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仏式葬儀詳細

仏式の葬儀を直葬・家族葬・一般葬・社葬の4形式から選ぶと、葬儀社に支払う総額の代表値が出ます。お布施は含みません。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

仏式葬儀詳細ツール

計算式と前提

総額 = 形式ごとの代表値(直葬30万円/家族葬120万円/一般葬250万円/社葬500万円)

入力は形式ひとつだけで、選んだ形式に対応する金額をそのまま表示します。この金額は、葬儀社に支払う葬儀一式・飲食接待・返礼品・火葬料や式場使用料を合わせた総額の代表値です。宗教者へのお布施と戒名料は葬儀社の見積書に載らないため、この数字には含まれていません。既定の家族葬なら120万円と表示され、お布施を加えた実際の支出は150万〜220万円になることが多くなります。

形式別の費用早見表

計算機が返す4形式の金額と、その水準になる理由をそろえた表です。

形式通夜・告別式想定参列者総額(お布施別)
直葬(火葬式)行わない10人未満30万円
家族葬行う10〜30人120万円
一般葬行う50〜100人250万円
社葬行う(法人主催)300人以上500万円

家族葬120万円の内訳の目安

費目割合の目安金額変動する要因
葬儀一式(式場設営・祭壇・棺・搬送・運営)約60%約72万円祭壇の規模と運営日数
飲食接待(通夜振る舞い・精進落とし)約17%約20万円1人3,000〜5,000円×人数
返礼品(会葬御礼・香典返し)約13%約16万円当日返しか後日返しか
火葬料・式場使用料約10%約12万円公営か民営か、住民区分

ここに読経料と戒名料を合わせたお布施が別途加わります。宗派や菩提寺との関係で幅がありますが、20万〜100万円程度を見込んでおくと大きく外れません。

仏式葬儀の費用が形式で大きく変わる理由

仏式葬儀の費用は、葬儀社に支払う葬儀一式(式場設営・祭壇・棺・寝台車・霊柩車・運営人件費)、参列者数に比例する飲食接待と返礼品、火葬料や式場使用料といった施設への支払い、そして宗教者へのお布施という4つに分かれます。この計算機が返すのは前の3つを合わせた葬儀社への支払総額で、お布施は含みません。形式の違いで30万円から500万円まで動くのは、通夜と告別式を行うか、参列者が何人かで4つのうち3つが同時に変わるためです。

直葬が30万円に収まるのは、通夜と告別式を行わないので式場と祭壇が不要になり、2日分の運営人件費と飲食接待・返礼品がまるごと消えるからです。残るのは搬送、安置、棺、火葬料、骨壺で、これは形式を変えても削れない最低限の実費にあたります。家族葬の120万円は、そこに式場と祭壇、2日分の運営、20〜30人分の飲食と返礼品が乗った金額です。一般葬の250万円との差の大半は、参列者が50〜100人に増えることで飲食接待と返礼品、会場規模が膨らむ部分になります。

実務で意見が割れるのは、家族葬は本当に安いのかという点です。支出は確かに減りますが、香典収入も同じだけ減ります。参列者100人で1人5,000円なら50万円前後が入り、飲食と返礼品の増分をおおむね相殺します。結果として遺族の実質負担は一般葬と家族葬でそれほど変わらない例が珍しくありません。加えて家族葬は後日の弔問が個別に続き、対応と返礼が数か月にわたることがあります。金額だけで選ぶより、誰に知らせるかという方針から決めるほうが後悔が少なくなります。

見落とされやすいのは、見積書に載りにくい費用です。火葬料は自治体が運営する火葬場か民間かで大きく変わり、その市区町村の住民かどうかでも料金が分かれます。安置日数も読みにくく、火葬場の予約が取れずに日が延びると安置料とドライアイス代が1日単位で加算されます。返礼品を当日に渡す方式か、香典額に応じて後日送る方式かでも総額が動きます。お布施は葬儀社を通さない支払いのため、総額の感覚から抜け落ちがちです。

