計算ツール
カーテンヒダ倍率生地用尺

カーテンの生地必要量と接ぎ枚数

レールの幅とカーテンの丈、ヒダ倍率、生地幅から、接ぎの枚数・1枚の裁断長さ・必要な総メートル数と生地代を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

カーテンの生地必要量と接ぎ枚数ツール

必要な生地の総幅は(レール幅+かぶり10cm)×ヒダ倍率です。既定値では(180+10)×2.0=380cm。生地幅150cmから両脇の縫い代8cmを引いた142cmで割ると2.68となり、切り上げて3枚、両開きなので偶数にそろえて4枚の接ぎになります。1枚の裁断長さは丈200cmに折り返し25cmを足した225cm。リピート32cmの柄なので32の倍数に切り上げて256cmとし、その差31cm×4枚=124cmが柄合わせの追加分です。総量は256×4=10.24m、2,000円/mで20,480円になります。

ヒダ倍率と仕上がりの違い

ヒダ倍率ヒダの種類印象
1.5倍2つ山プリーツ生地を抑えられる標準仕様
2.0倍3つ山プリーツドレープが美しく既製品の主流
2.5倍3つ山(ゆったり)厚地でも波が整う
3.0倍フラット・ギャザー柔らかい生地向け

丈の測り方の目安

取り付け基準仕上がり丈
床までの掃き出し窓ランナー下から床床から1〜2cm上
腰高窓ランナー下から窓枠窓枠より15cm下
レースカーテンドレープと同じ基準ドレープより1cm短く
床に垂らす仕上げランナー下から床床より3〜5cm長く

※参考計算です。材料の状態・器具・室内環境によって結果は変わるため、少量で試してから本番の分量に反映してください。

カーテンの生地必要量と接ぎ枚数の詳しい解説

カーテンの生地量を決めるのはヒダ倍率です。窓の幅と同じ生地を吊るしても波は生まれず、光も漏れます。2倍ヒダなら仕上がり幅の2倍の生地を縮めて縫うことになり、生地代もほぼ2倍になります。既製品の多くが2倍ヒダを採用しているのは、ドレープの美しさと生地量の折り合いがこのあたりにあるためです。柔らかい生地では3倍にすると波が細かくそろい、厚地では2倍でも十分な陰影が出ます。

判断が分かれるのは接ぎ枚数の決め方です。必要な総幅を生地幅で割ると端数が出ますが、この端数を切り上げるか、ヒダ倍率を下げて枚数を抑えるかで生地代が変わります。両開きでは左右対称にするため偶数枚にそろえるのが基本で、奇数のまま作ると片側だけ接ぎ目の位置がずれます。接ぎ目はヒダの山に隠れる位置に置くと目立ちません。

見落とされやすいのは柄合わせです。左右のカーテンで柄の高さがそろっていないと、閉じたときに段差が見えます。裁断長さをリピートの倍数に切り上げる必要があり、リピートが大きい柄ほど無駄が増えます。リピート30cm以上の生地では、1枚あたり最大でリピート1つ分が捨て分になります。丈が長い掃き出し窓では枚数も長さも増えるため、この影響は無視できません。

丈の測り方も注意が要ります。レールのランナー下から測るのが基本で、レールの上端から測ると数cm長くなります。床までのカーテンは床から1〜2cm浮かせると裾が傷みにくく、断熱を優先するなら床に触れる長さにします。洗濯で縮む生地では仕上げ後の縮みを見込んでおく必要があり、綿や麻では2〜3%を上乗せしておくと安心です。既製サイズで合わない窓は、注文寸法で作るほうが結果として無駄が少なくなります。

生地の重さも選択に効きます。厚地は同じヒダ倍率でも波が大きくなり、遮光や断熱の性能は上がりますが、レールの耐荷重を超えると走りが重くなります。窓が広いほど1枚あたりの重量が増えるため、接ぎ枚数だけでなく総重量も確認してください。裏地を付ける場合は表地と同じ枚数の裏地が必要になり、生地代はおよそ1.7倍になります。遮熱を目的とするなら、裏地付きにするか厚地を選ぶかで費用と効果の釣り合いを比べることになります。

業界・現場での使い方

カーテン専門店の見積もり

窓寸法とヒダ倍率から生地量と金額を提示し、倍率変更による差額を示します。

インテリアの提案

同じ予算でヒダ倍率を下げて上質な生地にする案と、標準生地で3倍にする案を比較します。

自作カーテンの材料計算

手持ちの生地幅で何枚接ぐ必要があるかを確認し、購入量を決めます。

賃貸物件の入居準備

複数の窓の合計メートル数を出し、まとめて発注する量を把握します。

よくある間違い・注意点

  • 窓の幅と同じ生地量で作る — ヒダが生まれず光も漏れます。最低でも1.5倍、標準は2倍が必要です。
  • レールの上端から丈を測る — 測る基準はランナーの下です。上端から測ると数cm長くなります。
  • 柄のリピートを見込まない — 左右で柄の高さがずれます。裁断長さをリピートの倍数に切り上げてください。
  • 両開きで奇数枚に接ぐ — 左右非対称になり、接ぎ目の位置がそろいません。偶数枚にそろえます。
  • 洗濯による縮みを考えない — 綿や麻は2〜3%縮みます。仕上がり丈に上乗せしておく必要があります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

幅180cm・丈200cmの窓に生地は何m必要ですか?

2倍ヒダ・生地幅150cm・リピート32cmなら10.24m、4枚接ぎになります。

ヒダ倍率は何倍にすればよいですか?

既製品の主流は2倍です。柔らかい生地で波を細かく出したいなら3倍、生地代を抑えるなら1.5倍にします。

かぶり分の10cmとは何ですか?

レール幅より少し広く作り、左右の壁側と中央の重なりで光漏れを防ぐための余裕です。

丈はどこから測りますか?

レールのランナー下端からです。掃き出し窓は床から1〜2cm上、腰高窓は窓枠より15cm下が目安です。

柄合わせでどのくらい無駄が出ますか?

リピート1つ分までです。リピート32cmなら1枚あたり最大31cmが捨て分になります。

接ぎ目はどこに置きますか?

ヒダの山に隠れる位置に置くと目立ちません。中央に来ないよう左右対称に配置します。

レースカーテンも同じ計算でよいですか?

同じ考え方です。ただし丈はドレープより1cm短く、ヒダ倍率は2倍以上にすると透け方が均一になります。

洗濯の縮みはどう見込みますか?

綿や麻で2〜3%です。仕上がり丈に上乗せするか、洗える生地でも裾を折り返して調整できるようにしておきます。