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警備料金見積深夜割増休日割増

警備料金の見積計算

警備員数・日数・単価・深夜や休日の条件から、割増額と管理費を含む請求総額と実効単価を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

警備料金の見積計算ツール

基本料金は警備員数×日数×1人日単価です。既定値では4人×20日×22,000円=1,760,000円。深夜割増は時間単価2,750円(22,000÷8時間)に対し25%を2時間分、4人20日で110,000円。休日割増は4人×4日×22,000円×30%=105,600円、検定合格者の加算は1人×20日×3,000円=60,000円です。小計2,035,600円に管理費10%の203,560円を加えて請求総額は2,239,160円、延べ80人日で割った実効単価は27,990円となります。

割増の区分と設定の目安

区分割増率の目安考え方
深夜(22時〜翌5時)25%労働基準法の深夜割増に対応させます
法定休日の稼働30〜35%契約上の休日料金として別建てにします
1日8時間を超える時間25%拘束が長い現場で発生します
年末年始・大型連休30〜50%特別料金として事前に取り決めます

業務区分別の1人日単価の目安

業務一般の警備員検定合格者
交通誘導の警備15,000〜20,000円20,000〜26,000円
施設の常駐警備(日勤)18,000〜24,000円22,000〜28,000円
雑踏の警備18,000〜25,000円24,000〜32,000円
機械警備の巡回20,000〜28,000円24,000〜34,000円

※参考計算です。法令・告示・単価は改正されることがあるため、実際の判断は最新の条文と所管窓口、必要に応じて専門家への確認のうえで行ってください。

警備料金の見積計算の詳しい解説

警備料金の見積で食い違いが起きるのは、単価の提示が1人日なのに、割増の根拠が時間単位で決まるからです。1人日22,000円という数字は8時間の勤務を前提にしていることが多く、時間単価に直せば2,750円になります。深夜帯が2時間含まれれば、その2時間分に25%が乗るだけで、1日22,000円全体に25%が乗るわけではありません。この読み違いが、発注側と受注側の見積差の大きな部分を占めます。

判断が分かれるのは休日割増の扱いです。労働基準法の法定休日労働は35%以上の割増が必要ですが、これは警備会社が隊員に支払う賃金の話であり、契約料金にそのまま転嫁するかは商慣行によります。実務では30%前後の休日料金を設定する例が多く、代替休日を与えて割増を発生させない運用を採る会社もあります。発注側としては、休日にあたる日を工程表の段階で数え、見積の前提に何日入っているかを確認しておくと後日の追加請求を避けられます。

見落とされやすいのが管理費の中身です。管理費率10%には隊員の教育費、装備や制服、保険料、指令室の運営費、現場責任者の巡回費が含まれるのが通例で、値引き交渉でここを削ると教育や交代要員の質が下がります。加えて、指定路線での資格者配置が必要な現場では検定合格者の加算が避けられず、隊員数のうち何人を有資格者にするかで総額が変わります。交通費や駐車場代、待機日の費用が別途になっている見積も少なくありません。

条件による差も無視できません。都市部と地方では一般の警備員の単価に3割前後の開きがあり、繁忙期にあたる年度末は需給が締まって単価が上振れします。長期で継続する現場は隊員が固定でき教育費が薄まるため単価を下げやすい一方、単発や短期の現場は募集と教育の負担が単価に乗ります。契約前に実効単価を出し、同種の現場の相場と比べておくと交渉の軸が定まります。

見積を受け取る側は、単価・割増・管理費の三つを分けて記載してもらうと比較がしやすくなります。総額だけの提示では、どの条件が変わったときに金額が動くのかが読めず、工程が変更されたときに増減の妥当性を判断できません。警備は人の手配が前提の役務であり、直前の条件変更ほど費用に跳ね返ります。工程が固まった段階で早めに発注し、変更が生じたときの精算の方法を契約書に定めておくことが、双方にとって無用な争いを避ける近道になります。

業界・現場での使い方

警備会社の見積作成

深夜や休日の条件を入力して割増を含む総額を提示し、単価だけの比較を避けます。

建設会社の原価管理

工程表から休日と夜間作業の日数を拾い、警備費が予算に収まるかを確認します。

イベント主催者の予算組み

雑踏警備の人数と時間帯から総額を試算し、資格者配置の要否を検討します。

施設管理会社の入札対応

実効単価を算出して他社の提示額と比較し、価格の妥当性を説明します。

よくある間違い・注意点

  • 1人日単価だけで各社を比較する — 深夜や休日の割増、管理費の扱いが異なるため、総額では順位が入れ替わります。
  • 深夜割増を1日全体に掛ける — 割増の対象は22時から翌5時までの実働時間だけで、日額全体には掛かりません。
  • 検定合格者の加算を見込まない — 公安委員会の指定路線では資格者の配置が必要となり、後から加算が発生します。
  • 管理費を一律に値引き対象とする — 教育費や保険料が原資となっており、削ると交代要員の確保が難しくなります。
  • 待機日や中止日の扱いを決めない — 前日中止の補償や待機費用の取り決めがないと、請求段階で争いになります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

4人を20日配置するといくらになりますか?

1人日22,000円・深夜2時間・休日4日・管理費10%の既定値で2,239,160円、実効単価は27,990円です。

深夜割増はどの時間帯にかかりますか?

22時から翌5時までの実働時間が対象です。時間単価を出したうえで、その時間分にのみ25%を乗せます。

休日割増は必ず35%必要ですか?

35%以上は賃金支払の基準です。契約料金は商慣行によるため、30%前後で設定している例も多く見られます。

管理費率の相場はどのくらいですか?

8〜15%が一般的です。教育費・保険料・装備費・現場管理の費用が含まれます。

検定合格者はどのような場合に必要ですか?

公安委員会が指定した路線での交通誘導など、法令で有資格者の配置が求められる場合です。

雨天で中止になった日の費用はどうなりますか?

前日連絡での中止は日額の50〜100%を補償する取り決めが多く、契約書に明記しておく必要があります。

見積に含まれない費用にはどのようなものがありますか?

交通費・駐車場代・宿泊費・資機材の費用、遠隔地の移動時間分などが別建てになることがあります。

単価を下げるにはどうすればよいですか?

配置期間をまとめて長期契約にする、深夜帯を避けた工程に組み替える、資格者の必要人数を精査する方法があります。