計算ツール
雨水立管SHASE-S降雨強度ゲリラ豪雨設備

雨水立管サイズ 計算ツール

屋根面積+地域降雨強度から雨水立管・横引管径を即算出。SHASE-S 206準拠。設備設計・積算・確認申請に対応。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

雨水立管サイズ 計算ツールツール

雨水立管サイズ選定

ピーク流量 Q = 屋根面積 × 降雨強度 ÷ 60 (L/min)

立管本数 n = 横樋の総延長 ÷ 20m(切り上げ、最低1本)

立管径・横引管径は 1本あたり流量 Q÷n でSHASE-S 206選定表から選定

竪樋は横樋のおおむね20mごとに1本設けるのが実務の目安です。横樋が長い建物では立管を複数本に分散させるため、1本あたりの受け持ち流量が下がり、必要な管径も小さくなります。

雨水立管はゲリラ豪雨(50-150mm/h)のピーク流量に対応する必要があり、地域別の降雨強度データを使用します。過小径は雨水オーバーフロー→建物浸水の原因。

雨水立管径 選定表

ピーク流量立管径横引管径
~500 L/minφ50φ65
~1000φ65φ75
~2000φ75φ100
~3500φ100φ125
~6500φ125φ150
~10000φ150φ200

地域別 設計降雨強度

地域強度(mm/h)
北海道・東北北部60-75
関東・北陸・東海90-120
関西・中国・四国100-120
九州・南部120-150
沖縄150-180

※本ツールはJIS/SHASE-S/建築設備設計基準等の公的基準に基づく参考計算です。実施設計・行政協議時は建築士・設備士による最終判断+所轄行政の指針確認が必須です。

雨水立管サイズ 計算ツールの詳しい解説

雨水立管は近年のゲリラ豪雨激増で設計基準が実質引き上げ傾向。過小径は雨水オーバーフロー→軒天からの雨水浸入→天井・壁の水損事故を招きます。

気候変動と設計降雨強度

従来の設計値100mm/hに対し、近年は時間150mm超の豪雨が全国で発生。既存建物の雨水設備は現在の降雨強度に対して能力不足のケースが増加中で、大規模修繕時のサイズアップ検討事項です。

雨水利用の可能性

雨水を貯留・再利用(トイレ洗浄・散水)する雨水利用システムは東京都・環境省の補助対象。集水面積200㎡・1000L貯留槽で年間30-50m³の水道費削減効果があります。

業界・現場での使い方

設備設計

新築・大規模改修時の雨水管径選定、既存建物の能力チェック。

屋根板金業

樋・立管選定、既存樋のサイズアップ判定。

マンション改修

既存雨水系統の能力確認、豪雨対応の増径提案。

土木・造成

宅地内雨水排水計画、公共下水道接続点の確認。

環境コンサル

雨水利用システムの設計、補助金申請サポート。

よくある間違い・注意点

  • 古い設計値の流用 — 築古建物の雨水設備は100mm/h基準。今日的な150mm/h基準では能力不足。
  • 横引き管径を立管と同径にする — 横引きは立管より1-2ランク太くする必要。同径は詰まり原因。
  • 樋詰まり時の余裕未考慮 — 落葉・鳥の巣で樋断面積30-50%喪失。ゴミ受け必須+余裕サイズ。
  • 地下ピット・車庫の排水 — 低い位置の排水は自然流下不可。ポンプ+高置水槽の別系統必要。
  • 公共下水道接続点の確認漏れ — 雨水と汚水分流地域では接続点間違いで違法接続扱いに。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

屋根200㎡の雨水立管は?

100mm/h降雨で流量約333L/min、φ50-65が典型。ゲリラ豪雨対応で余裕φ75も可。

屋根1000㎡の場合は?

流量約1667L/min、φ75-100が選定。ビル・工場級。

地域別降雨強度は?

北海道75mm/h、関東120mm/h、九州150mm/h、沖縄180mm/hが目安。近年は+30-50%を見込む設計も増加。

立管と横引管の径差は?

横引管は立管より1-2ランク太く選定。同径は詰まりリスク。

雨水利用のメリットは?

トイレ洗浄・散水で年間30-50m³の水道費削減。補助金対象。

豪雨対応の余裕係数は?

設計値に対し1.2-1.5倍の余裕見込みが近年の実務。

分流式と合流式の違いは?

分流式=雨水と汚水別系統、合流式=1本で公共下水へ。地域により指定あり。

屋上緑化した場合は?

緑化面は流出係数0.3-0.5(通常屋根0.9-1.0)で流量減。設計上有利。