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ペット防災備蓄同行避難フード

ペットの防災備蓄量計算

種別・体重・頭数・備蓄日数から、ペット用のフード量と袋数、水、トイレ用品、購入費、保管体積を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

ペットの防災備蓄量計算ツール

フードの必要量は1kgあたりの1日量×体重×頭数×日数です。既定値の犬・体重10kg・1頭・7日では20×10×1×7=1,400g。1袋2,000gの商品なら切り上げて1袋になります。水は60×10×1×7=4,200mL=4.2Lで、2Lボトル換算3本。トイレ用品は150×1×7=1,050gで1袋です。費用は袋1,800円+水360円+トイレ用品900円=3,060円、保管体積は3.5+6.6+7.0=17.1Lとなります。

体重別のフードと水の1日量の目安

体重ドライフード飲み水
3kg(小型犬・猫)60〜90g150〜250mL
10kg(中型犬)170〜220g500〜700mL
25kg(大型犬)350〜450g1,200〜1,800mL
0.5kg(小鳥・ハムスター)10〜20g30〜60mL

備蓄日数の考え方

日数想定する状況優先する品目
3日分停電と断水の短期化水・フード
7日分道路寸断で物流が止まる水・フード・トイレ用品
14日分広域災害で支援が遅れる常備薬・療法食を追加
30日分離島や山間部で孤立予備のケージ・消耗品

※参考計算です。製品仕様・自治体の指針・現場の条件によって結果は変わるため、実物の表示と最新の公的情報を確認してください。

ペットの防災備蓄量計算の詳しい解説

ペットの備蓄を人の分と分けて数える必要があるのは、避難所に届く物資が人向けを前提としているためです。同行避難は広く推奨されていますが、配給の対象はあくまで人の食料と水であり、フードもトイレ用品も飼い主が用意する扱いが基本です。体重10kgの犬なら1日のドライフードは200g前後、飲み水は600mL前後で、7日分では1.4kgと4.2Lになります。人の非常食に上乗せする量として考えると、置き場所の確保が最初の課題になります。

判断が分かれるのは、普段のフードをそのまま備蓄するか長期保存品に切り替えるかです。ドライフードの開封前の賞味期限は1年から1年半が多く、備蓄専用に買い置きすると期限管理が増えます。普段与えている銘柄を1袋多めに持ち、減った分を買い足すローリングストックにすれば期限切れは起きませんが、袋の残量が読みにくく、いざというときに半分しかない事態も起こります。月に一度、残量を確認する日を決めておくと差が出ます。

見落とされやすいのが水です。ペットの飲用は体重1kgあたり50から70mL程度が目安ですが、これに加えて食器の洗浄、体を拭く、療法食をふやかすといった用途で実際の消費は増えます。またトイレ用品は容積が大きく、猫砂5kgの袋は9L近い体積を占めます。フードより先に保管場所の限界が来るため、体積の見積もりを先に立てるほうが計画が現実的になります。

種別と個体差でも必要量は変わります。猫は水を飲む量が少なく脱水に気づきにくいため、ウェットフードを一部混ぜて水分を確保する方法が採られます。持病があり療法食や常用薬を使っている場合は、代替が効かないぶん備蓄日数を長めに取る判断が必要で、内容と量はかかりつけの獣医師に相談してください。

持ち出しの観点も欠かせません。避難所まで運ぶことを考えると、7日分のフードと水は成人が一度に持てる重量を超えます。キャリーやリード、食器を合わせて運べる量には限界があるため、初日から3日分だけを持ち出し袋に入れ、残りは在宅避難用として自宅に置く二段構えが現実的です。ケージやクレートに入ることに慣れているか、他の動物がいる環境で落ち着いていられるかも、避難先での受け入れの可否を左右します。物資の量と同じくらい、日ごろの慣れが結果を分けます。

業界・現場での使い方

動物病院の指導

体重と療法食の条件から必要量を示し、飼い主に備蓄日数の目安を伝えます。

ペット用品店の提案

袋の容量と価格から、備蓄日数に応じた買い足しの数量を提示します。

自治体の同行避難の準備

世帯のペット頭数から避難所に持ち込む物資の量と体積を把握します。

多頭飼いの家庭

頭数と体重が異なる場合の合計量を出し、保管スペースの配分を決めます。

よくある間違い・注意点

  • 人の備蓄と同じ日数で足りると考える — ペット用は支援物資が届きにくく、人より長めの日数を確保する必要があります。
  • フードだけ数えて水を忘れる — 飲用に加えて食器の洗浄やふやかしに使うため、実際の消費は見込みを上回ります。
  • トイレ用品の体積を計算に入れない — 猫砂は1袋で9L近い体積を占め、フードより先に保管場所が足りなくなります。
  • 賞味期限の管理をしない — 未開封でも1年から1年半で期限が来るため、日常の消費で回す仕組みが要ります。
  • 常用薬や療法食を通常品で代替できると考える — 銘柄が変わると食べない個体も多く、専用品を別枠で確保する必要があります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

体重10kgの犬で7日分はどれくらいですか?

ドライフード1,400g、水4.2L、トイレ用品1,050gが目安です。費用は約3,060円になります。

備蓄は何日分あればよいですか?

人と同じ3日分では不足しがちで、7日分を基本に、離島や山間部では14日分を見込む考え方が一般的です。

フードは長期保存用に買い替えるべきですか?

普段の銘柄を多めに持ち、減った分を買い足すローリングストックのほうが期限切れも食べ慣れの問題も起きにくくなります。

水はペット用を用意する必要がありますか?

人用の飲料水で問題ありません。硬度の高い水が合わない個体もあるため、普段与えている水と同じ種類が安全です。

猫砂の代わりになるものはありますか?

新聞紙やペットシーツで一時的に代用できますが、砂に慣れた個体は排泄を我慢することがあるため、普段の砂を一定量確保しておくのが確実です。

多頭飼いの場合の計算はどうなりますか?

体重が同程度なら頭数を掛けるだけで足りますが、差が大きいときは個体ごとに計算して合算するほうが正確です。

療法食や常用薬はどう備えますか?

代替が効かないため、通常の備蓄とは別枠で7日から14日分を確保します。処方の内容と量はかかりつけの獣医師に相談してください。

保管場所はどこが適していますか?

高温多湿を避け、持ち出しやすい玄関付近が基本です。体積が大きいトイレ用品だけを別の場所に置く分散保管も有効です。