計算ツール
ローンカーライフ金融残価設定

自動車ローン 計算|月額・総支払額・金利を一発算出

車両価格・頭金・金利・期間・残価から、毎月の支払額・総支払額・利息・現金一括との差額・銀行ローンとの差額・残価設定型ローンの最終回大型支払を瞬時に計算。銀行カーローン(1.5〜3.0%)・JAマイカーローン・労金・ディーラーローン(3〜7%)・残価設定型ローン・信販系オートローン・カーリース・現金一括までまとめて横並び比較でき、金融機関の実際の公表金利と業界相場に基づく実用的な試算ツールです。元利均等返済方式、頭金の適正比率、繰上返済の利息軽減効果、団信・保証料、借入限度と年収比の目安まで、日本銀行・金融庁・信用情報機関のガイドラインに沿った実務基準で解説します。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

自動車ローン 計算ツール

計算式(元利均等・元金均等)

元利均等返済(主流)

月返済額 = 借入額 × 月利 × (1+月利)^n ÷ ((1+月利)^n − 1)
月利 = 年利 ÷ 12
総支払額 = 月返済額 × 月数 + 頭金 + 残価

毎月の返済額(元金+利息)が一定になる方式。多くのカーローンで採用されています。初期は利息の割合が大きく、後期になるほど元金の割合が増える構造。月額が変わらず家計計画が立てやすい反面、元金均等より総支払利息がやや多くなります。

元金均等返済

月返済元金 = 借入額 ÷ 月数
月利息 = 残債 × 月利
月返済額 = 月返済元金 + 月利息

元金部分が一定で、利息が残高減少とともに減っていく方式。総支払利息は元利均等より少ないですが、初期の月額が高くなります。住宅ローンでは選択可能ですが、カーローンでは扱う金融機関が少なめです。

自動車ローンの種類と特徴

種類金利目安審査メリットデメリット
銀行カーローン1.5-3.0%厳しい(2週間)低金利・所有権自分手続き煩雑
JAマイカーローン1.6-2.5%やや厳しい組合員優遇・低金利組合員である必要
労金マイカーローン2.0-3.0%やや厳しい労働組合員優遇組合員経由の申込み
ディーラーローン3.0-7.0%甘い(即日)手続き簡単・値引き連動金利高め・所有権ディーラー
信販オートローン3.5-8.0%甘いディーラー系より柔軟金利高め
残価設定型ローン2.5-6.0%甘い月額抑制・買替容易実質高金利・縛り多い
カーリース相当5-8%甘い税・保険込・整備込総額は割高
サブプライム10-18%甘いブラックリスト対応非常に高金利

主要金融機関の金利比較(2025年)

各金融機関の公表金利(2025年1月時点)。実際の適用金利は個人の信用状況・借入額・期間で変動します。

金融機関変動金利固定金利特徴
三菱UFJ銀行 マイカーローン1.7-2.4%優遇適用で最安圏
みずほ銀行 多目的ローン1.5-1.9%ネット申込可・給与振込条件
三井住友銀行 マイカーローン1.7-3.0%店頭対応・信用力次第
りそな銀行 マイカーローン1.9-3.5%関東・関西中心
JAマイカーローン1.6-2.5%2.0-2.8%農協組合員優遇
労金カーローン2.4-2.9%労働組合員向け
横浜銀行・千葉銀行等地銀1.5-2.8%地域密着・優遇多い
楽天銀行 目的型ローン1.9-3.3%ネット完結・楽天会員優遇
ソニー銀行 目的型ローン1.5-3.0%ネット完結・ソニーカード優遇
トヨタファイナンス3.9-4.5%トヨタディーラー標準
日産カード オートローン3.5-6.0%日産ディーラー
ホンダファイナンス3.9-4.5%ホンダディーラー標準

