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リフォーム規模別

リフォームの規模別費用を確認できる無料電卓です。キッチン・浴室・トイレ・全面の4区分から範囲を選ぶと、工事費の目安がすぐに表示されます。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

リフォーム規模別ツール

計算式と前提

表示される費用 = 選んだ範囲にあらかじめ対応づけられた工事費の目安

この電卓は入力した数量から積み上げるのではなく、範囲を選ぶとその区分の代表的な金額を返します。既定値のキッチンなら1,500,000円、浴室なら1,200,000円、トイレなら300,000円、全面なら8,000,000円です。いずれも設備本体と標準的な取り付け工事を含んだ一式の目安で、解体後に判明する補修、仮住まい、廃材の処分費、消費税は含みません。実際の見積は、設備のグレード・既存配管の位置・建物の構造で上下します。

範囲別の費用早見表

この電卓が返す金額

範囲表示される費用主な工事の中身おおよその工期
キッチン(既定値)1,500,000円システムキッチン本体、既存撤去・処分、給排水とガスの接続、電気工事、床壁の復旧4〜7日
浴室1,200,000円ユニットバス本体、既存浴室の解体、土間と配管のやり直し、給湯接続、換気扇4〜7日
トイレ300,000円便器・便座の交換、給排水の接続、床材と壁紙の張り替え1〜2日
全面8,000,000円水回り4か所と内装全体、給排水・電気の更新、建具、必要に応じて断熱・耐震1〜3か月

予備費を上乗せしたときの総予算

解体後の追加工事に備えて予備費を持つのが実務の基本です。表示額に10%と20%を上乗せすると、用意しておく金額は次のようになります。

範囲表示額+10%+20%差額(20%のとき)
キッチン1,500,000円1,650,000円1,800,000円300,000円
浴室1,200,000円1,320,000円1,440,000円240,000円
トイレ300,000円330,000円360,000円60,000円
全面8,000,000円8,800,000円9,600,000円1,600,000円

範囲で金額が決まる理由と、見積の読み方

範囲を選ぶだけで金額が出るのは、リフォームの費用が「どこを触るか」でほとんど決まる構造だからです。水回りの工事は、設備本体の価格に、既存設備の解体と処分、給排水管やガス・電気の接続と移設、開口部や床壁天井の復旧という四つの費用が必ず束になります。トイレの30万円が小さく出るのは、面積が狭く配管の移動がほとんど発生しないためで、キッチンの150万円と浴室の120万円の差も、本体価格そのものより給排水の位置を動かす工事と復旧範囲の広さの差です。全面の800万円が桁ひとつ違うのは、部位ごとの金額を足した以上に、仮設と養生を建物全体に回す費用、仮住まいと引越し、工期が延びて積み上がる現場管理費が重なるからです。

実務で判断が分かれるのは、傷んだ箇所を順番に直すか、まとめて一度に直すかです。部分改修は一回あたりの支出を抑えられますが、養生と職人の出入り、廃材の運搬、諸経費が工事の回数だけ発生します。同じ内容を5年おきに4回へ分ければ、共通の仮設費と諸経費を4回払うことになります。一方で全面改修は単価が下がる代わりに、まとまった資金と仮住まいが必要で、住みながらの工事ができません。築年数が浅く不具合が一か所なら部分改修、給排水管や分電盤の容量そのものが古くて複数箇所に症状が出ているなら全面改修、という切り分けが現実的です。

見落とされやすいのは、表示された金額の外側にある費用と手続きです。壁や床を開けてから配管の腐食、シロアリの被害、下地の劣化が見つかることは珍しくなく、総額の1〜2割を予備費として確保しておく必要があります。集合住宅では専有部分しか触れず、床材の遮音等級、搬入経路、管理組合への事前申請が制約になります。制度面では、2025年4月に施行された改正建築基準法により、木造2階建てなどの多くが新2号建築物に区分され、大規模の修繕・模様替えでも建築確認が必要になりました。10平方メートルを超える増築も確認申請の対象で、防火地域・準防火地域では10平方メートル以下でも必要です。

条件による差も大きく出ます。同じキッチン交換でも、既存と同じ位置に同じ寸法で入れ替えるのか、レイアウトごと動かすのかで金額は倍近く変わります。都市部では駐車場所と搬入経路の制約が費用に乗り、地方では職人の移動距離が乗ります。築30年を超える住宅では、給湯器の能力や分電盤の容量が現在の機器に足りず、付随工事が後から発生しがちです。補助金や減税が自分の工事に当てはまるかどうかは年度や工事内容で結論が変わるため、適用の可否は自治体の窓口や税務署、建築士・税理士にご確認ください。

