Claude API料金 計算ツール
モデルの階層ごとのトークン単価と、1回の呼び出しで使う入出力トークン数、月間の呼出回数、為替から月額・年額・1呼出あたりの費用を計算します。バッチAPIの割引にも対応しています。
Claude API料金 計算機
計算式と前提
1呼出あたりのドル=(入力トークン千×入力単価+出力トークン千×出力単価)÷1,000×割引率
月額ドル=1呼出あたりのドル×呼出回数
月額円=月額ドル×為替レート
単価は100万トークンあたりのドル建てです。既定値は「上位(入力$5・出力$25)/入力5千・出力2千トークン/月10万回/150円」。1呼出は(5×5+2×25)÷1,000=0.075ドル、円換算で11.25円です。これを10万回で月額7,500ドル=1,125,000円、年額は13,500,000円になります。バッチAPIを選ぶと入力・出力とも半額になり、月額は562,500円まで下がります。
早見表
入力5千・出力2千トークン、為替150円で固定したときの、階層と呼出回数ごとの月額です。
| 呼出回数(月) | 最上位 | 上位 | 中位 | 軽量 |
|---|---|---|---|---|
| 1万回 | 225,000円 | 112,500円 | 45,000円 | 22,500円 |
| 5万回 | 1,125,000円 | 562,500円 | 225,000円 | 112,500円 |
| 10万回 | 2,250,000円 | 1,125,000円 | 450,000円 | 225,000円 |
| 50万回 | 11,250,000円 | 5,625,000円 | 2,250,000円 | 1,125,000円 |
| 100万回 | 22,500,000円 | 11,250,000円 | 4,500,000円 | 2,250,000円 |
階層をひとつ下げるだけで金額は半分以下になります。軽量の階層は最上位の10分の1で、分類や要約のように答えが短く定型的な処理なら、この差がそのまま利益になります。次は上位の階層で、出力の長さを変えたときの1呼出あたりの円です。入力は5千トークンで固定しています。
| 出力トークン(千/呼出) | 1呼出(標準) | 1呼出(バッチ) | 月10万回(標準) |
|---|---|---|---|
| 0.5 | 5.63円 | 2.81円 | 562,500円 |
| 1 | 7.5円 | 3.75円 | 750,000円 |
| 2 | 11.25円 | 5.63円 | 1,125,000円 |
| 4 | 18.75円 | 9.38円 | 1,875,000円 |
| 8 | 33.75円 | 16.88円 | 3,375,000円 |
出力単価は入力単価の5倍に設定されているため、出力が伸びるほど費用は急に増えます。入力を1千トークン減らすより、出力を1千トークン減らすほうが5倍効きます。表の値は入力5千トークン・為替150円のときのものです。
詳しい解説
トークン課金の単価が入力と出力で5倍違うのは、処理の重さが違うためです。入力側はプロンプト全体をまとめて読み込むので並列に流せ、1トークンあたりの計算量が小さく済みます。出力側は1トークンずつ順番に生成し、直前までの文脈をすべて参照しながら進むため、同じ長さでも計算資源を多く使います。費用を下げたいときは長いプロンプトを削るより出力の長さを絞るほうが効き、要約の文字数を指定する、短い構造化形式で返させるといった設計がそのまま料金に反映されます。
実務で判断が分かれるのは、どの階層を既定にするかです。上位を既定にする立場は、失敗した回答のやり直しや人手による修正のコストのほうが単価差より高くつくことを理由にします。軽量を既定にする立場は、分類や抽出のように正解が短く定義できる処理では品質差が出にくく、単価が10分の1になる効果が大きいことを挙げます。現実的な折衷は処理の種類ごとに階層を分けることで、まず軽量で試し、精度が足りないものだけ上位に回すと平均単価は大きく下がります。
