計算ツール
交通違反免許

交通違反点数計算機|違反内容と免停・取消判定

交通違反点数を違反内容別に瞬時算出する無料電卓。速度超過(25km未満/25〜30km/30〜50km)、酒気帯び運転(0.15〜0.25mg/0.25mg以上)、酒酔い運転、信号無視、携帯電話使用など主要違反の加算点数を選択するだけで、現在の累積点数を合算した累積後点数と処分判定まで即時表示します。日本の点数制度は過去3年間の累積点数で判定され、6点で免停30日、15点で免許取消が原則ライン。前歴(過去3年間の免停回数)により基準は変動し、酒気帯び軽度で13点、重度で25点、酒酔いは35点と一発取消クラスの重罰が用意されています。日常運転で「あと何点で免停か」「今の違反で処分レベルはどこまで進むか」を素早く把握し、次の違反で取消ラインに触れないための管理ツールとして活用してください。反則金と違反点数は別々に運用されるため、金銭負担よりも点数管理のほうが免許維持には重要度が高いのが実務です。

最終更新:2026年7月29日/監修:計算ツールズ編集部

交通違反点数ツール

普通車を想定。加算点は違反状況・事故の有無で変動。
過去3年間の累積を入力。運転記録証明書で確認可。

違反点数制度の基本

交通違反点数制度は昭和44年(1969年)に導入された道路交通法の行政処分制度で、違反行為ごとに定められた点数を過去3年間累積し、その合計値で免許停止(免停)・免許取消の処分を決める仕組みです。反則金(青キップ)や罰金(赤キップ)とは別レイヤーで運用され、点数のほうが免許維持には決定的な影響を及ぼします。

点数は違反1件ごとに1〜35点が加算される定額方式で、累積6点で免停30日累積15点で免許取消が前歴なしの人の基本ライン。前歴が増えるほど処分開始点が下がり、前歴3回では2点で免停となる厳しい階段構造です。酒気帯び・酒酔い・救護義務違反等の重大違反は1回で13〜35点が加算される一発免停・一発取消クラスとして区別されます。

【主要違反の加算点数(普通車)】
 速度超過15km未満 = 1点
 速度超過15〜20km未満 = 1点
 速度超過20〜25km未満 = 2点
 速度超過25〜30km未満 = 3点
 速度超過30〜50km未満 = 6点(一発免停)
 速度超過50km以上 = 12点(一発免停・場合により取消)
 信号無視 = 2点
 携帯電話使用(保持) = 3点
 携帯電話使用(交通危険) = 6点(一発免停)
 シートベルト不着用 = 1点
 酒気帯び(0.15〜0.25mg) = 13点(一発免停90日)
 酒気帯び(0.25mg以上) = 25点(一発免許取消)
 酒酔い = 35点(一発免許取消・欠格3年)

違反別・加算点数と処分結果の早見表

違反内容加算点処分レベル備考
速度超過15km未満1点反則金9,000円青キップ
速度超過15〜20km未満1点反則金12,000円青キップ
速度超過20〜25km未満2点反則金15,000円青キップ
速度超過25〜30km未満3点反則金18,000円青キップ
速度超過30〜50km未満(一般道)6点一発免停30日赤キップ・罰金
速度超過30〜40km未満(高速)3点反則金(青キップ)高速のみ40km未満まで反則金対象
信号無視2点反則金9,000円
携帯電話(保持)3点反則金18,000円2019年厳罰化
携帯電話(交通危険)6点一発免停刑事罰対象
酒気帯び(軽)13点免停90日以上刑事罰3年懲役以下
酒気帯び(重)25点免許取消・欠格2年刑事罰3年懲役以下
酒酔い35点免許取消・欠格3年刑事罰5年懲役以下
ひき逃げ35点免許取消・欠格3年救護義務違反

出典:警察庁「点数制度の運用基準」/道路交通法施行令別表第二

一発免停・一発取消となる違反

累積点数を待たず1回の違反で即免停・即免許取消になる重大違反があります。「一発免停」「一発取消」と呼ばれ、反則金制度の対象外(赤キップ)で刑事罰も伴う重罪類型です。

