計算ツール
travel計算

時差計算詳細

出発地と到着地を選ぶと、標準時どうしの時差を表示します。夏時間の切替時期は国ごとに違うため、期間中は表示より1時間ずれる点もあわせて整理します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

時差計算詳細ツール

計算式と前提

時差 = 到着地のUTCオフセット − 出発地のUTCオフセット

本ツールが持っているオフセットは、東京がUTC+9、ロンドンがUTC+0、ニューヨークがUTC-5、シドニーがUTC+10です。いずれも夏時間を適用していない標準時の値です。

既定値の「東京 → ニューヨーク」では、(-5) − (+9) = -14 となり、-14と表示されます。マイナスは到着地のほうが遅れているという意味で、東京の1月10日午前9時はニューヨークの1月9日午後7時にあたります。逆に「ニューヨーク → 東京」を選ぶと符号が反転して14になります。

UTCは協定世界時のことで、経度15度で1時間ぶんの差にあたります。日本の標準時が東経135度を基準にしているため、UTCとの差はちょうど9時間になります。

早見表

本ツールが返す時差(標準時どうし)

行が出発地、列が到着地です。マイナスは到着地のほうが遅い時刻であることを表します。

出発地\到着地東京ロンドンニューヨークシドニー
東京0-9-141
ロンドン90-510
ニューヨーク145015
シドニー-1-10-150

標準時と夏時間(サマータイム)の期間

都市標準時夏時間夏時間の期間
東京UTC+9なし
ロンドンUTC+0UTC+13月最終日曜のGMT1時から10月最終日曜のGMT1時まで
ニューヨークUTC-5UTC-43月第2日曜の午前2時から11月第1日曜の午前2時まで
シドニーUTC+10UTC+1110月第1日曜の午前2時から翌年4月第1日曜の午前2時まで

夏時間を考えたときの東京からの実際の時差

到着地本ツールの表示(標準時)夏時間の期間中
ロンドン-9-8
ニューヨーク-14-13
シドニー12
東京00(日本に夏時間はありません)

詳しい解説

時差の正体は、それぞれの地域が協定世界時(UTC)からどれだけずらした時計を使っているかの差です。日本の標準時は明治十九年勅令第五十一号が「明治二十一年一月一日ヨリ東経百三十五度ノ子午線ノ時ヲ以テ本邦一般ノ標準時ト定ム」と定めたもので、東経135度は経度15度あたり1時間という換算でちょうど9時間ぶんにあたります。国土が東西に1,000km以上あっても標準時は1つだけです。この単純さは便利ですが、東京とロンドンが-9時間、東京とニューヨークが-14時間という数字は、あくまで両方が標準時を使っている期間だけ正しいという条件が付きます。

実務で最も分かれるのは、夏時間をどう扱うかです。本ツールは標準時どうしの差を返すため、相手の国が夏時間に入っている間は表示より1時間小さい差(絶対値で見て縮まる方向)になります。やっかいなのは切替の日付が国ごとに違う点で、ニューヨークは3月第2日曜、ロンドンは3月最終日曜に夏時間へ入ります。この2〜3週間だけはニューヨークがUTC-4、ロンドンがUTC+0となり、両者の差はふだんの5時間ではなく4時間になります。秋も同様で、ニューヨークが11月第1日曜まで夏時間を続けるのに対し、ロンドンは10月最終日曜に戻るため、やはり1週間ほど例外の期間ができます。シドニーは南半球なので夏時間の期間が10月から翌年4月と逆になり、日本との差は1時間から2時間へ広がります。

見落とされやすいのは日付です。東京とニューヨークの-14時間は、東京の朝9時がニューヨークの前日午後7時にあたるという意味で、同じ時計の針でも日付が1日ずれます。会議の招待や締切を「日本時間の何日何時」と書かずに時刻だけ伝えると、1日分の食い違いが生まれます。また、世界にはUTCとの差が1時間単位でない地域があり、インドはUTC+5:30、ネパールはUTC+5:45です。これらを1時間単位に丸めると30分から45分ずれます。アメリカやオーストラリアのように1つの国の中に複数の標準時を持つ国では、国名だけでは時差が決まりません。ニューヨークとロサンゼルスでは3時間違い、シドニーとパースでは2時間違います。

