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冠婚葬祭マナー家計相場

引越し祝い 計算ツール|間柄・年齢・関係性別の相場と、避けるべき品・のし・返礼マナー完全ガイド

引越し祝い・新築祝いの予算を、間柄(親・兄弟・親戚・友人・同僚・上司・部下)・年齢・自身との関係性・新築か賃貸引越しかから即算出。火や赤色を連想させる避けるべき品、のしの表書き、お返しの相場(半返し/3分の1返し)、現金と品物のどちらが失礼にあたるかまで、冠婚葬祭マナーの通例に沿って解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

引越し祝い 計算機

計算式と相場根拠

基本式

推奨額 = 間柄別基準額 × 親密度係数 × 年齢係数 × 引越し種類係数

本ツールは、冠婚葬祭総合研究所・全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)等の相場調査、および各種冠婚葬祭マナーブックの相場データを基に、係数演算で概算するものです。

間柄別基準額(新築祝い・ふつう関係)

親:50,000円/兄弟姉妹:30,000円/親戚:15,000円/親友:10,000円/同僚:5,000円/上司:10,000円/部下:5,000円/近所:3,000円

親密度・年齢・種類の補正

親密度は0.7〜1.5倍、年齢は若年で0.8倍・60代以上で1.2倍、賃貸引越しは0.4倍、新築は1.0倍、リフォームは0.7倍、一人暮らし開始は0.3倍で補正します。

間柄別の相場一覧

全国的な相場調査に基づく、間柄と引越し種類別の推奨額です。

間柄新築祝い賃貸引越しお返し
実親(子から)50,000〜100,000円10,000〜30,000円不要(または食事招待)
親から子(住宅取得)500,000〜3,000,000円(住宅資金贈与)10万〜30万円不要
兄弟姉妹30,000〜50,000円5,000〜10,000円半返し
親戚(叔父叔母・いとこ)10,000〜30,000円3,000〜5,000円半返し
親友5,000〜15,000円3,000〜5,000円半返し
同僚(同期・同部署)3,000〜10,000円2,000〜5,000円半返しor返礼不要
上司・先輩5,000〜15,000円3,000〜5,000円半返し
部下・後輩10,000〜20,000円5,000〜10,000円半返し
近所・隣人2,000〜5,000円

親から子への住宅資金援助は「住宅取得等資金の贈与税非課税制度」(国税庁)を活用すれば、省エネ等住宅で最大1,000万円まで非課税となる特例があります(2026年時点)。

新築・リフォーム・賃貸の区別

新築祝い(マイホーム)

もっとも一般的な祝い事で、相場は間柄別基準額の100%。表書きは「祝御新築」「御新築御祝」。品物の場合は、家に長く残る実用品・記念品が喜ばれます。

マンション購入

マンションは「新居」であり「新築」ではないため、表書きは「御新居御祝」「祝御新居」が正解。金額相場は戸建て新築と同様。

リフォーム・増改築

新築より軽めに、基準額の70%程度が目安。表書きは「御新居御祝」。大規模リノベーションなら新築祝いと同等でも失礼にあたりません。

賃貸への引越し

基準額の40%程度と大幅に軽く。表書きは「御引越御祝」「御餞別」。近距離引越しで新居招待もない場合は、そもそも贈らないケースも多い。

一人暮らし開始

子どもの独立や就職を機とした一人暮らし。基準額の30%程度、実用品(食器・タオル・寝具等)が中心。現金なら5,000〜30,000円。

海外赴任・単身赴任

本人のみの引越しには「御餞別」「はなむけ」の表書き。長期滞在なら家族全体への引越し祝いより控えめに。

避けるべき品と選び方

新築祝いには古くから避けるとされる品があります。うっかり贈ると「火事を連想させた」と受け取られかねないため注意しましょう。

  • 火を連想させる品(キャンドル・ライター・灰皿・赤い花・ストーブ) — 「火事」を招くとされ最大のNG。赤いバラの花束も、赤色そのものが火を連想するため避ける慣習が。
  • 刃物(包丁・ハサミ) — 「縁を切る」を連想。ただし本人の希望なら例外。
  • 櫛(くし) — 「苦・死」に通じる語呂で慶事には避ける。
  • ハンカチ — 「手切れ」の意味。特に白いハンカチは弔事の連想で避ける。
  • 壁掛時計・カレンダー(目上に) — 「時間管理をせよ」の意味に取られる可能性があり、目上へは避ける。
  • 肌着・下着 — 「生活に困っている」の意味に取られる可能性で、親しい間柄以外は避ける。