違反点数処分刑事罰
速度超過30〜50km未満6点一発免停30日6ヶ月懲役以下・10万円以下
速度超過50km以上(一般道)12点免停90日同上
酒気帯び(0.15〜0.25mg)13点免停90日3年懲役以下・50万円以下
酒気帯び(0.25mg以上)25点免許取消・欠格2年同上
酒酔い運転35点免許取消・欠格3年5年懲役以下・100万円以下
ひき逃げ(救護義務違反)35点免許取消・欠格3年10年懲役以下・100万円以下
無免許運転25点免許取消・欠格2年3年懲役以下・50万円以下
妨害運転(あおり運転)25〜35点免許取消・欠格2〜3年3〜5年懲役以下

これらの違反は初犯でも刑事裁判の対象となり、罰金・懲役に加えて前科がつきます。仕事で運転を要する方にとっては即失業リスクもあるため、弁護士相談を早期に検討することを推奨。警察庁公式で最新の重罰化基準を確認可能。

前歴回数と処分基準の変動

免停・免許取消のライン判定は「前歴」(過去3年間に受けた免停処分の回数)で大きく変動します。前歴が増えるほど処分開始点が下がり、階段的に厳しくなる設計です。

前歴免停30日免停60日免停90日免停120日免停150日免許取消(欠格1年〜)
前歴なし6点9点12点15点
前歴1回4点6点8点10点
前歴2回2点3点4点5点
前歴3回以上2点3点4点

出典:道路交通法施行令 別表第三(一般違反行為に係る基準)

前歴3回の状態ではわずか2点の違反で免停120日と、実質的に運転できない状態に追い込まれる仕組み。免停期間中の運転は無免許運転(一発取消・懲役3年以下)となり、さらに重い処分の連鎖を招きます。

点数のリセットと3年ルール

違反点数は過去3年間の累積で管理されるため、時間経過による自動リセットのタイミングを理解しておくと戦略的な運転計画が可能です。

  • 3年間無事故無違反:累積点数は自動的に0にリセット
  • 1年間無事故無違反+累積3点以下:軽微違反の場合に限り点数消滅の特例
  • 2年間無事故無違反+新規違反が3点以下:新規違反の点数のみで判定
  • 前歴の消滅:免停処分から1年間無事故無違反で「前歴なし」に戻る

特に「1年間無事故無違反+3点以下」の特例は覚えておくと安心。信号無視2点でつまずいても、以後1年間クリーンなら実質的に累積されずに済みます。ただしこの特例は限定的で、免停等の重大処分歴があると適用外。日本安全運転センターで運転記録証明書を取り寄せると、自分の累積点数・前歴・特例適用状況が客観的に把握できます。

違反者講習・停止処分者講習

累積点数が6点に達しても免停処分を回避する救済制度が用意されています。

  • 違反者講習:累積6点で初回免停対象者向け。1日6時間・約12,000円。修了で免停処分キャンセル、前歴もつかない
  • 停止処分者講習(短期):免停30日処分者向け。1日6時間・約13,900円。修了で免停期間を29日短縮(実質1日)
  • 停止処分者講習(中期):免停60日処分者向け。2日12時間・約22,600円。修了で免停期間を30日短縮
  • 停止処分者講習(長期):免停90日以上処分者向け。2日12時間・約24,300円。免停期間を最大45日短縮
  • 取消処分者講習:免許取消後の再取得に必須。2日13時間・約30,550円

違反者講習は免停自体をキャンセルする画期的な救済策で、仕事で車必須の方は積極的に活用すべき制度。ただし通知書に「受講可否」が記載されるため必ず確認、通知が来なくても警察署に問い合わせを。停止処分者講習は成績次第で短縮日数が変動し、優(30日短縮)・良(29日)・可(25日)等ランク付けされる仕組みです。