車両価格別 月額シミュレーション

頭金なし・5年ローン・元利均等での月額と総額の目安です。金利は銀行1.5%とディーラー4.0%で比較。

車両価格月額 銀行1.5%総額 銀行1.5%月額 ディーラー4.0%総額 ディーラー4.0%差額
100万円17,325円1,039,500円18,417円1,105,020円65,520円
150万円25,987円1,559,250円27,625円1,657,530円98,280円
200万円34,650円2,079,000円36,833円2,210,040円131,040円
250万円43,312円2,598,750円46,042円2,762,550円163,800円
300万円51,975円3,118,500円55,250円3,315,060円196,560円
400万円69,300円4,158,000円73,667円4,420,080円262,080円
500万円86,625円5,197,500円92,084円5,525,100円327,600円

金利差による総支払額の差

300万円・5年ローン・頭金50万円(借入250万円)の場合の総支払利息の差です。金利1%の違いが総額数万〜十数万の差になります。

金利月額総返済額総利息1.5%との差
1.5%43,260円2,595,600円95,600円
2.0%43,808円2,628,480円128,480円+32,880円
2.5%44,359円2,661,540円161,540円+65,940円
3.0%44,913円2,694,780円194,780円+99,180円
4.0%46,032円2,761,920円261,920円+166,320円
5.0%47,171円2,830,260円330,260円+234,660円
6.0%48,331円2,899,860円399,860円+304,260円

残価設定型ローン(残クレ)の仕組み

残価設定型ローンは、車両価格から3〜5年後の想定下取り価格(残価)を差し引いた金額のみを分割払いする方式。トヨタ・ホンダ・日産等の正規ディーラーが主に提供しています。

主な仕組み

  • 3年後の残価を車両価格の40〜50%に設定
  • 月々の支払いは残価を除いた分のみ→月額は通常ローンの60〜70%
  • 3年後の選択肢:①残価一括支払い、②再ローンで乗り続け、③同ディーラーで買替(残価買取)、④返却
  • 実質金利は通常ローン+2〜3%相当(残価にも金利がかかる)

メリット

  • 月額を抑えて上のクラスの車に乗れる
  • 3年ごとに新車に乗り換えやすい
  • 下取り価格の心配がない

デメリット

  • 年間走行距離制限(10,000〜15,000km/年)超過で追加料金
  • キズ・凹み・改造で残価買取拒否・追加費用
  • 同ディーラー系での買替が事実上必須
  • 途中解約は違約金発生
  • 総支払額は通常ローンより10〜20%割高

こんな時に使う(活用シーン)

新車購入前のローンプラン比較

候補車300万円で、頭金50万・100万・150万の3パターン、支払期間3年・5年・7年の月額を並列比較。生活費・貯蓄計画とのバランスから最適な頭金・期間を選定できます。頭金多いほど月額が下がり利息も減少します。

銀行ローンとディーラーローンの選択

ディーラー担当者から「月々○円で乗れます」と提案された場合、銀行ローン(金利1.5%)に置き換えて再計算。同じ300万円でも5年で15〜20万円の総額差。ディーラーは値引きを大きくすることで金利差を吸収する提案が可能かも検討材料。

残価設定 vs 通常ローンの判断

3年ごとに新車に乗り換えたい人は残価設定型、5〜10年乗り続けたい人は通常ローン。残価設定型は月額が抑えられるが総額は10〜20%割高。走行距離が多い人(年15,000km超)や車を大事に長く乗る人には残価設定型は不向きです。

現金一括 vs ローンの投資機会比較

手元に300万円ある場合、現金一括なら利息ゼロ。一方、投資(インデックスファンド年5%運用)に回してローン(金利2%)を組めば、5年で運用益と利息の差額が数十万円プラス。ただし投資リスクを考慮した意思決定が必要です。

繰上返済の効果試算

ボーナス50万円を3年目に繰上返済すると、残期間の利息が大幅にカット。銀行ローンは繰上返済手数料無料が多く、ディーラーローンは数千円のことも。手数料を差し引いても数万円の利息節約になるかを確認できます。