喜ばれる定番の品

  • 観葉植物 — 空気清浄と縁起の良さで人気No.1。パキラ・ドラセナ・ウンベラータ等
  • カタログギフト — 相手の好みが分からない時の万能選択肢。3,000〜30,000円のグレード
  • キッチン家電 — トースター・電気ケトル・コーヒーメーカー等の実用品
  • タオル・寝具 — 今治タオル等のブランドタオル、上質なリネン類
  • 食器・グラス — 気に入ったブランドがない場合はカタログギフトが無難
  • お酒(新築祝い) — ワイン・日本酒の高級銘柄。ラベルデザインで新居を彩る品も
  • 商品券・ギフトカード — 相手が自由に選べる。目上への現金代替として使いやすい

のし・表書きの書き方

用途表書き水引
新築祝い祝御新築/御新築御祝/御祝紅白 蝶結び(花結び)
マンション・新居御新居御祝/祝御新居/御祝紅白 蝶結び
リフォーム御新居御祝/御祝紅白 蝶結び
賃貸引越し御引越御祝/御餞別紅白 蝶結び
一人暮らし開始御引越御祝/御餞別/御祝紅白 蝶結び
お返し(新築内祝い)内祝/新築内祝紅白 蝶結び

引越し・新築祝いは「何度あってもよい慶事」のため紅白蝶結び(花結び)の水引を使用。結び切りは結婚祝い等の「一度きり」用のため、絶対に使用しないでください。

お返しの相場と時期

新築祝い・引越し祝いへのお返しは「新築内祝」「内祝」として、いただいた額の半額〜3分の1が相場です。

お返し不要のケース

新居に招待して食事や酒肴でもてなす形をとる場合、それが「お返し」に代わるためモノや現金でのお返しは不要。目上・親族間で多い形式。

半返しが基本

親戚・友人からの祝いには半返しが基本。10,000円の祝いには5,000円程度の菓子折り・タオル・カタログギフト等。

3分の1返し

高額(30,000円以上)の祝いを受けた場合、半返しでは相手に負担感を与えるため3分の1返しにとどめる慣習も。

目上からのお祝い

親・上司等の目上からの祝いには、お返しは不要または心ばかりの品にとどめる。新居招待でもてなすのが本筋。

お返しの時期

お祝いをいただいてから1〜2ヶ月以内に。引越し後の新居招待から1週間以内が理想。

渡す時期・タイミング

引越し祝いは、引越し完了後〜1ヶ月以内に渡すのが基本。新居招待に招かれた際に持参するのが最も丁寧です。

  • 新居招待あり — 訪問時に手渡し。手土産(3,000〜5,000円のお菓子・お酒)と別に贈るとより丁寧。
  • 新居招待なし — 引越し後1〜2週間で郵送または配送。配送業者経由の場合、事前にメール等で「送りました」の連絡を。
  • 遠方の親族 — 引越し完了報告を受けてから1ヶ月以内に送る。
  • 職場の同僚 — 引越し翌週の出勤時等、自然な流れで渡す。

