コンテナ積載効率(FCL)計算|20/40/40HCコンテナとT11/ユーロパレット積付+国際物流の実務
海上コンテナ種別(20ft/40ft/40ft HC)・パレット(T11・ユーロ・アメリカン)から最大積付枚数と積載効率を即判定。ISO 668(コンテナ規格)・ISO 6780(パレット規格)準拠、段積み(ダブルスタック)・重量制約(ペイロード)・FCL/LCL比較・輸出入通関・国際物流計画までを、貿易・海運・フォワーダー・工場物流のプロ向けに徹底解説します。海運運賃の見積り、荷姿設計、通関書類作成、CFS(コンテナ・フレイト・ステーション)混載計画に直結する数字を早見で提示します。
コンテナ積載効率(FCL)ツール
計算の考え方とコンテナ内寸
ISO海上コンテナの内寸(有効容積)
海上コンテナはISO 668「フレートコンテナの分類・寸法・定格」で規格化されています。外寸は20ft(6.058m)・40ft(12.192m)・40ft HC(12.192m×2.896m高)ですが、実務で使うのは内寸(積み込み可能空間)です。
| 規格 | 内寸(長×幅×高 m) | 内容積 m³ | ペイロード(最大積載重量) |
|---|---|---|---|
| 20ftドライ | 5.90×2.35×2.39 | 約33 | 約28,200kg |
| 40ftドライ | 12.03×2.35×2.39 | 約67 | 約26,800kg |
| 40ftハイキューブ(HC) | 12.03×2.35×2.69 | 約76 | 約26,500kg |
| 45ftHC | 13.55×2.35×2.69 | 約86 | 約28,000kg |
積付枚数の計算
コンテナ床面積に対して、パレット外寸を敷き詰められる枚数を算出します。単純敷き詰めと回転配置(90°回した組み合わせ)で最適パターンが変わるため、パレット規格ごとに実測ベストの数字を使うのが実務標準です。
コンテナ規格詳細(ISO 668)
ISO 668で分類される主要海上コンテナは以下の通り。日本の国内海運・鉄道輸送(JR貨物)では12ft国内コンテナも運用されています。
| 種別 | 用途 | 特徴 | 運賃指数(40ft基準1.0) |
|---|---|---|---|
| 20ftドライ(DV) | 汎用・重量物 | ペイロード最大・容積最小 | 0.60-0.70 |
| 40ftドライ(DV) | 汎用・軽量嵩物 | 最も一般的 | 1.00 |
| 40ftハイキューブ(HC) | 嵩物・軽量荷 | 高さ+30cm、容積+13% | 1.05-1.10 |
| 20ft/40ftリーファー | 冷凍・冷蔵 | -25℃〜+25℃調整可 | 1.5-2.0 |
| 20ft/40ftオープントップ(OT) | 重量物・長尺 | 屋根なし・タープ被覆 | 1.3-1.5 |
| 20ft/40ftフラットラック(FR) | プロジェクト貨物 | 屋根・側面なし | 1.4-1.6 |
| 20ftタンクコンテナ | 液体・危険物 | ステンレスタンク内蔵 | 2.0-3.0 |
日本の国内輸送では12ft国内コンテナ(内寸3.6×2.2×2.2m、容積約17m³)がJR貨物・トラック共用で運用されています。国際海上コンテナ(20/40ft)と国内12ftはシャシー・スワップ機構が異なるため、混同注意です。
パレット規格別 積付枚数
パレット規格は地域で異なります。日本はT11(1100×1100mm)が業界標準(JIS Z 0601)、欧州はユーロパレット(1200×800mm)、北米はアメリカン(1219×1016mm=48×40inch)が主流です。それぞれのコンテナへの最大積付枚数を示します。
| パレット規格 | 寸法(mm) | 20ft | 40ft | 40ft HC |
|---|---|---|---|---|
| T11(日本標準) | 1100×1100 | 10枚 | 21枚 | 21枚 |
| ユーロパレット(EPAL) | 1200×800 | 11枚 | 25枚 | 25枚 |
| アメリカン(GMA) | 1219×1016 | 10枚 | 20枚 | 20枚 |
| ISOパレット | 1200×1000 | 9枚 | 20枚 | 20枚 |
| T12(オーストラリア) | 1165×1165 | 9枚 | 18枚 | 18枚 |
T11パレットは1100×1100の正方形で回転しても寸法が変わらず、荷姿設計がシンプル。ユーロパレット(1200×800)は長辺・短辺の組合せで隙間充填効率が高く、40ftで25枚(20ftで11枚)入るのが特徴です。パレット高さ100-160mm、貨物高さ1.5-1.7mが積付可能な典型範囲。
重量制約とペイロード
