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自動車保険等級ダウン事故有係数免責

自動車保険 使うか自腹か 計算ツール

現在の等級・事故の種類・修理費から、保険を使った場合の3年分の保険料増加と自腹で直した場合の総額を比べます。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

自動車保険 使うか自腹か 計算ツールツール

現在の年間保険料60,000円を15等級の無事故係数0.47で割ると、基準保険料は約127,660円です。使わなければ16・17・18等級と上がり3年分は172,340円。3等級ダウン事故を1件使うと12等級に下がり、事故有係数の3年間で292,340円となり、増加額は120,000円です。保険を使う場合は免責50,000円を足して342,340円、自腹なら修理費250,000円を足して422,340円で、差は80,000円。修理費が増加額120,000円+免責50,000円=170,000円を超えると保険を使うほうが有利になります。

事故の種類と等級・事故有係数の適用期間

事故の種類下がる等級事故有係数の期間該当する例
3等級ダウン事故3等級3年車両同士の事故、単独事故
1等級ダウン事故1等級1年盗難、落書き、飛来物
ノーカウント事故下がらないなし人身傷害のみ、弁護士費用のみ
2件以上の事故件数分件数分同一年度に複数回使う場合

等級別の割引係数(保険料に対する倍率)

等級無事故係数事故有係数
20等級0.370.490.12
17等級0.450.560.11
15等級0.470.720.25
12等級0.500.780.28

※参考計算です。単価・料率・制度は改定されるため、契約前に最新の約款と自治体の告示を確認してください。

自動車保険 使うか自腹か 計算ツールの詳しい解説

保険を使うと損をする場合があるのは、ノンフリート等級別料率制度が二重の仕組みで働くためです。まず等級そのものが3等級下がり、割引率が小さくなります。さらに事故有係数という別の料率表が3年間適用され、同じ等級でも無事故の人より高い保険料になります。15等級の例では無事故係数0.47に対し事故有係数は0.72で、差は0.25にもなります。この二つが重なるため、1件の事故で3年間に十数万円の増加が生じます。等級は無事故で1年に1つしか上がらないため、下がった分を取り戻すには3年かかる点も負担を大きくしています。

実務で判断が分かれるのは、修理費が分岐点の近くにある場合です。増加額と免責の合計を修理費が下回るなら自腹が有利ですが、これは3年間で計算した場合の話で、4年目以降も等級の回復が1年ずつ遅れる影響が残ります。厳密には5年程度で見たほうが実態に近く、その場合の分岐点はもう少し高くなります。また相手のある事故では、対人や対物の賠償も同時に発生することが多く、車両保険だけを使わないという選択が取れないこともあります。対人・対物の賠償は自腹でまかなえる額を超えることが多く、そちらを使えば結局は等級が下がります。

見落とされやすいのは、保険会社への事故報告と保険の使用が別だという点です。事故の連絡をしても、最終的に保険金を請求しなければ等級は下がりません。修理費の見積が出てから、使うかどうかを判断できる期間が設けられているのが一般的です。判断に迷う場合は、担当者に等級ダウン後の保険料の試算を出してもらい、実際の数字で比べるのが確実です。修理を先に済ませてしまうと選択の余地が狭まるため、着手の前に見積を取り寄せて比較する順序が大切です。

条件による違いもあります。等級が高いほど無事故係数と事故有係数の差が小さくなり、20等級では0.12にとどまるため、保険を使う不利は相対的に小さくなります。年齢条件を絞ると保険料そのものが下がるため、増加額も比例して小さくなります。車両保険の免責金額を大きく設定している契約では、少額の修理で保険を使う余地がそもそもありません。等級や係数の扱いは会社によって細部が異なるため、契約中の保険会社に確認してください。

業界・現場での使い方

事故後の請求判断

修理の見積が出た段階で、保険を使うか自腹で払うかを金額で決める用途に使います。

契約内容の見直し

免責金額を上げた場合に、保険を使う場面がどれだけ減るかを確認できます。

家族の契約管理

年齢条件や等級の異なる複数の契約について、それぞれの分岐点を把握できます。

法人の車両管理

社用車の事故処理について、社内の判断基準を金額で設ける材料になります。

よくある間違い・注意点

  • 等級ダウンだけを見る — 事故有係数が3年間適用されるため、同じ等級でも保険料は無事故の人より高くなります。
  • 1年分の増加だけで判断する — 影響は3年以上続きます。少なくとも3年分を合計して比べてください。
  • 事故の連絡と保険の使用を同じと考える — 報告しても請求しなければ等級は下がりません。見積を見てから判断できます。
  • 免責金額を計算に入れない — 保険を使っても免責分は自己負担です。分岐点は増加額と免責の合計になります。
  • 相手のある事故で車両だけ考える — 対人や対物の賠償が同時に発生する場合、使わない選択が取れないことがあります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

既定値ではどちらが有利ですか?

保険を使う3年総額342,340円、使わない場合422,340円で、使うほうが8万円ほど有利です。

分岐点となる修理費はいくらですか?

保険料の増加額120,000円と免責50,000円を足した170,000円です。

事故有係数とは何ですか?

事故で保険を使った契約者に3年間適用される別の料率表で、同じ等級でも保険料が高くなります。

1等級ダウン事故だとどうなりますか?

14等級に下がり事故有係数は1年だけです。増加額は小さく、分岐点も下がります。

ノーカウント事故は保険料に影響しますか?

等級は下がらず事故有係数も適用されないため、保険料の増加はありません。

等級が高いと使いやすいですか?

20等級では無事故係数と事故有係数の差が0.12と小さく、使う不利は相対的に小さくなります。

年齢条件を上げるとどうなりますか?

既定値の26歳以上を30歳以上にすると、年間保険料は57,000円に下がります。

報告後に使わないことはできますか?

保険金を請求しなければ等級は下がりません。判断の期限は保険会社に確認してください。