します。

増員の判断

施術者を1人増やした場合の月商の伸びと、人件費の増加を比較します。

よくある間違い・注意点

  • 理論上の枠数を稼働目標にする — 毎日満枠を続けると施術の質が落ち、離職につながります。持続可能な人数を上限として設定してください。
  • 準備と記録の時間を見込まない — カルテ記入とベッドの準備には5〜10分かかります。詰めすぎると遅延が連鎖して全体が崩れます。
  • 新規集客だけで売上を伸ばそうとする — 再来率が5割を切る状態では広告費が積み上がるだけです。次回予約の運用を先に整えてください。

関連する規格・法規

  • 業界標準
  • 各業界団体

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

1日に何人まで施術できますか?

整体では8人前後、鍼灸では6人前後が長期的に続けられる水準の目安とされています。業態と施術時間で変わります。

充填率はどのくらいが現実的ですか?

平日昼の空きを考えると70〜85%が現実的な範囲です。100%を前提にした計画は無理が生じます。

予約が埋まったら増員すべきですか?

まず単価の見直しを検討し、待ちが常態化してから増員する順序が一般的です。指名の偏りにも注意が必要です。