OpenAI API料金 計算ツール
モデル別のトークン単価から、月額・年額・1,000回あたりのコストを試算します。
API料金 計算機
計算式と前提
1呼出のドル額=(入力千トークン×入力単価+出力千トークン×出力単価)÷1,000/月額=1呼出のドル額×呼出回数×為替レート
単価は100万トークンあたりのドル建て、入力欄は千トークン単位なので、式では1,000で割っています。既定値のgpt-5.6-terra(入力$2・出力$12)で、1呼出あたり入力2千トークン・出力1千トークンなら、(2×2+1×12)÷1,000=0.016ドルです。月10万回なら1,600ドル、1ドル150円で240,000円、1,000回あたり2,400円、年額2,880,000円になります。既定の150円は丸めた仮置きの値です。本ページ作成時点の実勢は1ドル159円前後で、既定値より約6%高い水準ですので、実額に近づけたい場合は為替欄を書き換えてください。
モデル別の単価と月額(既定条件)
単価は標準処理(Standard)・短いコンテキストの公表値です。月額は「入力2千・出力1千トークン/呼出、月10万回、1ドル150円」で計算機に入れたときの表示値です。
| モデル | 入力($/100万) | 出力($/100万) | 月額(円) |
|---|---|---|---|
| gpt-5.6-sol | 5 | 30 | 600,000 |
| gpt-5.6-terra | 2 | 12 | 240,000 |
| gpt-5.6-luna | 0.2 | 1.2 | 24,000 |
| gpt-5.2 | 1.75 | 14 | 262,500 |
| gpt-5.1 | 1.25 | 10 | 187,500 |
| gpt-5-mini | 0.25 | 2 | 37,500 |
| gpt-5-nano | 0.05 | 0.4 | 7,500 |
| gpt-4.1 | 2 | 8 | 180,000 |
| gpt-4.1-mini | 0.4 | 1.6 | 36,000 |
| gpt-4.1-nano | 0.1 | 0.4 | 9,000 |
| gpt-4o | 2.5 | 10 | 225,000 |
| gpt-4o-mini | 0.15 | 0.6 | 13,500 |
| o3 | 2 | 8 | 180,000 |
| o4-mini | 1.1 | 4.4 | 99,000 |
最上位のgpt-5.6-solと最小のgpt-5-nanoでは、同じ条件の月額が80倍違います。単価は改定されるため、実際の見積りでは公式の料金ページで最新の値を確認してください。
呼出回数別の月額(gpt-5.6-terra・入力2千/出力1千)
モデルとトークン数を固定し、月の呼出回数だけを変えた場合です。1ドル150円で計算しています。
| 月の呼出回数 | 月額(ドル) | 月額(円) | 年額(円) |
|---|---|---|---|
| 1万回 | 160 | 24,000 | 288,000 |
| 5万回 | 800 | 120,000 | 1,440,000 |
| 10万回 | 1,600 | 240,000 | 2,880,000 |
| 50万回 | 8,000 | 1,200,000 | 14,400,000 |
| 100万回 | 16,000 | 2,400,000 | 28,800,000 |
従量課金なので回数と料金は比例します。段階的な数量割引はかからないため、規模が大きくなるほど、トークン数を削る工夫の効果額も比例して大きくなります。
API料金の詳しい解説
この計算機で最初に押さえるべきなのは、入力と出力で単価が違う理由です。出力はトークンを1つずつ生成していく処理で、入力をまとめて読み込む処理より計算量が大きくなります。そのため公表単価では出力が入力の4〜8倍に設定されており、既定のgpt-5.6-terraでも入力$2に対し出力$12です。結果として、同じトークン数でも出力側を1割減らすほうが入力側を1割減らすより効果が大きくなります。回答の長さを指示で制限する、要約の文字数を決める、といった設計がそのままコストに効くのはこの構造によります。
判断が分かれるのは、高性能なモデルを少ない試行で使うか、安いモデルで回数を重ねるかです。同じ条件でも最上位と最小のモデルでは月額が80倍違うため、単価表だけを見れば安いモデルが有利に見えます。しかし実務では、出力が要件を満たさずに再試行する回数、検証や人手の手直しにかかる工数までが実質コストになります。回答の質が原因で1回の依頼に2回呼び出す設計になれば、単価の差はその分だけ埋まります。即時性を捨てられる処理なら別の選択肢もあり、まとめて実行するBatch APIは標準処理の50%の単価が公表されています。逆に応答速度を優先するFast modeは標準より割高で、gpt-5.6系では2倍、gpt-4o系では約1.7倍の単価です。
見落とされやすいのは、1呼出あたりの入力トークンが設計によって膨らむ点です。会話を続ける形の実装では過去のやり取りを毎回送り直すため、10往復目の入力は1往復目の何倍にもなります。システムプロンプト、ツールの定義、参照文書も入力に含まれます。緩和策として同じ前置きを繰り返し送る場合のキャッシュ済み入力の割引があり、単価は入力の10〜50%とモデルによって差があります。gpt-5.6系にはキャッシュ書き込みの料金が別に設定されており、入力単価の1.25倍です。このほか、データの処理地域を指定する接続先には10%の上乗せが公表されています。請求はドル建てなので、月額の円換算は為替でも動きます。既定の150円と実勢の159円前後では、同じ利用量でも円建ての請求額が6%変わります。