シーン別の使い方

累積点数の管理と、次の違反で免停ラインに触れないかの試算が主目的。以下は具体的な生活シーンでの活用法。

初めての違反直後

信号無視2点・シートベルト1点等の軽微違反で終わったなら、1年間クリーンで特例リセットを狙う。累積点数を把握し、うっかり2件目を出さないよう慎重運転を継続。

累積4〜5点で警戒

あと1〜2点で免停ライン6点に到達。次違反まで最低1年待って軽微違反1件までなら点数消滅の特例が使える可能性。3年計画で累積をリセットし、ゴールド免許復帰を目指す。

免停通知が来た

累積6点以上で公安委員会から免停通知。違反者講習の受講案内が同封されている場合、1日6時間・12,000円で免停回避可能。通知が来ない場合も警察署に問い合わせ、条件確認を。

速度超過30km以上を出した

一発免停6点・赤キップ・刑事罰対象。反則金では収まらず罰金+前科のリスク。仕事で運転必須なら弁護士相談、業務起因の場合は労務相談も並行検討を。

酒気帯び・酒酔い

酒気帯び軽度で13点・免停90日以上、重度で25点・免許取消。酒酔いは35点で免許取消・欠格3年。1回で人生に影響。即弁護士相談、飲酒運転同乗者にも罰則あり。

前歴あり運転者

過去3年に免停歴があるなら前歴回数で処分ラインが下がる。前歴1回で4点免停60日、前歴2回では2点で免停90日という階段。実質的な運転制限が近く、根本的な運転見直しが必要。

青切符(反則金)と赤切符(罰金)の違い

切符の色は違反の重さと処分の性質を示す区分です。青と赤では法的な帰結が大きく異なります。

項目青切符(交通反則告知書)赤切符(告知書兼送致書)
対象軽微な違反(速度超過25km/h未満等)重大な違反(30km/h以上超過・酒気帯び等)
金銭処分反則金(行政上の制裁金)罰金(刑事罰)
前科つかないつく(罰金刑)
手続反則金の納付で完了簡易裁判所の略式命令
点数1〜3点程度6点以上(一発免停・一発取消も)
不服申立て反則金を納付せず正式裁判を請求略式命令に不服なら正式裁判を請求

青切符の反則金は刑事罰ではないため、納付すれば刑事手続には進みません。ただし違反点数は加算されるので、累積の管理は別途必要です。赤切符は原則として刑事事件として立件され、罰金刑となれば前科が残る点に注意してください。

速度超過以外の主要違反 早見表(普通車)

速度超過以外で頻出する違反の点数と反則金です。反則金額は普通車の場合で、大型車は2,000〜5,000円ほど高く、二輪車は2,000円ほど低く設定されています。

違反点数反則金/罰則備考
一時不停止2点7,000円「止まれ」標識
踏切不停止2点9,000円
通行区分違反(右側通行等)2点9,000円
追越違反2点9,000円
駐車違反(時間制限区間)1点10,000円
駐停車禁止場所違反2点12,000〜18,000円交差点付近等
放置駐車違反放置違反金15,000〜25,000円運転者不出頭なら使用者に納付命令
シートベルト未着用(運転席)1点反則金なし
チャイルドシート未使用1点反則金なし6歳未満
妨害運転(あおり運転)25点3年以下の懲役・50万円以下の罰金2020年改正。著しい危険は35点
無免許運転25点3年以下の懲役・50万円以下の罰金免許取消・欠格2年
過積載(大型・10割以上)6点6万円以下の罰金
整備不良1〜2点7,000〜9,000円灯火・制動装置等

出典:道路交通法施行令 別表第二/交通反則通告制度の反則金額表

飲酒運転の厳罰化と周辺者責任

2007年の道路交通法改正で飲酒運転は大幅に厳罰化されました。酒気帯び運転(呼気0.25mg/L以上)は13点から25点に引き上げられ、酒酔い運転は35点となり、いずれも1回で免許取消・欠格2〜3年です。刑事罰も酒気帯びは3年以下の懲役または50万円以下の罰金、酒酔いは5年以下の懲役または100万円以下の罰金に強化されました。

周辺者責任(3類型)

