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相続登記登録免許税申請期限

相続登記の期限と過料の逆算

相続を知った日からの経過月数と評価額から、申請期限までの残り月数と登録免許税を含む総費用を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

相続登記の期限と過料の逆算ツール

相続登記の申請期限は相続を知った日から3年です。8か月が経過し、さらに6か月後に申請する予定なら合計14か月で、残りは36−14=22か月、超過は0か月です。登録免許税は評価額1,800万円に0.4%を掛けて72,000円。司法書士費用は基本6万円に筆数と相続人の加算、戸籍取得代行を加えて98,000円、書類取得費は9,840円で、総費用は179,840円になります。

相続登記の費用の内訳

項目金額の目安計算の基準
登録免許税評価額の0.4%1,000円未満切り捨て
司法書士報酬6万〜15万円筆数と相続人の数で変動
戸籍の取得1通450〜750円出生から死亡まで
登記事項証明書1通480〜600円筆数分
固定資産評価証明書1通300〜400円市区町村で取得

期限と義務の要点

項目内容
申請期限相続を知り、所有権を取得したと知った日から3年
遺産分割が成立した場合成立の日から3年以内に登記
過料正当な理由がなく怠ると10万円以下
相続人申告登記期限内に申し出れば義務を果たしたとみなされる

※参考計算です。手数料・期限・支給額は自治体や制度改正によって異なるため、最新の告示と窓口の案内を確認してください。

相続登記の期限と過料の逆算の詳しい解説

相続登記に期限が設けられたのは、所有者が分からない土地が全国で増え、公共事業や災害復旧、取引の妨げになってきたためです。登記簿の名義が何代も前のままになると、相続人がねずみ算式に増え、全員の同意を得ることが事実上できなくなります。3年という期間は、遺産分割の協議に要する現実的な時間を見込みつつ、放置を防ぐ線として引かれたものです。過去に相続が発生した不動産も義務の対象とされ、猶予期間が設けられています。

実務で判断が分かれるのは、遺産分割がまとまらない場合の対応です。協議が長引くと期限に間に合いませんが、相続人申告登記という簡易な手続きを取れば、期限内に義務を果たしたものとして扱われます。これは自分が相続人である旨を法務局に申し出るもので、持分の記載を伴わず、費用も抑えられます。ただし所有権の移転を公示するものではないため、売却や担保設定をするには、後から正式な登記が必要になります。

費用面で見落とされやすいのは、登録免許税の計算基礎です。売買価格ではなく固定資産評価額を使い、複数の筆があればすべての評価額を合算します。私道の持分や、評価額のつかない土地は近傍宅地から評価するため、事前に把握しにくい部分です。また、相続人が複数いる場合や数次相続が絡む場合は、司法書士の作業量が増えて報酬も上がります。戸籍の収集を自分で行うか代行してもらうかでも、数万円の差が生じます。

条件による違いとしては、評価額の大きさが登録免許税に直結する点が最も効きます。評価額が5,000万円なら税額は20万円となり、費用構成の中心が税に移ります。一方、評価額が小さい不動産では専門家報酬の比重が高くなり、自分で申請する選択も現実的になります。過料が科されるかどうかは正当な理由の有無を含めて判断されるため、事情がある場合は法務局に相談し、必要に応じて司法書士に依頼してください。

手続きの前提として、遺産分割の方針を決めておく必要があります。法定相続分どおりに共有で登記すると費用は抑えられますが、その後の売却や担保設定に共有者全員の同意が必要になり、次の相続で権利者がさらに増えます。単独名義にまとめる場合は代償金の準備が要ります。目先の登記費用だけでなく、その不動産を将来どうするかまで見据えて名義を決めると、二度手間を避けられます。

業界・現場での使い方

司法書士事務所

受任時に登録免許税と報酬、実費を分けて提示する

不動産仲介

売却の相談で、登記が未了の場合の費用と日数を伝える

金融機関の融資窓口

担保設定の前提として、相続登記の完了時期を確認する

自治体の空き家対策

所有者不明の解消に向け、手続きの負担額を説明する

よくある間違い・注意点

  • 遺産分割がまとまるまで何もしない — 相続人申告登記を使えば、協議中でも期限内に義務を果たせます
  • 登録免許税を売買価格で計算する — 基準は固定資産評価額です。取引価格ではありません
  • 筆数を数え漏らす — 私道の持分や山林が別筆になっていることがあり、後から追加費用が生じます
  • 過去の相続は対象外と考える — 施行前に発生した相続も義務の対象で、猶予期間が設けられています

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

相続登記の期限はいつまでですか。

相続と所有権の取得を知った日から3年以内です。

期限を過ぎるとどうなりますか。

正当な理由がないと10万円以下の過料の対象になります。

登録免許税はいくらですか。

固定資産評価額の0.4%です。1,000円未満は切り捨てます。

遺産分割が終わらない場合はどうしますか。

相続人申告登記を申し出れば、期限内に義務を果たしたものとして扱われます。

自分で登記できますか。

可能です。書類を揃えて法務局へ申請します。筆数や相続人が多い場合は専門家への依頼が現実的です。

過去に発生した相続も対象ですか。

対象です。施行前の相続については猶予期間が設けられています。