計算ツール
daily計算

仏壇費用

仏壇の費用をサイズ別に試算します。本体価格だけでなく、仏具一式・本尊・位牌・開眼供養まで含めた総額の考え方と、素材による価格差の理由を確認できます。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

仏壇費用ツール

計算式と前提

総額 = 仏壇本体 + 仏具一式 + 本尊・位牌 + 開眼供養のお布施 + 配送設置

本ツールが返すのは仏壇本体の価格だけです。ミニ(上置き型)80,000円、中(家具調・小型床置き)300,000円、大型(唐木・金仏壇の床置き)1,500,000円が既定で、既定選択は「中」の300,000円です。実際に支払う総額は、これに仏具一式・本尊・位牌・開眼供養のお布施が加わるため、本体価格の1.3〜1.8倍になるのが一般的です。買い替えの場合は、古い仏壇の閉眼供養と引き取り費用が別途かかります。

サイズ別の本体価格と総額の目安

サイズ本体(ツール出力)仏具一式開眼供養総額の目安
ミニ(上置き・高さ40〜60cm)80,000円約100,000円約30,000円約210,000円
中(家具調・小型床置き)300,000円約200,000円約40,000円約540,000円
大型(唐木・床置き)1,500,000円約500,000円約50,000円約2,050,000円
大型・上位クラス(金仏壇など/ツール対象外)3,000,000円〜約800,000円〜約50,000円約3,850,000円〜

ツールの「大型」は普及帯の1,500,000円で計算しています。総額欄は本体・仏具・開眼供養を足したもので、配送設置費や位牌の追加は含みません。

本体以外にかかる費用の内訳

項目金額の目安備考
仏具一式(三具足・おりん・仏飯器など)50,000〜500,000円仏壇のサイズと素材に合わせる
本尊・脇掛20,000〜200,000円宗派によって形式が決まる
位牌20,000〜80,000円戒名彫刻代を含む
仏壇台・専用台30,000〜150,000円上置き型を床に置く場合に必要
開眼供養のお布施30,000〜50,000円お車代・御膳料が別途かかることがある
配送・設置0〜30,000円階数や搬入経路で変わる
旧仏壇の閉眼供養と処分30,000〜100,000円買い替え時のみ

仏壇費用の詳しい解説

同じ「唐木仏壇」でも価格が10倍以上違うのは、木材の使い方が3段階に分かれているからです。表面に木目を印刷したシートを貼る「唐木調」、芯材に銘木の薄板を貼る「練り」、そして黒檀や紫檀の無垢材を使うものがあり、外観は似ていても原価がまったく違います。金仏壇の場合は木地・彫刻・漆塗り・金箔押し・金具といった工程が分業で、どこまで手作業かによって価格が決まります。店頭の価格表示だけでは判別できないため、材の表記が「無垢」か「練り」か、前面だけ銘木か、といった点を確認するのが最初の一歩になります。産地表示も、国内で組み立てただけのものと国内で製作したものが混在します。

判断が分かれるのは、宗派の様式に合わせるか住宅事情に合わせるかという点です。浄土真宗系では本来は金仏壇とされ、宗派ごとに本尊や脇掛の形式も定まっています。一方、現代の住宅では仏間のない間取りが主流で、リビングに置ける家具調を選び、本尊だけ宗派に合わせるという折衷が広く行われています。どちらが正しいという問題ではありませんが、菩提寺がある場合は事前に相談しておくと、法要の際の摩擦を避けられます。相談なしに様式を大きく変えて、後から作り直すことになると費用は二重にかかります。

見落とされやすいのは、本体以外の費用と物理的な制約です。仏具一式・本尊・位牌・仏壇台をそろえると、中型でも20万円前後が上乗せされます。集合住宅では設置場所の寸法だけを測って発注し、エレベーターの奥行きや階段の踊り場で搬入できないという事例が起こります。設置後の環境も寿命に影響し、直射日光・エアコンの吹き出し口の正面・加湿器のそばは、木部の反りや金箔の劣化を早めます。税務上は、仏壇や仏具は祭祀に関する財産として相続税の非課税財産に含まれるのが一般的ですが、投資目的や資産の隠匿とみなされるような高額品は否認され得ます。判断が分かれる場合は税理士にご確認ください。