飲酒運転は運転者本人だけでなく、次の周辺者にも刑事責任が及びます。

  • 車両提供者 ― 運転者と同じ刑(酒気帯び:3年以下の懲役・50万円以下の罰金/酒酔い:5年以下・100万円以下)
  • 酒類提供者 ― 運転者が酒気帯びなら2年以下の懲役・30万円以下の罰金、酒酔いなら3年以下・50万円以下
  • 同乗者 ― 酒類提供者と同じく2年以下の懲役・30万円以下の罰金(酒酔いは3年以下・50万円以下)

飲食店が運転すると分かっていながら酒を提供した場合も処罰の対象です。行政処分・刑事罰に加え、運送事業許可の取消、公務員の懲戒免職、車両保険の免責など社会的な制裁も極めて重くなります。

よくある勘違い

1. 「点数は違反ごとにリセット」ではない

違反点数は過去3年間の累積で判定される。過去3年以内の違反点数を合計して免停・取消を判定する仕組みで、違反1件ごとに0に戻るわけではない。1年間無事故無違反での特例的リセットはあるが、原則3年ルールで管理される。

2. 反則金納付=点数消滅ではない

反則金の納付と違反点数は完全に別レイヤーで運用される。金銭負担は反則金で完結するが、点数は累積管理される。反則金9,000円払っても2点は3年間累積されるため、免停ライン計算では反則金の有無は関係ない。

3. 「軽い違反なら大丈夫」の油断

1点違反(シートベルト・軽微速度超過)でも累積すれば免停対象。特に前歴1回以上の運転者は少ない点数で免停に達する仕組み。ゴールド免許維持を目指すなら1点違反も避けるべき。

4. 「携帯保持」だけでも重い

運転中に携帯を手に持っただけで3点・反則金18,000円。ハンズフリーは合法だが、画面注視も違反対象。2019年ながら運転厳罰化以降、警察の取締が大幅強化。信号待ちでも「運転中」扱いとなる場合が多い。

5. 免停中の運転は無免許運転

免停期間中の運転は無免許運転扱いで25点・免許取消・欠格2年・3年懲役以下。免停通知を無視して運転すると人生設計が根本的に狂う。仕事等の事情があっても運転厳禁、公共交通機関・タクシー・家族の運転に切り替えを。

6. 酒気帯びは「一発免停」ではなく「一発取消クラス」

酒気帯び軽度でも13点で免停90日以上、重度25点で即免許取消・欠格2年。「1杯程度なら大丈夫」は迷信で、体重・体調で数値は大きく変動。翌朝運転でも呼気に残存するケース多数。飲酒後8時間以上は運転しないのが原則。

7. 「違反者講習で点数リセット」は誤解

違反者講習は免停処分をキャンセルする制度で、累積点数を完全リセットするものではない。以後の累積管理は継続。ただし前歴の扱いは軽減される場合があり、条件は通知書で必ず確認を。

8. ゴールド免許は「5年無事故無違反」

ゴールド免許は過去5年間無事故無違反で継続。1点違反でもブルー免許に降格し、以後5年待たないと復帰不可。保険料10〜20%割引もなくなり、実質的な経済損失は年間数万円規模。

9. 累積点数は自分で確認できる

日本安全運転センターで運転記録証明書を取り寄せると(1通670円)、過去5年分の違反歴・累積点数・前歴が客観的に把握できる。オンライン申請も対応、免停通知を待たずに自己管理する用途に最適。

参考リンク・公的資料

本ツールは道路交通法違反の加算点数と累積点数の概算判定です。加算点数・処分ラインは普通車を前提としており、原付・自動二輪・大型車・特殊車両では基準が異なる場合があります。前歴(過去3年間の免停回数)による処分基準の変動は概算表示のため、正確な判定は警察庁公式および所轄警察署で確認してください。道路交通法・施行令・施行規則は改正が繰り返されるため、最新の適用はe-Gov法令検索で必ずご確認を。実際の点数付与・処分は警察官・公安委員会の判断により違反状況・事故の有無・悪質性で変わる場合があります。飲酒運転・無免許運転・ひき逃げ等の重大違反、免停通知・取消通知への対応は個別事情により最適解が異なるため、弁護士・法テラス等の専門家へご相談ください。

よくある質問(FAQ)

点数はいつ消える?

