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HTMLエスケープ実体参照特殊文字サニタイズ

HTMLエスケープと実体参照の変換

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HTMLで意味を持つ文字(& < > 引用符)を実体参照に変換し、逆に実体参照を元の文字に戻します。属性値まで含めた強めの変換、タグの除去、変換した箇所の内訳も表示します。

最終更新:2026-09-18/監修:計算ツールズ編集部

HTMLエスケープと実体参照の変換ツール

なぜエスケープが要るのか

HTML では < がタグの始まり、& が実体参照の始まりという特別な意味を持ちます。本文にそのまま書くと、ブラウザがタグや参照として解釈してしまい、表示が崩れたり、利用者が書いた内容がそのまま動いてしまったりします。そこで意味を持つ文字を、文字そのものを指す別の書き方に置き換えます。これがエスケープで、置き換え後の &lt; のような書き方を実体参照と呼びます。

最低限必要なのは &(&amp;)、<(&lt;)、>(&gt;)の3つです。属性値の中に入れる場合は、引用符で囲みが途切れないよう "(&quot;)と '(&#39;)も変換します。& を最初に変換するのが鉄則で、順序を誤ると &lt; がさらに &amp;lt; になる二重変換が起きます。

エスケープが必要な文字

文字実体参照数値参照必要な場面
&&amp;&#38;常に(最初に変換する)
<&lt;&#60;常に
>&gt;&#62;常に(推奨)
"&quot;&#34;属性値の中
'&apos;&#39;属性値の中(数値参照が無難)

よく使う実体参照

文字名前付き意味
(空白)&nbsp;折り返さない空白
©&copy;著作権表示
®&reg;登録商標
…&hellip;三点リーダ
—&mdash;ダッシュ
×&times;掛ける記号
÷&divide;割る記号
¥&yen;円記号

エスケープと関連する対策の違い

やること目的注意
HTMLエスケープ本文・属性値に安全に埋め込む出力する直前に行う
タグの除去見た目を整える・要約を作る安全対策としては不十分
属性値の引用符で囲む値の途切れを防ぐエスケープと併用する
URLエンコードURLに埋め込むHTMLエスケープとは別物
許可リストによる検査入力段階で不正を弾く出力時のエスケープは別途必要

※入力した文字列はお使いのブラウザの中だけで処理され、サーバーには送信されません。結果は参考です。業務システムへの適用にあたっては、実装側の仕様をご確認ください。

HTMLエスケープと実体参照の変換の詳しい解説

HTMLエスケープは、文字を「文字として表示させる」ための処置です。HTML では小なり記号がタグの開始、アンパサンドが実体参照の開始を意味するため、本文にそのまま書くとブラウザが命令として読んでしまいます。プログラムのソースコードを紹介する記事で山かっこが消えてしまう、という経験は多くの人にあるはずで、原因はこれです。エスケープすれば、ブラウザは「この文字を表示せよ」と理解します。

変換の順序には決まりがあります。アンパサンドを最初に変換することです。理由は簡単で、小なり記号を &lt; に変換したあとでアンパサンドを &amp; に変換すると、いま作ったばかりの &lt; が &amp;lt; になってしまい、画面には &lt; という文字列がそのまま出てしまいます。これが二重エスケープで、Web でときどき見かける「&amp;」という表示はこの事故の痕跡です。このツールはアンパサンドを先に処理しています。

どこまで変換するかは、埋め込む場所で決まります。本文の中なら3文字で足りますが、属性値の中に入れる場合は引用符も変換しなければなりません。value="..." の中にダブルクォートが入ると、そこで属性が終わったと解釈され、続く文字が新しい属性として読まれてしまいます。この隙間から不正なコードが混入する経路が生まれるため、属性値に入れる値は必ず引用符で囲み、かつ引用符自体をエスケープするのが基本です。

タグの除去はエスケープとは目的が違います。除去は見た目を整えたり要約を作ったりするための処理で、安全対策としては不十分です。正規表現で山かっこの間を消すやり方は、入れ子や壊れたタグ、属性に紛れ込んだ山かっこを正しく扱えず、抜け道が残ります。表示の安全を確保したいならエスケープを使い、除去は「本文だけを取り出したい」という表示上の都合に限って使うのが正しい使い分けです。

もうひとつ重要なのは、エスケープは出力する直前に行うという原則です。入力の時点で変換して保存してしまうと、データベースには実体参照が入った状態で残り、メールやCSVに出したときに &lt; がそのまま見えてしまいます。保存するのは元の文字のまま、HTMLとして出す瞬間に変換する。この順番を守れば、同じデータをHTML・メール・CSVのどこにでも正しく出せます。逆変換の機能は、誤って実体参照のまま保存されてしまったデータを元に戻すときに使えます。

業界・現場での使い方

Webページへの安全な埋め込み

利用者が入力した文字列を本文や属性値に出すとき、出力の直前にエスケープします。

コードやタグを記事で紹介する

山かっこが消えないよう実体参照に直して掲載します。

誤って保存された実体参照の復旧

&lt; のまま保存されたデータを元の文字に戻します。

本文の抜き出し

タグを除いて要約や検索用のテキストを作ります。

よくある間違い・注意点

  • アンパサンドを最後に変換する — 二重エスケープになり &amp;lt; と表示されます。必ず最初に変換します。
  • 属性値で引用符をエスケープしない — 属性が途中で終わり、不正なコードの入口になります。
  • タグの除去を安全対策と考える — 入れ子や壊れたタグで抜けます。表示の安全はエスケープで確保します。
  • 入力時にエスケープして保存する — メールやCSVに出したときに実体参照が見えます。出力の直前に変換します。
  • URLエンコードと混同する — 用途が別です。URLに埋めるならURLエンコード、HTMLに埋めるならエスケープです。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

どの文字をエスケープすればよいですか?

本文では & < > の3つ、属性値に入れるならダブルクォートとシングルクォートも変換します。

なぜアンパサンドを最初に変換するのですか?

後にすると、先に作った &lt; が &amp;lt; になる二重エスケープが起きるためです。

実体参照を元に戻せますか?

戻せます。向きを切り替えると、名前付きと数値のどちらの参照も文字に戻します。

タグを消せば安全ですか?

不十分です。入れ子や壊れたタグで抜け道が残ります。安全のためにはエスケープを使います。

いつ変換するのが正しいですか?

出力する直前です。入力時に変換して保存すると、メールやCSVで実体参照が見えてしまいます。

&amp;nbsp; は何ですか?

折り返さない空白です。通常の空白と違い、そこで行が折り返されません。

シングルクォートは &amp;apos; と &amp;#39; のどちらがよいですか?

数値参照の &#39; が無難です。古い環境では &apos; が解釈されないことがあります。

URLエンコードとの違いは?

目的が別です。HTMLに埋めるのがエスケープ、URLに埋めるのがURLエンコードです。

入力した文字列は送信されますか?

送信されません。すべてブラウザの中だけで処理しています。