AIポッドキャスト
AIでポッドキャストを作るときの月額を試算する無料電卓。サービスと月の制作時間を選ぶと、プランの基本料と超過ぶんを足した月額を表示します。既定の月5時間なら、無料枠のあるサービスでは$0です。
AIポッドキャストツール
計算式と前提
月額 = 月の制作時間が収まる最も安いプランの基本料
いちばん上のプランも超える場合 = 最上位プランの基本料 + 切り上げた超過時間 × 超過単価
既定はNotebookLM・月5時間で、無料枠に収まるため$0と表示されます。同じ5時間でもDescriptなら$24、Podcastleなら$15です。月20時間を超えるとNotebookLM側も有料プランに移り$20になり、そこから先は制作時間を増やしても$20のまま横ばいになります。
本ツールが持っている段階は次のとおりです。NotebookLMは月20時間まで$0、それを超えると$20。Descriptは10時間まで$24、30時間まで$35、40時間まで$65、超えたぶんは1時間あたり$1.5。Podcastleは10時間まで$15、30時間まで$30、超えたぶんは1時間あたり$2。表示は整数ドルに丸めます。
月の制作時間別 月額の早見表
すべて本ツールに実際に入力して表示された値です(単位はドル)。
| 月の制作時間 | NotebookLM | Descript | Podcastle |
|---|---|---|---|
| 5時間 | $0 | $24 | $15 |
| 10時間 | $0 | $24 | $15 |
| 20時間 | $0 | $35 | $30 |
| 30時間 | $20 | $35 | $30 |
| 40時間 | $20 | $65 | $50 |
| 60時間 | $20 | $95 | $90 |
| 100時間 | $20 | $155 | $170 |
前提として置いた金額のうち、どこまで公式ページで裏が取れているかを分けて示します。
| 前提 | 本ツールの値 | 公式ページで確認できたこと |
|---|---|---|
| Descript のプラン | 10時間$24/30時間$35/40時間$65 | 公式の料金ページに掲載された月払い価格と一致します(2026年8月20日確認)。年払いにすると同じ順に$16/$24/$50で、最大35%の割引と明記されています。 |
| Descript の超過単価 | 1時間あたり$1.5 | 公式には制作時間を買い足す仕組み(top up)があると書かれていますが、単価の公表は確認できませんでした。本ツールの前提値です。 |
| NotebookLM の無料枠 | 月20時間まで$0 | 無料の枠では音声解説が1日3件までと公表されています(時間ではなく件数の制限)。金額換算は本ツールの前提値です。 |
| NotebookLM の有料プラン | $20/月 | 上位プランで音声解説が1日20件に増えることは公表されていますが、価格そのものは確認できませんでした。本ツールの前提値です。 |
| Podcastle のプラン | 10時間$15/30時間$30、超過1時間$2 | 公式の料金ページは価格をスクリプトで描画しており、金額を確認できませんでした。本ツールの前提値です。 |
AIポッドキャストの料金はなぜこの形になるのか
この分野の料金がほぼ例外なく「定額+含み時間+超過」の形になるのは、費用の中心が文字起こしと書き出しにかかる計算資源だからです。素材の長さがそのまま処理量になるので、扱った時間で線を引くのがいちばん実態に近くなります。一方で、資料から音声を自動生成するタイプのサービスは、時間ではなく「1日に何件まで」という件数で無料枠を切ることが多く、時間ベースの見積もりとずれます。本ツールでNotebookLMを月20時間まで$0としているのは、この件数制限を時間に読み替えた前提値で、公表された料金そのものではありません。
実務で判断が分かれるのは、収録・編集・書き起こしを1つのサービスに寄せるか、生成と編集を分けるかです。資料から会話形式の音声を作るところまでを無料の枠で回し、仕上げの編集だけを有料の編集ツールでやる組み方は、月の制作時間が少ないうちは費用が抑えられます。ただし素材の往復が増え、修正のたびに書き出し直しが要るので、月の本数が増えるほど手間が効いてきます。早見表で見ると、月20時間あたりが分岐点で、そこを超えると無料枠側も有料に移り、編集ツール側は上のプランに上がります。
見落とされやすいのは、月額の外側にある費用です。まず年払いの割引で、確認できた範囲では最大35%の差がつきます。次に課金の単位で、この種のサービスは1人あたりの月額であることが多く、複数人で編集するなら人数分かかります。さらにAI機能ごとのクレジットが別枠になっているサービスもあり、制作時間が余っていてもクレジットが尽きると止まります。配信そのものに必要なホスティングの費用、BGMや効果音の権利処理も、この計算機の外側です。楽曲を使う場合は、著作権等管理事業者の許諾が必要になる場面があります。
AIで作った音声を公開するときは、権利関係も押さえておく必要があります。文化審議会著作権分科会法制度小委員会が令和6年3月15日に取りまとめた「AIと著作権に関する考え方について」は、著作権法上「著作者」は著作物を創作する者と定義されており、AIは法的な人格を有しないため「創作する者」には該当し得ないと整理しています。AI生成物が著作物に当たると判断される場合も、著作者になるのはそのAIを使って創作した人です。また侵害の判断は類似性と依拠性で行われ、開発・学習段階で当該著作物を学習していた場合には依拠性が認められると考える、とも書かれています。この文書自体に法的拘束力はないとも明記されているので、具体的な案件の判断は弁護士に相談してください。
