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ローマ字ヘボン式パスポート変換

ローマ字変換

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ひらがな・カタカナをヘボン式・訓令式・パスポート式の3方式で同時にローマ字へ変換します。パスポートの規則(長音を書かない、B・M・Pの前の「ん」はM、促音+CHはT)にも対応し、方式でどこが違うかを並べて確認できます。

最終更新:2026-09-18/監修:計算ツールズ編集部

ローマ字変換ツール

3つの方式の違い

ヘボン式は英語話者が読んで日本語の音に近くなるよう作られた方式で、道路標識や駅名、パスポートの基礎になっています。「し」を shi、「つ」を tsu、「ふ」を fu と書きます。訓令式は日本語の五十音の規則性を保つ方式で、同じ行は同じ子音で揃えます。「し」は si、「つ」は tu、「ふ」は hu です。学校で最初に習うのはこちらで、内閣告示「ローマ字のつづり方」の第1表にあたります。

パスポート式はヘボン式をもとに、旅券の申請で使う規則を加えたものです。特徴は3つあります。①長音を書かない(おおの → ONO、さとう → SATO)。②B・M・P の前の「ん」は M(なんば → NAMBA)。③促音のあとが CH のときは T(はっちょう → HATCHO)。このツールは3方式を同時に表示するので、どこが違うかがひと目で分かります。

方式による綴りの違い

かなヘボン式訓令式パスポート式
しshisiSHI
ちchitiCHI
つtsutuTSU
ふfuhuFU
じjiziJI
しゃshasyaSHA
ちょchotyoCHO
をowoO

パスポート式の特別な規則

規則例表記理由
長音は書かないさとうSATO伸ばす音を表す文字を使わない
同上おおのONO「おお」も1つの O に
OH の表記も可おおのOHNO申し出により認められる場合がある
B・M・P の前の「ん」は MなんばNAMBAヘボン式の伝統的な規則
同上ほんまHOMMA—
促音+CH は TはっちょうHATCHOCCH とは書かない
その他の促音は子音を重ねるはっとりHATTORI—
撥音のあとが母音・Yでも記号なししんいちSHINICHIアポストロフィを使わない

どの方式を使うか

場面方式備考
パスポートの申請パスポート式(ヘボン式)外務省の規則。一度決めると原則変更できない
クレジットカード・航空券パスポートと同じ表記不一致は搭乗拒否の原因になる
道路標識・駅名ヘボン式長音記号を使うことがある
学校の国語(小学校)訓令式内閣告示の第1表
学術論文・図書の目録ヘボン式(長音記号あり)ōやūを使う
ドメイン名・メールアドレスどちらでも組織内で統一する

※入力した文字列はお使いのブラウザの中だけで処理され、サーバーには送信されません。変換結果は参考です。正式な書類やシステムへの登録には、提出先が定める表記規則をご確認ください。

ローマ字変換の詳しい解説

日本語をローマ字で書く方法は1つではありません。大きく分けて訓令式とヘボン式があり、目的が違います。訓令式は日本語の音の体系をそのまま写すことを重視し、五十音の同じ行を同じ子音で揃えます。「た行」は ta ti tu te to となり、規則が単純で日本人には覚えやすい方式です。小学校の国語で最初に習うのはこちらで、昭和29年の内閣告示「ローマ字のつづり方」の第1表にあたります。

ヘボン式は、英語を話す人が読んだときに日本語の音に近くなることを重視します。「ち」を ti と書くと英語話者は「ティ」と読んでしまうため chi とし、「つ」は tsu、「ふ」は fu とします。明治期に来日した医師ヘボンが和英辞典で採用したことから この名で呼ばれ、現在は道路標識、駅名表示、パスポートなど、外国人が読む場面で広く使われています。実務で必要になるのはほとんどがこちらです。

パスポート式は、ヘボン式に旅券独自の規則を加えたものです。最大の特徴は長音を書かないことで、「佐藤(さとう)」は SATOU でも SATOH でもなく SATO、「大野(おおの)」は ONO になります。伸ばす音を表す記号や文字を使わないという方針によるもので、初めて申請する人が最も戸惑う点です。ただし「OH」で書くことが認められる場合もあり、その場合は申請時に申し出て、以後その表記で統一することになります。一度決めた表記は原則として変更できません。

もう2つの規則も押さえておきましょう。ひとつは撥音「ん」の扱いで、B・M・P の前では N ではなく M と書きます。「難波」は NAMBA、「本間」は HOMMA です。これは英語で n が唇音の前で m のように発音される現象を反映した伝統的な規則です。もうひとつは促音「っ」で、原則は次の子音を重ねますが、CH の前だけは C を重ねず T にします。「八丁堀」は HACCHOBORI ではなく HATCHOBORI です。

実務で最も重要なのは表記を揃えることです。パスポート、クレジットカード、航空券の名義が一致していないと、搭乗を断られることがあります。とくに長音の扱いは揺れやすく、自分では SATOH のつもりでもパスポートが SATO なら、航空券は SATO で取らなければなりません。結婚などで姓が変わったとき、新しい姓のローマ字表記をどうするかも同じ問題を生みます。このツールは3方式を同時に出すので、手元の書類と突き合わせて確認するのに使えます。なお、このツールが変換できるのはかなだけで、漢字を読み方に直す機能はありません。漢字の姓名はご自身で読み仮名にしてから入力してください。

業界・現場での使い方

パスポート申請の表記確認

長音・撥音・促音の規則に沿った表記を確認してから申請書を書きます。

航空券・クレジットカードの名義確認

パスポートと同じ綴りになっているかを突き合わせます。

社員名簿・名刺の英字表記

組織内で方式を統一するための基準にします。

学校教材・教育現場

訓令式とヘボン式の違いを並べて示せます。

よくある間違い・注意点

  • パスポートで長音を書く — 「さとう」は SATOU ではなく SATO です。OH の表記は申し出が要ります。
  • B・M・P の前の「ん」を N にする — 「なんば」は NANBA ではなく NAMBA です。
  • 促音+CH を CCH と書く — 「はっちょう」は HATCHO です。C は重ねません。
  • 書類ごとに表記が違う — パスポートと航空券の不一致は搭乗拒否につながります。必ず揃えます。
  • 漢字を入れて変換しようとする — このツールはかな専用です。漢字は読み仮名に直してから入力してください。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

パスポートのローマ字はどの方式ですか?

ヘボン式をもとにした規則です。長音を書かず、B・M・Pの前の「ん」はM、促音+CHはTになります。

「さとう」はどう書きますか?

SATO です。長音を書かないため SATOU にはなりません。申し出により SATOH も認められる場合があります。

「なんば」はなぜ NAMBA ですか?

B・M・P の前の「ん」は M と書く規則があるためです。「ほんま」も HOMMA になります。

ヘボン式と訓令式はどう違いますか?

訓令式は五十音の規則性を保ち「し」を si と書きます。ヘボン式は英語話者の発音に近づけ shi と書きます。

漢字も変換できますか?

できません。かな専用です。漢字は読み仮名に直してから入力してください。

カタカナでも大丈夫ですか?

大丈夫です。ひらがなに直してから変換します。

航空券の名前が違うとどうなりますか?

パスポートと一致していないと搭乗を断られることがあります。必ず同じ綴りにしてください。

一度決めた表記は変えられますか?

原則として変更できません。正当な理由がある場合に限り認められることがあります。

「はっちょう」はどう書きますか?

HATCHO です。促音のあとが CH のときは C を重ねず T を使います。