PoE電力 計算ツール
PoE電力の詳しい解説
PoE(Power over Ethernet)はLANケーブル経由で電力を供給する規格で、無線アクセスポイントやIP電話、ネットワークカメラの設置を容易にします。規格ごとの給電能力は、IEEE 802.3af(PoE)が1ポートあたり15.4W、802.3at(PoE+)が30W、802.3bt(PoE++)が最大90Wです。24台の機器に1台15Wを給電するなら合計360Wが必要という計算になります。ここで重要なのが「PoEバジェット」という概念です。スイッチには全ポート合計で供給できる電力の上限があり、これが各ポートの最大値×ポート数とは限りません。48ポートのPoE+スイッチでも、バジェットが370Wなら全ポートで30Wずつ給電することはできず、実質的に12台程度が上限になります。機器選定では、ポート数だけでなく総給電容量を必ず確認する必要があります。またケーブル長が長いと電圧降下により実際に届く電力が減る点にも注意が必要です。
このツールの使い方
PoE給電する機器の台数と1台あたりの消費電力を入力すると、必要な合計給電容量と推奨されるPoE規格が表示されます。スイッチ選定時は、この合計値をPoEバジェット(総給電容量)が上回っているかを必ず確認してください。
よくある間違い・注意点
- ポート数だけで選ぶ — PoEバジェット(総給電容量)が別に設定されています。全ポートで最大給電できるとは限りません。
- ケーブル長の影響を無視する — 長距離では電圧降下により届く電力が減ります。100m近い配線では余裕を見込んでください。
よくある質問(FAQ)
PoEとPoE+の違いは?
1ポートあたりの給電能力が15.4Wと30Wで異なります。無線APの新しい機種はPoE+以上を要求します。
PoEバジェットとは?
スイッチ全体で供給できる電力の上限です。ポート数×最大給電量とは一致しないため確認が必要です。
PoEインジェクタとは?
非PoEスイッチに後付けで給電機能を追加する機器です。少数の機器を給電する場合に有効です。
※本ツールの計算結果は概算です。税務・医療・法律にかかわる判断は、税理士・医師・弁護士など専門家にご相談ください。