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BtoBリード転換

各段階の転換率から、BtoBのリードから受注までのファネルを試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

BtoBリード転換ツール

計算式と考え方

受注件数は各段階の転換率を順に掛けて求めます。リード500件、MQL転換40%、SQL転換30%、商談化50%、受注25%なら、MQL 200件、SQL 60件、商談30件、受注7.5件という計算です。リードから受注までの最終転換率は1.5%になります。この掛け算構造が重要で、どこか1段階の転換率が半分になると最終の受注も半分になります。改善の優先順位を決めるには、各段階の転換率を業界水準や自社の過去実績と比べ、最も低い段階から着手するのが定石です。

ファネル各段階の定義

リード接点を持った見込み客全体。資料請求、セミナー参加、名刺交換など
MQLマーケティング部門が有望と判断したリード。行動スコアと属性で選別
SQL営業が引き取り、商談の見込みがあると判断したリード
商談・受注具体的な提案に至った案件と、その成約

BtoBリード転換の詳しい解説

BtoBの営業プロセスをファネルで管理する目的は、どこで見込み客が離脱しているかを特定し、改善の焦点を絞ることにあります。各段階の転換率は掛け算で最終の受注件数に効くため、どこか1段階が半分になれば受注も半分になります。逆に言えば、最も低い段階を1つ改善するだけで全体が動くことになり、リード獲得数を増やす前にボトルネックを解消するほうが費用対効果に優れます。転換率には業界や商材によって幅がありますが、MQLからSQLへが30%前後、商談から受注へが20〜30%が一つの目安とされ、自社の実績をこの水準と比べることで着手すべき段階が見えてきます。この管理で最も重要なのは、各段階の定義を営業とマーケティングで合意しておくことです。MQLの基準が曖昧だと、マーケティング側は数を追い、営業側は質が低いと受け取らないという対立が生じます。行動スコア(資料ダウンロード、価格ページ閲覧、セミナー参加)と属性(企業規模、業種、役職)を組み合わせた明文化された基準が必要で、基準は一度決めて終わりではなく、受注実績と照らして定期的に見直すものです。エンタープライズ向けの商材では、意思決定に関わる人数が多く商談期間が半年から1年に及ぶため、ファネルの各段階に滞留期間の概念を加えて管理する必要があります。単月の転換率だけを見ると、前月までに投入したリードが今月受注しているという時間差を無視することになり、施策の効果を誤って評価します。獲得した月ごとのまとまりで追跡するコホート単位の見方に切り替えると、施策とその結果が正しく対応します。対象となる企業が限られる領域では、そもそもファネルの入口を広げる余地が小さいため、特定の重要顧客に絞って個別にアプローチするABMのように、件数ではなく1件あたりの深さで成果を上げる設計が選ばれます。改善の打ち手としては、転換率の低い段階を特定したうえで、その段階に特化した対策(MQLが低ければコンテンツと獲得チャネルの見直し、受注率が低ければ提案内容と競合対策)を打つことになります。また、失注した案件や停滞した案件をファネルから消してしまうと、どの段階で何が起きたかが手元に残りません。理由を分類して記録しておくと、価格、機能、導入時期のどれが障害になっているかが見え、次の施策を選ぶ材料になります。

業界・現場での使い方

マーケティング

目標受注数から逆算して、必要なリード獲得数を算出します。

営業

各段階の転換率を実績と比較し、ボトルネックを特定します。

経営

受注予測の精度を高め、売上計画の実現可能性を検証します。

よくある間違い・注意点

  • MQLの定義を営業と合意していない — 数だけを追う結果になります。行動と属性による明文化された基準が必要です。
  • 単月の転換率で評価する — 商談期間の時間差を無視することになります。コホート単位で追跡してください。
  • リード数だけを増やそうとする — 転換率が低い段階があると増やした分が無駄になります。ボトルネックの解消が先です。

関連する規格・法規

  • 日本通信販売協会
  • 経産省BtoB EC

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

MQLとSQLの違いは?

MQLはマーケティングが有望と判断した段階、SQLは営業が引き取って商談の見込みありと判断した段階です。

転換率の目安は?

MQL→SQLで30%前後、商談→受注で20〜30%が一般的です。ただし商材と単価で大きく変わります。

ABMとは何ですか?

Account Based Marketingの略で、特定の重要顧客に絞って個別のアプローチを行う手法です。エンタープライズ向けで有効とされます。