こんな家計シーンで役立つ

子どものマイホーム新築

親から子への住宅資金援助は「住宅取得等資金の非課税枠」で最大1,000万円まで非課税(省エネ等住宅)。祝い金と併せた家計計画に。

複数人からのご祝儀計算

職場や親戚グループでの相場合わせ。皆で「一人5,000円ずつ」と合算するケースも増加。

予算内で選ぶプレゼント

推奨額に対して、カタログギフト・観葉植物・家電など予算にマッチするジャンルを判断。

お返し予算の逆算

もらった祝いへの半返し・3分の1返しをすばやく計算。予算オーバーを避ける。

複数世帯からの合同祝い

兄弟一同・部署一同で合同贈答する場合の1人あたり相場を判断。

会社の慶弔規程作成

従業員の家族に対する会社からの祝い金の目安に。中小企業の慶弔規程整備で参考にできます。

よくある間違い・注意点

  • 結び切りの水引を使う — 結び切りは結婚・弔事等の「一度きり」用。引越し祝いは何度あっても良い慶事なので蝶結び(花結び)が正解。
  • 火を連想させる品を贈る — キャンドル・ライター・赤い花は「火事」を連想させNGとされる古典的マナー。相手のライフスタイルによっては大丈夫でも、初対面や目上には避けるのが無難。
  • マンション購入に「新築祝い」と表書き — マンションは新築物件でも「新居」であり、正確には「御新居御祝」が適切。
  • 高額すぎる祝いで相手に負担 — 半返し前提だと相手は5万円もらうと2.5万円の返礼が必要に。負担にならない額を選ぶ配慮を。
  • 相場より安すぎる — 特に親戚・上司には、相場を大きく下回ると失礼にあたる可能性。3,000円程度なら手土産扱いにとどめる、5,000円以上ならしっかりのしを付ける、と使い分けが必要。
  • 賃貸引越しに新築祝い並みの金額 — 賃貸は「新築」ではなく相場も低い。金額の目安を混同しないよう注意。
  • お返しの時期を逸する — 1〜2ヶ月経過すると失礼にあたる。新居完成が同時期なら、内祝いを事前に用意しておくのが安心。

参考文献・公的資料

贈答マナーおよび税制に関する詳細情報は、以下の公的機関・専門団体の一次資料を参照してください。

※本ページの相場・マナーは全国的な通例および冠婚葬祭関連団体の資料を基にした概算値です。地域・家族間の慣習・宗教・企業文化により実際の相場や礼儀作法は異なります。特に高額な住宅資金援助等の税務取扱いは、国税庁最新公表と税理士等の専門家にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

引越し祝いの相場はいくら?

間柄で大きく変わります。親から子(新築)で5〜300万円、兄弟姉妹で3〜5万円、親戚で1〜3万円、友人で5,000〜1万円、同僚で3,000〜1万円が全国平均。関係の深さと引越しの種類(新築か賃貸か)で調整します。

避けるべき品はありますか?

火を連想する品(キャンドル・ライター・灰皿・赤い花・ストーブ)は「火事」を招くとしてNG。刃物は「縁を切る」、櫛は「苦・死」、ハンカチは「手切れ」を意味するとして避ける慣習があります。相手のライフスタイルが分かる関係なら例外もあり。

観葉植物はマナー的に大丈夫?

むしろ新築祝いの人気No.1。空気清浄・縁起の良さで喜ばれます。パキラ(万年青)・ドラセナ(幸福の木)・ウンベラータ等が定番。ただし世話が難しい高価な品は、相手が管理できるかを考慮しましょう。

現金と品物、どちらが失礼にあたる?

目上への現金は昔は失礼とされましたが、現代では商品券・ギフトカードなら目上でもOK。相手が自由に選べる利便性が優先されるようになっています。より丁寧を目指すなら品物、実用性を優先するなら商品券という使い分け。

マンション購入の表書きは?

マンションは「新築物件」でも「新居」であるため、「御新居御祝」「祝御新居」が適切。「祝御新築」は戸建て新築用の表書きです。

賃貸への引越しに祝いは必要?

親しい間柄なら3,000〜5,000円程度の贈り物や商品券を。近距離引越しで新居招待もない場合は省略しても失礼にあたらないのが一般的。表書きは「御引越御祝」または「御餞別」を使います。

お返しの相場は?

いただいた額の半額〜3分の1が「新築内祝」の相場。10,000円のお祝いには3,000〜5,000円の菓子折り・タオル等。新居招待でもてなす場合はお返しモノは不要のケースが多い。

親から子への住宅資金援助は税金がかかる?

年間110万円までの贈与は非課税(贈与税基礎控除)。それを超えても「住宅取得等資金の贈与税非課税制度」で、省エネ等住宅なら最大1,000万円、それ以外は500万円まで非課税枠が使えます(2026年時点)。国税庁の最新情報を確認してください。

渡すタイミングはいつがベスト?

引越し完了後1ヶ月以内が基本。新居招待があれば訪問時に持参、なければ引越し1〜2週間後に郵送・配送。事前にメールで「贈ります」の連絡を入れておくと丁寧です。

のし・水引はどれを選ぶ?

引越し祝いは「何度あってもよい慶事」のため紅白蝶結び(花結び)の水引を使用。結び切りは結婚祝い等の「一度きり」用のため、絶対に使用しないでください。表書きは「祝御新築」「御新居御祝」等が定番。

職場の同僚数人で連名で贈る場合の相場は?

1人あたり3,000〜5,000円を出し合い、合計10,000〜30,000円のカタログギフトや家電を選ぶのが定番。名前の連名は右から目上順、または五十音順で。人数が多い場合は「〇〇部一同」とまとめる形も可。

近所の人が引越してきたら祝いは必要?

基本的に不要。挨拶回りの品(500〜1,500円のタオル・お菓子)を相手が持参するのが慣習で、こちらから祝いを渡す必要はありません。関係が深まってからの新築祝いは可能。