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ECチェックアウト画面数

購入手続きの画面数と決済手段から、離脱率と改善による売上増を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

ECチェックアウト画面数ツール

計算式と考え方

離脱率は、基準の42%に対して、画面数が3を超える分について1画面あたり5.5ポイント加算し、決済手段が3を超える分について1つあたり1.8ポイント減算、会員登録が必要な場合に8ポイント加算、入力項目が12を超える分について1項目あたり0.6ポイント加算して求めます。画面5、決済3、登録必要、項目18なら「42 + 11 + 0 + 8 + 3.6」で64.60%です。月24,000件のカート投入なら注文は8,496件、平均7,800円で月商は約6,627万円になります。画面を3に減らし決済を6に増やせば離脱率は48.20%まで下がり、注文が約3,936件増える計算です。

離脱の主な要因

画面数3画面以下が望ましい。増えるごとに離脱が積み上がる
会員登録の必須化最も大きな離脱要因の一つ。登録なしの購入を用意する
決済手段の不足使いたい手段がなければ離脱する。3つ以上が望ましい
入力項目の多さ郵便番号からの住所補完など、入力を減らす仕組みが有効

ECチェックアウト画面数の詳しい解説

商品をかごに入れたにもかかわらず購入に至らない割合は、電子商取引において一般的に高く、7割前後という調査結果も報告されています。この離脱の一部は、比較検討の途中で保存しているだけといった、購入の意思がない場合ですが、相当の部分は購入手続きの過程で生じています。手続きの画面数は、離脱に直接影響します。画面が切り替わるたびに離脱の機会が生じるため、少ないほど完了率が高くなります。配送先の入力、決済手段の選択、内容の確認という三つの段階に集約することが一つの目安とされ、これを超える画面は統合できないかを検討する価値があります。会員登録を必須とすることは、大きな離脱の要因になります。初めて購入する利用者にとって、登録は手間であり、また個人情報を預けることへの抵抗もあります。登録なしで購入できる経路を用意し、購入の完了後に登録を提案するという流れにすることで、この離脱を減らせます。決済手段の選択肢も重要です。利用者が使いたい手段が用意されていなければ、そこで離脱します。クレジットカードに加えて、代金引換、コンビニでの支払い、電子的な決済手段、後払いといった選択肢を用意することで、対応できる層が広がります。ただし、手段を増やすほど決済にかかる手数料と管理の負担が増えるため、利用の実績を見ながら整理することも必要です。入力の負担を減らす工夫も効果があります。郵便番号から住所を補完する、入力の形式を自動で整える、必須でない項目を省くといった対応により、完了までの時間が短くなります。また、携帯端末での操作を前提とした設計になっているかも確認すべき点です。画面の小さい端末では、入力の負担が大きくなるためです。予期しない費用の提示も離脱を招きます。送料や手数料が最後の画面で初めて表示されると、想定と異なる金額に驚いて離脱することがあります。早い段階で総額を示すことで、この離脱は防げます。改善の効果を測る際は、変更の前後で比較するだけでなく、一部の利用者に対して変更を適用して比較する方法が、他の要因の影響を除いた評価につながります。

業界・現場での使い方

現状の把握

手続きの構成から離脱率を推定します。

改善の効果

画面数の削減と決済手段の追加による増加分を試算します。

投資の判断

改修の費用と増加する粗利から回収期間を確認します。

よくある間違い・注意点

  • 会員登録を必須にする — 大きな離脱要因です。登録なしの購入を用意し、完了後に提案してください。
  • 送料を最後に表示する — 想定と異なる金額に驚いて離脱します。早い段階で総額を示してください。
  • 改善の効果を前後比較だけで測る — 他の要因の影響が混ざります。一部に適用して比較する方法が確実です。

関連する規格・法規

  • 日本ECコンサル協会
  • 経産省EC市場調査

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

画面数は何画面が適切ですか?

配送先、決済、確認の3画面に集約することが一つの目安です。

決済手段は何種類必要ですか?

3種類以上が望ましいとされます。ただし手数料と管理の負担も増えるため実績を見た整理が必要です。

離脱率の一般的な水準は?

7割前後という調査結果があります。ただし比較検討中の保存も含まれるため、手続きの過程での離脱を分けて見ることが必要です。