計算ツールズ

サーバ冷却 計算ツール

サーバ冷却の詳しい解説

サーバー機器が消費した電力は、ほぼ全量が熱に変換されます。このためサーバールームの冷却設計では、機器の総消費電力から必要な冷却能力を算出します。1ワットは3.412 BTU/時に相当するため、1,000Wの機器なら3,412 BTU/時の冷却が必要です。空調機の消費電力としては、冷却効率(COP)を考慮して機器消費電力の1.3倍程度を見込むのが実務上の目安になります。設計上の注意点として、機器の定格電力ではなく実際の消費電力で計算すること、将来の増設分を見込むこと、UPSや配電機器自身の発熱も加算することが挙げられます。またサーバールームでは総量だけでなく気流の設計が重要で、コールドアイル・ホットアイル方式(吸気側と排気側を分離する配置)を採らないと、局所的な高温部(ホットスポット)が生じます。ラック単位の消費電力が高密度化している近年は、総冷却能力が足りていても局所的に温度が上がる問題が起こりやすくなっています。

このツールの使い方

サーバー機器の合計消費電力をワットで入力すると、必要な冷却能力(BTU/時)と、空調に必要な電力(kW)の目安が表示されます。冷却効率を考慮して1.3倍で計算しています。実際の設計では気流の配置も併せて検討してください。

よくある間違い・注意点

  • 定格電力で計算する — 実際の消費電力は定格より低いのが通常です。実測値で計算するほうが過剰投資を避けられます。
  • 気流設計を考慮しない — 総冷却能力が足りていてもホットスポットが生じます。吸気と排気の分離が重要です。

よくある質問(FAQ)

1Wは何BTUですか?

3.412 BTU/時です。機器の消費電力にこの係数を掛けると必要な冷却能力が求まります。

PUEとは何ですか?

データセンター全体の消費電力をIT機器の消費電力で割った指標です。1に近いほど効率的です。

適切な室温は?

ASHRAEの推奨では18〜27℃です。低すぎると冷却コストが無駄になります。

※本ツールの計算結果は概算です。税務・医療・法律にかかわる判断は、税理士・医師・弁護士など専門家にご相談ください。