見落とされやすいのは、トークン数がプロンプト本文だけでは決まらない点です。ツールを使う設定では、ツールの名前・説明・スキーマがすべて入力トークンに乗り、専用のシステムプロンプトも数百トークン加算されます。会話を続ける形式では過去のやり取りを毎回送り直すため、往復のたびに入力が積み上がります。ウェブ検索のようにサーバー側で動く機能には、別建ての従量課金が設定されていることもあります。
費用を下げる仕組みも用意されています。プロンプトキャッシュは、毎回同じ前置きを送る構成のときに、その部分を再利用して読み出し単価を大幅に下げます。書き込み時には割増がかかるため、同じ前置きを何度も使い回す設計でなければ元が取れません。バッチ処理は、すぐに応答を返す必要がない大量処理を非同期で流すもので、入力・出力とも半額になります。夜間にまとめて処理する、定期レポートを生成するといった用途では、これだけで費用が半分になります。どちらも「同じ処理を何度も繰り返すか」「即答が必要か」という業務側の性質で使えるかどうかが決まります。
規模によっても最適解は変わります。個人や小規模な検証では、単価差より開発の速さが効くので上位の階層をそのまま使うのが合理的です。月あたりの呼出が数十万回を超えると、階層の振り分けとキャッシュの設計が費用の大半を左右します。単価はドル建てなので、円建ての予算では為替がそのまま変動要因になります。想定レートに上下10円程度の幅を持たせ、トークン数は世代ごとに実測し直す前提で運用してください。
よくある間違い・注意点
- 入力と出力を同じ単価で見積もる。出力単価は入力単価の5倍です。出力が長い用途では、入力を削る努力より出力の長さを制御するほうが効果が大きくなります。
- 会話履歴のぶんを数えない。やり取りを続ける形式では、過去の発言をすべて送り直すため入力トークンが毎回積み上がります。往復の回数を掛けた見積もりが必要です。
- ツール定義のトークンを忘れる。ツールの説明とスキーマは入力トークンに乗り、専用のシステムプロンプトも加算されます。定義が多いほど1呼出の下限が上がります。
- キャッシュを入れれば必ず安くなると考える。書き込み時には割増がかかるため、同じ前置きを繰り返し使わない構成では逆に高くつきます。読み出し回数が見込める部分にだけ設定してください。
- 為替を固定して年度予算を組む。単価はドル建てです。円建ての予算では、想定レートの上下を振った幅で見積もらないと期中に不足します。
参考資料
よくある質問(FAQ)
トークンとは何ですか。1トークンはどのくらいの分量ですか?
モデルが文章を扱うときの最小単位です。英語ではおおむね4文字前後、日本語では1文字が1トークン以上になることが多く、言語や内容で変わります。正確な数は提供元のトークン数カウント機能で実測してください。
入力と出力で単価が違うのはなぜですか?
出力は1トークンずつ順番に生成するため、まとめて読み込める入力より計算資源を多く使うためです。出力単価は入力単価の5倍に設定されているので、費用を抑えたいときは出力の長さから見直すのが効率的です。
バッチAPIはどのくらい安くなりますか?
入力・出力とも50%割引です。すぐに応答が必要ない大量処理を非同期で流す仕組みで、夜間の一括処理や定期レポートの生成に向いています。
プロンプトキャッシュはどれくらい効きますか?
キャッシュから読み出したぶんは通常の入力単価の10分の1になります。ただし書き込み時には割増がかかるため、同じ前置きを何度も使い回す構成でなければ元が取れません。
長い文脈を送ると割増料金になりますか?
現行の世代では、長い文脈を使っても1トークンあたりの単価は変わりません。ただしトークン数そのものが増えるので、総額は当然増えます。
ウェブ検索などの機能は別料金ですか?
サーバー側で動く一部の機能には、トークンとは別建ての従量課金が設定されています。検索は1,000回あたりの定額、コード実行は月あたりの無料枠を超えたぶんが時間課金といった形です。
為替はどう見積もればよいですか?
単価はドル建てなので、円建ての予算では為替が直接効きます。年度予算では想定レートに上下10円程度の幅を持たせ、月次で実績と突き合わせて調整するのが実務的です。
経費として計上するときの区分はどうなりますか?
事業で使う場合は通信費や支払手数料などに計上するのが一般的ですが、適切な勘定科目や消費税の取り扱いは事業の内容によって変わります。判断に迷う場合は税理士に確認してください。