使う場面によっても注意点が変わります。航空券に印字された時刻は出発地・到着地それぞれの現地時刻なので、所要時間を出すには「到着の現地時刻 − 出発の現地時刻 + 時差」という補正が要ります。日付をまたぐ便では計算がさらにややこしくなるため、時刻表に書かれた所要時間をそのまま読むほうが確実です。オンライン会議を国をまたいで設定するときは、招待にUTCの時刻か、Asia/Tokyoのようなタイムゾーン識別子を添えておくと、夏時間の切替をまたいでも自動で追随します。時刻そのものの基準は各国の標準機関が維持しており、日本では情報通信研究機構(NICT)が日本標準時を決定・維持しています。

よくある間違い・注意点

  • 夏時間の期間に本ツールの値をそのまま使う。表示は標準時どうしの差です。ロンドンが夏時間の間、東京との差は-9ではなく-8になります。
  • 切替の日付が世界共通だと思う。ニューヨークは3月第2日曜、ロンドンは3月最終日曜に切り替わります。その間だけ両都市の差は5時間ではなく4時間です。
  • 国名だけで時差を決める。アメリカやオーストラリアには複数の標準時があります。都市まで指定しないと数時間ずれます。
  • 30分・45分刻みの地域を1時間に丸める。インドはUTC+5:30、ネパールはUTC+5:45です。丸めると待ち合わせに間に合いません。
  • 日付の繰り上がり・繰り下がりを忘れる。東京とニューヨークは14時間差なので、東京の午前は前日のニューヨークにあたります。時刻だけを伝えると1日ずれます。

参考資料

よくある質問(FAQ)

夏時間の期間はいつからいつまでですか?

国ごとに違います。米国は3月第2日曜の午前2時から11月第1日曜の午前2時まで、英国は3月最終日曜のGMT1時から10月最終日曜のGMT1時まで、豪州ニューサウスウェールズ州は10月第1日曜から翌年4月第1日曜までです。

日本に夏時間はありますか?

現在はありません。日本の標準時は東経135度を基準としたUTC+9で、年間を通じて変わりません。

航空券に書かれた時刻はどちらの時刻ですか?

出発時刻は出発地の現地時刻、到着時刻は到着地の現地時刻です。所要時間を出すには「到着の現地時刻 − 出発の現地時刻 + 時差」という補正が必要で、日付をまたぐ便では時刻表の所要時間を読むほうが確実です。

表示がマイナスなのはどういう意味ですか?

到着地のほうが遅れた時刻だという意味です。東京からニューヨークは-14と表示され、東京の1月10日午前9時はニューヨークの1月9日午後7時にあたります。出発地と到着地を入れ替えると符号が反転して14になります。

夏時間の期間中、東京とニューヨークの時差はどうなりますか?

-14ではなく-13になります。ニューヨークが夏時間でUTC-4になるためです。本ツールは標準時で計算しているので、3月第2日曜から11月第1日曜までの間は1時間ぶん読み替えてください。

ニューヨークとロンドンの差が4時間になる時期があるのはなぜですか?

夏時間の切替日が違うためです。ニューヨークは3月第2日曜、ロンドンは3月最終日曜に切り替わるので、その間だけニューヨークがUTC-4、ロンドンがUTC+0となり差が4時間になります。秋も同じ理由で1週間ほどずれが生じます。

アメリカやオーストラリアは国内で時差がありますか?

あります。米国本土だけでも東部・中部・山岳部・太平洋の4つの標準時があり、ニューヨークとロサンゼルスは3時間違います。豪州もシドニーとパースで2時間違うため、国名ではなく都市で確認してください。

1時間単位ではない時差の地域はありますか?

あります。インドはUTC+5:30、ネパールはUTC+5:45です。本ツールは1時間単位の都市だけを扱っているため、これらの地域は別途確認してください。