コンテナには容積制約と重量制約の2つの上限があります。ペイロード(最大積載重量)は各コンテナのCSC(Container Safety Convention)プレートに刻印されています。
| 規格 | タラ重量(自重) | グロス最大 | ペイロード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 20ftドライ | 約2,200kg | 約30,480kg | 約28,280kg | アメリカ発着30,480kg、日本国内総重量制約24t強 |
| 40ftドライ | 約3,700kg | 約30,480kg | 約26,780kg | 日本国内総重量制約24t強 |
| 40ftハイキューブ | 約3,900kg | 約30,480kg | 約26,580kg | 高さ4.1mで日本国内一部道路通行制限あり |
| 20ftリーファー | 約2,800kg | 約34,000kg | 約31,200kg | 冷凍機分の自重増 |
日本の道路交通法上の重量制約
日本の一般道では車両総重量25t以下、高速道路20t以下(特例24t)。20ftコンテナフル積載(車両+シャシー+コンテナ+貨物≒40t)は特殊車両通行許可が必要で、経路・時間帯が制限されます。実務では20ftで20-22t、40ftで24-26t程度が国内輸送の標準積載重量です。
段積み(ダブルスタック)の実務
パレット高さ・貨物高さがコンテナ内高2.39m(20/40ft)または2.69m(40HC)より低い場合、段積みで積載効率を上げられます。ただし荷崩れリスク・重量集中による下段パレット破損に注意が必要です。
| 貨物高さ | コンテナ内高 | 段積み | 最大パレット数(40ft・T11) |
|---|---|---|---|
| 1.0m | 2.39m(40ft) | 2段 | 42枚 |
| 1.2m | 2.39m(40ft) | 1段+一部2段 | 21-32枚 |
| 1.5m | 2.39m(40ft) | 1段 | 21枚 |
| 1.0m | 2.69m(40HC) | 2段 | 42枚 |
| 1.2m | 2.69m(40HC) | 2段 | 42枚 |
段積みでは下段パレットに2倍の荷重がかかるため、木製パレット(耐荷重500-1,000kg)では2段が限界。プラスチックパレット(耐荷重2t級)や金属パレットなら3段以上可能です。荷崩れ防止にはストレッチフィルム巻き・エッジボードで剛性確保します。
FCL vs LCL の使い分け
FCL(Full Container Load)は1社占用、LCL(Less than Container Load)は混載(コンソリ)。それぞれの適性は下表の通り。
| 項目 | FCL(1社占用) | LCL(混載) |
|---|---|---|
| 最少貨物量 | 13m³(20ftのハーフ)推奨 | 1m³から |
| 荷役 | シッパー側で行う(内蔵責任) | CFS(Container Freight Station)で混載 |
| 通関 | 単独通関 | 共同通関(他社貨物との紐付) |
| 運賃体系 | コンテナ単位(BOX rate) | W/M(Weight or Measurement)単価 |
| リードタイム | ドアtoドア速い | 混載スケジュール待ちで長い |
| 荷傷リスク | 低(占用) | 中(他社貨物との積み重ね) |
目安として、貨物量が13m³以上または5,000kg以上ならFCLが割安、それ以下ならLCL(混載)が経済的。頻度が低く不定期の貨物はLCL、定期的な貨物はFCLが定石です。
海上輸送とTHC・BAF・CAF
海上運賃は本船運賃(Ocean Freight)以外に各種チャージが加算されます。輸出入コスト計算では以下の項目を漏らさず加算する必要があります。
| 項目 | 意味 | 金額目安(40ft) |
|---|---|---|
| Ocean Freight(海上運賃) | 本船運賃 | USD 800-3,000(路線・時期で変動大) |
| THC(Terminal Handling Charge) | コンテナヤード荷役料 | JPY 30,000-60,000 |
| BAF(Bunker Adjustment Factor) | 燃料調整費 | USD 100-300 |
| CAF(Currency Adjustment Factor) | 為替調整費 | 本船運賃の5-15% |
| Documentation Fee | 船荷証券発行料 | USD 30-80 |
| Wharfage(埠頭使用料) | 港湾使用料 | USD 40-100 |
| CFS Charge(LCLのみ) | 混載荷役料 | W/Mあたり USD 25-50 |