よくある間違い・注意点

  • 表示額を見積の上限として読む — この電卓が返すのは範囲ごとの代表的な金額で、解体後の補修・仮住まい・処分費・消費税は入っていません。予備費を1〜2割見込んだ額を予算の基準にしてください。
  • 設備のグレードだけで比べる — 「本体いくら」の比較は、設置費・給排水の移設・電気工事・撤去処分費が別建てだと意味を持ちません。一式ではなく数量と単価が載った明細で比べます。
  • 補助金を着工後に申請しようとする — 国や自治体の補助制度は着工前の登録・申請を求めるものが多く、工事が始まってからでは対象外になります。制度の内容は年度ごとに変わるため、契約前に公式情報で確認します。
  • 訪問販売でその場で契約する — 訪問販売による契約は特定商取引法のクーリング・オフ(法定書面を受け取った日から8日間)の対象ですが、そもそも相見積もりを取ってから判断するほうが確実です。
  • 集合住宅で管理規約を確認しない — 専有部分の範囲、床材の遮音等級、工事できる曜日と時間、搬入経路は管理規約で決まっています。着工直前に判明すると設計のやり直しになります。

参考資料

※本ページは費用の目安を示す参考情報です。補助金の適用可否、税額控除、請負契約の内容については、自治体の窓口・税務署・建築士・税理士などの専門家にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

補助金は?

制度は国の事業と自治体の助成の二層で、対象工事・金額・受付期間は年度ごとに変わります。金額を先に決め打ちせず、契約前に公式情報で条件を確認してください。要介護・要支援の認定を受けている方の手すり取付や段差解消は介護保険の住宅改修の対象で、支給限度基準額は20万円、自己負担は原則1割(所得により2〜3割)です。多くの制度が着工前の申請を求める点に注意してください。

期間は?

この電卓の4区分でいえば、トイレは1〜2日、キッチンと浴室は4〜7日、全面は1〜3か月が目安です。工期を左右するのは工事そのものより設備の納期で、受注生産の設備は契約から搬入まで数週間かかることがあります。集合住宅は工事できる曜日と時間が管理規約で制限されるため、同じ内容でも戸建てより日数が伸びます。

リフォームローンは?

担保を付けない無担保型、自宅を担保にする有担保型、住宅ローンに組み込む一体型の3種類があります。無担保型は手続きが早い代わりに金利が高く、借入期間も短めです。返済期間10年以上のローンで一定の増改築を行った場合は住宅借入金等特別控除の対象になり得ますが、要件が細かいため国税庁の資料を確認するか、税務署・税理士にご相談ください。

この電卓の金額はどこまで含みますか?

設備本体と標準的な取り付け工事までです。解体後に判明した補修、仮住まいと引越し、廃材の処分費、消費税は含みません。総予算を組むときは表示額に1〜2割の予備費を足した金額で考えてください。早見表の「+10%」「+20%」の列がその目安です。

全面リフォームと建て替えはどちらを選ぶべきですか?

基礎と構造躯体が健全かどうかが分かれ目です。躯体が使えるなら解体・廃棄と基礎工事の費用が要らない分、全面改修が有利になります。逆に基礎に大きな損傷がある、間取りを大きく変えたい、増築で確認申請が必要になるといった条件が重なると、建て替えとの差は縮まります。まず建築士による現況調査を受けてから比較するのが確実です。

見積書はどこを見ればよいですか?

「工事一式」でまとめられた項目が多い見積書は比較できません。数量・単位・単価が入った明細を求め、既存設備の撤去処分費、養生費、諸経費(現場管理費・一般管理費)が別建てになっているかを確認します。同じ図面と仕様書を渡して2〜3社から取れば、差がどこにあるかが見えます。

工事に建設業許可は必要ですか?

建設業法では、建築一式工事以外で請負代金が500万円未満、建築一式工事で1,500万円未満(または延べ面積150平方メートル未満の木造住宅)の工事は「軽微な建設工事」として許可が不要とされています。トイレ交換のような小規模工事は許可がなくても請け負えるため、許可の有無だけで判断せず、リフォーム事業者団体への登録や瑕疵保険の加入状況もあわせて確認してください。

マンションでもできますか?

できますが、触れるのは専有部分だけです。玄関扉の外側、サッシ、バルコニー、共用配管は共用部分にあたり、単独では変更できません。床材の遮音等級、工事できる時間帯、資材の搬入経路も管理規約で決まっています。設計を始める前に管理組合へ申請の要否を確認してください。