カーテン長さ
カーテン長さをカーテンの必要長さを計算する無料電卓。
カーテン長さツール
計算式と前提
必要な生地幅 = レール幅 × 1.5 / カーテン丈 = ランナー下端から床までの高さ − 2cm
既定のレール幅180cm・床まで200cmを入れると、必要な生地幅は270cm、カーテン丈は198cmと出ます。幅にかける1.5は、ひだ(プリーツ)を作るために仕上がり幅の何倍の生地を使うかという倍率で、既製カーテンに多い1.5倍ひだを前提に置いています。丈から引く2cmは、掃き出し窓で裾を床に擦らせないための逃げです。出力される幅は生地の必要量であり、店頭で「幅◯cm」と表示されている仕上がり寸法とは意味が違う点にご注意ください。
カーテン長さ 早見表
レール幅から必要な生地幅(ツールの出力)
| レール幅 | 必要な生地幅(1.5倍ひだ) | 2枚に分けたときの1枚あたり |
|---|---|---|
| 100cm | 150cm | 75cm |
| 150cm | 225cm | 112.5cm |
| 180cm(既定) | 270cm | 135cm |
| 200cm | 300cm | 150cm |
| 270cm | 405cm | 202.5cm |
ランナー下端から床までの高さと、カーテン丈(ツールの出力)
| 床までの高さ | カーテン丈(−2cm) |
|---|---|
| 180cm | 178cm |
| 200cm(既定) | 198cm |
| 230cm | 228cm |
| 250cm | 248cm |
カーテン長さの詳しい解説
幅に1.5をかける理由から見ていきます。生地をレール幅と同じ長さで吊ると、窓の前に平らな布が張られた状態になり、たたみ寄せることもできず、端から光や空気が回り込みやすくなります。そこで生地を余分に使ってひだを作り、布に立体的な折りを持たせます。このとき仕上がり幅に対して何倍の生地を使うかがひだ倍率で、既製品では1.5倍、注文で仕立てる場合は2倍が使われることが多い区分です。倍率が上がるほど生地の使用量が増えるので、価格は倍率にほぼ比例して上がります。本ツールは1.5倍を前提にしているため、2倍ひだで考えたい場合は出力を1.33倍してください。
実務でいちばん取り違えが起きるのが、この「生地幅」と「仕上がり幅」の区別です。店頭やカタログで幅◯cmと書かれているのは、ひだを寄せたあとの仕上がり寸法です。つまりレール幅180cmの窓に対して用意するのは、仕上がり幅がレール幅に見合うカーテンであって、本ツールが出す270cmという数字ではありません。270cmは、それを作るために必要な生地の量です。ここを取り違えると、窓幅の1.5倍の大きさのカーテンを注文することになります。また仕上がり幅はレール幅ちょうどではなく、両端の折り返し分だけ広めに取るのが普通なので、採寸値をそのまま注文値にはしない、という原則も併せて覚えておくと安全です。
丈のほうで見落とされやすいのは、測る起点です。レールの上端でも窓枠の上端でもなく、フックを掛けるランナーの下端が起点になります。同じ窓でもレールの取り付け位置が高ければ丈は長くなり、低ければ短くなります。床までの高さから2cmを引くのは、裾が床に擦れて傷むのと、開け閉めのときに引っかかるのを避けるためです。床にカーペットや畳を敷く予定があるとき、床暖房で裾を浮かせたいとき、巾木が張り出しているときは、この逃げの取り方が変わります。腰高窓のように窓枠の下で終わらせる場合は、そもそも床までの高さでは測りません。
条件による違いも整理しておきます。遮光の性能はJIS L 1055「カーテンの遮光性試験方法」に基づく試験で評価され、等級の表示が商品情報に載ります。遮光性の高い生地は厚く重くなるため、同じ寸法でも生地代とレールの耐荷重の条件が変わります。2枚に分けて吊る場合は1枚あたりの幅が半分になりますが、中央で重ねる分を見込むので単純な半分より少し広く取ります。賃貸で既製サイズから選ぶときは、丈が数センチ合わないことが前提になるので、アジャスターフックで微調整できる範囲かどうかを先に確認しておくと、買い直しを避けられます。
よくある間違い・注意点
- 出力の生地幅を、そのまま注文する幅だと思い込む — 270cmは1.5倍ひだを作るために必要な生地の量です。商品ページの「幅◯cm」は仕上がり寸法なので、同じ数字を入れると1.5倍の大きさになります。
- レール幅ではなく窓枠の幅を測る — カーテンが覆うのはレールが動く範囲です。窓枠で測るとレールの端が隠れず、横から光が漏れます。ランナーの端から端までを測ってください。
- 丈をレールの上端や窓枠の上端から測る — 起点はフックを掛けるランナーの下端です。上端から測ると、レールの高さの分だけ丈が長くなります。
- 床までぴったりの丈にする — 裾が床に接すると擦れて傷み、開け閉めでも引っかかります。本ツールが2cm引いているのはこのためです。カーペットを敷く予定があるならさらに調整が要ります。
- ひだ倍率を確認せずに価格だけで比べる — 同じ寸法でも1.5倍ひだと2倍ひだでは使う生地の量が違います。安く見える見積もりが倍率の低い仕様になっていないか、内訳を確認してください。
参考資料・出典
- 日本産業標準調査会(JISC) — 日本産業規格(JIS)の制定・閲覧
- 日本規格協会 — JIS L 1055 カーテンの遮光性試験方法
- 日本インテリア協会(NIF) — インテリアファブリックスの業界団体
- 消費者庁 家庭用品品質表示法 — 繊維製品の組成・取扱い表示
- 経済産業省 — 繊維・生活製品の産業政策
- 国土交通省 住宅・建築 — 住宅の性能表示と開口部の基準
- 資源エネルギー庁 省エネポータル — 窓まわりの断熱と省エネ
- 国民生活センター — 採寸違い・返品をめぐる相談事例
- 製品評価技術基盤機構(NITE) — 生活製品の事故情報
- 総務省消防庁 — 防炎物品(防炎ラベル)の制度
※本ツールの試算は前提を置いた概算です。制度・規格の最終的な確認と、医療・法律・税務にかかわる判断は、最新の告示および専門家にご確認ください。
よくある質問(FAQ)
ひだ倍率はどれくらいが標準ですか
注文して仕立てる場合は2倍ひだが標準的な仕様として扱われ、既製品では1.5倍ひだが多く使われます。本ツールは1.5倍を前提に計算しているため、2倍ひだで見積もりたい場合は出力を約1.33倍してください。
遮光は?
1-3級。
オーダーは?
既製の2-3倍価格。
出力された「必要な生地幅」は、商品ページの幅と同じですか
いいえ。出力は1.5倍ひだを作るために要る生地の量です。商品ページの幅はひだを寄せたあとの仕上がり寸法なので、そのまま同じ数字で注文すると大きすぎるものが届きます。
2枚に分けて吊るときは、どう考えればよいですか
早見表の右列のように生地幅を半分にするのが出発点です。ただし中央で左右を重ねる分が必要なので、実際にはもう少し広く取ります。重なり幅は仕様によって変わるため、注文先の指定に合わせてください。
レール幅はどこからどこまで測りますか
レールのランナーが動く範囲の、端から端までです。窓枠の幅ではありません。装飾レールの場合は、キャップの外側までではなくランナーが到達する位置までを測ります。
腰高窓でもこのツールは使えますか
幅の計算はそのまま使えます。丈は床までの高さから2cmを引く式なので、窓枠の下で終わらせる腰高窓では起点が変わります。腰高窓の丈は、ランナー下端から窓枠の下までを別に測ってください。