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メモリーカードRAW容量撮影準備

メモリーカード容量の計算

画素数・ビット深度・圧縮方式・撮影枚数から、1枚あたりの容量と必要なカードの容量・枚数を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

メモリーカード容量の計算ツール

RAW1枚の容量は画素数×ビット深度÷8×圧縮率です。既定値の2,400万画素・14bit・ロスレス圧縮では24,000,000×14÷8×0.55=23.1MB。高画質JPEGを同時記録すると1画素あたり0.5バイトが加わって12.0MBとなり、合計は35.1MBです。1,200枚では42.1GB、200Mbpsの動画20分は200×60×20÷8÷1000=30.0GB。両者に2割の余裕を足した86.5GBが必要容量で、128GBカード1枚で足ります。

画素数とRAW1枚の容量(14bit・ロスレス圧縮)

画素数非圧縮ロスレス高圧縮
2,000万画素35.0MB19.3MB12.3MB
2,400万画素42.0MB23.1MB14.7MB
4,500万画素78.8MB43.3MB27.6MB
6,100万画素106.8MB58.7MB37.4MB

動画のビットレートと1分あたりの容量

ビットレート1分10分60分
50Mbps0.4GB3.8GB22.5GB
100Mbps0.8GB7.5GB45.0GB
200Mbps1.5GB15.0GB90.0GB
400Mbps3.0GB30.0GB180.0GB

※参考計算です。海況・気象・機材の仕様によって結果は変わるため、実機の仕様書と現地の状況で確認してください。

メモリーカード容量の計算の詳しい解説

RAWの容量は画素数とビット深度でほぼ決まります。1画素あたり14ビットを記録するなら、圧縮しない状態で画素数の1.75倍のバイト数になります。ロスレス圧縮は画像の内容によって効き方が変わり、空のような平坦な絵はよく縮み、細かい枝葉や高感度のノイズが多い絵は縮みません。同じカメラでも1枚の容量が2割前後変動するのはこのためで、公称値は平均的な被写体での目安にすぎません。

判断が分かれるのはJPEGを同時記録するかどうかです。同時記録すれば容量は1.5倍前後に増えますが、確認や納品がすぐにでき、現像前でも共有できます。RAWだけにすれば枚数は稼げるものの、後処理を終えるまで納品できません。仕事では二重に記録しておくほうが安全で、記録先を分ければ片方のカードが壊れても失われません。趣味では割り切ってRAWのみにする選択も合理的です。

見落とされやすいのは動画の容量です。200Mbpsで撮れば1分あたり1.5GBとなり、20分で静止画の数百枚分に相当します。静止画中心の撮影計画でも、動画を少し撮るだけで見積もりが崩れます。ビットレートは記録形式とフレームレートで大きく変わり、高フレームレートや高ビット深度の記録では倍以上になります。撮影前に実際の設定でテスト記録して、1分あたりの容量を確認しておくと確実です。

カードの選び方では容量だけでなく分散も考えます。1枚の大容量カードに全てを入れると、故障や紛失で全滅します。1日ごと、あるいは半日ごとに交換すれば被害は限定されます。一方で枚数が増えると管理の手間と紛失のリスクが上がるため、旅程の区切りに合わせて設計するのが現実的です。撮影中にパソコンへ退避できる環境があるなら、必要容量そのものを小さく抑えられます。

容量の表記にも注意が必要です。カードの128GBは10進法で計算された値で、機器の表示は2進法のため、実際に使える容量は約119GiBに減ります。さらにファイルシステムの領域が引かれ、書き込みが満杯に近づくと速度も落ちます。実効で2割の余裕を見ておくと、撮影中に容量不足で止まる事態を避けられます。予備を1枚持つ判断も同じ考え方です。

業界・現場での使い方

撮影案件の事前準備

想定枚数と動画の時間から必要な容量を求め、持参するカードを決めます。

スタジオの機材管理

案件ごとの平均容量を把握し、共有するカードの本数を適正化します。

旅行・遠征の計画

現地で退避できない前提で必要容量を積み上げ、予備の枚数を決めます。

納品データの見積もり

撮影枚数から納品時のデータ量を算出し、受け渡しの方法を選びます。

よくある間違い・注意点

  • JPEGの同時記録を数えない — 容量が1.5倍前後に増えるため、枚数の見積もりが大きくずれます。
  • 動画の容量を軽く見る — 200Mbpsなら1分1.5GBで、20分撮るだけで静止画数百枚分になります。
  • カードの表記容量をそのまま使う — 10進法と2進法の違いで、128GBの実効は約119GiBです。
  • 大容量カード1枚にまとめる — 故障や紛失で全てを失うため、日ごとに分ける運用が安全です。
  • 圧縮率を一定と考える — 被写体によって2割前後変動し、高感度のノイズが多い絵ほど縮みません。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

2,400万画素のRAWは1枚何MBですか?

14bitロスレス圧縮で23.1MB、JPEGを同時記録すると合計35.1MBです。

12bitと14bitではどれくらい違いますか?

容量は約14%減ります。階調の余裕は減るため、暗部を大きく持ち上げる用途では14bitが有利です。

128GBのカードで何枚撮れますか?

1枚35.1MBなら約3,646枚です。実効容量を考えると3,300枚前後を目安にしてください。

カードは何枚用意すればよいですか?

必要容量を分散できる枚数です。1日ごとに交換する運用なら日数分を用意します。

動画のビットレートはどこで確認しますか?

記録形式の設定画面に表示されます。実際に1分撮ってファイルサイズを確認するのが確実です。

高圧縮RAWは使ってよいですか?

容量は4割近く減ります。大きな階調操作をしない用途では実用的な選択です。

余裕は何割みておけばよいですか?

2割が目安です。実効容量の目減りと、想定より枚数が増える場合に備えます。

カードの速度は容量と関係しますか?

直接の関係はありません。連写の持続には書込速度が効くため、別途確認が必要です。