露点温度(空調用)
気温・湿度から露点温度を即算出。冷却コイル除湿設計・窓ガラス結露判定・除湿機性能検討に。
露点温度(空調用)ツール
露点温度の計算(Magnus式)
飽和水蒸気圧 es = 6.11 × exp(17.27T / (T+237.3))
実水蒸気圧 e = es × RH/100
露点 Td = 237.3α / (17.27−α), α=ln(e/6.11)
露点は「その空気を冷却したとき水滴が凝結し始める温度」。冷却コイル表面温度がこれ以下だと除湿が発生、以下でないと除湿されない。空調・除湿設計・結露対策の基礎。
気温別 露点(相対湿度別)
| 気温 | RH50% | RH60% | RH70% | RH80% |
|---|---|---|---|---|
| 25℃ | 13.9 | 16.7 | 19.1 | 21.3 |
| 28℃ | 16.7 | 19.6 | 22.1 | 24.3 |
| 30℃ | 18.4 | 21.4 | 23.9 | 26.2 |
| 33℃ | 21.4 | 24.3 | 26.9 | 29.2 |
露点温度(空調用)の詳しい解説
露点温度は「その空気を冷却して水滴が凝結し始める温度」で、除湿・結露判定の基本指標です。夏の33℃70%の空気は露点27℃。窓ガラス表面が27℃以下になると結露します。冬の20℃60%は露点12℃、外気に接する窓表面が12℃を下回ると結露発生。
空調設計では冷却コイル表面温度を露点以下にすることで除湿を実現します。7-12℃冷水を通したコイルで空気を除湿→再熱で目標温度に、が標準サイクル。デシカント除湿機は低温での除湿で、露点による物理的除湿限界を超える性能を実現します。
業界・現場での使い方
空調除湿設計
冷却コイル温度と除湿量の関係。梅雨時・厨房・地下室の除湿必要量算定。
結露対策
窓・壁・冷水配管の表面温度と露点比較で結露リスク判定。
半導体・食品工場
クリーンルーム露点管理。低露点(-40〜-70℃)ドライエアシステム。
よくある間違い・注意点
- 相対湿度だけで結露判定 — 絶対的な露点温度で判定。低温での高湿は露点低い。
- 露点=気温と誤解 — RH=100%の時のみ露点=気温。それ以外は露点<気温。
- 全空気系の露点均一を想定 — 空気混合・熱交換で局所的に露点が上下。系統別評価。
関連する規格・法規
- SHASE-S 111 空調計算基準
- ISO 5149 冷凍装置
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
26℃60%の露点は?
約17.7℃。冷水コイル7-12℃で除湿発生。
露点温度で結露リスクわかる?
窓・壁の表面温度が露点以下=結露発生。冬の窓結露は典型例。
相対湿度と絶対湿度の違いは?
相対湿度は温度依存の割合、絶対湿度は空気1kgあたりの水蒸気質量(g/kg)。
低露点ドライエアとは?
露点-40〜-70℃の超乾燥空気。半導体・リチウム電池製造で必須。