車買替時の残債精算とローン組替

現在ローン中の車を下取りに出す場合、下取り価格と残債の差額(オーバーローン)が新車ローンに加算されます。3年目の残債と下取り相場を比較し、乗り換えタイミングが有利か判断。5年以内の買替はオーバーローン確率が高いです。

よくある勘違い・注意点

  • 「月額○円」だけで判断する ― 月額が安く見えるプランでも、期間が長ければ総支払額(元本+利息)が大幅に増えます。総額と支払利息を必ず確認し、月額×回数の総額でプランを比較してください。
  • ディーラーローンの金利を鵜呑み ― ディーラー標準の4〜5%は、銀行の1.5〜2.5%と比べて2倍以上。ディーラー値引き交渉+銀行ローンの組合せが総支払で最有利ケース多数。銀行の事前審査を通してから商談に臨むのが賢明です。
  • 残価設定を「安い」と誤解 ― 残価設定は月額が安いだけで、実質金利は通常ローンより高いことが多い。3年ごとに買い替える前提の商品で、1台を長く乗る人には不向き。走行距離制限・キズ制限・返却条件を必ず契約時に確認してください。
  • 頭金なし・7年ローンの落とし穴 ― 頭金なしではオーバーローン(残債が車両価値を超える)になりやすく、事故で全損した場合の保険金より残債が多いリスクあり。7年経過すると車両価値が半減し、繰上返済でも損失が出やすくなります。
  • 「金利0%キャンペーン」の実態 ― 販売店のキャンペーンで「金利0%」は、実は本体値引きを削って金利分を先取りしている場合が多い。「値引き交渉」と「金利交渉」を別々に切り出せない仕組みで、総額で比較すれば通常ローン+値引きの方が安いことがあります。
  • ボーナス払いの重ね過ぎ ― ボーナス払いを月額に加えて設定すると、賞与カット時の資金繰りリスク大。年収の変動性に応じてボーナス払いは総額の20〜30%以内に抑えるのが安全です。
  • 信用情報を軽視した多重申込 ― 短期間に複数のカードローン・カーローン申込を行うと、信用情報機関(CIC・JICC・KSC)に照会履歴が残り、審査に不利。1〜2社に絞って申込むのが基本です。

年収と借入限度の目安

金融機関の一般的な審査基準では、年収に対する返済負担率30〜35%以内が目安(住宅ローン含む全借入合算)。カーローン単独では以下が実務的な目安です。

年収安全な月返済(総合)カーローンのみ目安5年で借入可能額
300万円75,000円/月25,000円/月約150万円
400万円100,000円/月35,000円/月約200万円
500万円125,000円/月45,000円/月約270万円
600万円150,000円/月55,000円/月約325万円
800万円200,000円/月70,000円/月約420万円
1000万円250,000円/月90,000円/月約535万円

住宅ローンや教育ローンがある場合は、その分カーローンの借入可能額が減ります。金融庁の消費者保護指針でも、収入に対する借入過剰の抑制が求められています。「借りられる額」と「返せる額」は別物と認識することが重要です。

参考文献・公的資料

金利・審査・信用情報に関する詳細情報は、以下の公的機関の資料を参照してください。

※本ページの計算結果は元利均等返済の計算式による概算です。実際の月額・総額は金融機関の適用金利・審査結果・保証料・団信料等により変動します。金利は各金融機関の公表金利(2025年1月時点)を参考にしたもので、実際の適用金利は個人の信用状況で決定されます。ローンの契約前には必ず金融機関から交付される「重要事項説明書」「契約書」を確認し、返済シミュレーションを本人が納得できるまで検討してください。過剰な借入は生活設計を圧迫するため、年収比・貯蓄状況を踏まえた計画が重要です。

よくある質問(FAQ)

銀行ローンとディーラーローン、どちらが得?