条件による違いも大きい部分です。都市部の集合住宅ではミニや家具調が主流で、総額20〜40万円台に収まる例が多くなっています。仏間のある戸建てでは中〜大型が選ばれ、総額50〜200万円台になります。すでに仏間や仏壇台がある家は、その分の費用が不要です。承継の見通しも金額の判断材料になり、次の世代が住む場所や住宅の広さが決まっていない段階では、移動しやすい上置き型を選んでおくという考え方があります。仏具は後から少しずつ買い足せるため、初期費用を抑えたい場合は本尊と最低限の三具足から始める方法もあります。

よくある間違い・注意点

  • 本体価格だけで予算を組む — 仏具一式・本尊・位牌・仏壇台で数十万円が上乗せされます。総額で見積もってください。
  • 設置場所の寸法だけ測って搬入経路を測らない — エレベーターの奥行きや階段の踊り場で入らない例があります。玄関から設置場所までの経路を測ってください。
  • 「唐木」表記を無垢材だと思い込む — 印刷シート・薄板貼り・無垢で原価が大きく違います。材の表記を確認してください。
  • 開眼供養のお布施を金額表で決めようとする — 定価のあるものではありません。地域と寺院の慣習によるため、菩提寺に直接相談するのが確実です。
  • 買い替え時に古い仏壇の処分費を見落とす — 閉眼供養と引き取りで3〜10万円かかります。新しい仏壇の価格だけで比較しないでください。

参考資料・公的情報

※金額は素材・産地・地域により大きく変動します。宗派の様式や開眼供養の作法は菩提寺に、相続税の取り扱いは税理士または税務署にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

仏壇本体の相場はどのくらいですか?

ミニ(上置き型)で8万円前後、家具調や小型の床置きで30万円前後、唐木や金仏壇の大型で150万円前後が目安です。素材と作りで同じサイズでも10倍以上の幅があります。

仏具はいくらかかりますか?

一式で5万円から50万円が目安です。仏壇のサイズと素材に合わせるため、大型ほど高くなります。後から買い足すこともできます。

開眼供養のお布施はいくら包みますか?

3〜5万円が一般的な範囲ですが、定価があるものではありません。お車代や御膳料が別途必要になることもあります。地域と寺院の慣習が異なるため、菩提寺に確認してください。

仏壇に相続税はかかりますか?

仏壇・仏具は祭祀に関する財産として相続税の非課税財産に含まれるのが一般的です。ただし投資目的とみなされる高額品は否認され得ます。判断が分かれる場合は税理士にご相談ください。

マンションでも置けますか?

上置き型や家具調であれば置けます。ただし設置場所の寸法だけでなく玄関から設置場所までの搬入経路を測ってください。エレベーターの奥行きで入らない事例があります。

修理や買い替えの費用は?

扉の建て付けや金具の交換など部分修理で10〜30万円、全面的な洗い(洗浄・塗り直し・金箔の押し直し)で本体価格の5〜7割かかることもあります。買い替えなら旧仏壇の閉眼供養と処分に3〜10万円が必要です。

宗派で仏壇の種類は決まっていますか?

本尊や脇掛の形式は宗派ごとに定まっています。仏壇の様式も伝統的な形はありますが、現代は家具調を選び本尊だけ宗派に合わせる折衷が広く行われています。菩提寺がある場合は事前に相談しておくと安心です。

中古やリユースの仏壇はどうですか?

価格は新品の半額以下になることがありますが、寸法や宗派の様式が合うかを確認する必要があります。前の所有者の閉眼供養が済んでいるか、購入後に開眼供養が必要かも、購入前に寺院へご確認ください。