日本-上海航路の40ftドライ全費用目安は13-25万円、日本-欧州航路(35-50日)は40-80万円が2026年時点の相場。市況・スペース需給・燃料油価格で±40%変動します。
主要航路とリードタイム
海上輸送のリードタイム(輸送日数)は航路・寄港数・トランシップ有無で大きく変わります。以下は日本発の主要航路の目安です。
| 航路 | リードタイム | 40ft運賃目安(2026年) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 日本-上海・寧波 | 3-5日 | 13-20万円 | 週複数便・スペース豊富 |
| 日本-香港・深セン | 5-8日 | 15-25万円 | 華南地区の主要港 |
| 日本-シンガポール | 10-14日 | 18-28万円 | 東南アジアハブ港 |
| 日本-バンコク・レムチャバン | 12-16日 | 20-30万円 | タイ経由の自動車部品輸送 |
| 日本-西海岸(LA/LB) | 12-15日 | 30-70万円 | 米国最主要航路 |
| 日本-東海岸(NY) | 25-35日 | 50-90万円 | パナマ運河経由 |
| 日本-ロッテルダム | 35-50日 | 40-80万円 | 欧州最主要港 |
| 日本-ハンブルク | 40-55日 | 45-85万円 | ドイツ玄関口 |
| 日本-ドバイ | 25-35日 | 25-45万円 | 中東ハブ港 |
近海航路(中国・韓国)は週2-3便と便数豊富、遠洋航路(欧米)は週1便の直航または経由便。リードタイム内訳は本船輸送期間+港湾荷役+通関+国内配送の合計です。
CBM(容積立米)とW/M運賃
LCL(混載)貨物の運賃はW/M(Weight or Measurement)単価で計算されます。1kgと1m³を比較して大きい方に単価を乗じる方式です。
CBMの計算
CBM(m³) = 長さ(m) × 幅(m) × 高さ(m)
例:段ボール箱 60×40×30cmを100個なら、0.6×0.4×0.3×100 = 7.2 CBM。パレット輸送では貨物寸法+パレット高さで算出します。
W/M運賃の考え方
運賃 = max(重量kg÷1000, 容積CBM) × 単価
例:貨物 3,000kg・8CBMなら、W=3、M=8で M側の8を採用、単価USD 100/W/Mなら運賃USD 800。比重0.5未満の軽量嵩物はCBMで課金、鉄鋼・機械は重量で課金されるのが典型です。
通関書類と輸出入手続き
コンテナ輸出入では以下の書類が必須です。書類不備は通関保留・追加保管料の原因になります。
| 書類 | 発行者 | 役割 |
|---|---|---|
| インボイス(Invoice) | 売主 | 商品明細・単価・合計金額・貿易条件 |
| パッキングリスト(P/L) | 売主 | 梱包明細・個数・重量・容積 |
| 船荷証券(B/L) | 船会社 | 貨物受領証・所有権証券 |
| 原産地証明書(C/O) | 商工会議所・関税当局 | 関税優遇適用証明 |
| 輸出許可書 | 経済産業省 | 規制品目の輸出許可 |
| 輸入許可通知書 | 税関 | 輸入完了通知(NACCS電子交付) |
| VGM証明書 | 荷送人・保税倉庫 | コンテナ総重量申告(SOLAS条約) |
| 危険物申告書(DGD) | 荷送人 | 危険物の分類・容器・表示(IMO/IMDG) |
日本の輸出入通関はNACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)電子申告が主流。フォワーダー・通関業者が代行し、通常のドライ貨物は書類提出から6-24時間で通関完了します。
業界・現場での使い方
📦 輸出製造業
製品出荷時のコンテナ積載計画。パレット規格・段積み可否・重量制約から必要コンテナ本数を確定し、フォワーダーへブッキング。自動車部品・機械・化学品では月次で数十本のFCLを運用する現場もあります。
🏭 輸入原材料調達
原料・部品輸入のコンテナ調達計画。単重・単価から20ftか40ftかを選定、リードタイムから発注タイミングを設定。中国・東南アジアからは20ft多用、欧米からは40ftが定石。
🚚 フォワーダー(乙仲)
荷主向けの積載提案・見積り。FCL/LCL選定、混載スケジュール調整、通関申請、輸送手配のワンストップ。CBM(容積立米)・W/M(重量・容積換算)単価の見積り作成に本ツールの数字が直結。
🏢 倉庫・3PL事業者
コンテナ・デバンニング(荷降ろし)後の倉庫段積み計画。パレット規格別に倉庫レイアウト・保管効率を最適化。棚卸期間・出荷ピック効率も加味した保管料設定に。
⚓ 港湾・海運事業者
本船・ヤードの積載計画(スチワジー)、ガントリークレーン運用、ヤード効率。TEU(20ft換算単位)換算で本船スペース売買・運賃決定を行う。船腹スペース稼働率が収益に直結。