同じ300万円5年ローンで銀行1.5%なら総額約310万円、ディーラー4%なら約330万円20万円差。ただし銀行は審査・書類が煩雑、ディーラーは即日OK+値引き交渉が有利という側面も。総額20万円差>値引き上乗せなら銀行有利。事前に銀行の仮審査を通してから商談に臨むのがコツです。

残価設定ローン(残クレ)の注意点は?

「3年後に残価一括支払い or 買取」が条件。月額は安いが3年後の選択肢が縛られる(走行距離制限・キズ制限・買取価格固定)。実質リース契約と割り切るべき。総支払額は通常ローンより10〜20%割高で、1台を長く乗るなら通常ローンが有利です。

ローンと現金一括、どちらが得?

金利2%以下なら現金よりローンの方が得(手元資金を投資で2%以上運用可能)。金利4%超は現金一括有利。頭金30%・5年以内がローンの黄金比。手元流動性・投資リターン・金利のバランスで判断。緊急時の資金余力は必ず残しましょう。

頭金の目安は?

車両価格の20-30%が一般的で、ローン金利と総額のバランスに優れます。頭金多いほど月返済楽ですが、貯金枯渇リスク。「6ヶ月分の生活費を残して頭金」が安全策で、緊急時の余力を確保できます。頭金ゼロは避け、最低でも1割は入れましょう。

繰上返済の効果は?

3年目に100万円繰上で残期間の利息を大幅にカット可能。銀行ローンは繰上手数料無料が多く、ディーラーは数千円必要なケースあり。賞与・臨時収入で繰上返済が利息節約の鉄則。ただし手元流動性を犠牲にしないバランスが重要です。

審査に通らない場合は?

信用情報に問題(延滞歴・多重債務等)がある場合は銀行系は難しく、信販系・ディーラーローンで対応。それでも通らないなら頭金を増やして借入額を減らす、連帯保証人を立てる、審査基準の緩いサブプライム(金利10-18%)を検討。改善策として、まず信用情報の照会と延滞解消を推奨します。

ボーナス払いは活用すべき?

賞与の一部を返済に充てることで月額を下げられますが、賞与カット時の資金繰りリスクがあります。年収変動が大きい業種・職種の人はボーナス払いを避け、月額均等での返済が安全。ボーナス払いは総額の20〜30%以内に抑えるのが実務的です。

変動金利と固定金利、どちらが良い?

カーローンは短期(3〜7年)のため金利変動リスクが小さく変動金利が主流。将来の金利上昇が心配なら固定を選ぶ選択肢もありますが、固定は変動より初期金利が高い傾向。5年以内の完済なら変動で十分です。

ローン中に車を売却できる?

可能ですが、ローン残債を一括返済する必要があります。売却額<残債の場合(オーバーローン)は差額を自己資金で補填。ディーラーローンの場合は所有権がディーラーにあるため、名義変更にディーラー同意が必要です。

金利0%キャンペーンは本当にお得?

「金利0%」は本体値引きを削って金利分を先取りしている場合が多いです。値引き交渉と金利交渉を別々にできない仕組みが多く、総額で比較すれば通常ローン+値引きの方が安いことも。他社比較・見積もり複数取得で正当性を確認しましょう。

ローン契約時の必要書類は?

本人確認書類(免許証等)、収入証明(源泉徴収票・確定申告書)、勤務先確認資料、車両見積書、印鑑証明、住民票が必要。銀行は特に厳しく2週間〜1ヶ月、ディーラーは即日〜3日で審査完了。ネット銀行はオンライン完結可能で書類提出が簡素です。

団体信用生命保険(団信)は必要?

カーローンでは団信が任意(住宅ローンは実質必須)。ローン残高が数百万円以下で、加入者に万が一のことがあっても遺族が支払える範囲なら不要。500万円超の高額ローンや、家計を1人で支える立場の場合は加入検討価値あり。金利に0.1〜0.3%上乗せが目安です。