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ウキ釣り余浮力ガン玉沈下速度

ウキとオモリの浮力バランス計算

ウキの号数と仕掛けの各部の重量から、余浮力と沈下速度、追加するガン玉の号数を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

ウキとオモリの浮力バランス計算ツール

ウキ1号は3.75gの荷重を背負える設計なので、浮力は3.75gです。仕掛け側の水中重量は、オモリ1.0号が鉛の比重を考えて3.75×0.91=3.41g、針とエサ0.8gが0.28g、サルカン0.5gが0.44g、ハリス1.5号が0.05gで合計4.18g。余浮力は3.75−4.18=−0.43gとなり、この状態では沈みます。沈下速度は14×√0.43=9.2cm/秒で、狙いの15cm/秒に届かせるには2Bを1つ足す計算になります。

ガン玉・ジンタンの号数と重量

号数重量使いどころ
G50.16g微調整と食い渋り対策
G20.31g浅いタナの沈下調整
B0.55g標準的な追加量
2B0.75gやや速く沈めたいとき
3B0.95g風や流れが強い場面
5B1.85g深いタナを一気に取る

沈下速度と釣り方の対応

沈下速度特徴向く状況
5cm/秒以下エサが自然に漂う食い渋りや浅いタナ
10cm/秒前後標準的な落ち方一般的なウキ釣り
20cm/秒前後素早くタナに届くエサ取りが多い場面
30cm/秒以上ほぼ直線的に落ちる深いタナや強い流れ

※参考計算です。製品仕様・自治体の指針・現場の条件によって結果は変わるため、実物の表示と最新の公的情報を確認してください。

ウキとオモリの浮力バランス計算の詳しい解説

ウキ釣りで釣果が分かれる要因の多くは、ウキの号数選びではなく余浮力の管理にあります。ウキに刻まれた号数は背負える荷重の目安であり、その値ちょうどのオモリを付ければ理論上は水面に浮いたまま釣り合います。しかし実際の仕掛けにはハリス、針、エサ、サルカン、ウキ止めが加わり、これらの水中重量が加算されます。号数どおりに組んだつもりでも、わずかに沈む側に傾いていることは珍しくありません。

判断が分かれるのは、どこまで沈ませるかです。余浮力を残す設定はアタリが明確に出る反面、警戒心の強い魚には違和感を与えます。逆にわずかに沈む設定にすると仕掛け全体が自然に漂い、食い込みは良くなりますが、アタリの判別が難しくなります。近年は極小のガン玉で沈む側に振る釣り方が広まっていますが、視認性と感度のどちらを取るかは狙う魚と海況で変わります。

見落とされやすいのが水中重量と空気中重量の違いです。鉛のオモリは比重が約11あり、水中では重量の9割程度しか効きません。逆にエサは比重が水に近いため、空気中で1gあっても水中ではほとんど荷重になりません。カタログの重量をそのまま足すと、実際より重い側に見積もることになります。またウキ自体も塩分濃度や水温で浮力がわずかに変わり、淡水と海水では同じ仕掛けでも挙動が違います。

魚種と季節でも設定は動きます。低水温期は魚の反応が鈍く、沈下を遅くして見せる時間を長く取る組み方が有利になります。エサ取りが多い時期は逆に速く沈めて狙いのタナへ一気に届ける必要があります。数値は出発点として使い、当日の反応を見ながらガン玉を1段ずつ動かして詰めていくのが実務的な手順です。

ウキ止めやシモリ玉、からまん棒といった小物も、積み重なると無視できない重量になります。一つひとつは0.1g前後でも、5点付ければ0.5gとなりガン玉1個ぶんに相当します。仕掛けを組み替えるたびに余浮力が変わるのはこのためで、部品を減らすほど設計どおりの挙動に近づきます。潮受けや水中ウキを追加する場合は、その水中重量も合算が必要です。海面が荒れている日は、余浮力を少し多めに残したほうが視認性を保てます。

業界・現場での使い方

釣具店の仕掛け提案

ウキとオモリの組み合わせを数値で示し、追加するガン玉の号数まで案内します。

磯釣りの指導

余浮力の考え方を数値で説明し、初心者にウキ下の調整を理解させます。

釣り大会の準備

当日の潮と水深に応じて、沈下速度を揃えた仕掛けを用意します。

自作仕掛けの設計

各部の水中重量を合算し、狙う沈下速度に合う構成を組み立てます。

よくある間違い・注意点

  • ウキの号数とオモリの号数だけで釣り合うと考える — 針、エサ、サルカン、ハリスの水中重量が加わり、実際は沈む側に傾きます。
  • 空気中の重量をそのまま足す — 鉛は水中で9割程度、エサはほとんど荷重になりません。
  • ガン玉を一度に大きく変える — 0.2g単位で挙動が変わるため、段階を飛ばすと狙いの沈下速度を通り過ぎます。
  • 淡水と海水で同じ設定を使う — 浮力が変わるため、同じ仕掛けでも沈み方が異なります。
  • 余浮力をゼロに合わせようとする — 波やうねりで見えなくなります。狙いに応じてわずかに残すか沈める判断が要ります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

ウキ1号にオモリ1号で釣り合いますか?

針やエサ、サルカンの重量が加わるため、既定値では余浮力が−0.43gとなり沈みます。

ウキの号数は何を表していますか?

背負える荷重の目安で、1号が3.75gに相当します。製品によって表示の基準に差がある点に注意が必要です。

余浮力は残すべきですか、沈めるべきですか?

アタリの明確さを取るなら残し、食い込みを優先するならわずかに沈めます。狙う魚と海況で判断が変わります。

ガン玉はどこに付けますか?

ウキ下の中間に付けると自然に沈み、針の近くに付けると素早くタナに届きます。狙いに応じて位置を変えます。

沈下速度はどのくらいが標準ですか?

一般的なウキ釣りで10cm/秒前後です。エサ取りが多いときは20cm/秒程度まで上げる場面があります。

オモリの水中重量はなぜ軽くなりますか?

鉛の比重が約11あるため、水の浮力を差し引くと空気中の約9割になります。

淡水と海水で違いはありますか?

海水のほうが浮力が大きく、同じ仕掛けでも沈みにくくなります。釣り場に応じた調整が必要です。

ウキが見えにくいときはどうしますか?

余浮力を少し残す方向に調整するか、トップの太いウキに替えます。日差しの向きによっても視認性は変わります。