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展示会出展費用

小間数と会期の条件から、展示会出展の総費用と受注による回収を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

展示会出展費用ツール

計算式と考え方

総費用は「出展料+装飾費+人件費+その他経費」で求めます。2小間で1小間40万円なら出展料80万円、装飾費は1小間55万円で110万円、会場に4人が3日間で1人1日3万円なら36万円、印刷やノベルティなどが110万円で、合計336万円です。1小間あたり168万円、名刺400枚なら1枚あたり8,400円になります。受注率3%で12件、平均受注額300万円なら3,600万円で、費用の約10.7倍です。ただし受注額は粗利ではないため、粗利率を掛けて判断する必要があります。

費用の内訳と目安

出展料1小間3m×3mで30〜50万円が主な範囲。会場と主催者により差がある
装飾・施工費1小間40〜80万円。既製のパッケージを使うと下がり、造作すると上がる
人件費自社要員に加え説明員を手配する場合は1人1日2〜4万円。準備日と撤去日も要員が必要
その他経費印刷物、ノベルティ、輸送、宿泊、事前の集客広告など。見落とされやすい費目

展示会出展費用の詳しい解説

展示会の出展費用は、出展料そのものより付随する費用のほうが大きくなるのが一般的です。1小間の出展料は主要な会場で30万円から50万円という範囲が多く見られますが、これは区画を借りる費用にすぎません。壁面、床、什器、照明、電気工事、看板の製作といった装飾費が同程度かそれ以上かかり、造作を凝らせば1小間で100万円を超えることもあります。さらに展示物の輸送、印刷物、ノベルティ、会場での人件費、宿泊と交通が積み上がります。2小間の標準的な出展で300万円台、大型の出展では500万円から1,000万円という規模になるのはこのためです。費用を抑える手段としては、主催者が用意するパッケージブースの利用があります。基本的な壁面と照明、社名板が含まれており、装飾費を大きく下げられます。造作にこだわるより、掲示する内容と動線の設計に労力を配分したほうが、獲得できる名刺の枚数に効くという見方もあります。什器のレンタルや、複数の展示会で使い回せる什器を自社で持つ方法も、年に複数回出展する企業では効果が出ます。効果の測り方については、名刺の枚数だけで評価すると判断を誤ります。会場では名刺交換の敷居が低く、資料だけを求める来場者や同業者も含まれるためです。実務では、獲得した名刺を確度で分類し、商談化した件数と受注に至った件数を追う運用が有効です。名刺1枚あたりの費用は1万円前後が一つの目安として語られますが、対象となる商材の単価によって許容できる水準は変わります。単価数百万円の設備であれば1枚2万円でも成立し、単価数万円の商材では成立しません。見落とされやすいのが会期後の対応です。展示会の成果は会場ではなく、その後の連絡と訪問で決まります。会期から時間が経つほど記憶は薄れるため、数日以内に接触することが効果を左右します。ところが会期直後は社内が疲弊しており、対応が遅れがちです。事前にフォローの担当と手順を決め、名刺の入力と分類を外部に委託しておくと、この遅れを避けられます。出展の目的を一つに絞らないことも実務上の要点です。新規の見込み客を集めることに加え、既存顧客との関係維持、採用の広報、競合の動向把握、社内の士気という副次的な効果があります。これらは受注額では測れませんが、出展を継続する判断材料になります。逆に、目的を明確にしないまま前年と同じ出展を繰り返すと、費用だけが固定化します。出展のたびに指標を記録し、翌年の判断に使える形で残すことが、費用を成果に結びつける前提になります。

業界・現場での使い方

予算の作成

小間数と会期から出展にかかる総費用を積み上げます。

効果の検証

名刺1枚あたりの費用と受注見込みから投資の妥当性を判断します。

出展規模の検討

小間数を変えたときの費用と効率の変化を比較します。

よくある間違い・注意点

  • 出展料だけで予算を組む — 装飾費が同程度かそれ以上かかります。輸送、印刷、人件費を含めた総額で見積もってください。
  • 名刺の枚数で成果を判断する — 資料目的や同業者も含まれます。商談化した件数と受注件数まで追う必要があります。
  • 会期後のフォロー体制を決めずに出展する — 成果は会期後の接触速度で決まります。担当と手順を事前に決めておく必要があります。

関連する規格・法規

  • 日本通信販売協会
  • 経産省BtoB EC

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

2小間だといくらかかりますか?

装飾や人件費を含めて300万〜500万円が一つの範囲です。造作の内容で大きく変わります。

名刺1枚あたりの費用の目安は?

1万円前後が語られることが多い水準です。商材の単価によって許容できる範囲が変わります。

費用を抑える方法はありますか?

主催者のパッケージブースの利用と什器のレンタルが基本です。装飾より展示内容と動線に配分する考え方もあります。