違反点数は過去3年間の累積で判定され、3年間無事故無違反で自動的に0にリセット。加えて、1年間無事故無違反かつ累積3点以下の場合は軽微違反の点数消滅特例あり。ただし免停処分歴(前歴)は3年間残り、以後の処分ライン判定に影響します。

違反者講習で減点される?

違反者講習は免停処分をキャンセルする救済制度で、累積6点で受講可能。1日6時間・約12,000円で修了。免停自体を回避できるが累積点数の完全リセットではなく、以後の累積管理は継続。前歴はつかない扱い。

反則金との関係は?

反則金と違反点数は別々に運用される制度。金銭負担は反則金納付で完結するが、点数は3年間累積管理される。反則金を払っても点数は消えず、免停ライン判定は累積点数のみで行われる。金銭より点数管理のほうが免許維持には決定的。

累積点数はどこで確認できる?

日本安全運転センターで運転記録証明書を取り寄せ可能(1通670円)。過去5年分の違反履歴・累積点数・前歴が記載される。オンライン申請も対応、免停通知を待たずに自己管理する用途に最適。

酒気帯びと酒酔いの違いは?

酒気帯びは呼気0.15mg/L以上で客観的アルコール検出時、酒酔いは正常運転できない状態で数値問わず。酒気帯び軽度(0.15〜0.25mg)13点・免停90日、重度(0.25以上)25点・免許取消。酒酔い35点・免許取消・欠格3年。刑事罰も伴う一発取消クラス。

前歴があると処分が重くなる?

前歴(過去3年間の免停回数)が増えるほど処分開始点が下がる。前歴なしで免停は6点だが、前歴1回で4点、前歴2回で3点、前歴3回で2点で免停対象。前歴3回の状態では実質的に運転困難な階段構造。前歴自体も1年間無違反で消滅する仕組み。

免停期間中に運転したら?

無免許運転扱いで25点・免許取消・欠格2年・3年懲役以下または50万円以下の罰金。免停通知を無視して運転すると人生設計が根本的に狂う。仕事等の事情があっても運転厳禁、公共交通機関・タクシー・家族の運転に切り替えを。

速度超過は何キロで一発免停?

一般道は30kmh以上超過で6点・一発免停、高速道路は40kmh以上超過で6点・一発免停。25〜30kmh未満は青キップ・3点で行政処分内。50km以上超過は12点・免停90日以上と重罰化。速度メーターの常時確認と区間制限速度の意識を。

携帯電話使用の点数は?

運転中に手に持つ「保持」だけで3点・反則金18,000円。事故等交通危険を発生させた場合は6点・一発免停・刑事罰。ハンズフリー・Bluetoothは合法だが画面注視も違反対象。2019年ながら運転厳罰化で警察取締が強化されている。

あおり運転(妨害運転)の点数は?

2020年道路交通法改正で新設された妨害運転罪は25点・免許取消・欠格2年、著しい交通危険を伴う場合は35点・欠格3年。3年懲役以下または50万円以下の罰金(重大時は5年懲役以下)。ドライブレコーダー映像が証拠採用されるケース多数、感情運転厳禁。

ひき逃げ(救護義務違反)の処分は?

ひき逃げは35点・免許取消・欠格3年で酒酔い運転と同レベルの最重罰。加えて10年懲役以下または100万円以下の罰金。人身事故を起こしたら救護義務・警察通報義務を必ず果たすこと、逃走はさらに重い処分と長期の欠格期間を招く。

ゴールド免許の維持条件は?

過去5年間無事故無違反でゴールド免許維持。1点違反でもブルー免許に降格、再度ゴールド復帰まで5年間クリーンが必要。ゴールド免許は保険料10〜20%割引、免許更新期間5年(ブルー3年)等の実利あり。1点違反も回避する意識が経済的に見合う。

放置駐車違反の反則金と放置違反金の違いは?