📋 通関・貿易実務
インボイス・パッキングリスト・船荷証券(B/L)の内容整合性チェック。コンテナNo・貨物CBM・重量・パレット数の一致は通関書類の必須項目。誤記があると通関保留・追加費用のリスク。
よくある間違い・注意点
- 段積み無視の積載計画 — パレット高さ1.0mでコンテナ内高2.39mなら2段可能なのに1段のみで発注し、コンテナ本数が2倍になるケース。木製パレット耐荷重確認の上で段積み前提の計画を立てる。
- 重量制約の見落とし — 40ftコンテナで容積70m³使い切っても、鉄鋼・金属・液体では重量オーバー(ペイロード26.8t超)で積み込み拒否。単重・比重の高い貨物では20ft複数本の方が経済的な場合あり。
- パレット規格の誤り — 日本T11(1100×1100)、欧州ユーロ(1200×800)、北米GMA(1219×1016)。荷受け先が対応できない規格でパレタイズすると、CFSで積み替え費用が発生する。
- コンテナ内寸の誤解 — 外寸12.192mが40ft、内寸12.03mが正しい積付計算の起点。カタログ数値と実測はいずれもJIS Z 1618/ISO 668で規格化されている。
- THC・BAF・CAFの見積漏れ — 本船運賃だけで見積りするとTHC(3-6万円/40ft)・BAF・CAFで20-40%の追加費用が発生。フォワーダー見積書のAll-In条件を確認する。
- 40HCの高さ4.1m規制無視 — 40HCは車載時全高4.1m(コンテナシャシー含む)で、日本の一部橋梁・トンネルで通行不可。海コン輸送の高さ制限マップを事前確認する。
- 危険物・特殊貨物のIMO申告漏れ — 化学品・電池等はIMO(国際海事機関)DGD申告必須。無申告で密輸判定・出港停止・罰金リスク。危険物用コンテナ(オープントップ・タンク)が必要な場合も。
- デマレージ・ディテンションの見落とし — 港湾でコンテナ引取遅延(デマレージ)、返却遅延(ディテンション)で日当USD 100-300のペナルティ。フリータイム(5-10日)内での引取・返却が必須。
関連する規格・法規
- ISO 668「フレートコンテナの分類・寸法・定格」 ― 20/40/40HC/45ftコンテナの外寸・内寸・重量規格。国際海上輸送の基本。
- ISO 6780「一般用途の平パレット」 ― 国際パレット規格。日本T11・欧州ユーロ・北米GMA等の分類。
- JIS Z 0601「パレット用語」 ― 日本のパレット規格。T11(1100×1100)を含む標準化。
- JIS Z 1618「一貫輸送用平パレット」 ― 日本の一貫輸送パレット規格。
- 関税法・関税定率法 ― 輸出入の通関手続き。インボイス・パッキングリスト・B/L等の書類要件。
- SOLAS条約(海上人命安全条約)・VGM規定 ― コンテナ総重量(VGM: Verified Gross Mass)申告義務。虚偽申告は積載拒否・罰金。
- CSC条約(コンテナ安全条約) ― 海上コンテナの構造・強度・検査規格。ペイロード刻印義務。
- IMDGコード(国際海上危険物規則) ― 危険物海上輸送の分類・容器・表示・書類規定。
- 道路交通法・車両制限令 ― 日本国内の海コン陸上輸送の重量・高さ制限。特殊車両通行許可の要件。
参考文献・公的資料
コンテナ・パレット・国際物流の一次情報は、以下の国際機関・業界団体・政府機関が発行しています。実務判断は最新の告示・条約に従ってください。
- ISO(国際標準化機構) ― ISO 668(コンテナ)・ISO 6780(パレット)等の国際規格発行元。
- IMO(国際海事機関) ― SOLAS条約・VGM規定・IMDGコード等の海上輸送規制。
- 日本産業標準調査会(JISC) ― JIS Z 0601・JIS Z 1618等パレット規格の公式索引。
- 独立行政法人 日本貿易振興機構(JETRO) ― 貿易実務・輸出入手続き・国別ガイドライン。
- 財務省 税関 ― 関税法・輸出入通関手続き・NACCS運用。
- 国土交通省 海事局 ― 日本の海運行政、内航・外航コンテナ輸送の統計・規制。
- 国土交通省 特殊車両通行許可制度 ― 海コン陸上輸送の重量・高さ制限、特車通行許可申請。
- 一般社団法人 日本物流団体連合会 ― 物流業界の統計・技術情報。
- 一般社団法人 日本船主協会 ― 日本の外航海運業界団体。運賃・スペース需給情報。
- 一般社団法人 日本海運貨物取扱業会 ― 乙仲・フォワーダー業界団体。
- EPAL(European Pallet Association) ― ユーロパレット規格の認証・品質保証。
- 日本パレットレンタル(JPR) ― 日本のパレット共同利用・T11の実質標準運用者。
よくある質問(FAQ)
40ftコンテナにユーロパレット何枚積める?
