IOPS要件 計算ツール
IOPS要件の詳しい解説
IOPS(Input/Output Operations Per Second)は、ストレージが1秒間に処理できる読み書き回数を示す指標です。同時ユーザー100人が毎秒2クエリを発行し、1クエリあたり5回のI/Oが発生するなら、1,000 IOPSが必要という計算になります。ストレージ種別ごとの目安は、HDDが100〜200 IOPS、SATA SSDが数万〜10万 IOPS、NVMe SSDが数十万〜100万 IOPSです。HDDとSSDの間には3桁の差があり、これがデータベースやWebアプリケーションの応答性能を決定的に左右します。設計上重要なのは、ピーク時の要件で見積もることと、読み取りと書き込みでIOPSの特性が異なる点です。書き込みはSSDでも読み取りより遅く、RAID構成では書き込みペナルティ(パリティ計算のための追加I/O)が発生します。RAID 5では書き込み1回あたり4回のI/Oが必要になるため、書き込みが多いワークロードではRAID 10が選ばれます。
このツールの使い方
同時接続ユーザー数と1人あたりの毎秒クエリ数を入力すると、必要なIOPSと推奨されるストレージ種別が表示されます。1クエリあたり5回のI/Oを前提とした概算です。実際のI/O回数はアプリケーションの実装によって大きく変わるため、実測での確認をおすすめします。
よくある間違い・注意点
- 平均値で設計する — ピーク時に処理しきれません。最も負荷の高い時間帯を基準に見積もってください。
- RAIDの書き込みペナルティを無視する — RAID 5では書き込み1回に4回のI/Oが必要です。書き込みが多いなら RAID 10 を検討してください。
よくある質問(FAQ)
HDDとSSDの差はどのくらいですか?
IOPSで3桁の差があります。HDDが100〜200に対し、NVMe SSDは数十万に達します。
IOPSはどう測定しますか?
fioやCrystalDiskMarkなどのベンチマークツールで測定できます。実際のワークロードに近い条件で測ることが重要です。
スループットとの違いは?
IOPSは回数、スループットは転送量です。小さなファイルが多い処理ではIOPS、大きなファイルではスループットが効きます。
※本ツールの計算結果は概算です。税務・医療・法律にかかわる判断は、税理士・医師・弁護士など専門家にご相談ください。