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iDeCo月額上限

職業区分と他の制度の加入状況から、個人型年金の拠出限度額を確認します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

iDeCo月額上限ツール

計算式と考え方

拠出の限度額は職業の区分によって異なります。自営業では国民年金基金や付加保険料と合わせて月68,000円、会社員で企業年金がない場合は月23,000円、企業型の確定拠出年金がある場合は事業主の掛金と合算した上限が適用されます。専業主婦・主夫は月23,000円です。年間の拠出額は全額が所得控除の対象となるため、税率30%であれば拠出額の30%が節税額になります。月23,000円なら年276,000円の拠出で、約82,800円の節税という計算です。

区分別の限度額

自営業・フリーランス月68,000円。国民年金基金等と合算した上限
会社員(企業年金なし)月23,000円
会社員(企業型年金あり)事業主掛金と合算した上限が適用される
専業主婦・主夫月23,000円。所得がなければ控除の効果はない

iDeCo月額上限の詳しい解説

個人型の確定拠出年金は、自分で掛金を拠出し、運用し、老後に受け取る仕組みです。税制上の優遇が3つの段階で設けられており、拠出時には全額が所得控除、運用中の利益は非課税、受け取り時にも控除が適用されます。この優遇の大きさが、この制度を活用する主な理由になります。拠出の限度額は、公的年金や企業年金の状況によって異なります。自営業者は厚生年金がなく企業年金もないため、限度額が最も大きく設定されています。会社員は厚生年金があるため限度額が小さく、さらに企業年金の状況によって細かく区分されます。この設計は、老後の備えの総量を公平に保つという考え方に基づいています。所得控除の効果は、税率によって変わります。税率が高いほど節税額が大きくなるため、所得の高い人ほど有利になります。逆に、所得がなく所得税を納めていない場合、この控除の効果は生じません。専業主婦・主夫が拠出する場合、運用益の非課税と受け取り時の控除は適用されますが、拠出時の控除の効果は得られないため、優遇の一部しか活かせないことになります。制度上の制約も理解しておく必要があります。最大の制約は、原則として60歳まで引き出せないという点です。老後のための制度であるため、住宅の購入や教育費といった途中の資金需要には対応できません。この資金拘束を許容できる範囲で拠出額を決めることが重要です。生活が苦しくなって拠出を続けられなくなった場合、掛金の減額や停止はできますが、既に拠出した分は引き出せません。手数料も確認すべき事項です。加入時の手数料、毎月の口座管理手数料、給付時の手数料が発生します。運営する金融機関によって手数料の水準が異なり、長期にわたる制度であるため、この差が最終的な受取額に影響します。手数料の低い金融機関を選ぶことが、効率を高める要素になります。受け取り方についても選択肢があります。一時金として受け取る場合と年金として受け取る場合で、適用される控除が異なります。退職金の有無や、他の収入の状況によって有利な方法が変わるため、受け取りの時期が近づいたら試算して判断することになります。

業界・現場での使い方

限度額の確認

職業と企業年金の状況から拠出できる上限を把握します。

節税効果の試算

拠出による年間の節税額を算出します。

長期の計画

拠出できる期間と総額を確認します。

よくある間違い・注意点

  • 60歳まで引き出せることを前提にする — 原則として引き出せません。途中の資金需要には対応できない制度です。
  • 所得がなくても節税になると考える — 所得税を納めていなければ拠出時の控除の効果は生じません。
  • 手数料を比較しない — 金融機関により差があります。長期のため最終的な受取額に影響します。

関連する規格・法規

  • 金融庁
  • 日本証券業協会

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

限度額はどう決まりますか?

職業の区分と企業年金の加入状況によります。自営業が最も大きく設定されています。

途中で引き出せますか?

原則として60歳まで引き出せません。掛金の減額や停止は可能です。

節税額はどのくらいですか?

拠出額に税率を掛けた額です。税率30%で月23,000円なら年8万円台になります。