反則金は運転者本人が納付する行政上の制裁金、放置違反金は車両の使用者(所有者・法人)に課される金銭です。運転者が出頭しない場合、使用者に放置違反金の納付命令が出ます。放置違反金を滞納すると車検(継続検査)を受けられなくなるため、社用車を管理する法人は特に注意が必要です。

信号のない交差点の一時停止違反も減点される?

「止まれ」標識のある場所で停止しなかった場合は一時不停止2点・反則金7,000円です。信号のない交差点で徐行義務に違反した場合も2点。近年は取締りが強化されており、標識に気づかないまま検挙されるケースが増えているため、住宅街や生活道路での運転にも注意してください。

違反した場所と免許の登録地が違う場合は?

違反地の警察が青切符を発行し、反則金は全国どこの銀行・郵便局でも納付できます。行政処分の通知は登録住所の公安委員会から届き、意見の聴取も原則として登録地の公安委員会で行われます。転居した際に住所変更届を出していないと通知が届かず、知らないうちに処分が進むおそれがあります。

反則金を払わないとどうなる?

反則金の納付自体は任意で、納付しない場合は通常の刑事手続に移行します。略式命令で罰金となれば前科がつくため、青切符の事案では反則金を納付するのが実務的な帰結です。違反事実そのものを争いたい場合は反則金を納付せず正式裁判を請求できますが、時間と労力の負担は小さくありません。

子供・家族と運転

6歳未満の子供にはチャイルドシート着用義務があります(道路交通法第71条の3)。違反時は1点・反則金6,000円。加えて後部座席シートベルト、通学時間帯スクールゾーンでの徐行等、子供の安全に関わる交通ルールは厳格運用。ファミリー層は違反発生時のリスクが金銭以上に大きく、点数管理と安全運転の両立が家計にも直結します。

横断歩道での歩行者妨害は9,000円・2点で近年取締強化中、通学路での違反は特に注意。子育て世帯のドライバーは違反履歴が保険料・免許色に影響し、家族全体のコストに跳ね返る点も意識しましょう。JAFの会員向けドライブ講習や、自治体主催の交通安全教室に定期的に参加することも予防策として有効です。

職業運転者と点数管理

タクシー・トラック・バス等の職業運転者は点数管理が生活と直結。免停処分1回で最短30日の運転禁止となり、生活給の大幅減が避けられません。運送業界では「点数=生活時間」と称されるほど重視され、勤務先の運行管理者による定期的な運転記録証明書のチェックも一般化しています。

  • タクシー運転者:軽微違反1件でも会社の内部規定で減俸・研修対象になるケースあり
  • トラック運転者:貨物運送法により事業用は個別厳格運用、免停1回で解雇規定の会社も
  • バス運転者:旅客運送で最も厳格、事故・違反が乗客・会社の信頼に直結
  • 運転代行業:二種免許取得後の点数管理が独自ルール、6ヶ月内2回違反で受講義務

職業運転者はゴールド免許維持が実質的な就業要件となる会社も多く、点数管理の意識レベルが一般ドライバーの数倍必要。国土交通省 自動車局で事業用自動車の運行管理・点数制度の運用基準を確認できます。

違反と自動車保険の関係

交通違反は自動車保険料にも影響します。ゴールド免許は保険料10〜20%割引される優遇があり、違反で免許色が下がると翌年の保険更新時に保険料が上昇。等級制度の6等級ダウン事故(対人・対物事故)と違反そのものは別の扱いですが、事故を伴う違反はダブルパンチとなります。

  • ゴールド免許維持:過去5年間無事故無違反で継続。保険料10〜20%割引
  • ブルー免許:軽微違反1回でゴールドから降格。5年後にゴールド復帰可能
  • グリーン免許:新規取得3年間の初心者マーク期間
  • 事故に伴う違反:保険等級3〜6等級ダウンで保険料大幅増(年5〜15万円増のケースあり)

年10万円の保険料が違反1回で12万円に上がるケースも。反則金9,000円の信号無視が、実質的には保険料増含めて数万円の負担増になる計算。日本損害保険協会で保険料と等級制度の詳細確認可能。