25枚(1200×800を交互回転で敷き詰め)。T11(1100×1100)なら21枚、アメリカン(1219×1016)なら20枚。40HCも床面積は同じなので枚数は同じですが、段積み時に高さで有利。
20ftと40ftの選び方は?
単重が高く容積が小さい貨物(鉄鋼・機械・重量物)は20ft、軽量嵩物(衣料・雑貨・軽工業品)は40ft/40HC。運賃指数は20ft=0.6-0.7、40ft=1.0、40HC=1.05-1.10で、40ftの方がCBM単価が安い。
40HCと40ftドライの違いは?
40HCは高さが+30cm(2.69m内高)、容積が+9m³(約13%)。軽量嵩物・大型機械の輸出入に有利。ただし国内輸送では全高4.1mで一部橋梁・トンネル通過不可の制限あり。
ペイロード超過時はどうなる?
船社は積込拒否・追加料金を課します。SOLAS条約のVGM(コンテナ総重量)申告制度で、実測重量が偽装申告より大きいと積込停止。VGM証明書は保税倉庫・港湾業者が発行できます。
FCL/LCLの境界は?
目安は13m³以上または5,000kg以上でFCLが割安、それ以下ならLCL。頻度・リードタイム・混載スケジュール調整の可否で判断する。定期輸送はFCL、スポット輸送はLCLが定石。
40ftを日本国内で海上輸送→陸送する時の重量制約は?
日本の一般道は車両総重量25t、高速道路20t(特例24t)。40ftフル積載(車両12t+コンテナ4t+貨物26.8t≒43t)は特殊車両通行許可が必須で、経路・時間帯が指定される。実務では貨物24-26t運用が多い。
コンテナ運賃はどう決まる?
海上運賃(Ocean Freight)+THC+BAF+CAF+書類料の合計。市況・スペース需給・燃料油価格で40-80%変動。日本-上海40ftドライで13-25万円、日本-欧州40ftで40-80万円が2026年相場。
デマレージ・ディテンションとは?
デマレージ=港湾でのコンテナ引取遅延ペナルティ、ディテンション=返却遅延ペナルティ。フリータイム(5-10日)超過で日当USD 100-300。輸入通関の遅延・倉庫入庫遅延が主な原因。
T11パレットとは?
日本の標準パレット規格(JIS Z 0601)で1100×1100mmの正方形。回転しても寸法変わらず荷姿設計がシンプル。JPR(日本パレットレンタル)による共同利用が広く普及。
ユーロパレット(EPAL)の特徴は?
1200×800mmの長方形、欧州の標準規格。EPAL認証マーク付きが正規品。長辺・短辺の組合せで積付効率が高く、40ftコンテナに25枚入るのが大きな特徴。
段積みは何段まで可能?
木製パレット(耐荷重500-1,000kg)は2段が限度、プラスチックパレット(耐荷重2t級)や金属パレットは3段以上可能。下段への荷重集中と荷崩れ防止(ストレッチフィルム・エッジボード)が必須。
リーファーコンテナの特徴は?
冷凍機内蔵で-25℃〜+25℃調整可。食品・医薬品・化学品の温度管理輸送用。運賃はドライの1.5-2倍、電源(船内・港湾・シャシー給電)が必須。
危険物輸送の申告は?
IMO(国際海事機関)のDGD(Dangerous Goods Declaration)申告が必須。無申告は密輸判定・出港停止・巨額罰金。化学品・電池・危険物取扱者資格が必要な業務は必ず有資格者に委託する。