用途によって効き方も変わります。分類やタグ付けのように出力が数十トークンで済む処理では、コストのほとんどが入力側で決まり、参照文書をどこまで絞るかが最大の変数になります。文章生成や長い推論を伴う処理は出力側が支配的で、モデル選択の影響が大きく出ます。試作段階の呼出回数と本番稼働の回数は桁が違うことが多いため、試作時の実測値をそのまま12倍しても月額の見通しにはなりません。なお、海外事業者が提供する電気通信利用役務の提供については消費税の取り扱いに専用の規定があり、事業者としての申告に関わる部分は国税庁の資料を確認したうえで、税理士など専門家にご相談ください。
よくある間違い・注意点
- 公表単価の「100万トークンあたり」と入力欄の「千トークン」を取り違える — 桁が3つ違います。単価$2は千トークンあたり0.002ドルです。この計算機は入力欄を千トークン単位として扱い、内部で1,000で割っています。
- 入力トークンだけで見積もる — 単価は出力のほうが4〜8倍高く設定されています。出力の長さを制限する設計のほうが、入力を削るより効果額が大きくなる場合があります。
- 会話履歴の再送分を数えない — 過去のやり取りを毎回送る実装では、往復が進むほど1呼出あたりの入力トークンが増えます。平均値ではなく、想定する最長の会話で見積もってください。
- 単価の安いモデルに替えれば必ず安くなると考える — 出力が要件を満たさず再試行が増えれば、呼出回数が増えて差は縮みます。単価×回数の両方で比べる必要があります。
- 為替を固定したまま予算を組む — 請求はドル建てです。既定の150円と実勢の159円前後では円建ての月額が6%変わります。年間予算では為替欄を実勢に寄せて試算してください。
参考資料・公的情報
- OpenAI 公式 API Pricing — モデル別のトークン単価、Batch・Fast modeの料金(本ページの単価の出典)
- 国税庁「国境を越えた役務の提供に係る消費税」 — 海外事業者のデジタルサービスに関する取り扱い
- 総務省 AIネットワーク社会推進会議 — AI利活用に関する国内の議論と指針
- 情報処理推進機構(IPA)情報セキュリティ — 外部サービス利用時のリスク管理
- 個人情報保護委員会 — 外国にある第三者への個人データの提供に関するルール
- デジタル庁 — 政府情報システムにおけるクラウド利用の方針
- 日本銀行「外国為替市況」 — 円ドル相場の推移(為替欄の参考)
- 欧州中央銀行 参照為替相場 — 日次の基準レート
- 日本貿易振興機構(JETRO) — 越境取引・海外サービス調達の実務情報
- 公正取引委員会 — デジタルプラットフォームの取引に関する調査
※単価は改定されます。実際の見積り・契約にあたっては必ず公式の料金ページで最新の値をご確認ください。税務上の取り扱いは税理士など専門家にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
トークン数はどう見積もればよいですか?
日本語では、おおよその目安として文字数よりトークン数のほうが多くなります。正確に知りたい場合は、実際に使うプロンプトと典型的な回答をAPIで1回流し、応答に含まれる使用トークン数を実測するのが確実です。この計算機はその実測値を千トークン単位で入れて使います。
なぜ出力のほうが単価が高いのですか?
出力はトークンを1つずつ生成する処理で、入力をまとめて読む処理より計算量が大きいためです。公表単価では出力が入力の4〜8倍に設定されています。gpt-5.6-terraなら入力$2に対して出力$12です。
Batch APIを使うとどのくらい安くなりますか?
公表されている単価は標準処理の50%です。即時の応答が不要なまとめ処理に向いています。逆に応答速度を優先するFast modeは標準より割高で、gpt-5.6系では2倍、gpt-4o系では約1.7倍の単価が公表されています。
キャッシュ済み入力の割引はこの計算機に入っていますか?
入っていません。この計算機はすべて通常の入力単価で計算します。同じ前置きを繰り返し送る設計ではキャッシュ済み入力の割引があり、単価は入力の10〜50%とモデルによって差があります。gpt-5.6系にはキャッシュ書き込みの料金が別にあり、入力単価の1.25倍です。
為替レートの既定値150円はどこから来ていますか?
丸めた仮置きの値です。実勢は本ページ作成時点で1ドル159円前後で、既定値より約6%高い水準にあります。請求はドル建てなので、円建ての予算を組むときは為替欄を実勢に置き換えて試算してください。
会話が長くなると料金はどう変わりますか?
過去のやり取りを毎回送り直す実装では、往復が進むほど1呼出の入力トークンが増えます。10往復目の入力は1往復目の何倍にもなるため、平均ではなく想定する最長の会話で見積もるほうが安全です。履歴を要約して送る、古い発言を落とすといった設計で抑えられます。
安いモデルに替えれば必ず安くなりますか?
なりません。出力が要件を満たさずに再試行が増えれば、呼出回数が増えて差は縮みます。単価×回数の両方で比べてください。分類やタグ付けのように出力が短く判定も単純な処理では、小さいモデルの費用対効果が出やすくなります。
この単価はいつ時点のものですか?
公式の料金ページに掲載されている標準処理・短いコンテキストの値を反映しています。単価は改定されるため、見積りや契約の前には必ず公式ページで最新の値をご確認ください。データの処理地域を指定する接続先には10%の上乗せが公表されています。
※本ツールの計算結果は概算です。税務・契約にかかわる判断は、税理士など専門家にご相談ください。