地域差も大きく、都市部は式場使用料と安置費が高い一方、地方では自宅や集会所を使い親族が運営を担うことで人件費が抑えられます。宗派によって読経の回数や僧侶の人数が変わり、菩提寺があるかどうかでもお布施の水準は変わります。この計算機は形式ごとの代表値を返すだけで、地域・参列者数・宗派を反映しません。実際の見積は上下に3〜5割動きます。葬儀費用の一部は相続税の計算上で債務控除の対象になりますが、対象になる費目は決まっているため、申告に用いる場合は税理士にご確認ください。

よくある間違い・注意点

  • 総額にお布施が入っていると思い込む — 読経料と戒名料は葬儀社の見積書に載りません。表示額に20万〜100万円を別途上乗せして資金計画を立ててください。
  • 家族葬なら必ず安いと決める — 香典収入も同時に減るため、遺族の実質負担は一般葬とあまり変わらない場合があります。支出額ではなく差引の負担で比べてください。
  • 火葬料を無料だと思い込む — 自治体運営の火葬場でも住民以外は数万円かかることがあり、民営では十万円台になる地域もあります。式場のある市区町村の公表料金をご確認ください。
  • 見積の「一式」の中身を確認しない — 安置日数、ドライアイス、寝台車の距離、返礼品の数量は追加請求になりやすい項目です。数量と単価が書かれた明細で確認してください。
  • 給付金の申請を忘れる — 国民健康保険の葬祭費や健康保険の埋葬料は自動では支払われません。申請できる期間が定められているため、落ち着いたら早めに手続きしてください。

参考資料

よくある質問(FAQ)

お布施は?

読経料と戒名料を合わせて20万〜100万円程度が目安です。宗派、僧侶の人数、菩提寺との関係で幅があります。金額を決めかねる場合は、菩提寺や地域の慣習に詳しい方に直接うかがうのが確実です。

戒名料は?

位号によって差が大きく、一般的な信士・信女で3万〜30万円、居士・大姉で30万〜80万円、院号がつくと100万円を超えることもあります。お布施の内訳として渡すのが通例です。

精進落としは?

1人3,000〜5,000円が目安です。家族葬で20人なら6万〜10万円、一般葬で80人なら24万〜40万円になり、参列者数がそのまま総額に効いてきます。通夜振る舞いを行う場合は別に同程度がかかります。

表示された総額にお布施は含まれますか?

含まれていません。この計算機の金額は葬儀社に支払う葬儀一式・飲食接待・返礼品・火葬料などの合計です。お布施は宗教者へ直接支払うため、表示額に20万〜100万円を別に見込んでください。

家族葬と一般葬で実質負担はどれくらい違いますか?

支出は120万円と250万円で130万円の差がありますが、一般葬は香典収入があります。参列者100人で1人5,000円なら50万円前後が入り、差は縮まります。支出額ではなく差引の負担で比べてください。

火葬料はどのくらいかかりますか?

自治体運営の火葬場では、その市区町村の住民は無料から数万円、住民以外は数万円という設定が多くあります。民営では十万円台になる地域もあります。式場のある市区町村の公表料金でご確認ください。

葬祭費や埋葬料の給付はありますか?

国民健康保険や後期高齢者医療制度には葬祭費、健康保険には埋葬料の制度があります。金額は保険者によって異なり、申請できる期間も定められています。申請しなければ支給されないため、手続きをお忘れなくご確認ください。

葬儀費用は相続税で控除できますか?

通夜・告別式の費用や火葬料などは相続財産から控除できる一方、香典返しや初七日以降の法要の費用は対象外とされています。区分が細かいため、申告に用いる場合は税理士にご相談ください。

※本ツールの計算結果は概算です。税務・医療・法律にかかわる判断は、税理士・医師・弁護士など専門家にご相談ください。