条件による違いも大きく出ます。個人が週1本30分の番組を作るなら、編集込みでも月の制作時間は数時間に収まり、早見表のいちばん上の行に当たります。複数の番組を抱えるチームや、収録素材を長時間回してから切り出す作り方では、40時間を超えて超過課金の領域に入ります。海外のサービスはドル建てなので、為替でも実際の支払額が動きます。掲載の価格は改定が頻繁なので、契約前に必ず各社の料金ページで最新の金額を確認してください。
よくある間違い・注意点
- 無料枠を「時間」で理解する — 資料から音声を作るタイプのサービスは、1日あたりの生成件数で枠が切られていることがあります。時間に余裕があっても件数で止まります。
- 月払いの価格だけで比べる — 年払いにすると最大35%割引と公表しているサービスがあります。1年続ける前提なら、比べるべきは年額です。
- 1アカウントの金額でチームの予算を組む — この分野の料金は1人あたりの月額であることが多く、編集に関わる人数だけ乗ります。
- 制作時間だけを見てクレジットを見ない — AI機能の利用量が別枠のクレジットで管理されているサービスがあります。時間が残っていてもクレジットが尽きれば使えません。
- BGMや効果音を「AIが作ったから自由」と考える — 既存の楽曲を使う場合は権利処理が必要です。AI生成物についても、既存の著作物との類似性と依拠性で侵害が判断されます。
- 本ツールの前提値を公表価格として引用する — Descript以外の金額は本ツールの前提値です。契約判断は各社の料金ページで確認してください。
参考資料・出典
- 文化審議会著作権分科会法制度小委員会「AIと著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日) — AI生成物の著作物性、類似性・依拠性の考え方。
- 文化庁 著作権 — 著作権制度の一次情報と各種資料。
- e-Gov法令検索 著作権法 — 第2条(定義)、第30条の4(情報解析等のための利用)など条文そのもの。
- 著作権情報センター(CRIC) — 著作権制度の解説と、権利処理の窓口に関する情報。
- 日本音楽著作権協会(JASRAC) — 音楽をネット配信で使う場合の利用許諾と使用料規程。
- 総務省 情報通信白書 — 動画・音声メディアの利用状況の統計。
- 総務省 AIネットワーク社会推進会議 — AI利活用に関する政府の考え方。
- 経済産業省 AI政策 — AI事業者ガイドラインなど。
- 国民生活センター — サブスクリプションの解約トラブルの相談窓口。
- 消費者庁 取引・物価 — 定期購入・自動更新に関する表示のルール。
※ 海外サービスの料金はドル建てで、改定も頻繁です。本ツールの金額は前提値であり、契約前に各社の料金ページで最新の内容を確認してください。著作権や契約に関する具体的な判断は、弁護士など専門家にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
NotebookLMの強み?
手元の資料を読み込ませて、そこから会話形式の音声を自動で作れる点です。無料の枠でも音声解説を1日3件まで作れることが公表されており、上位プランでは1日20件まで増えます。なお現在は名称が「Gemini Notebook」に変わっています。
品質は?
用途によります。資料の要約を会話で聞かせる用途では実用的ですが、収録音声の細かな編集や、話者ごとのトラック分けが必要な制作では編集機能を持つツールのほうが向きます。公開前に必ず全編を聞いて、事実誤りがないかを自分で確認してください。
編集機能は?
文字起こしを編集すると音声側も同時に切れる方式が主流で、フィラー除去や無音の詰めを自動化できます。本ツールで扱っている「月制作時間」は、この処理にかけられる素材の長さの上限にあたります。
既定で$0と表示されるのはなぜですか?
既定がNotebookLM・月5時間で、本ツールが置いた無料枠(月20時間まで$0)に収まるためです。サービスをDescriptに変えると$24、Podcastleに変えると$15に変わります。
制作時間を増やしても金額が変わらないのはなぜですか?
プランの段階が変わるところまで金額は動きません。たとえばDescriptは20時間でも30時間でも$35で、40時間で$65に上がります。NotebookLMは20時間を超えて$20になったあと、100時間まで$20のままです。
年払いにするとどれくらい安くなりますか?
確認できた範囲では、公式に最大35%の割引が明記されているサービスがあります。月払い$24/$35/$65のプランが、年払いでは$16/$24/$50になります。本ツールは月払いを前提に計算しています。
AIで作った音声の著作権はどうなりますか?
文化審議会の取りまとめでは、AIは法的な人格を有しないため著作権法上の「創作する者」には該当せず、AI生成物が著作物に当たる場合の著作者は、そのAIを使って創作した人になると整理されています。既存の著作物との類似性・依拠性があれば侵害となり得ます。個別の判断は弁護士にご相談ください。